No.618505 魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第四十七話Blazさん 2013-09-11 20:52:04 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:1704 閲覧ユーザー数:1595 |
A.s 2nd編 第四十七話 「目覚めし翼」
なのはside
なのは「うっ・・・・ううう・・・・・・」
私は気が付けば寝ており目の前には白い天井がありました。
周りには机とテレビそして一つの窓。私は状況を確認しようと起き上がろうとするが体の至る所から痛みが走りそれでも上半身を起こしました・・。
なのは「っ・・・・私は・・・・・」
クシャル「起きたか。」
なのは「クシャル・・・ここは?」
クシャル「ここはこちら側の病院だ。」
・・・・そうだ・・思い出した。私はこちら側でアインストを殲滅したのはいいけどこちら側の管理局に追われてそして・・・・・墜とされたんだ・・・・。
なのは「っ・・・・・・・・・クシャル、レイジングハートは?」
クシャル「俺が目を覚ましたときにはすでに無かった。恐らく連中がラムダドライバの解析の為に両方持って行ったんだろうな。」
なのは「・・・・そっか・・・・・。」
私がそう言うとバスケットの中に入っていたクシャルも少し黙った。
そして・・・私はここに来る前の出来事・・・こちら側の私との戦闘を思い出した。
・・正直言えば惨敗だ。あの人・・・こちら側の私は実力の五割も出していなかった。
だから・・・・・私も・・・それだけの力があれば勝てたのだ・・・・・
なのは「・・・・力が・・・・欲しいの・・・・・誰にも負けない・・力が・・・・」
三人称side
その頃、高町はシャーリーと共になのはのデバイスであるレイジングハートとアルの解析を行っていたのだが・・・
シャーリー「・・・はぁ・・・・駄目ですね・・・」
高町「・・・・本当に?」
シャーリー「はい。あの子のレイジングハートはなのはさんのよりもバージョンは古いのは確かです。ですがプロテクトとファイヤーウォール、そしてロックが私達以上の技術が使われていて正直・・今の技術では解析もロックの解除も不可能です。オマケ・・・ファイヤーウォールには防壁迷路が張られていて・・・虐めですよ私達にとっては・・・」
高町「防壁迷路?」
シャーリー「システムに入り込んだ者を取り込む・・・つまりは捕食・・と言ったほうがいいですかね?」
高町「・・・・・・・・そんなのがこの子達に・・・・」
シャーリー「はい・・・。」
その頃、解析されているレイジングハートはデータのアップロードを行っていた。
レイジング『・・・アップロード50%・・・・』
『・・・・・・・・力だけでは・・・・駄目だよ・・・・ただ力を振るうだけでは・・・・・撃ったら撃ち返すだけでは・・・・』
そして零人達はと言うと・・・
ヴィータ「大義名分って・・・・そんなの居るのかよ・・・?」
零人「必要さ。この紙には元帥の無実を証明できる事が記されている。つまり、これを使い元帥を釈放してなのはの奪還が出来るって事だ。」
クロノ「・・・それだけで出来るとは思えんが・・・・」
零人「なら元帥が暴露しても良いんだぜ?管理局の違法行動を。」
クロノ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
はやて「薄々は気づいてたんやな・・・・・・。」
ヴィータ「・・・でも作戦って事は・・・・・・・」
零人「・・・正直言えば大手を振って局に行くことは不可能さ。そこでだ。」
すると零人はユーノを指差しユーノは「えっ!?」と驚きの声を上げた。
零人「ユーノ。これを持ってミカエルさんの元に行ってくれ。時間稼ぎは俺達でする。」
ユーノ「僕が!?どうして!!?」
ヴィータ「・・・・・・イタチになれるからじゃね?」
ジン「そうだな。僕達は僕達でやることがあるんだから仕方無い。」
ユーノ「は・・・ははははは・・・・・・はぁ・・・・・・」
