シャドウスパイダーを倒した後、俺は少女がいる場所に戻ろうとしたがその場で止まった。
なぜ、俺が止まったかと言うと微弱だが声が聞こえてきたからだ。
そして微弱な声が聞こえてきた方へ歩いていき、そこで俺が目にしたのはもう息が引き取っている男性と虫の息の女性がいた。
それを見た俺は女性の元に急いだ。
尚哉「大丈夫ですか!?今すぐに助けを呼んで…「…結…構…で…す…」!?」
俺が助けを呼びに行こうとしょうとしたら止められた。
女性「私は…も…う…助…か…らな…いから…君…みた…い…な…子…供…に…頼…む…のは…おか…しいけ…ど…お…願い…があ…るの…」
女性は今でも息絶えそうな声で俺に話しかけてくる。そして俺は女性の話を真剣に聞いている。
女性「あの…時…助け…た…女…の子を…支え…て…くれ…ないかな…」
その話を聞いて理解した、この人あの少女の母親だ。
女性「あの…子…悲し…いこと…や…辛…いことを…1…人で…抱え…込ん…じゃう…性…格だ…から…」
少女の母親は俺にあの少女を支えてくれといったが、要するに私達はもう死んでしまう。そしてこれは俺の推測なのだが親族も居なくて、あの子は天涯孤独になってしまうから俺に頼んだのだろう。
尚哉「でも良いのか?こんな見ず知らずの俺に娘を頼んで」
そんなに言っているのだからちゃんとした理由があるはずだ。
女性「きみ…なら…任せ…られる…そ…う思っ…たか…ら…」
全然理由になってねぇー!
でもこの人、俺を信じている目をしている。
尚哉「わかりました。あの子は俺が支えていきます。…だから安らかに眠ってください」
ここまで期待されて断れる訳がない。それにあの子をほっとけない!
女性「それ…で…は娘…を…『はやて』…を…お願…い…し…ま…す…」
そして女性は笑顔で逝った。
少女の母親が息を引き取ってから数分後、俺は少女の目の前で……倒れている。
なぜ倒れているかと言うと、俺は少女の所に戻ってそこでバリアジャケットを解除したんだが…
バリアジャケットを解除したらすぐに身体中に激痛がはしってその場で倒れてしまい現在にいたる。
尚哉「やばい、動けない。どうすればいいだろうか、ディエンド」
俺は武器から十字架のネックレスに戻ったディエンドにこの状況をどうすればいいか聞いてみた。
ディエンド[マスターがカートリッジを使ったから悪いんですよ]
そんなこと言われてもあそこで使わなかったらあのシャドウを倒せなかったんだからしょうがないじゃんか。
そう思っていると遠くから足音が聞いてきた。もしかして救助隊が来たのか。
やばい…急に眠気が…意識がとおのいて…い…く…
俺はその場で意識を失うのであった。
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シャドウスパイダーを殲滅した尚哉はあの少女の元に向かう