汜水関内部に潜入完了しました。
後は葵を連れていくだけなんですが・・・。
その前に、先程の通路の存在を明命に知られてしまってるんですよね・・・。
出たところを捕捉とかされたら、ちょっとお話にならないので塞ぐしかありません。
・・・仕方ないので塞いでおきましょう。
・・・・・・・・・。
これで、こちらに来ることはできないでしょう。
気配からこちらに居ることは分かります。
張遼も一緒のようですね。
出来れば離れていてほしかったのですが・・・。
機会を窺うしかないのでしょうかね。
取り敢えず近くに行ってみますか。
・・・。
「あそこまで虚仮にされては黙っておれん!奴等に目にもの見せてやる!」
「あんな挑発に乗るんやない!詠に言われたやろ!ここを守っとるだけでうちらの勝ちなんや!出る必要ないんや!」
「ええい!離せ!」
・・・なに出ていこうとしてんの?
そんな突撃許しませんよ!
えいっ!
「これでよし!」
「ふぅ。助かったわ・・・ってなんであんたがこんなとこおんねん!?」
むっ!?勢いで出てきたせいで見つかってしまった・・・。
ここは、正直に言うしかありませんね。
「俺は葵を助けに来た!」
「そういやあんた葵の兄やったな・・・ってそんな理由でここにいる説明乗り切る気やないやろな?」
駄目なの?
「本心なんだが?」
「聞き方が悪かったみたいやね。どうやってここに来れたん?」
ああ、扉閉じてるのに入ってきたから驚いたんですね。
「抜け道を通ってだけど?」
「はよそこに案内してや!」
慌てなくても大丈夫ですよ。
「一応抜け道は潰してきた」
「・・・まあ、一応うちも確認するわ・・・」
「葵を寝かせたいんだけど?」
「兵に任せたらええやん」
兵に任せるだって?
「それは出来ない相談だ!」
溜め息つかれちゃったよ・・・。
「部屋に案内したるよ。その後は案内してや」
「助かる」
このままお姫様抱っこしたままでも案内できたのでは・・・。
張遼は、抜け道の確認後に、他に無いかを兵たちに確認させています。
俺はもちろん葵の側です。
・・・。
今のうちに虎牢関側から出ればいいのでは・・・。
葵も寝ているので丁度いいです。
いざ出発!
「いやあ、待たせてもうたな!」
・・・待ってません。
「それにしても、援軍はどこにおいてきたん?」
俺一人ですよ?そんなに笑顔を向けないでください・・・。
とても言いにくいです・・・。
「援軍は・・・」
「援軍は?」
「俺だけ」
「・・・」
そんな目で見なくてもいいじゃないですか!?
「ほんま?」
「真面目に俺は葵を助けに来ただけ」
「・・・まあ、葵を抑える人がおるゆうだけよしとしとこ。葵が起きたら知っとるかも知れんけど今の状況説明すんで」
あれ?俺は董卓軍に参戦ですか?
逃げる気満々だったんですけど・・・。
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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