はやて「・・・でもやるにしたって作戦はどうするん?」
零人「ああ。これから説明する。」
零人はそう言いデスク状のパネルを起動しはやて達は回りに座った。
零人「まずは俺達の配置だが俺達は一気に正面から突撃する。つまりは俺達は囮だ。そしてその間にユーノは護衛一人と共に地下道の入り口に接近、進入して本局まで突っ走ってくれ。」
ヴィータ「・・・ようするに陽動か。」
零人「そう言う事だが当然手は抜くなよ。陽動だとバレるからな。」
ユーノ「それはいいけど・・・通信はどうするの?」
零人「通信はこのインカムを使う。周波数は設定しているからボタンを押すだけで通信が開く。可能範囲も問題無い。」
クロノ「用意周到と言うか・・・何と言うか・・・・」
零人「まぁな。ちなみにミカエルさんの居る元帥のオフィスは40階だ。」
ユーノ「ぶっ!?そんな場所だっけ!?」
零人「大丈夫だろ。其処は気合だ。」
ユーノ「こ・・・・根性論・・・・・・」
零人「ま、其処まで幻滅すんなよ。護衛の使い魔出すから。」
ユーノ「あ・・・どうも・・・・・はははは・・・・」
そうしてなのは奪還作戦の計画は立てられていった。
そしてその頃、霊太・フェイトはと言うと・・・・・
フェイト「・・・・んっ・・・・・・すー・・・すー・・・・」
霊太「・・・・はぁ・・・・やっと泣き止んだか・・・・危うく本番に行くかと・・・」
ライ「タラシが何言っている。」
フェイトは眠っており霊太はそれを見て一安心していた。流石に一線は超えなかったらしいがそれでもギリギリの事をしていたと言うのは部屋を見たら誰でも分かる状況だった。
ライ「それより・・作戦は聞いていたか。」
霊太「ああ。零人から貰ったインカムでバッチリだ。」
霊太はそう言ってファントムとは違う白いマントと黒い上着のBJのポケットからインカムを取り出した。其処からは零人達の会話が流れていたのだ。
霊太「俺達は地上で囮になって敵を引き付け、その間にユーノが地下にから本局に侵入する。言うのは簡単だがやるとなるとな・・・」
ライ「だがやるしかあるまい。このままだと事態はさらにややこしくなる。」
霊太「・・ああ・・・だからこそ俺達がミッドに行く大義名分・・それは・・・・・」
零人「元帥の無実証明だ。」
はやて「無実って・・・・どうやって?」
零人「簡単さ。ここの世界ではロストロギアの独自保有は元帥は可能だ。だが元帥はその保有の為の資料を出していなかった。だが今この資料を出せばどうなる?」
クロノ「・・・行動は正当化され無実は証明か。」
零人「ああ。だから参考人として捕まったなのはは意味が無くなり解放って事だ。」
ヴィータ「・・・んな簡単にいくのかよ?」
零人「ああ。すでにミカエルさんは此方側のロストロギアの位置は掴んでるし解析は済んでいる。・・・・俺達の世界でな。」
はやて「じゃあその紙って・・」
零人「問題のロストロギアの詳細データ。これをミカエルさんに渡してミカエルさんが上層部に提出すれば元帥の独自保有と俺達の行動は正当化。部隊は撤退せざる得ないって事。」
ヴィータ「・・・・難しいな。大儀名文って。」
零人「まぁな・・・・だがこれで・・・・・・・・・」
フェイト「・・・・なのはを助けれるの?」
すると零人達はドアの方を見た其処にはまだ少しぐずっているフェイトと霊太が居た。どうやら霊太のインカムで話を聞いていたらしい。そして零人はその質問に対し・・・
零人「・・・・助けれなかった俺の責任でもある。・・・・必ず助けるさ。」
そう言って笑っていたのだった。
フェイト「・・・・・・・・・・」
零人「・・・・・・・・・・・・」
はやて「・・・・・・・・。」
フェイト「・・・・・・分かった。信じるよ、零人の事。」
零人「・・・・・よしっ・・行くか。」
海上・・・
零人「アサルト1から各員へ。これより作戦を開始する。」
霊太『アサルト2了解。』
はやて『エンジェル1了解。』
フェイト『エンジェル4了解。』
ヴィータ『エンジェル5、了解だ。』
零人「アサルト3。ユーノは?」
クロノ『予定通り、地下道に君の使い魔と一緒に潜入させた。こちらも後から合流する。』
