渓流の深奥
ギルド製簡易城塞
何処ぞの城をモチーフに作られた無骨で実用性のみが求められたこの場に一刀達は来ている
此処に一刀を含む北郷家
ウル・アカリ・リオンの最強種
弓の祭さん・へヴィボウガンの真紅の呉組
弓の紫苑・へヴィボウガンの桔梗の蜀組
弓の秋蘭の魏組
弓の恋の董組
そしてバリスタや砲弾を扱う白・黒の武士猫コンビ
撃龍槍を撃つ役である千雨(華雄)龍槍発射用の火薬運搬も担当している
そして万一の時、皆に状況を知らせるために霞にガーグァと一緒に待機してもらっている
以上のメンバーで籠城する事となった
こうしてみると、ガンナー系のハンター少ないな~byアサシン・一刀
渓流の何処か?
イビルジョー誘導班
彼等は仕掛けて置いた毒入りの生肉を大量に貪っているイビルジョー飢餓を遠目に見ている
そして奴が全てを食べ終わる前に左慈と于吉がギルドハンター達に指示を出す
左慈「ヤツが食べ終わると共に俺と于吉が飛び出す、ヤツが俺達二人を認識した所へお前達は閃光弾を投擲。ひるんだヤツの頭に徹甲弾をブチ込め」
左慈「可能なら拡散弾や滅龍弾もぶち込め」
于吉「全弾掃射し次第、モドリ玉にて帰還、そのあとは北郷家の皆さんと共に避難民の護衛に徹してください」
ギルドハンターズ「「「応!」」」
左慈「では逝くぞ?于吉」
于吉「ええ、逝きましょう左慈」
二人は隠れていた草村から飛び出し、食事を終えようとしているイビルジョー飢餓目掛け閃光弾を投擲した
こちらを視認する前にひるんだヤツにギルドハンターズ所属のガンナー部隊が高火力の徹甲弾・拡散弾・滅龍弾を各自合計80発撃ち込んだ
閃光玉の効果が切れる前にけむり玉とモドリ玉を同時に足元へ投げつけ。ギルドハンターズは帰還した
そして、閃光玉の効果が切れたイビルジョー飢餓状態は。目の前に居た左慈と于吉を捕食対象とし
魔獣の様な咆哮を撒き散らしながら逃げる二人を追いかけ始めた
簡易城塞内
此方では全員がバリスタと砲弾をタップリと用意し、何時でも爆撃できるよう準備が整っている
内側の壁の中には竜撃槍を合計数十本も仕込んである
この城塞内は一度中に入ったら決して出られないよう設計されてあるため破壊されない限り出られない
イビルジョー飢餓のブレスや咆哮がギリギリ届かない位置にて、入り口から左慈と于吉を追って来たイビルジョー飢餓状態を待っていた
リオン「一刀、先ほど信号弾が上がったようだ」
一刀「左慈と于吉が接敵したか、皆!もうすぐ左慈と于吉がジョーを此処に誘導して来る!」
一刀「この城内で殺す気でかかるぞ!?」
皆「「「「「御意!」」」」」
一方の誘導班である左慈と于吉はと言うと
左慈「食い殺されて堪るかぁあああああああああああ!!!!」ドダダダダダダダダダダ
于吉「それはフラグですよ左慈ぃいいいいいいいいい!!!!」トタタタタタタタタタタ
並走しながらイビルジョーから逃げている二人は何気に余裕があった
左慈「と言うかマジでヤバいなコイツ!理性の欠片も残って無いぞ!?」
于吉「恐らく食べられない日々が続いてストレスがマッハで溜まって逝ったのでしょう」
左慈「ストレスで豹変し過ぎだろ!?」
左慈「もう獣の雄叫びですらないぞ!!」
于吉「とにかく走りましょう!作者ですら表現できない叫び声が後ろから迫って来ています!!」
左慈「それを先に言えぇえええええええええ!!!?」
城塞に着くまでの間に、このようなやり取りがあったと。後にギルドハンターズの間で語られたそうな
簡易城塞内
一刀「ん?・・・・・来たな」
一刀「総員、砲撃準備!」
一刀の号令と共にバリスタと砲台を入り口に向け発射の命令を待つ
直ぐに入り口の向こう側から魔獣の雄叫びが聞こえて来た
門を二つの影が通り過ぎた、左慈と于吉の二人だ
一刀は直ぐにロープを下ろし、二人はそれにすぐさま捕まり壁を走って登りつめた
左慈「連れて来たぞ一刀」
一刀「お疲れ様二人とも・・・・・アレが飢餓状態に陥ったイビルジョーか」
一刀の視線の先には狭い門を全速力で潜った巨体に目を向けている
血走っている瞳に、顔から背中まで溢れ出る龍属性を持つブレス?が絶え間なく流れている
体中から古傷が真っ赤になりながら浮き出ている
何より顔を覆っているオーラが怖い、黒い瘴気に真っ赤に光る眼は普通に怖い
一刀「アレは本当にヤヴァイな。門を閉めろ!ついでに爆破して閉じ込める!」
一刀「総員、攻撃開始!」
一刀の号令の元、怒り喰らうイビルジョー目掛け一斉攻撃が始まった
バリスタと可動式砲台を一発一発。確実にジョーに当てる
