No.630051

恋姫婆娑羅

KGさん

初投稿で拙い文ではありますがどうかご容赦を
今頃感がありますが恋姫無双と戦国BASARAのクロスオーバーです。クロスオーバーという形式上双方の原作ファンの方には不愉快なことがあるかもしれないのでお気を付けください。
見切り発車でどうなるかわかりませんがよろしくお願いします。
なお今回はクロスと言いつつ恋姫キャラが出ません・・・

2013-10-21 03:39:22 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:15478   閲覧ユーザー数:13877

 

「はじまりの光」

 

 

織田が滅び、豊臣が倒れ、日ノ本を二分にした関ケ原の合戦において東軍が勝利した。これにより、天下は徳川のものとなり家康が掲げた絆の力でまとめられた。

 

家康は戦で疲弊した日ノ本の復興のため、東軍はもちろんのこと生き残った西軍の長曾我部や武田、島津などを筆頭にした将兵にも協力を要請し日ノ本は泰平の世へと歩み出したのであった。

 

戦場にて一騎当千を誇った武将たちが手を取り合い、協力することで生れる力は凄まじくたったの一年で日ノ本は大きく様変わりしていった。戦で焼かれた田畑は黄金の稲穂が実り、民百姓が陽気な歌とともにそれを収穫する。数多の兵が散った戦場も今では、花が咲き誇る場所となっていた。

 

世はまさに泰平、皆が求めた日ノ本がそこにはあった。

 

 

ところ変わって夜も更けた奥州のとある丘の上、三つの人影があった。

 

一人は奥州筆頭 独眼竜 伊達政宗

一人は西海の鬼 長曾我部元親

一人は竜の右目 片倉小十郎

 

 

「んで、いきなりのご来訪だが西の海の鬼さんが一体何の用だ?」

 

政宗は突然やって来た元親にそう尋ねる。

 

「いや・・・あの事件の時のことしっかりと礼をしてなかったと思ってなぁ・・・」

 

あの事件とは関ケ原の合戦が勃発するより少し前に起こった四国の壊滅のことである。この事件で元親は憤怒と憎悪に取り憑かれ、それまでの己をも忘れ、ただ家康への復讐を目指した。しかし雑賀孫市や政宗の助言などがあって事件の真相を知り、親友との友情を取り戻したのだった。

関ケ原の後は日ノ本の復興やらなんやらで結局きちんと礼を返すことが出来ていなかったのである。

 

「あの事件?最近は政務が忙しくてなぁ・・・何の事だか忘れちまったな」

 

とぼけた様子の政宗に苦笑いする元親だったがすぐに真面目な顔になるとその場で頭を下げる。

 

「独眼竜、あんたにゃ本当に感謝してる。どんなに感謝してもしきれねぇ、もしあんたの言葉が無かったら今頃・・「頭を上げな西海の鬼」」

 

「鬼が竜に頭を下げるなんて話はお伽噺にもなりゃしねぇよ、なぁ小十郎?」

 

「全くですな、おい長曾我部、政宗様もこう言ってるんだ。シャキッとしな」

 

元親の言葉を遮り冗談めかした調子で元親を立たせる政宗に少し照れながら

 

「へっ・・、敵わねぇなぁ・・・ありがとよお二人さん」

 

と答える元親、そんな様子を満足気に見つめた政宗はいたずらめいた表情で腰に差した刀を抜く。

 

「いつもの調子が戻ったか西海の鬼?だったらそのついでに力比べと洒落こまねぇか、遠路遥々ここまで来たんだ、まさか手ぶらで帰らねぇよな?」

 

「政宗様!?」

 

「丁度いいぜ、この一年は机に向かうばっかでいい加減うんざりしてたところだからなぁ・・・竜の爪でこの身を研ぐのも悪くねぇな!!」

 

「おいっ!長曾我部、お前も・・・」

 

小十郎を尻目にどんどんヒートアップする竜と鬼、もはやこれを止められる者などいないだろう。

 

「いくぜっ!Let's party!!」

 

「おうよ!喰らってやるぜ!!」

 

二人が激突するその刹那、突如として夜の闇を切り裂くように天から光が満ちる。

 

「What's!?」

 

「なんだぁ!?」

 

「政宗様!?」

 

光が消えるとそこにいたはずの三人は姿を消していた。

 

 

 

その日、日ノ本から何人かの英雄が姿を消した。彼らはまだ知らない、これから始まる戦乱を新たな群雄割拠を・・・・・。

 

 

 

 

 

はたしてこれでいいのか・・・とりあえずこんな感じで頑張ります。

 

読んでくださった方には最大級の感謝を!!

 

 
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