No.620137

恋姫学園物語 7

morikyouさん

一刀と恋姫たちが現代の学校で繰り広げる物語。
笑いといちゃこらと(視聴者と私の)嫉妬からできています!



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2013-09-16 21:14:08 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:6166   閲覧ユーザー数:5040

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品は、作者の妄想があふれ出して固まったという不純な動機から生まれています。

原作?なにそれおいしいの?なんてレベルは超越しております。

主人公もげろなんてしょっちゅうです。

それでも良いという方はどうぞお進みくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、ここはどこなんですかね?」

 

オレは今、来た事無い教室にいる。

え?なんでそんなとこにいるかって?

放課後に何にも無いし帰ろっかなとか思ってたら、再び春蘭先輩が来て有無を言わさず引っ張られたのさ。

なんか、道行くほかの生徒たちに哀れみの目で見られてた気がしたけど気のせいかな?

ちなみに、先輩は「ここで待ってろ!」と言ってオレをおいてどっかに行っちゃったよ。

せめて、電気くらい点けて行ってくださいよ…。

 

「ん~?」

 

それにしても、さっきから妙な感覚がするんだよね…。

見られてる?そんな感じ。

それにしても先輩遅いな…。

 

「帰ってもいいのかな?」

 

そう思ったとき。

 

「遅くなったわね」

「ん?」

 

聞きなれない声がしたので入り口の方を向いたら、電気が点いた。

 

「初めまして…でいいかしら?」

 

そこには、金髪で少し小柄なのに、すっげー威圧感を放ってる女性がいた。

というか、ものすごい美人だな。

後ろには、春蘭先輩ともう一人、女性がいる。姉妹かな?

 

「…初めまして、先輩、ですよね?」

「あら、私が年上ってわかったの?」

「それだけ威圧感を放つ年下がいたら怖いですよ。それに、春蘭先輩が後ろにいるってことはそういうことなのかなって思っただけです」

「…そう、頭も回るのね」

「あはは、そういっていただけると嬉しいですね」

 

ほっ、どうやら機嫌を損ねずに済んだようだ。

 

「さて、では自己紹介しましょうか。私は乃島 華琳(のじま かりん)、春蘭は知ってるわね。隣にいるのが妹の秋蘭よ」

 

…うわー、乃島グループのお嬢様か。

ああ、乃島グループっていうのは世界に進出している一流企業の名前で、おおよそ手に入らないものは無いって噂の超巨大グループだね。

お嬢様学校の中でもトップクラスのお嬢様だな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと、知ってると思いますけど、オレは北郷一刀です」

「ええ、知ってるわ。貴方に用があるのだから」

「用、ですか?」

 

なんだろう、こんなお嬢様の頼みごとって?

 

「じ、実はね。貴方のメルアドをし、知りたいのよ」

「…は?」

 

…なんですと?

 

「そ、それは構いませんけど、え?そんなことのためにわざわざこんな?」

「し、仕方ないじゃない!家のパーティ以外で男と会うのなんて初めてだったんだもの!そ、それに家の名前のせいで下手すると大事になっちゃうんだから!」

 

なにこのお嬢様、めっちゃ予想外なんですけど。

 

「ま、まあそれはいいのよ!それで?くれるのかしら?」

「え、ええ。それは、まあいいですけど」

「そ、そう。感謝するわ」

 

あからさまにほっとした顔してるな…。

とりあえず、お互いにもってる携帯を操作してっと。

 

「はい、これで行きましたけど…、よかったんですか?その、そちらの連絡先ももらってしまったんですが」

「い、いいのよ!私かどうかわからなくなるでしょ!」

「あ、そうか」

 

どうも、あまり使わないから要領がつかめんね。

 

「えっと、用件は終わりですか?であればそろそろ帰宅したいなと思うのですが」

「え、ええそうね。ではごきげんよう」

 

さて、帰りますかね。

 

 

華琳 Side

 

ふぅ~。なんとかゲット出来たわね…。

 

「おめでとうございます、華琳様」

「ええ、ありがとう秋蘭。春蘭、貴女もね」

「いえいえ!華琳さまのためですから!」

 

