私は水晶に夢中になった
奴と管理者達の戦闘がどのようなものだったのか
遂に奴の
過去に触れることになる…………
二節 〜50年前の大接戦〜
見たところ岩が大量に転がっている
平野のようだ
そこには5人の人影が確認できる
卑弥呼『響窃よ、この戦いで最後にしようぞ』
っ!!遂に始まるのか………
響窃『貴様等に負ける響窃じゃねぇよ!』
愛紗「むっ?言葉遣いが随分と悪いな」
卑弥呼「50年前じゃからな、あ奴も若かったからのぅ
確か18歳だったか……」
貂蝉『響窃ちゃん、残念ながら私も本気出しちゃうからねぃ』
??F『ふん!貴様など邪魔なだけだ!
すっこんでいろ!貂蝉!!』
??G『駄目ですよ〃〃、協力しなければ奴を封印する事は出来ませんから』
??F『五月蝿い!〃〃!!』
桔梗「………おや?処々雑音や画が乱れて聞こえづらかったり分かりずらいところがあるな………」
貂蝉「む〜ん、何せ古い物だからねぃ
多少は我慢して頂戴!」
星「この二人が否定穏便派の?」
卑弥呼「そう、儂等からしたらまだまだ子供じゃがな
がっはっはっ!」
確かに画が乱れて多少わかり辛いが
二人共ご主人様と同じくらいの歳に見える
愛紗「名は何というのだ?」
貂蝉「今はあの子達の名前より戦闘を見たほうが良いと思うわよん♪」
愛紗「………それもそうだな」
響窃『管理者は貴様等で最後だ!
4人全員息の根を止めてやる!!』
??F『やれるものならやってみろ!!』
貂蝉『構えたろうがいいわよん!〃〃ちゃん!』
響窃『くたばれ!』
ピュン!!
??G『おや、随分と禍々しい光線ですね』
今のは死の閃光か!?
やはりこの頃から使えた技だったのか
卑弥呼『では、行くぞ!!
ぬっふん!』
ブォン!!
ドカッ!!
響窃『おのれ!卑弥呼!!
無駄な足掻きだ!!』
ギュォォ!
ドッッカァン!!
貂蝉『ぬっっっぶるん!?』
なっ!?これは爆源花か!?
何という凄まじい威力だ……
??F『舐めるな!響窃!』
ゴオッッ!!
バコン!!
響窃『くっ!小僧!!』
何だ今のは!?
気の塊が球状となって響窃に直撃したぞ!?
??G『余所見はいけませんよ、響窃』
カァッッッ!
ザクッ!!
響窃『くっ!?おのれ外道共が……』
今の攻撃に至っては
炎が槍のようになり、響窃に深々と刺さっていた
貂蝉『私を忘れちゃダメよん!
ぶるああああぁぁぁぁあああ!!!!』
ブォン!!
ブォン!!
ドカッ!!
ドカッ!!
響窃『耳障りだ!!消えろ!』
ギュォォ!
卑弥呼『っ!?何か来るぞ!』
あれは…………もしかして……
構えといい気の溜め方といい………
幻龍破だ!!
??G『私に任せて下さい』
??F『頼むぞ、〃〃!』
響窃『そんな事で防げると思うな!
喰らえ!幻龍破!!』
ゴオッッ!!
やはり幻龍破か……
我々の時と違い何て破壊力だ!
卑弥呼『むっ!なかなかやるようだな』
響窃『この俺を普通の魔人と一緒にするなよ、管理者風情が!』
??F『俺達は管理者だ!風情など付け足すな!』
??G『しかし、私に受け止められていては私達全員は倒せませんよ』
あの男も凄すぎる………
あの幻龍破は我々にした幻龍破の5倍はあるであろう
それを笑いながら受け止めるとは……
管理者は化物揃いか?
貂蝉「ぬっふん!何か失礼な言葉が聞こえた気がしたわん!」
…………人の心を読むうえ地獄耳とは……
??G『そろそろ動きましょうか……』
卑弥呼『頃合いのようだ
貂蝉、〃〃、頼むぞ』
貂蝉『了解よん、お師匠様ん♪』
??F『俺に指図するな、卑弥呼!』
??G『おやおや、怖い怖い』
響窃『前回よりは些か頑丈にはなったが、所詮それだけだ』
貂蝉『きぃーー!私のこの美肌の何処が頑丈ですってぇぇぇ!!??』
響窃『誰が何処をどう見ても醜い鋼だろうが!』
貂蝉『むきーー!誰が体が醜すぎて違う世界にいるB.O.W.と間違えて撃ち殺しそうになったですってええぇぇ!!??』
??F『ええぃ、五月蝿い!!いい加減黙れ貂蝉!!』
………びーおー………なんだ??
なんと言ったか分からなかったな
??G『おやおや、仲がよろしいのか悪いのか分かりませんな』
卑弥呼『良いのではないのか?』
??F『良い訳ないだろうが!!』
響窃『茶番は終わったか?
管理者のクズ共が!!』
貂蝉『響窃ちゃん………もう終わりにしましょう』
っ!貂蝉殿の目が……
卑弥呼「………そろそろ終わるな」
卑弥呼殿はそう呟いた
響窃『良いだろう、貴様等の茶番はもうウンザリだ』
ギュォォ!
っ!!?…お、恐ろしい……
ひ、冷や汗がと、止まらぬ……
??F『奇遇だな、俺も終わらせたかったところだ!』
??G『これ以上長引かせても意味が無さそうですからね
終わりにしましょう』
卑弥呼『儂も本気で行くぞ
ぬっふあぁぁぁああ!!!!!』
ギュォォ!