零人「了解した。難しい話は今は少し忘れて今は前の事に集中するぞ・・・!」
零人達は海上を飛行しミッドの本局に向かい行動を起こした。
クロノはユーノを地下道まで護衛しユーノは地下から本局に向かって行くのだった。
その頃、こちら側のなのは達・・特務六課は零人達の報を聞きつけ出撃の準備に入っていた。
八神「にしても・・一体どうしてこの子達は・・・」
テスタロッサ「今更報復・・って訳じゃないよね・・。」
高町「・・・・多分・・元帥の無実を証明する為じゃないかな。もし無実だったらあの子・・零人・・だっけ・・彼の無実も証明されるから・・・」
八神「・・・まぁ・・って言っても決定的な証拠が無い限り無駄足なんやけどな・・・。」
テスタロッサ「・・・本当に元帥ははやて達に言わずに持っていたの?」
八神「せや。一応、元六課の目的も今は上層部から言い渡されていてうち等の創設目的となってるからな。それに前に言った通り、外部からもたらされたロストロギアは今の所、六課の解析を通さんとあかんし。」
テスタロッサ「でもその前に済んでいたら?」
八神「それは・・・・・それで通るよ・・。でも今回の場合何処も解析をしていなかったと言う事やからな。十分逮捕理由にはなるで。」
高町「・・・・何だか・・・昔より神経質な組織になっちゃったね・・。」
八神「せやな・・・・でも。それでもウチ等はウチ等や。な?」
高町「・・・・そうだね。」
テスタロッサ「・・・・うん。」
八神「さぁて・・・・・そろそろ子供たちのお仕置きと行きますか・・・!」
イクス『間もなく市街地ですね。』
零人「流石に住民非難は済んでるよな。」
ヴィータ「でねーと色々大変だもんな。」
零人「・・・・ああ。そうだな、でないと・・・・給料減らされますからね・・・そうでしょ?」
零人がそう言い前を見ると高町達隊長・副隊長陣が配置に付いており両陣営は臨戦態勢に入った。
八神「流石に子供に給料の話はされたくないで。」
零人「いやいや。子供が将来の未来設計図作る為にはどーしても金は必要ですよ。」
霊太「まぁ税金泥棒になる気は無いがな。」
八神「ウチ等を税金泥棒に見えると思うか?」
零人「そりゃ元帥をいい加減な理由でとっ捕まえた人を税金泥棒としか言いようが無いでしょうが。」
八神「フッ・・・・フフフフフフフフフ・・・」
零人「フッ・・・・・・フフフフフフフフ・・・」
八神「ハハハハハハハハハハハハ・・・・・・」
零人「ブハハハハハハハハハハハハハ・・・・・・」
霊太「ありゃ・・・これは・・・・・」
テスタロッサ「は・・・・・はやて・・・・?」
八神「クハハハハハハハハハハハ・・・・・・」
零人「ダハハハハハハハハハハハ・・・・・・」
八神・零人「「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・・」」
刹那。
零人・八神「「死にさらせえええええええええええええええええ!!!」」
時間はほぼ無制限。己の意思を賭けた過去と未来の戦いが始まった。
零人は大剣を抜き相手に向かい突撃を駆けた。それをテスタロッサがガードするがその隙を突きフェイトがダガーで攻撃を仕掛けた。
テスタロッサ「っ!!」
八神「っ!魔導師部隊は援護を!!」
零人「させっかよ!!」
フェイト「ライッ!!」
ライ「任されたっ!!」
ライ達使い魔は人間形態になり魔導師部隊に攻撃を仕掛けた。元はモンスターなので身体能力が高く、普通の魔導師部隊では一人に対し20人でないとまともに太刀打ちできずに居たのだ。
ライ「掛かって来い。何人でも相手してやる。」
ジン「そんな事せずとも雑魚は雑魚です。」
ノノ「同感。」
カム「うおー!!まとめてこいやーー!!」
局員「くっ・・・・・」
アーマ「あらあら物騒な物を持っているわねアナタ達。」
アーマは局員に囲まれながらも未だに自分のペースを崩さずにいた。
局員「よしっ近接武装の魔導師は一斉に掛かれ!こちらも援護するっ!!」
局員「「「「「「おおおお!!!」」」」」
アーマ「あらあら・・・・そんなアナタ達には・・・・・・!」
斬っ斬っ斬っ!!
