離宮に到着しました。
離宮という割には人通りが多いところです。
董卓は、詠が軟禁されてるって言ってましたが・・・。
見る限り普通に仕事をしているようにしか見えません。
おそらく文官と思わしき人たちが、慌ただしく行き来しています。
仕事の物量的に軟禁と言うことなんでしょうか?
と言うか、他の文官とか宦官って何してるんでしょう・・・。
仕事の物量的に、この流れを切るのに少し勇気がいりそうなんですが・・・。
待った方が良さそうな感じです。
・・・・・・・・・。
夜も更けてやっと、終わりですか・・・。
詠はかなり、イライラしているようですね。
眉間に皺を寄せながら、自分の肩を揉んでいるようです。
お疲れの意味も込めて、肩を揉んであげましょう。
・・・。
「あ~そこそこ。助かるわ・・・って誰よ!」
素晴らしい突っ込みです。
「おつかれさま」
「なんであんたがここにいるわけ?」
俺が居たら駄目ですか?
「葵の救出に来たんだけど、なんか流れに乗ってたらここに来ることになった」
詠にはこれで通じるでしょう。
「つまり、あんたは連合には参加してないわけ?」
もちろん参加してないです。
「そうなるな。と言うか、豫州自体が参加してないみたいだぞ」
「他人事みたいに言ってるけど、あんたが治めてるところでしょ!」
あれは、俺が治めてるとは言いがたいなあ・・・。
「ん~。俺は居るだけみたいな感じだな。実質仕切ってるのは、司馬と徐庶だしな」
基本的に署名してるだけなんですよね。
「勿体ないことしてるわね。まあいいわ、あんたここに来たってことは手を貸す気があるってことでしょ?」
そうなんだよ!
「そう言うこと。さっさと終わらせてほしいんだけど、方法があるなら聞きたくてさ」
「今進めているのだと時間がかかるけど、あんたは早くしてほしいのよね?」
「そうだな。俺的に手っ取り早く、宦官をやってしまおうかと」
なんで溜め息をつくんです?
「あんたは、連合の召集文の内容見てないの?」
「見てない!」
また、溜め息ですか・・・。
溜め息つくと幸運が逃げるらしいですよ。
作戦的に、宦官は生かすみたいです。
生かすと言っても、身体の弱体化と、言葉を話せないようにするくらいですね。
それが、今回の俺の役割です。
「あんた次第では、計画が破綻するんだから真面目にしなさいよ」
俺はいつでも真面目ですよ。
「もちろんだ。この文をまずは、董卓に届ければいいんだな?」
「そうよ。あと、宦官の顔は覚えてるでしょ?」
そうだった・・・。
顔と名前があまり一致してない・・・。
やるために、詠に会いに来たようなものだったし・・・。
「すまん・・・そこから破綻していた・・・」
「・・・」
無言になられても困ります。
「宦官は、基本的にこの城の中にいるんだよな?」
確か、ここのどこかに住んでるはずです。
「そうね・・・まさか、州牧になるやつが、宦官を覚えてないなんて思わなかったわ」
宦官に興味ないですから・・・。
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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