な、何というの気の大きさだ!
気を溜めているか!?
??G『私も負けられませんね』
ギュォォ!
貂蝉『私もやっちゃうわよん!
ぶるああああぁぁぁぁああ!!!』
ギュォォ!
??F『お前等などに遅れを取ってたまるか!!』
ギュォォ!
とんでもないな………
気を溜めているだけで渦が起こり始めている
我々も修行をすればこのようになるのだろうか?
響窃『消えろ!!!【滅壊玉】!!!!』
ゴオッンン!!!
で、でかい!
何という大きさだ…………
貂蝉『直径8мはありそうねん』
卑弥呼『ここは儂に任せておけ
お主らは【封印】を頼む』
??G『了解しました』
??F『だから俺に指図をするな!!』
ガシッ!
卑弥呼『ぬぅ!?これは強烈な……』
響窃『消えろ!卑弥呼!』
卑弥呼『そう簡単に消える程漢女の全てを極めたこの卑弥呼、あまくはないぞ!響窃!』
す、すごい………
持ちこたえている……
響窃『何っ!?く、くそ!!』
シュン!!
??G『では、そろそろ退場してもらいましょうか』
シュン!!
貂蝉『残念ながらもう時間なのねい』
シュン!!
??F『念仏でも唱えてろ!響窃!』
響窃『な、何だと!?き、貴様等いつの間に此処へ!?』
確かに見えなかったぞ!
一体いつ移動したのだ!?
卑弥呼『……【瞬間移動】じゃよ
むくくく……………響窃よ……』
愛紗・響窃『「瞬間移動だと!?」』
雪蓮「本当に化物揃いね……」
華琳「まるで空想を見ているようね……」
貂蝉「残念だけど現実よん……」
そう言っている間、口が悪い男と貂蝉殿は響窃の左右の腕を捕えていた
響窃『くっ!離せ!クズ共!!』
??F『クズはお前だ!響窃!』
貂蝉『響窃ちゃん、あなたが犯した罪はとてつもなく重いものよん
それは…………命をもって償わなければならないくらいにね
大量の人達の生命を奪ったのだからん』
響窃『貴様等に俺の………
俺達魔人の気持ちが分かるか!!?
俺達はただただ破壊する為だけに無理矢理に創られた戦闘種族だ!
そのせいであいつ等のいいようにされ、道具のように扱われたんだぞ!!?』
響窃は叫んだ………
自分の気持ちを叫んでいた…
響窃『そんな奴らに復讐をせず何をする!!?』
貂蝉『確かに響窃ちゃんの気持ちはわからなくはないわん』
響窃『いや、わかる筈がない!!』
??F『分かりたくもないな!
魔人に知能を持っても所詮ガキだ!』
響窃『なんだと!?』
??F『知能があるのならそれをどうにかしようするのではないのか!!?』
響窃『黙れ!黙れ!
貴様等がなんと言おうと………』
??G『お喋りもこれ迄にしましょうか……』
卑弥呼『ぬぅんん!!』
ブォン!!
ドッッカアァァァン!!!
卑弥呼殿はや奴が放った滅壊玉を放り投げた
…………放り投げた所は巨大な爆発が起き、大きな穴が出来ていた……
??G『まずはあなたの身体と魂を分裂させます
はああぁぁ………』
眼鏡の男は持っている鏡に気を送り出した
すると………
響窃『ぐっ!?お、おのれ………
っ!!?ぐ、ぐああぁぁぁぁ!!!??』
響窃は光だし、苦しみ始めた
??G『はぁっ!』
響窃『ぐああああぁぁぁぁああぁぁ!!』
響窃の口から黒い煙状の物が出てきた
…………これが奴の魂?
卑弥呼『魔人の魂とはどうやら黒い煙状の物のようだ
普通の人は白い塊なのだがのぅ……』
響窃『…………………』
響窃は魂を抜かれた為か一切喋らなくなり、体の力が抜けきっていた
??G『ふぅ……………
成功してよかったです……』
貂蝉『結構危なかったわん』
??F『貴様等がいなければもっと早く終わっていたのだぞ!!』
??G『まぁまぁ良かったではないですか、〃〃』
??F『ふん!』
卑弥呼『さて、次を頼むぞ
〃〃よ』
??G『そうですね
さて……はああぁぁ…………』
再び気を送り出すと今度は響窃の魂が光だし、
??G『はぁっ!』
バシュン!
突然空へ飛んでいった………
??G『魂は他の外史へ封印しました
余程のことがない限り響窃は復活はしません
魂だけ復活しても何もできないと思うので
あとは………………はぁっ!』
気を送り出すと響窃の身体が光の塊になり
5つに別れこの光の塊もバラバラに空へ飛んでいった
??G『身体は蘇らせると大変危険なので5つに分け、【特殊な石】に封印しました
これで大丈夫でしょう』
卑弥呼『ふむ、そうか………』
貂蝉『これにて一件落着ねん♪』
??F『ふん!貴様等などと二度と手を組まないからな!
覚えておけ!卑弥呼!貂蝉!』
??G『では、私達はこれで失礼します………』
ズズズズッ!!
あの二人の男は闇行(?)とやらに消えていった……
卑弥呼『………さて、貂蝉よ
新たなる外史に向かうとするかの』
貂蝉『はぁ〜〜い、お師匠様ん♪』
卑弥呼殿と貂蝉殿は水晶を手に取り男達と同じく闇行(?)とやらに消えていった
………ここで水晶の画は途切れた………
……終……
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修行を始める前に
語られるのは管理者達と響窃の過去………
果たしてどのようにして響窃を封印し
どのような戦いを繰り広げたのか!?