姓:司馬 名:昭 性別:男
字:子上
真名:一刀(カズト)
北郷一刀が転生した者。
姓:司馬 名:懿 性別:女
字:仲達
真名:理鎖(リサ)
一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。
姓:司馬 名:師 性別:女
字:子元
真名:瑠理(ルリ)
母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。
姓:張 名:春華 性別:男
真名:解刀(カイト)
一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。
姓:王 名:元姫 性別:女
真名:美華(ミカ)
一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。
姓:鄧 名:艾 性別:女
字:士載
真名:江里香(エリカ)
後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。
姓:賈 名:充 性別:女
字:公閭
真名:闇那(アンナ)
司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。
姓:王 名:濬 性別:女
字:士治
真名:澪羅(レイラ)
後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。
姓:司馬 名:望 性別:女
字:子初
真名:理奈(リナ)
一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。
姓:杜 名:預 性別:女
字:元凱
真名:綺羅(キラ)
一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。
第二十五話
「魏、再び」
五丈原での出来事を終わらせ後、一刀と瑠理は成都にて事後処理を行う。
その間、諸葛亮を尋問する。
反逆行為の理由、魏延の討った理由、それぞれ事細かに聞いた。その結果、一刀が出した裁きは……。
「劉備、残念だが諸葛亮は死罪にする以外無い。戦を続けた事、魏延を討った事の理由についての理解は出来るが納得できる代物では
無い。俺達も……そして無意味に犠牲を出された民達もな。はっきり言って罪が大きすぎる」
「そう、ですか……」
「……でしょうな……」
劉備と趙雲は悲しみや悔しさを滲ませる表情をするが、抗議はしなかった。
今まで自分の意見を強行したという事だけならば二人はまだ抗議していただろう。だが罪人でも無い味方を殺すという二人にとって、
蜀という国にとって尤も唾棄すべき行為をしてしまったというのが二人にとっては大きな問題であり、仕方ないと思わせるに十分だっ
た。
「悲しいけど受け入れます。この悲しみもまた自分に課せられた試練だと思って……」
「そうか、そう言ってくれると此方としても助かる」
こうして一刀達や劉備の話し合いの結果、諸葛亮は死罪に決まる。
だが、彼女の刑の執行には時間が掛かる。まず元蜀の国では無理やり戦をしたためか国の疲弊が無視できないほどであり、まずはそ
の対策を優先しなければ成らないと一刀は思ったのだ。
そんな最中である。一刀が国外にも対策しなければならなくなったのは。
「伝令! 本国に居る鐘会様からです! 魏が洛陽に向けて侵攻する姿勢を見せている模様!」
「何!?」
一刀は慌てて伝令兵に詳しく聞く。
「どうやら此方が蜀を落とした直後に魏は呉との戦を止めた後、すぐに戦の準備を始めたようです。その事から鐘会様は此方を攻める
のではと予測したとの事!」
「成程……」
伝令を送ったのが鐘会という事で警戒していたが、理由を聞き、とりあえず納得した。
「分かった。俺達は出来るだけ早く洛陽に戻るようにする。だがその前に魏が攻めてきたら麗羽と翠に防衛を頼むと鐘会に伝えてくれ。
済まんな、また走って貰う」
「御意」
伝令兵はすぐに鐘会の元へ向かっていった。
(急ぐか……出来れば鐘会の杞憂であれば良いが……」
しかしそうは成らなかった。鐘会の言うとうり数日後、魏が攻めてきたのだ。
対して晋は一刀の指示どうり、袁家隊と馬超隊は出陣、魏を待ち構える。
魏軍と晋軍はまず汜水関でぶつかる事となった。
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蜀との戦を終えた一刀達は事後処理に追われる日々が続く。そこにさらなる敵が……。