アーマを囲むように畳み掛けた局員達だったがアーマの攻撃で全員のデバイスは真っ二つに斬られた。
局員「な・・・・・何!?」
するとアーマの手にはいつの間にか刀が握られており、刃はまるで水のようだった。
アーマ「水刀・太刀魚・・・・と言っても私は余り人を傷つけたくないわ。だから皆、今すぐデバイスを捨てなさい。最優先事項よ♪」
局員「「「「「「「分かりました、お母さん!!」」」」」」」ガラガラガラガラガラガラガラガラ・・・
ヴィータ「す・・・すげぇ・・・・・・」
はやて「流石、お母さん・・・・・・伊達の17歳とは訳が違う・・・・・」
八神「嘘・・・・・そんな事が・・・・・」
零人「何処見てやがる、この狸ババア!!」
八神「っ!!」
零人は八神がアーマらに気を散らせている隙を突き攻撃するが八神はそれをデバイスでガードした。
八神「誰が狸ババアや・・誰がっ!!」
零人「おっと・・・間違えたぜ・・狸オバサンだったぜ・・・・・・」
八神「・・僕・・・女を見る目無いんちゃう?眼科行って来い。」
零人「生憎だがな。俺の周りにはロリババが大量に居るからな。アンタは脳外科行って来いや。」
紫「へくしちっ!」
八神「その減らず口・・・今から無くしたるわ!!」
零人「やって見ろよ!税金泥棒!!」
シグナム「ふっ!!」
フェイト「ちっ・・・!」
フェイトはシグナムの太刀を回避し攻撃に転じたがシグナムは鞘を抜き防御した。
フェイトは反撃を考え一旦距離を取ったが頬には血が流れていた。
フェイト「・・・・・・・やっぱ少しキツイな・・・。」
シグナム「っ・・・・・まだ余裕があるのか?」
フェイト「少なくとも今はっ!!」
刹那、フェイトは再びシグナムに攻撃を仕掛けた。ダガーを使っているフェイトは今までのザンバーとは違い攻撃のスピードが速くシグナムもガードするだけでも精一杯だった。
シグナム「くっ・・・・早い・・!」
フェイト「っ!!そこっ!!」
するとシグナムは一瞬であるが油断してしまいフェイトはその隙を逃さずダガーを突き出した。そしてその攻撃はシグナムの肩を突き刺した。
シグナム「っ!?」
フェイト「いける・・・・・!」
ヴィータ「ちっ・・・・速い・・・・!」
テスタロッサ「・・・・・・・・・。」
ヴィータ「(くそっ・・・・・零人から貰ったアレはアイゼンのアップデートが終わるまで使用は出来ない・・・ここは・・・)はやて!」
はやて「っ!ホイ来た!!」
するとはやてはヴィータと合流しヴィータははやての後ろに立った。
はやて「ヴィータ。時間はどの位?」
ヴィータ「ざっと2分・・ってとこかな。」
はやて「・・・二分・・・それまで・・・あの人たちの相手をな・・・・正直キツイけど・・・やるしかないな。」
はやてはそう言って前に居る高町とテスタロッサを見た。自分は広域魔法特化に対しなのはは中遠距離特化でフェイトは近接特化・・・
はやて「分の悪い賭けやな・・・・・行くで・・・・・!」
するとはやてはミッドの魔法陣を展開しまわりに魔力スフィアを展開した。
テスタロッサ「・・気をつけてなのは。あのはやては私達が知らない魔法を使ってくるから。」
高町「っ・・・・・・それは・・・・」
はやて「ヴァイス・フレアッ!!」
はやては紅いスフィアを矢に変え高町達に放った。高町達はそれを回避したが矢の刺さった場所は爆発し炎が残った。
高町「・・・・本当みたいだね・・・・・」
テスタロッサ「でしょ?あんなのが多く発射できたら・・・・」