ドゴォン!ドゴォン!と砲台が火を噴き
破城弓に使われる強靭な弦から人よりも巨大な矢が放たれる音が響き続ける
これらの武装はジエンモーランやラオシャンロン、シェンガオレン等の超弩級モンスター討伐、又は撃退用に使われている物だ
此方が一方的な攻撃をするのに対し、イビルジョー飢餓は怒り狂って城壁に体当たりをしたり。ブレスを吐いたりした・・・・だがすぐに疲労状態に入る
疲労状態に入った所で千雨(華雄)がピッケルで盤を叩き、壁の中に仕込んでおいた竜撃槍を撃ち出す
ゴガァ!?ドガァ!?ボガァ!?っと系三つの竜撃槍が壁を突き破りイビルジョー飢餓目掛け突き出された
三本の槍はそれぞれ、左足・胸・左上の背中と突き刺さった
残念な事に、撃龍船程の大きさも火力も無いのが残念だが
船に積んである槍より二回りも小さいが、リーチの長さと発射の速さが売りだ
槍が突き刺さり、身動きが取れなくなったところで拘束用バリスタでさらに動きを封じ
其処へ残りの撃龍槍を撃ち出す
前後左右から全ての拘束具を打ち込み、完全に身動きを封じ込めた
拘束具に付いているワイヤーで城壁内の中央まで動かし・・・・・殲滅戦を始める
まず残っている砲弾を合計108発ブチ込んだ
バリスタも残っていた弾を全て撃ち放った
それでもイビルジョー飢餓は死なない
生命力強過ぎるだろ!?by一刀・アサシン
一刀「これだけやっても殺しきれないなんて。再生能力でも持っているのか?」
一刀「まぁ、殺しても死なないヤツは居るが」
一刀はこの外史で初めて刀剣類以外の武器を構えた
一刀「殺し続けても死なない生き物は存在しないよな?」
一刀「掟破り、ガンナーバージョン!」
ガッコン!
一刀「『峯山龍砲【富国】』貫通弾レベル3装填完了 」
一刀「連射体制を確保、照準をイビルジョーへセット」
一刀「へヴィボウガン二丁・・・・・目標を駆逐する!!」
ガゥン!ガゥン!ガゥン!ガゥン!
反動等を完全に無視した掟破り、二丁のへヴィボウガンをしゃがみ撃ちとはいえ、片腕で抑え込み、尚且つ正確にイビルジョーを射抜いて行く
ビンを装填しての曲射・しゃがみ撃ちからの高火力弾の連射。この二つを前後左右上と受けてはさすがの飢餓状態のイビルジョーでも堪えたようだ
まさに四面楚歌に陥っているイビルジョーはついにその巨体を城内に倒した
だが、全ての弾薬を注ぎ込んだにも関わらずまだ息が在った
城塞の中に残っていた支給大タル爆弾を倒れているイビルジョーまで転がし、みんな大好き爆破!
爆発の煙が晴れると、今度こそイビルジョーが倒れていた・・・・が
念のためにリオン達にトドメを刺してもらう
ウル「崩竜の・・・・崩哮!」崩竜の息吹きは全てを凍らせ
アカリ「覇竜の・・・・覇哮!」覇竜の息吹きは全てを焼き払い
リオン「煌黒竜の・・・・煌哮!」煌黒竜の息吹きは全てを無に帰す
白き咆哮・赤き咆哮・黒き咆哮が合わさり。城諸共薙ぎ払い。破壊する勢いでイビルジョーへと向かい。核弾頭並みの破壊が起きた
砂塵が晴れたそこには朽ち果てた怒り喰らうイビルジョー飢餓の亡骸のみが残っていた
戦闘描写が殆どなかった最終決戦であったが。現実ならば3時間もの戦闘だったのだ
現に城塞内の壁は三人?の攻撃も合わさって壊滅状態だ、何時崩壊するか解からない所まで消耗した
砲弾、バリスタ。そしてボウガンの残弾はゼロだ
アカリ「あ~!久しぶりに本気出したらスッキリした~♪」
ウル「私(わたくし)も、力を使ったのは久しぶりです。良い運動になりました」
アカリ「でもヤッパリ人型になると加減が出来ないよな~」
ウル「まぁ今回はそれで良かったではありませんか」
リオン「うむ!村の者達に吉報を伝え、祝杯じゃ~♪」
一刀「はいはい、それじゃぁ今回はこの四人で締めますか?」
一刀・リオン・アカリ・ウル「「「「怒り喰らうイビルジョー飢餓。討滅完了」」」」
・・・つづく?
あとがき
どうもアサシンです
最終決戦なのにまたも戦闘描写ががががががががががががががががが無い!!?(!△?)
これはもう切腹してお詫びしなくては!
切腹!パキィン・・・・・
・・・・・お詫びも出来ない(号△泣!)
次回でこのハンターズも終わりとなります。次は何を書くのかはまだ未定です
では次回予告を
次回 真・恋姫ハンターズ 天地大乱編 第二十話
英雄凱旋
ではでは
再来~~~
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外来より来る魔神を討つは・・・討たれるのは
狩り人か?モンスターか?