No.624468

恋姫 華陀紀行208

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-10-02 08:39:13 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1594   閲覧ユーザー数:1474

 

 

 なにやら、屋敷の中が騒がしくなっていますね。

 

 

 そんな中、誰かがこちらに近付いてきているようです。

 

 

 部屋へと入ってきたのは、詠の母親でした。

 

 

 何をそんなに慌てているんでしょう?

 

 

「詠!」

 

 

「何を慌ててるの?」

 

 

 全く詠の言う通りです。

 

 

 いつも、ゆったりとした行動してるのに・・・。

 

 

 そういえば、緊急時には行動力アップするんでしたね。

 

 

「あなたの休暇どころではないわよ!」

 

 

 詠は、休暇っていう名目でここに来てたんですね。

 

 

「いまさっき聞いたんだけど、劉協皇帝が亡くなったそうよ!」

 

 

「「「えっ!?」」」

 

 

 月、詠、俺の視線が劉協に向いてしまいます。

 

 

 いつのまにかすり替わった?

 

 

 いやいや、あり得ないでしょう。

 

 

 ここにいる劉協は本物です。

 

 

 なので、劉協が生きてるのは間違いないんです。

 

 

 では、亡くなったと言うのは、どういうことなんでしょう?

 

 

 

 

 話を詳しく聞いてみても、埒があきませんでした。

 

 

 噂として、劉協皇帝が亡くなったとだけしか、伝わっていないようです。

 

 

 すぐに確認に行きたいところですが・・・。

 

 

 三人を置いていくわけにもいきません。

 

 

 外は、雪がまだ積もったままですから、無理に連れても行けません。

 

 

 そんな中で情報が届いたということは、かなり前に死んだことにされたということでしょうか?

 

 

 やっと平和になったと思ったんですが、そんな簡単にいかないものです。

 

 

「どうする?」

 

 

「取り敢えずは、雪解けを待つしかないわね・・・」

 

 

 ですよね。

 

 

 劉協については、月に任せますか。

 

 

 見る限り、ショックを受けているようです。

 

 

 そりゃ、自分が死んだことにされたらそうなりますね。

 

 

 いったい誰が今回のことを考えたんでしょう?

 

 

 各州から宦官の代わりを出してるから、そんな簡単には出し抜けないはずなのですが・・・。

 

 

 しかし、亡くなったと発表したからには、ここにいる劉協がもし戻ったとしてもなんとでも言えまし、逆に捕まる恐れもあります。

 

 

 一応玉璽は、こちらにありますが、もし向こうがそれすらも用意していたとしたら・・・。

 

 

 詠の判断に任せますかね。

 

 

 

 

 あれ以来、劉協の表情は暗いままです。

 

 

 月が付きっきりで励ましたりしているいますが・・・。

 

 

 結果はあまり芳しくないようですね。

 

 

 まあ、まさかこんな事態になるとは劉協自身も思わなかったのでしょう。

 

 

 それよりも、今後のことについてです。

 

 

 詠の方針としては雪解け後に、馬騰の元を訪れることになりました。

 

 

 劉協とも面識があるし、馬騰は漢への忠誠が高いので、協強力な後ろ楯になってくれるでしょう。

 

 

 馬騰と共に上京し、この茶番を終わらせる作戦です。

 

 

 まあ現状では、冬を越えることを待つしかやることがないですね。

 

 

 刺客も最近来ませんし・・・。

 

 

 もしかしたら、劉協が亡くなったと噂を広げたのも、そいつらかもしれません。

 

 

 そんなことを考えていた時です。

 

 

 またしても屋敷内が慌ただしくなってきました。

 

 

 今度は何が起きたんでしょう?

 

 

 嫌な予感がビンビンにするんですが・・・。

 

 

 こちらでは聞かないですが、詠の不幸の日っていつくるんでしたっけ・・・。

 

 


 
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