それにしても、彼。

私の名字聞いても多少驚いただけで、態度が変わったりはしてなかったわね。

 

生まれたときから、乃島家の後継者として帝王学を叩き込まれ、おおよそ青春なんてものとは無縁の生活だった。

この二人は、家のSPのリーダーの娘として紹介されたけれど、私に出来た初めての友達だった。この二人がどう思ってるかまではわからないけれど。

この学校でも、私の名前を聞いて近づいてくる子なんて居なかった。

きっと、このまま三人で過ごしていくんだろうなってずっと思ってた。

ウチはこの学校にも関わってるから、当然転校生として男が来ることも知ってたわ。

流石に、どんな人なのかまでは教えてくれなかったけれどね。

今までも、パーティなんかで家目当てで私に言い寄ってくる男が大勢いた所為で、男なんて嫌いだった。

 

でも、昨日の始業式で彼を見てから、私は彼から目が離せなくなった。

俗に言う一目惚れってやつね。

そんなことは夢物語だとばかり思ってたけど。

昨日の内に彼については調べたけれど、はっきりいって完璧だった。

庶民ではあるけれど、彼の持つ能力は私たちの世界でもおそらく通用どころかトップにまで上り詰めれるであろうと思った。

今まで、私は欲しいと思ったものは何でも手に入れてきたけれど、彼はそうじゃなかった。

彼とともに添い遂げたい、そう思ったのよ。

自分でも驚くくらいスッとそう思った。

 

それからは、彼の行動を調べて先に知り合った春蘭にも協力してもらってこの場を作ったわ。我ながらやりすぎたとは思ったけど、勢いで誤魔化せた、と思う。

でも、これからが本番。まずは仲良くならないとね。

 

 

華琳 Side 終

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、意外な出会いもあったけど、今度こそ帰りますかn

 

「おお~、かず兄じゃん!」

「ん?」

 

なんか聞きなれた声がしたから振り返ってみれば

 

「おお、焔耶か!久しぶりだな!」

「へへ~、久しぶり!」

 

部活中みたいでジャージ姿の加賀 焔耶(かが えんや)がいた。

年は一個下で、オレの従妹になる。

といってもうちからは少し遠い所に住んでるからなかなか会う機会はないんだけどね。

 

「お前も、ここの生徒だったのか」

「うん!といってもワタシはスポ特だから勉強キッツイけどね」

 

そういってエヘへと笑っている。

しかし、ここのスポ特、スポーツ特待を取るなんてすごいな。

昔からかなりの怪力だったのは覚えてるけど、何よりオレよりも細い腕のどこにそんな力があるのかってずっと不思議だったんだよな…。

 

「かず兄はもう帰るの?」

「ああ、ホントはもっと早く帰るつもりだったんだが、ちょっとな」

「ふぅ~ん、あ、先輩に呼ばれてるからもう行くね!」

 

よく見たら廊下の先でこっちを見てる人がいるな。

 

「そうか、頑張れよ」

「うん、じゃあね!」

 

そういって走り出す焔耶を見送った。

さて、今度こそ帰るかね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あとがき

 

どうも、作者のmorikyouです。

遅くなって申し訳ありませんでした。

私用が重なって手がggg

これからも少し遅れてしまいそうですが失踪だけはしないと決めているので期待してくれている人(がいればですが)は気長に待っていてくれると助かります。

 

さて、今回は華琳と焔耶を出しました。

ぶっちゃけ、今のところではぶっちぎりで原作から壊れていると思いますw

一応補足しておくと、華琳は箱入りお嬢様です。

好感度的にいえば華琳はMAX近いです。本人言ってますが一目ぼれしてますので。

焔耶はSide出してないことからも分かるかもしれませんが、男女としての感情は抱いていません(今のところ)。

兄としては変な考えがない分朱里雛里よりも好感度高いかもしれません。

 

ちなみに、今回の一刀君、華琳相手に結構テンパッテました。

生来苦手な女性+かなりのお嬢様のいきなりの急接近なんて誰でもそうなるとは思いますがw

 

 

さて、次回は何書こうかな?

まだまだキャラが出ていないので、皆様の想像を(いい意味で)超えられるように頑張ります。

それでは、お楽しみに!


 
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