第26話
刹那サイド
俺が困惑していると、頭を下げながらイストワールさんが話しかけてくる。
「刹那さん、本当に、本当に申し訳ありません。貴方の事を何も知らず疑いをかけてしまい、本当に申し訳ありません・・・・!」
「え!?イヤイヤイヤ、イストワールさんが謝ることじゃありませんよ!まだお互い初対面なんだしお互いの事を知らないのは当然ですよ!だから頭を上げてください!それに・・・・。」
「それに・・・・?」
「俺の見た目が普通じゃないのは重々承知ですから・・・・。」
「っ!そんな事h「そんな事ないよせっちゃん!」ネプテューヌさん!?」
「ネプ子さん!?」
いきなりの乱入者に俺は驚いた。だが、俺は驚いた事よりも自分の話をネプ子さん達に聞かれた事に恐怖していた。また拒絶される・・・・。きっとそうだ。ああ・・・・なんで頑張ろうとか思っちゃったんだろう。俺には到底無理な話しだったんだ・・・・。・・・・死にてえ・・・・。
俺の意識はそんなマイナスな思考に埋め尽くされてゆき、足の力が抜け、地べたに膝をついた。ザルバの声が遠く聞こえる。なんて言ったか聞こえない・・・・。
・・・・もういい、そうだもう一回今度はバリアジャケット無しの状態のフルパワーで《エクスプロード》を使おう。そうすれば俺は死ねるはず。そうだ死のう、死のう、アハハハハハハハハハハハ!!!!
そんな事を考えていると俺の頬を何か液体のようなものが伝った。それに気づいた時、俺はネプ子さん達に抱きしめられていた。不思議と発作は出なかった。
刹那サイド終了
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