はやて「ではそのアンコールにお答えして・・・ヴァイス・フレアレインッ!!」
すると今度は大量の魔力スフィアを展開、矢に変え高町達へと降り注がせた。
高町達はこれをシールドでガードしたがそれでも手には熱さが嫌と言うほど伝わって来た。
高町「っ・・・・・!!」
はやて「そしてそんな手を冷やす魔法は・・・・・ヴァイス・フリーズレインッ!!」
すると次にはやては水色のスフィアを矢に変え再び高町達に降り注がせた。
そして今度は手が霜焼けになりそうな寒さが伝わり二人の手はかなの張れ上がってしまった。
テスタロッサ「っ・・・・・!!!」
はやて「あらあら・・手が張れてしまったなぁ・・・」
高町「っ・・・・・それでも私達はまだまだ戦えるよ。」
はやて「まぁそやろうな。」
テスタロッサ「えっ?」
はやて「誰がコレで全部って言ったん?これからやで、本番は。」
はやてがそう言うと周りには紅と蒼のスフィアが大量に展開されており高町達は少し冷や汗をかいた。
はやて「行くで・・・!ファイヤーボールズ!かーらーのーフリーズ・ブリッツ!!」
刹那、はやての言葉通り先程とは比べ物にならない位の一斉攻撃が発射された。
それをテスタロッサはシールドでガードしていたがカートリッジを消費してやっとの守りだった。
はやて「ヴィータ!」
ヴィータ「あとちょい!」
はやて「急いで!もうそろそろ反撃が「ディバイーン・・・」しまっ!!」
高町「バスタァァァァァァ!!」
はやては咄嗟にシールドを張るが見る見る破損していきそして・・・
ズガアアアアアアアアアン!!
はやて達の居た場所は爆発した。
高町「・・・・・・こっちはこれで終わりだね。」
テスタロッサ「問題は他の皆の方だけど・・・・・」
高町達はデバイスを下げ次に何処の援護に行くか話していた。
だが、それこそが彼女達の過ちだった。
ヴィータ「オイ。まだ終わってねーぞ。」
高町「っ!」
テスタロッサ「っ・・・・・」
ヴィータ「お前等さ。一撃で勝てると思ってたのか?テメェ等馬鹿か。そんなチンケな攻撃・・・・」
(BGM"鋼鉄の孤狼")
ヴィータ「アタシとアイゼンには効かないぜ!」
爆煙から出て来たヴィータの姿は肩や腕、足などに甲冑が増設されており左腕には三連マシンキャノンが装備されそしてアイゼン自体にはリボルバーの回転式弾倉が増設されていた。その姿はまるでアルトアイゼンのようで高町達は勿論はやても驚いていた。
はやて「ヴィータ・・それが・・・・」
ヴィータ「ああ。零人から貰ったアタシのバリアアーマー・・・その名も・・・グラーフ・アルトアイゼン・・・まぁアルトを足しただけだけどな。」
はやて「まぁな。でも・・・実力は・・・どうなん?」
ヴィータ「もちっ。このまま押し返すぜ。」
高町「・・・・・その自信・・・・悪いけど止めさせて貰うよっ!!」
ヴィータ「やれるもんならやってみな・・・・!アイゼンッ!!」
アイゼン『Get Set!!』
刹那、ヴィータの甲冑の一部からスラスターが顔を出しヴィータはそのスラスターを吹かし高町に向かい突撃した。そのスピードは凄まじく、一瞬でテスタロッサを抜いた。
テスタロッサ「っ!?なのは!!」
高町「っ!!」
ヴィータ「どんな装甲だろうと・・・・・」
ヴィータはアイゼンを構えアイゼンは弾倉を回した。高町はカートリッジを消費しシールドを張った。だがアイゼンはそのまま突き刺さり高町はバリアバーストを発動しようとするが・・・
ヴィータ「撃ち貫くのみ・・・!!」
シールドは一撃で粉々になってしまったのだ。
