~装(真意) side~
大陸を統べる巨龍。
何人もの英雄がその肉として巨龍をより強く、大きく成長させてきた。
しかし、その姿はすでに骨と皮。
肉は剥がれ落ち、腐り、貪欲な他の獣に食い荒らされる。
皇帝も既にただのお飾りとなり、英雄と呼ばれる人間を大陸は、物語は求めていた。
だが、管理者が送った英雄ははっきり言うとゴミ。
死ぬ覚悟も無く、戦場に遊びで来ているような男。
賊にも劣る、無能な種馬。
理想が高く、実力は低い。
周りには異性。
異性を引き付ける力は天才。
そんな天才でも持てる数には限りがある。
一人で何人も常に傍に置くなど不可能。
溢れた者はいずれ不満がたまり、腐っていく。
そんな者が今一人、僕の下へとやってきた。
なんで、僕がお前の悩みを聞いてやらなければいけない?
その者に言えることはただ一つ、自業自得。
勝手に寄って来て、勝手に不満を募らせ、勝手に僕の下に救いを求めに来る。
僕はお前を必要とはしていないし、必要とする気もない。
嫌なら死ね。
お前は死ねる。
死にたくないなら逃げろ。
お前はどこへでも逃げられる。
全くの無能の下で、有能も無能となる。
憤怒している。
自分が磨いた宝石に、泥を塗りたくられ、その輝きがくすむ。
いったい誰が、怒らずにいられるのか。
情は捨てたと思っても、捨てきれず、今僕はただただ憤怒していた。
星「久方ぶりです。ソウ殿。」
装「白蓮殿のところから出て、半年ほど経ちましたから、半年ぶりってとこですかねぇ?」
目の前には、以前学問を教えた生徒の一人。
飄々としているにもかかわらず、一本の筋を持ち、武人として誇りを持つ生徒。
装「どうでした、どこかいい陣営はありましたかねぇ?」
星「三つ程ありましてな。まずは曹操ですな。兵力、財力、そして人材。全てを兼ね備えた勢力であり、なおかつ当主である曹操は器量、才能豊かな、まさに英雄でした。」
装「まぁ、曹騰の孫ですからねぇ。必ず後に英雄と称えられるでしょうねぇ。」
星「しかしですなぁ……」
星はなんだか、華琳さんの陣営が気に入らないような反応をする。
理由は大体わかりますがねぇ。
星「……あの陣営の中に漂う、百合百合しぃ雰囲気がどうも好きでは無いのですよ。」
装「騰ちゃんも、10歳以下の女の子にしか手を出していませんでした。もはや遺伝ですねぇ。」
大陸の巨龍を支えた英雄、曹騰。
この物語ではただの幼女好き。
一括りにすれば変態というやつですねぇ。
星「もう一つは孫策殿のところです。」
装「江東の麒麟児と謳われる、孫堅の意志を継ぎし者ですねぇ。」
星は軽く頷く。
星「えぇ。性勇猛、知略にも通じ、従える将は有能……なのだが。」
装「だが?」
星「完璧な布陣過ぎてつまらんのですよ。私の活躍できる場所が無い。」
装「ほう、活躍できねば天才でも意味は無し……ねぇ。」
確かに、彼女らは有能で天才。
昔からあそこは猛虎でしたからねぇ。
今は袁術に飼われていますが、いずれ檻を破り、飼い主を食い殺すでしょう。
装「西涼の馬騰や董卓などはどうですかねぇ?」
星「馬騰は素晴らしき才能の持ち主ですが、今は床に臥せ、異民族との戦いでこちらに目を向けることすらできない。董卓も孫策殿と同じく、神速や最強の武など既に名の知れた英雄が居すぎて活躍などできませぬよ。」
装「……良く考えているのですねぇ。」
旅をして、良い方向へと成長してくれたようです。
成長は良いですが、所詮これは舞台に上がるための衣装でしかない。
星「どうかなされましたかな?」
装「いえ、なんでもないですねぇ。それより最後の一つとは?」
星「ソウ殿の所属している、劉備陣営です。良ければ私も共に戦いたいと思っております。」
力強い瞳でこちらを見つめる。
装「そうですか……僕が言うことは特に無いです。それは、桃香殿と一刀殿に言うこと、僕に言うことではありません。」
僕は席から立って、近くに居た朱里を呼ぶ。
装「朱里。」
朱里「ソウ先生、どうかしましたか?」
装「サボってなければ、一刀殿と桃香殿は警邏してるはずです。兵を何人か使っても良いので、呼んできてもらって良いですかねぇ?」
朱里「分かりました。」
朱里はトテトテと街の方へ走って行った。
星「隠し子ですかな?」
装「隠し子なら、先生などと呼ばれたりしませんよ。」
星「ふふっ、冗談ですよ。」
装「そろそろ、巨龍の死骸の撤去とでも行きますかねぇ。」
いま、星殿は一刀殿たちと会っているでしょう。
そこでいったいどんな間抜けな話をしていようと、僕には関係はありませんしね。
装「おい、墨と筆と紙をここに!なるべく良質な紙ですよ。」
忍(装)「はっ!」
もう今の皇帝も長くないでしょうねぇ。
今の皇帝が死ねば確実に巨龍は消え去り、各地で巨龍の肉を喰らった獣が動き出すでしょう。
巨龍にすがる者は正直邪魔ですねぇ。
装「董卓。この物語では強欲などではなく、民に愛されている。」
恨みはありませんが物語の流れ通りに、消してあげましょう。
忍(装)「どうぞ。」
装「遅い。もっと精進しなさい。」
忍(装)「も、申し訳ありません。」
それだけ言うと、忍は天井裏へと消える。
装「あの人がまだあのままなら、きっとこれで動くでしょうねぇ。」
僕は大陸一の財力、兵力の持ち主、袁紹へと文を書いた。
『愚痴コーナー』
え~、ぺぺぺです。
ただ今、激おこです。
何故かというと、あるものを発見したからです。
『戦国†恋姫』
コイツに驚愕しました。
言いたいことは大きく二つ。
一つ目、日本の歴史まで適当にする気か!!
もういいでしょう?恋姫で、三国志を大まかにやってもう満足でしょう?
なのに、なぜ既に何度もエロゲ界が手を出している戦国に行くんだぁ。
戦国姫やっとけ!!曲は良いからあれ!!
そして二つ目、なんで北郷家なんだよぉ!!
戦国†恋姫での主人公は、一刀君の妹の息子だそうで、一刀君から剣術を学んでいるそうです。
また、種馬なの?また、どこかの勢力がアホにされるの?
一応、歴史ファンのぺぺぺとしては悲しいです。
まぁ、言いたいことはそんだけです。
ただの愚痴です。
激おこっつても一晩たてば治りました。
ということで、これからも死神の毒よろしくお願いしまーす。
スタッフめぇ、ぶち殺すぞ……ゴミめら……!!
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書いたは良いが、ただ今激おこ中。
理由は最後にて。