『呉の髪飾り』での戦いは多少の手応えはあったものの
結果は奪われてしまい勝負に負けてしまった…………
しかし我々は直ぐさま
『魏の首飾り』を死守する為、魏へ向かった
八節 〜封の五呪印‥第三石・魏の首飾り〜
『魏の首飾り』を守るため魏に来た我々は首飾りを取りに行った華琳殿を待っていた
雪蓮「はぁ………………」
愛紗「雪蓮殿?いかがなさいましたか?」
雪蓮「ちょっとね…………蜀の時の春蘭達の気持ちが分かった気がする………っと思ってね」
愛紗「雪蓮殿…………」
雪蓮「確かにくるわね………
感情的にも………精神的にも………」
冥琳「落ち着け、雪蓮」
雪蓮「えぇ………ここで怒っても仕方がないからね……」
華琳「あら?思ったより大人じゃない、雪蓮」
そこへ首から青紫色に光を放つ美しい首飾りを下げた華琳殿が現われた
雪蓮「ちょっと華琳!どういう意味よ〜!?」
冥琳「華琳殿、私もそう思っていました」
雪蓮「冥琳〜!!」
やれやれ………賑やかなものだ
貂蝉「むぅ………」
鈴々「にゃあ?どうしたのだ?貂蝉」
貂蝉「この首飾り、指輪よりも髪飾りも強い『邪闇気』が感じるわん
私の綺麗なお肌をチクチク刺激されちゃうわん」
愛紗「『邪闇気』が強い?」
『魏の首飾り』だけがか?
………そして貂蝉殿が仰った後半部分は無視しよう……
風「不吉ですね~」
穏「気分が悪くなりますよぉ」
詠「それよりどうすんのよ
今回も『流星座』でいくわけにはいかないわよ」
秋蘭「奴に手の内がバレている以上
新しい策を考えなければならない」
霞「簡単に言っとるけど難しい話やで?
昨日の『流星座』やってあそこまで上手くいったのにもかかわらず簡単に奪われたんやで?
手応えも勿論あった」
凪「どうすれば…………」
沙和「沙和、分からないの〜………」
華琳「卑弥呼、何かないかしら?」
卑弥呼「うむ…………」
貂蝉「こればかりは私達も分からないわん………」
桃香「そんな…………」
卑弥呼「なんせ『流星座』は他の偽物の髪飾りに微弱な『邪闇気』を含ませることで惑わせていたのだ
だがこの首飾りは『邪闇気』が多量に含まれている」
明命「それでは『流星座』は使えません!」
思春「………全体の『邪闇気』を増やし均等にすることは出来ないのか?」
貂蝉「そこまでの『邪闇気』は私達は操ることが出来ないのよん」
雛里「手詰まりでしゅ…………」
何気なく噛んだな………雛里……
だが今はそれどころではないな
桂花「何かないかしら…………」
ズズズズズッ!!
響窃「考えるのもいいが、目の前の事を気にしたほうがいいぞ……?」
全員「「「「っ!!?」」」」
なんと響窃が現れてしまった!
3日も経っていないぞ!?
響窃「いやいや………日時を伝えていなかったな………
いやしかし、そもそも戦闘の日時など伝えるものではない……か…………」
凪「おのれ………卑怯者!!」
響窃「それは……言いっこ無しだ…………
さて…………三戦目を始めようか?」
くっ………!!最悪だ…………
何も良い策が無いまま三戦目か!!
……終……
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響窃に必死に抵抗するも、結果奪われてしまった…
悔やむ時間などなく次の『魏の首飾り』の元へ向かう為
魏へ向かった愛紗達
だがそこでとんでもない事態が起こる!?