そしてヴィータの勢いは止まらずそのまま高町の腹に向かいアイゼンで殴りつけた。
高町「かっ!?」
テスタロッサ「なのは!?」
はやて「援護には行かせんで!!」
テスタロッサ「っ!!」
霊太「・・・アッチはアッチで頑張っているらしいな・・・さてと・・・」
ヴィータ(E)「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」
霊太「その状態でもまだ戦いますか?」
ヴィータ(E)「はっ・・・・・・当たり前だ・・・・!!」
霊太はこちら側のヴィータと対峙していたが霊太は圧倒的なとはいかないがヴィータとの戦いは優勢に流れていた。
ヴィータ「アタシ等は・・・・お前等とは踏んだ場数が違うんだよっ!!」
ヴィータはアイゼンを構え霊太に攻撃を仕掛けるが霊太は平然としていた。
そして・・・
霊太「・・・それがどうした。」
ドンドンドンドンドンドン!!
ヴィータ「・・・・かはっ・・・・・!?」
霊太「・・・戦いは場数じゃねぇ・・・・・テメェの魂の強さだよ・・・・・」
霊太は迷いも無くヴィータにSWを連射した。そしてヴィータはそのまま崩れて倒れたのだった。
霊太「・・・・話になんねぇな・・・。」
八神「ヴィータ!?」
零人「余所見すんなよ!」
零人は余所見をしている八神に対し大剣で斬り付けたがそれをデバイスでガードし振り払った。
八神「くっ・・・・・!」
零人「Belial Edge!!」
しかし零人は再びジャンプし八神に向かい切り込んだ。流石に二度目はガード仕切れなかったのか八神は少し突き飛ばされた。
八神「ぐうっ・・・!!」
零人「まだまだぁ!!Hells Fung!!」
すると零人は勢いを止まらせず左手を構え殴り付け続いて右手でアッパーをかました。
零人「このまま押し切るっ!!」
八神「っ・・・・・!!」
だが。
突如零人の前に魔力攻撃が着弾した。
零人「っ!?」
イクス『マスター!前方に敵の増援、数は40!!』
零人「くっ・・・ここで増援かよ!!」
イクス『それだけではありません。他の皆さんの所にも増援が・・・!』
零人「何っ!?」
霊太『こちらアサルト2。マジで増援が来ちまったぜ・・・・』
はやて『同じくエンジェル1と5。嫌がらせにも程があるで・・・・・』
フェイト『そうだね・・こちらも増援だよ・・・・・』
零人「・・・・・・・一旦集結だ・・・・!」
その頃、クロノは・・・・・
クロノ「・・・やれやれ・・・ここで足止めを喰らうとは・・・・」
六課のフォワード陣がクロノの迎撃に出てはいたがクロノは余裕の顔つきで立っていた。
そして恐らくその原因は持っているデバイスとBJなのだと思われる。
クロノのデバイスは白く、槍の槍のような形状になっておりBJも腕に黒いガントレットのような物を装備していた。
クロノ「・・・そろそろ行かないと色々不味いな・・・・」
クロノはそう言いその場から飛び去って行った。
零人「どけぇぇぇぇ!!」
零人はヤクザ蹴りで局員を蹴り飛ばし腰のDEとセイバーで乱射していた。
弾が無くなると零人はリロードをせず仕舞い、大剣を振り回した。
零人「邪魔だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
零人は剣を構え停止すると上から霊太達が合流してきた。全員が背を合わせ対峙してはいたが全員に疲れが見え始めていた。
零人「はぁ・・・・はぁ・・・・お前等大丈夫か・・・」
