北郷家にて
一刀「始まって早速だが、北郷家、家族会議を執り行う」
一刀「今回の議題は、多人数用のクエストを受注する集会場にて。今後狩りを行うのだが」
一刀「四人のチームでは手におえない相手が出てくる事が多くなるだろう。乱入クエストとかな?」
一刀「そこで俺達、北郷家のメンバーで狩猟団を結成しようと思う」
一刀「それと同時に戦力増強を考えているんだけど。どうかな?」
シュバシ!
一刀「はい、愛紗」
愛紗「狩猟団を作るのは問題ないかと。ですがすでに過剰戦力かとも思いますが」
音々音「それがそうでも無いのですよ、愛紗」
愛紗「どういう事だ?」
音々音「集会場は村長から紹介されたクエストの一段も二段も強いモンスター達の巣窟なのです」
音々音「その受注されるクエストの数と難易度もさることながら。モノによっては大勢での狩りが必要になるのです」
愛紗「つまりは人手が足りなくなる・・・と?」
音々音「そうなるのです」
愛紗「なるほど」
一刀「そう言う事、そこで今度は誰を呼ぼうか?って話になるんだけど」
一刀「皆は誰がいいと思う?」
翠縁「うちの翠と蒲公英なんて如何だい?」
翠得「あの二人なら十二分にランスを扱える」
真紅「雪蓮、アンタの所の娘達はどうなんだい?」
雪蓮「そうね~、明命なんて如何かしら?」
冥琳「ふむ、明命にナルカクルガ装備か・・・最恐だな」
愛紗「桃香様、我等はどうします?」
桃香「う~ん、もうコッチに恋ちゃんや鈴々ちゃんに愛紗ちゃん。それに紫苑さんに桔梗さんも来ているし」
鈴々「蜀はいっぱい来ちゃってるのだ」
桃香「じゃあ、私達の所はいっか?」
愛紗「はい」
鈴々「なのだ♪」
月「へぅ~詠ちゃん、華雄さんと霞さんはどうかな?」
詠「千雨(ちさめ)に霞・・・・・うん、あの二人ならちょうどいいかもね。音々は?」
音々音「ねねは問題ないのです」
恋「千雨に霞・・・・・・昔みたいにみんな一緒♪」
皇琳「ねぇ華琳?貴女達の所はどうするの?」
華琳「そうね・・・・」
秋蘭「華琳様、三羽烏を呼びませんか?」
華琳「凪、真桜、沙和の三人ね・・・あの娘達ならいいでしょう」
秋蘭「では、そのように」
一刀「え~っと、西涼からは。翠に蒲公英」
一刀「呉からは明命」
一刀「蜀は無しで、月の所から千雨と霞」
一刀「そして魏からは北郷隊三羽烏・・・か」
一刀「翠と蒲公英はランス。明命は太刀。千雨はスラッシュアックスで霞は太刀?かな」
一刀「沙和は双剣、真桜は・・・そうだな、この前火山で掘り出し物が出て来たし大丈夫かな?」
一刀「となると、問題は凪だな~。後で加工屋のじっちゃんに相談しないと」
一刀「っと、今回の会議はこれにて終了」
次の日
一刀「お~い、じっちゃ~ん!いるか~?」
加工屋「あぅあぅ?カズ坊じゃないか、集会場クエストはどうじゃった?」
一刀「単なる渓谷の調査と小さな討伐クエストの筈が。銀レウスと黒ティガを同時に相手取る事態になったよ・・・・トホホ」
加工屋「およよ・・・そいつぁ~大変じゃったのぅ。ホンで?今日はどうした?氷核なら明日にでも揃えちょるぞ?」
一刀「ああ、そうだった。実はまた仲間が増えるんだけど。その中に一つ問題が出て来てね」
一刀「全部で八人分の武具が必要になってね。ランス使いが二人、太刀が二人にスラッシュアックスが一人、ランスかガンランスが一人と、双剣使いが一人と、七人までは決まっているんだけど」
一刀「最後の一人が使う武器について今日じっちゃんに相談があってね」
加工屋「八人分の武具を拵えるんじゃな。ホンでその最後の一人はどんな得物を使うんじゃ?」
一刀「素手」
加工屋「そうかそうか、素手か・・・・・・素手じゃと?」
一刀「そうなんだ、モンスター相手に使える手甲と脚甲を作れるか聞きにきたんだ」
加工屋「あぅあぅ~・・・・こらまたとんでもない注文じゃな~」
加工屋「素材はあるかぇ?」
