前回までのあらすじ!!
目の前で、ヒメカを殺されたルイは悲しみの底にいた。
そこで、ふと思い出したのはラウラの存在だった。
ラウラに会うために、古本屋へ行くが
古本屋などここに、ないと言われる。
そこで、レストランで休憩していると。
隣で、ため息つくラウラを発見。
「ルイ様、も私たちと同じ妖魔師…。」
「ふむふむ、え? えええええええ!!」
Look ~妖魔~ 5話
「だから、言いますよ。妖魔師ですよ。変身=妖魔師なんです!この街守ってくださいね。」
ルイが驚き顔で言う
「え!?なにそれ!?俺そんな気なんて全然ないから!」
すると、ラウラはハンカチを懐から取り出し。
「では…。このか弱い私に…妖魔たちと戦わせるのですね…なんてひどい!!」
↑(泣いている)「ん~、もっう。わかったよ!!やればいいんだろ!やれば!」
「それで、いいのです。」
「え…泣きやんだ。(ヒメカ、のためにも…。)」
そうだ、というばかりに顔をラウラはあげる。
「妖魔は、妖魔力で探る事ができるのです。全神経集中してれば大体どこか、感じ取れます。」
ルイは、言われたとおりに探って見る。
その刹那。
「!」
二人は、その魔力に気づく。
「妖魔が出現しましたね。」
と、ラウラはつぶやくとレストランのカーテンを開き外を見る。
「あぁ、もうこんな暗い。ルイ様はじめの仕事ですよ。」
「ちょ、ちょいと終わらしてくるぜ!!会計頼む!」
すると、席を立ちあがり店を出る。
「確か、妖魔ってのは人が少ないところにでるんだよな。」
ルイは、全神経を集中させてさっきラウラに教えてもらった事をする。
「こっちか。」
川の方だ。
「ん、めんどいな。妖魔力オーバー、”汐ヅチ”<<せきづち>>」
すると、ルイの容姿が変化する。
「やっぱ、こっちはいいな~力があふれてくる。」
すると、ものすごい速さで川に向かう。
「はぁはぁ…着いた…。」
すると、川は穏やかに流れている。
「どこに居やがる。」
もう一度探るが、どこにも妖魔力は感じ取れない。
「消えた…?いや、そんなことは…」
すると、川からほんの少し感じ取れた。
「まさか!!」
気づいた時には遅かった。
川から、小さな魚の大群がルイに襲いかかる。
「んの、やぁろおおおおお!!!!!!」
ルイは、体中に噛みついてきた”魚の妖魔”を体内から生成した蒸気で吹き飛ばす。
「ふぅ…こんなこともできんのか…、色々やって見るか。」
だが、すでに魚は力尽きていた。
「へ…?」
すると、魚の体が紫色の球となり空へ飛んでいく。
「なんじゃこりゃ。ま、いっか。帰ろう。」
そして、川に背を向ける。
「ちょっとまてよ…。さっき川で感じ取れなかった妖魔力がなぜ…レストランで…?」
その刹那、川から巨大な魚が襲いかかってくる。
それに、気づくのが遅かったルイは背中に傷を負う。
「クッ…。」
(それは、グランフィッシュです。)
どこから、ともなく声が聞こえる。
「んぁ!?」
(安心してください、妖魔師ルイ様を今後サポートする”ムエル”と申します。事情はすべてラウラさまから聞いておりますのでご心配なく。ちなみにグランフィッシュは、その巨体からとは思えない動きをしてきますゆえ、十分お気を付け下さい。ひれの先端に付いている、刃にも注意をしてください。今狙うべき場所また、弱点は腹の”赤い球体”です。)
「お、おぉ。どうもありがとう。」
すると、グランフィッシュは横になってブーメランのように回転してこちらへ向かってくる。
(刃にお気を付け下さい。)
「はいよ!」
ものすごい速さでルイをねらってくるがそれをルイはかわし。
日本刀を抜き、背びれを斬り落とす。
(刃は飛んできます、その攻撃には要注意です)
すると、忠告通り刃が飛んでくる。
それを、ギリギリでかわすと
「おっと、あぶねぇ。」
グランフィッシュは川に戻ろうとしている。
「これは、普通の魚と同じ弱点だなっ!!」
(これは、普通の魚と同じ弱点です!!)
二人の声が揃う。
「おりゃぁ!!!!」
ルイは、日本刀をこの一瞬で抜き
赤い球体を、千切りにする。
(お見事です。)
「どんなもんだ!!」
うっ…。
ルイの背中に激痛が走る。
(少々お待ちを。救援物資をそちらへ送ります。)
すると、目の前に突然塗り薬が姿を現す。
(それを、傷口に塗って下さい。妖魔から受けたダメージはそれですべて回復致します。)
「おお、それはありがたい。」
早速その薬を塗る。
「ぎゃあああああああああああああああ!!!!!!!」
(あ、忘れていました、回復する代わりに激痛が走ります。)
「あ~…塗り薬の方が痛かった…。」
(申し訳ありません、まさかそんな痛い嫌いとは知らず…以後気を付けます。私の給料を引いて…いたくない塗り薬を…シクシク)
「あぁ、もうわかったよ!我慢すればいいんだろ~。」
(そうです、)
「そうです、じゃねーよっ!」
9月5日(火曜日)
今日は、妖魔師としての初仕事を果たした。
ラウラさんもみつかったし、古本屋を再開させるとも言っていた。
んで…一番気になるのが…。
(ん?なんですかぁ~!?)
「いつまで、いるんだよ!!)
怒声をルイは上げる。
しぶしぶ、ムエルは通信を切る。
ムエルの存在だ。
この存在に関してはかなりありがたかった。
相手の弱点、行動パターンすべてを読みとってくれる。
(そうですよね~!)
「まだいたのかよ!!もう、寝ろ!!」
しくしく。
音が聞こえて、通信が今度こそ途切れる。
「ふぅ…」
人間性としてはかけている。
リーネはビルの屋上にいる。
「ほほぅ。これは見事です。」
ルイの戦闘を見ていた。
「彼なら…この作戦に使える…。″あの計画″に…。」
5話 END
あとがき
こんにちは!
作者の”渡狸卍里<<わたぬきばんり>>”(仮名)です。
今回は、作っている自分もおもしろい回となりました。
段々、キャラが多くなってきましたがもっと多くなっていく予定です。
懲りずに、最後まで見ていただきありがとうございました!
感想、質問、誤り などなど コメントを頂けると幸いです!
では、6話でまたお会いしましょう。
バイバイ!!
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こんにちは。
作者の 渡狸卍里(仮名)です!
Look ~妖魔~ 1話はコチラ。
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