霊太「どうにか・・・しっかし・・これは・・・・」
フェイト「正直キツイな・・・・・」
ライ「・・・しかし・・どうしてこんな増援が・・・・・」
零人「大方、元帥を良く思ってない税金泥棒共が居るんだろ・・・」
ヴィータ「ちげぇねー・・・」
ジン「しかし・・どうする・・・」
はやて「今までのメンバーに加えてこれとは・・・・」
零人「・・・しゃーねーだろ・・・行くぜ・・・・!!」
零人はそう言い大剣を構え、敵の中に走り去って行った。
なのはside
・・・・・あれからもう一度寝た私はまた目を覚まし、同じ天井を見ました。
なのは「・・・・・・・・・・・」
あれから考え・・自分の力が無力だと知った私は・・・半分まともでは無く・・・・力を欲し続けていました・・・・・。
なのは「力・・・・・力があれば・・・・・皆を守れるのに・・・・・そうすれば・・・皆助かるのに・・・・」
・・・・・本当にそう思っているの?
なのは「っ・・・・・・・」
私は身体を起こし机の上を見るとレイジングハートと寝ているクシャルが居ました。すると再び声が・・私の頭の中に響きました。
・・・・本当に力さえあれば・・・・守れると思うの?
なのは「・・・・・・・そうだよ、そうじゃなきゃ・・・私はここに居られない・・・この世界には・・・要らない存在に・・・なるから・・・」
・・・・・僕はそうは思わないよ。
なのは「っ・・・・・・・・・」
君の居場所は一つじゃない。君の居場所は君の取り得の数だけ在るんだ。
なのは「でも・・・私の居場所は・・・・ここだけなの・・・・・」
・・・いいや、どんな小さな事・・それこそ・・・優しい事・・・友達を思いやる心の事・・・自分にとっては小さな事でも・・他人となら・・それは大きな意味を持つ。
なのは「小さな事・・・・・でも・・それだけじゃ・・・・」
君は力だけを欲し・・居場所を求めた。でもね・・・・それだけでは・・居場所はいつか失われる。力だけを欲していては・・・・何も・・・守れない。
なのは「っ・・!!じゃあ・・・・私は・・どうしたらいいの・・・・どうしたら・・・・」
それは君が見つけるんだ。誰かに頼るのではなく、自分の足で。その居場所を・・・意味を見つけよう。
なのは「・・・・・・・・・・」
思いだけでも・・・力だけでも・・・駄目なんだ・・・・それを叶えようとしないと・・・
なのは「思いだけでも・・・・力だけでも・・・・・・」
・・でもただ思っているだけでは・・力を使っているだけでは・・それは本当に駄目さ。二つを合わせて・・・叶えようとしないとね・・。
なのは「・・・・出来るかな・・私に・・・・」
出来るさ。君なら。
なのは「・・・・貴方は・・・誰なの?」
三人称side
(BGM"翔べ!フリーダム")
するとレイジングハートが突然浮かび上がりなのははベットから立ちレイジングハートを受け取った。するとなのはは勝手にセットアップされたが・・不思議と・・落ち着くような心地だった。そしてなのははBJの姿となったがその姿は今までの物とは違っていた。ヴィータ同様、腕部や脚部などに甲冑のような灰色の装甲が付けられており左手には小さな盾が腕部の装甲に付けられていた。腰にはブースターのような物と背中には機械的な羽が、そしてレイジングハート自体は所々が白と蒼の装甲が追加されたような状態でいつもなら桃色の羽が発生する場所は青い羽になっていた。
『僕の名は・・・キラ・・僕は・・君の新たな翼であり・・剣だ。』
なのは「キラ・・さん?」
キラ『まぁ・・それでもいいかな?』
