No.629694

【デジナミ】パンプキング大暴れ!【ハロウィン2013/終了しました】

※終了しました。アフター含め集計結果を投下する予定です。※
パンプキング戦そのものは投下は出来なくなっておりますが、アフターであれば投下可能です!
投下する際には、今年のハロウィン企画目録のキャプションをご参照下さい。(下にリンクがあります。)


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2013-10-20 02:07:17 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:769   閲覧ユーザー数:741

無事にハロウィンのメインイベントが開始されたのを見届け、一息を吐いていた矢先、それは起こった。

一瞬の違和感とノイズ。既視感と胸騒ぎを覚えた時には遅く、目の前の『ゲーム』であったデジナミワールドの風景が

一気に現実感を纏い、展開される。

「兄貴、どうしたんスか?」

シャウトモンが気遣わしげに顔を覗き込んでくる。その両手には目一杯のお菓子が抱えられており、緊張感がない事この上ない。

「いや……」

一瞬、言葉を溜めてから、今の自分の予感が的中しているかどうかを確認する為、デジヴァイスを操作し、チャット画面を呼び出す。

目の前にホログラムのごとく広がったそれを指でタッチしながら操作をし、個別チャットをフレンドリストの一人に送る。

『……真宮君か』

チャット画面上に映し出された包帯まみれの三谷には焦りは見えなかった。

杞憂であればいいのだが、と思いつつ、頷いて創佑は口を開く。

「三谷さん…聞きたいんですけど…」

『分かっているよ。君の予想している通りだ…何故か、パンプキングに扮しているもんざえモンがゴーストデジモンに摩り替わっている』

「やっぱり…!!ああもう!」

ゴーストデジモンとは、バグを抱えたデジモンの事で、出現すればログインしている自分達も含めた全ユーザーがログアウト不能になり

かつ、意識だけこのゲームに取り込まれると言う現象まで引き起こす。

倒せば勿論戻るのだが、一度現れれば混乱は免れない為、厄介な事この上ない。

このゲームの評判にも影響するので今後一切現れて欲しくないのだがそれはやはり叶わぬ願いであるようだ。

『落ち着くんだ。頭を抱えたいのは分かるが出現してしまった以上対処するしかない』

「……ですね。三谷さん、先に現場に急行をお願いしてもいいですか?俺もすぐに行きます」

言葉に、三谷は頷いて通信を切る。

「兄貴!」

「聞いてたろ?シャウトモン。そういう事だ。力を貸してくれるか?」

「任せろっス!最近暴れてなかったから腕が鳴るっスよー!」

両腕をぐるぐると回してやる気をアピールするシャウトモンに一つだけ微笑むと、GM用のグループチャットを開き、

今インしている運営陣に号令を飛ばす。

 

「みんな!至急、パンプキングのいるエリアへ向かってくれ!パンプキングの中身のもんざえモンが、ゴーストデジモンに摩り替わってる!」

 

送信し終えると、シャドーボクシングを始めていた相棒の腕を掴み、パンプキングのいるエリアへと創佑も向かい始めたのだった。

 

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10月31日 シャウトモン

 

パンプキングの中身のもんざえモンがゴーストデジモンに

摩り替わっていたらしいっス!

これは一大事っスよ~~~~~~!!!!

よーし!最近暴れてなかったから、張り切っちゃうっスよ!

オイラのかっこいい姿を見て、惚れちゃダメっスからね?

…えっ、それはないって?

 

 

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