一刀「昨日『氷漬け』にした黒ティガと、前に狩ったティガの素材があるよ。彼女ガンガン攻めるタイプだから」
加工屋「ちょいと値が張るが、素材があるなら何とか作っちゃろ。他の仲間の分の注文は何を拵える?」
一刀「助かるよじっちゃん。まずは、全員剣士系ユクモ防具一式」
一刀「それから、ユクモノスティンガーを二振り」
一刀「ユクモノアックスを一振り」
一刀「ユクモノノダチを二振り」
一刀「ユクモノスライサーを一振り」
一刀「あとはじっちゃんに頼んだモノで全部だよ」
加工屋「あぅあぅ?1人分足りなくないかぇ?」
一刀「そこは大丈夫、うちに丁度いいのがあるから」
加工屋「そうか、二日で防具。得物は三日で拵えちょる」
一刀「ありがとう。じっちゃんお願いね」
加工屋「おう!まかせちょれ!」
これで皆の得物と防具の準備は整った、次は・・・
更に次の日。一刀は白と黒を連れて火山に来ていた
今は水辺のエリア4にいる
一刀「ふぃ~。ヤッパリ熱いな此処は」
一刀「それで白、今回の成果の方は如何だい?」
白「ニャ!カブレライトが結構な数取れたニャ♪」
一刀「黒の方は如何だった?」
黒「ニャ!こっちも白と似たり寄ったりニャ・・・ただ」
黒「エリア10まで行ったんニャけど。小型モンスターに全然遭遇しなかったニャ」
白「それオイラの所でもニャ、あの忌々しいアーマード生肉(リノプロス)すら居なかったニャ」
一刀「アーマード?・・・・ああ!アイツか。神(作者)も嫌うあの突撃屋か」
一刀「・・・・って。ちょっと待とうか?白、黒」
一刀「小型モンスターと一匹も遭遇していないって本当?」
白・黒「「本当ニャ」」
一刀「・・・確かに、此処から火山までの道のりに居る筈のケルビや此処に何時も居るフロギィも居なかった・・・・・・」
一刀「まだこのエリアで見ていない所はある?」
黒「ニャ、エリア6だけ見ていないニャ」
一刀「・・・白、黒」
白・黒「「何かニャ?」」
一刀「閃光玉とモドリ玉。それとこやし玉を持って偵察してきてくれる?」
一刀「多分だけど、そこに何かいると思う」
白・黒「「お任せニャ!」」
ベースキャンプ地にて白と黒を待つ一刀
肉焼き器でハンターが必ず最初にやる『上手に焼けました~♪』をしていると
白・黒「「呼ばれて飛び出て、ニャニャニャニャ~ン♪」」
一刀「おかえり、白、黒・・・で、どうだった?」
白「ニャ!兄さんの予想どうりニャ!」
黒「正確にはだったニャ。例のエリアでティガレックスとリオレウスがガチンコバトルしてたニャ」
一刀「またレウスとティガか・・・・・・ん?でもなんで俺達が気づかなかったんだ?」
黒「既に二体とも終わっていたニャ」
白「しかも、ジンくんの両親を殺ったヤツと同じキズが付いていたのニャ!」
一刀「・・・・それは本当か?」
黒「ニャ、ギルドからもらった資料と酷似していたニャ」
白「警戒しながら周りを見てみたけど、何にも残って無かったニャ」
黒「二体が争っている中に乱入して来たっぽいのニャ」
一刀「そうか・・・何時やられたか判る?」
白「ニャ、大体五日から七日位前ニャ」
一刀「かなり時間が経っているな・・・・よし、一度ギルドに帰還しよう」
一刀「上位のウラガンキンと遭遇しなかった時点で気づくべきだった」
一刀「すぐに戻ろう」
白・黒「「ニャー!イエス!ニャー!」」
・・・つづく?
あとがき
どうもアサシンです
火山でリオレウスとティガレックスに一体何があったのか?
それはこの物語が進んだ先に
では次回予告を
次回 真・恋姫ハンターズ 天地大乱編 第二話
集う戦乙女と、付いてきたヤンデレ美尻サマ・・・・・・ゑ?
ではでは
再来~~~
Tweet |
|
|
15
|
0
|
追加するフォルダを選択
ギルドマスターからの初集会クエストを終えた一刀は
我が家へと戻り
今後の事を恋姫達と話し合う