するとレイジングハートが起動しいつの間にか起きていたクシャルが肩に乗った。
レイジング『マスター。零人達がこの近くまで来ています。どうやらマスターの奪還と元帥の無実の為に出撃したのでしょう・・ですがかなり劣勢です。』
なのは「えっ・・・!?」
キラ『どうやら最悪の状況のようだね・・・・・』
なのははレイジングハートの報告を聞き、二つの言葉を思い出していた。
-ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん。-
-思いだけでも・・・力だけでも・・・-
なのは「行こう!みんなを助けに・・!!」
キラ『・・・・うん!』
レイジング『了解。OS再チェック開始。』
するとレイジングハートから様々な画面が出現し自動調整を始めた。
なのは「えっ・・まさか私・・機械人間に・・・」
キラ『大丈夫。デバイスと僕のOSの設定だけだから。』
レイジング『OS設定完了。フェイズシフト装甲起動。』
なのはは屋上に転移され灰色の装甲は白と蒼所により黒に染まった。
なのは「思いだけでも・・・・・
(BGM"ストライク出撃!")
力だけでも・・・・・」
するとなのはの背中の羽を付けている装甲のスラスターが起動し同時にアクセルフィンも起動した。そしてなのはは一旦屈みジャンプするかの様に飛翔した。
なのは「っ・・・・・!!」
するとGが凄まじかったのかなのはは少し顔を歪めたが直ぐに慣れたのか表情は元に戻った。すると前方からなのはを偶然見つけた空戦魔導師たちが攻撃を仕掛けた。
なのは「っ・・・・!」
レイジング『Lacerta』
するとレイジングハートは先端部から魔力を展開し刃状に形成した。薙刀のような形ではあるがなのははそれを振るい・・・
ザン!ザン!
局員「何っ!?」
魔導師達のデバイスを破壊しそのまま通り過ぎた。
クシャル「なのは、お前・・・・・」
なのは「・・・・時間は無駄にしたくないし・・それに・・命もね・・・。」
クシャル「・・・・・っ!後ろだ!!」
クシャルの言葉になのはが後ろを向くと別の魔導師達がなのはに向かい攻撃をした。しかしなのははそれをマニューバーで回避しスフィアを人数分展開した。
なのは「アクセルシューター!」
なのははアクセルシューターを使い再び魔導師達のデバイスのみを破壊した。
そしてそのまま速度を落とさずなのはは零人達の方に向かって行くのだった・・・。
その頃、ユーノは・・・
ユーノ「ワアアアアアアアアアアアアアアア!?!?」
「・・・はぁ・・・しっかりしてよ・・・・・・」
銀色の辻風と共に本局に向かいしがみ付いていたのだった・・・・。
次回予告ッ!!
零人「劣勢変わらずの俺達。ついには窮地に立たされる。」
フェイト「そして再び始まるこちら側の私達との戦闘・・・」
はやて「果たして私達の運命は?」
ヴィータ「そしてその場に奇跡が起こる・・・・」
なのは「次回「自由が運びし不屈の心」。」
なのは「みんな。お待たせ!」
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イレギュラー"アインスト"の存在を知った零人達。
彼等はアインストを倒すために新たな戦いに入っていくのだった・・・・・!
そして、少年少女達は一つの答えに向かっていく・・・・・。
A,s 2nd編イメージソング
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