この作品は、作者の妄想があふれ出して固まったという不純な動機から生まれています。
原作?なにそれおいしいの?なんてレベルは超越しております。
主人公もげろなんてしょっちゅうです。
それでも良いという方はどうぞお進みくださいませ。
さて、人和の急なお願いには驚いたけど、とりあえず特に問題は無く家庭科部の見学は終えられた。
ん?まだ人がいたじゃないかって?ああ、何か用事があるとかで先に帰宅したみたいだ。
「色々、面白かったです。ありがとうございました」
「ああ、こちらもいい刺激になったみたいだな。礼をいうよ」
相変わらず、白蓮さんはさばさばとしててかっこいいなあ。
「…で、どうかな?入部してくれるかい?」
…先輩がそういった瞬間、部屋の空気が固まった気がした。
「…ええ、是非とも入らせていただきたいと思います」
思わず、姿勢を正してしまった。
「そうか!それは嬉しいぞ!なら、これがこれから先の活動計画だ。どうせ、君のことだからこれから色々と兼部することは目に見えている。だから無理せずにこれるときに気軽に来てくれ」
白蓮さん…いや白蓮先輩はそういって笑うと、オレに紙をいくつか渡してきた。
見ると、入部希望書とカレンダーみたいだった。
「分かりました、それでは失礼します」
オレはそう言って一礼すると、部屋を出た。
しばらく行くと、後ろから歓声が聞こえてきた。
…そんなに嬉しかったのかな?
さて、あれから少し経ち。
オレは今武道場にいる。
というのも、いつものごとく春蘭先輩に捕まったってだけなんだけど。
もう、抵抗する気も失せる勢いだった。
「それで、どうしてオレを引っ張ってきたんですか?」
「それはワイが説明したほうがいいんやない?」
場内で聞くはずのない声にオレが振り返ると。
「よっ!久しぶりやな」
「及川!何でここに!?」
前の学校での悪友、及川が居た。
よく見たら、後ろには夕凪 華佗(ゆうなぎ かだ)の姿もあった。
「今日は年に数回の交流会やねん。で、うちの武術部はこっちの武術部と軽い手合わせをな。そしたら、かずピーの姿がないから、そっちの部長さんに聞いたらすっ飛んでったで?」
「ああ、それで…」
前にも言ったけど、元居たとこは何故かここと交流があって、オレも何回かそのための準備で走り回ってた記憶がある。
「でも、その割には北郷の姿は今までなかったような?」
俺たちの周りで何故か集まっていた女性陣からそういう疑問が聞こえてきた。
「ええ、オレも一応所属はしてましたけど、生徒会のほうが忙しくて本番はほとんど顔出せてなかったので。というか、たぶん文化祭のときに開会式で挨拶した以外ではこちらに来ていなかったような…orz」
言ってる途中から悲しくなってきて思わずうなだれてしまった。
「もったいないなあ、かずピー!こんな別嬪さんたちに会える機会みすみす見逃すなんて!」
「言ってろ。そもそも、オレは元々もてる性質じゃねえんだよ」
「…これだから、朴念仁は。もう神の域達してるんとちゃうか?」
「は?」
何でか、周りからも頷く気配が…。
「…で?オレになんか用でもあったのか?」
無理やりだけど空気を変えるために先ほどの話に戻すと。
「この場に呼んだんやから、一つっきゃないやろ?かずピー」
そういってニヤリと笑うと、ついて来いという仕草をしたのでおとなしくついて行った。
武道場の中央では、男女がまさに試合としているところだった。見たところ槍術みたいだが…。
「同じ武道同士でやりあうんは、なかなか機会無いからな。まして、こんなレベル高い所なんて」
及川がそういった瞬間、男側の槍が弾き飛ばされた。
「勝負あり!勝者!フランチェスカ学園、野神!」
そういわれた瞬間、歓声が上がった。
「あれが、前回全国大会優勝の野神 星(のがみ せい)やな。いやあ、強くて美人っていいなあ」
及川は暢気にそんなことを言っている。
「さて、かずピーへの要件やったな」
「ああ」
「ま、簡単やねん。そっちの部に所属は?」
「一応させてもらってる。まだ、活動をした覚えはないが」
「なら、問題なしやな。今からやる試合に出てほしいんよ」
(ま、これはそっちからのお願いもあるんやけどな)
「…それはオレが決めることじゃないような?」
「そっちの副部長さんから本人が了承したらいいって許可もらっとる」
「………」
やけに手回しがいいような気もするけど…。
「そういうことなら、参加させてもらおうかな」
「よっしゃ!そうこなくっちゃな!」
オレの返事を聞いて、及川は嬉しそうに去っていった。
あとがき
どうも、作者のmorikyouです。
今回はいかがだったでしょうか。
今回はちょっと短めです。
そして、際限なく増えていく登場人物たち…。
私のほうでも把握するのが大変ですw
今回は一刀君以外の男キャラが出ました。
一応紹介しておくと、
名:及川 祐
Grade:高校2年
一刀の悪友その1。
元居た学校でよくつるんでいた。
というより、まだ名前は挙げないが、5人でいつも行動していた。
共通点はとにかくハイスペックなこと。
彼の容姿は、一刀とほぼ同じくらいの背丈かつイケメン。
一刀よりも喧しいがそれがよく似合っている感じ。
そのため、フランチェスカでも彼らの人気はかなり高い。
余談ではあるが、5人の欠点として鈍感であること(何に対してとは言わなくてもわかっていただけるかとw)
作中でも言ってましたが、及川君自身も結構な朴念仁です。
レベルにすると
???<及川<<???<=???<<<<<<(越えちゃいけない壁)<<<<<一刀君
といった感じです。こうしてみるとヒデェw
ま、彼はそれを自覚しているのでマシですが。
何でか男のほうが設定が凝っている気がする…。
さて、次回ですがこの続きで一刀君の武術が本格的に判明します。
ついでに残りの男共も出せたら出しちゃいたいです。
それではお楽しみに!
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一刀と恋姫たちが現代の学校で繰り広げる物語。
笑いといちゃこらと(視聴者と私の)嫉妬からできています!