混沌とした日より翌日
ユクモ牧場
一刀は釣り糸を垂らし太公望を気取っていた
そして一刀の隣では、オトモの白と黒
馬騰こと翠縁も釣り糸を垂らしていた
一刀「ふぅ~、ねぇ翠縁?」
翠縁「なんだい?旦那様」
一刀「このままだと俺達、あと一週間位で金子(ゼニー)が底を尽きそうなんだけど」
一刀「一緒に集会場のクエスト受けて見ない?」
翠縁「喜んで、それで何を狩猟する?」
一刀「飛竜種辺りが良いね、無かったら獣竜種とか狩りに逝こうかな?」
翠縁「ならレイアかレウスなんてどう?」
一刀「レイアか・・・・・・そう言えばあの時なんで金レイアと一緒に?」
翠縁「ああ、彼女の旦那が浮気をしていた所に出くわしてね。そのまま彼女とフルボッコにしたのよ」
翠縁「その後旦那は何処かに逃げ出して。巣に残った子どもの面倒を旦那様と会ったあの日まで私と彼女で見ていたのよ」
一刀「・・・・ちなみにどんなふうに?」
翠縁「まず先手必勝にサマーソルトで毒を盛って。旦那の顎をカチ上げた所に私が脚に槍を突き刺して転倒させて」
翠縁「私が離れたらすぐに拡散をばら撒いて、空に飛び上がったら火球の雨霰だったわ」
翠縁「ホント、容赦なかったわ彼女」
一刀「・・・・ねぇ翠縁、そのレウスって。左足にエグイ傷をつけて。顔の左半分ぐらい焼け焦げてた?」
翠縁「おや?なんでその事を知っているの旦那様?」
彼女の返答を聞いて竿を落とさずに頭を抱え唸り声をあげる一刀
彼は知っているのだ。金レイアの旦那さんで。浮気をして翠縁と奥さんの金レイアの粛清を受けた『銀レウス』を
一刀「俺、この前。黒ティガと銀レウスの乱入に巻き込まれて死にかけたんだけど。その時戦った銀レウスが滅茶苦茶傷だらけだったんだ」
一刀「でも、まさか翠縁を運んだあの金レイアの旦那さんだったんだ」
翠縁「そうだったの、その日は白黒コンビと一緒じゃなかったの?」
白「ニャ、その日は璃々ちゃんと此処で釣りをしていたニャ」
黒「トロッコや虫取りもやったニャ」
翠縁「そう、一人で大変だったわね?」
一刀「本当に死ぬかと思ったよ。この外史じゃ死なないけど」
穏やかに談笑しながら釣りを楽しむ二人と二匹
明日の昼、このメンバーで集会場クエストにて、リオレイアを狩猟する事と成った
渓流に来ている俺と翠縁、そしてオトモの白と黒は混乱している
何故かって?
それはこれをご覧に成れば判るだろう
思春「蓮華様~!何処に居られるのですか~!?」
小蓮「抜け駆けなんてずるいぃ~!!シャオを置いてくなんて何考えてるのよ~!?」
レイア『キャオウ!(喰らいなさい!)』ゴウ!ゴウ!ゴウ!
レイア2『キャオオウ!?(何無視してくれてんのよ!?)』ブフォン!?
二体のレイアがそれぞれ三連火球とサマーソルトを二人に目掛け放つが
思春「黙れビッチ!!」ズバァ!
小蓮「うるさいよ?」シュパパ~ン♪♪
思春はサマーソルトを仕掛けてきたレイアの尻尾を両断し、そのまま落下したレイアの背に飛び乗り曲刀の鈴の音を突き立て
小蓮は月華美人を振るい、迫って来た火球を上下に切り裂き。翼を、首を、脚を。レイアの体中に黄金の軌跡を描きながら、血の華を咲かせる
一方的な殺戮劇を終えた二人はやっと俺達の存在に気づいた
そして小蓮はアーマード生肉よろしく俺の鳩尾に突っ込んできた
小蓮「か~ずとー♪」ぴょ~ん♪
一刀「ゴパァ!?」ゴスッ!?
一刀「ぬぉぉぉぉ~・・・・・なんで此処に居るのシャオ?」
小蓮「コッチにお姉ちゃんが勝手に来ちゃったでしょう?それを追いかけて来たの」
思春「それを知った私は小蓮様と共に。護衛もかねて来たのだ」
一刀「そうだったんだ」
この後、翠縁と二人、あと白と黒が挨拶し合ってからあと一体いるレイアを狩り、ユクモ村へと帰還した
もちろん。この二人がユクモに来て、蓮華へのお説教と真紅との涙の再会があった事は言うまでも無いだろう
・・・つづく?
あとがき
どうもアサシンです
今回は短くしてみました
そして呉の誇る雪蓮に次ぐ自由人、弓腰姫、孫尚香こと小蓮
そしてもう1人の隠密筆頭、黄泉路へ誘う鈴の音、甘寧こと思春
以上の二人を参戦させました
これで病姫化を抑えられるのか?それともさらに悪化するのか?
では次回予告へ
次回 真・恋姫ハンターズ 天地大乱編 第四話
北郷家の家計簿
ではでは
再来~~~
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作者が死にかけ
一刀が絶望を抱いた日の翌日
またもや一刀に波乱の狩猟生活が待ち受けていた