No.617185

真・リリカルDM

カイさん

第三話「再会」

2013-09-08 08:39:55 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2323   閲覧ユーザー数:2012

すずか「何か凄かったね~」

 

アリサ「凄いなんてもんじゃなかったわよ、あの劣勢の場面で逆転しちゃうんだもん」

 

なのは「一刀君昔から強かったからね」

 

フェイト「なのは。夏目一刀の事、そろそろ話してくれない?」

 

アリシア「ああ、私も聞きたい!」

 

今なのは達はT&Hに集まっていた

 

 

なのは「あれ、まだ話してなかったっけ?一刀君は、私の幼馴染でね、2年生の時に引越ししちゃって。その時にこのカードを預かったの」

 

フェイト「預かった?」

 

なのは「うん。こいつをお前に預ける。何時か、こいつを返しに来い。だったかな」

 

アリシア「小学生のセリフじゃないわね」

 

プレシア「だから夏目君。あんな事言ってたのね」

 

フェイト「母さん。仕事は?」

 

プレシア「大丈夫よ、一区切りつけてきたから。それより来たわよ、レンタル用D・ボード」

 

アリサ「ホントですか!」

 

すずか「私乗りたいです♪」

 

なのは「私も私も♪」

 

???「お前が乗れる様になるには時間が掛かると思うけど?」

 

なのは「えっ?」

 

声のした方を見ると、黒縁メガネを掛けた男の子が隣の席でジュースを飲んでいた

 

 

アリサ「ちょっと何よあんた!いきなりなのはにそんな事言うなんて何様のつもり!」

 

???「そいつの運動力くらい判ってますよ、昔から」

 

なのは「えっ!?」

 

すずか「昔から?」

 

なのは「・・・もしかして、一刀君?」

 

一刀「気付いた?」

 

フェイト「ええ!?」

 

アリシア「チャ、チャンピオン!?」

 

なのは「一刀君!」

 

一刀「変わらないな、お前も」

 

なのは「背伸びたね♪」

 

一刀「お前もな」

 

アリサ「えっ、えっ!?チャンピオンなの、ほんとに?」

 

一刀「偽者に見えますか?まあ、余り詳しくない人は仕方ないですけどね」

 

すずか「あ、あの!」

 

一刀「はい?」

 

すずか「さ、サイン下さい!」

 

ズコッ!!

 

全員が一斉にこける

アリサ「す、すずか。あんたね、4年生がサインなんて「はい、どうぞ」出来るの!?」

 

すずか「わぁぁー、見て見て皆、サイン貰っちゃた♪////」

 

なのは「す、すずかちゃん・・・」

 

フェイト「あの、チャンピオン」

 

一刀「一刀で良いですよ、あと敬語も無しで」

 

フェイト「じゃ、じゃあ一刀。如何してここに?」

 

一刀「スタジアムでなのはを見たので、何してるかなと思って」

 

なのは「えっ、私?」

 

一刀「ああ、レンタルが始まったD・ボードの件で此処に来たついででな」

 

なのは「そうなんだ、あっ!そうだ」

 

一刀「???」

 

なのは「一刀君。これ返すね」

 

なのはがスターダスト・ドラゴンを渡すが、一刀が直ぐになのはに返す

 

 

なのは「えっ?」

 

一刀「今はまだその時じゃない。これはまだ預けておく」

 

なのは「で、でも」

 

一刀「良いんだよ、それより少しは腕上げたのか?」

 

なのは「えっ!?そ、それは・・・」

 

フェイト「大丈夫だよ。なのは強いから」

 

一刀「そうか、それを聞いて安心した。またいつかデュエルする時が楽しみだ」

 

プレシア「所で夏目君。D・ボードの件って言ってたけど、何の用だったの?」

 

一刀「たいした事ではないですよ、ただ説明と資料を渡しただけの軽い打ち合わせですよ」

 

アリシア「一刀がやるのそれ?」

 

一刀「ああ、そうだよお嬢さん」

 

アリシア「・・・私、6年生なんだけど」

 

一刀「・・・えっ?」

 

アリシア「やっぱり間違われてた」(ズーン!)

 

フェイト「あ、アリシア元気出して」

 

アリシア「お姉ちゃんでしょフェイト!」

 

一刀「・・・姉と妹逆なんじゃ?」

 

アリシア(グサッ!)

 

なのは「一刀君!」

 

一刀「あ、あれ?地雷踏んだ?」

 

アリシア「いいもんいいもん、どうせ私は小さいわよ」(イジイジ)

 

フェイト「あ、アリシア元気出して」

 

フェイトが一生懸命アリシアを慰めていた

 

 

アリサ「所で何で一刀が説明に来たの?」

 

一刀「三盟(さんめい)って会社知ってる?」

 

すずか「えっと前にニュースでやってたね、三つの会社が合併して出来た会社だって」

 

一刀「魏曹・蜀劉・呉孫。この三つの会社が合併して出来たのが三盟だ。その理由がD・ボードだ」

 

プレシア「なるほど、そう言うことなのね。今ゲーム業界は人気争いが激しいものね、それに生き残る為には合併も手って訳ね」

 

一刀「そう言うことです。そしてそのD・ボードに関してはこの会社が全面的に力を入れている物の一つなんです」

 

なのは「それで何で一刀君が?」

 

一刀「夏目家は曹家の分家に当たるんだ。しかも俺は三盟のテストパイロットでもあるんでね、プロジェクトの一員でもあるんだ」

 

リンディ「つまり砕けて言うと人手不足なのね」

 

プレシア「あらリンディ」

 

リンディ「でも三盟ってD・ホイールのパーツの開発もやってるわよね?」

 

一刀「両方同時進行中ですよ、だから人手不足なんです。開発グループも業務グループもね」

 

フェイト「じゃあ、一刀もD・ボードの整備とか出来るの?」

 

一刀「まあ、一様ね」

 

なのは「すごーい一刀君♪」

 

一刀「俺のD・ボードも自分で作ったんで」

 

アリサ「あら何、自慢?」

 

一刀「ご自由な解釈で、D・ボードは細かい面を除けばスケボーと同じですから、運動センスも必要なんです」

 

なのは「えっ!?」

 

一刀「なのは。昔から運動苦手だよな」

 

なのは「あっ、あははははは」

 

一刀「まあ、何時かちゃんとしたの・・・」(ボソボソ)

 

なのは「えっ、何一刀君?」

 

一刀「何でもねえ」

 

立ち上がった一刀が、出口に向かって歩き出す

 

 

なのは「あれ、一刀君帰っちゃうの?」

 

一刀「まだ仕事が残ってるんだ。あと一箇所回らないといけないから、また今度な」

 

フェイト「何処なの?」

 

一刀「えっと、八神堂って店だな」

 

スケジュール帳を確認しながら言った一刀の一言に、全員が顔を合わせて笑う

一刀「で、何で皆ついて来るんだよ?」

 

なのは「だってせっかく会えたんだもん、もう少し一緒にいたいじゃない」

 

一刀「まったくお前は本当に」

 

なのは「駄目?」

 

一刀「・・・勝手にしろ」

 

アリサ「もちろんそのつもりよ」

 

すずか「うん!」

 

フェイト「それに一刀ともっと仲良くなりたいし」

 

アリシア「チャンピオンと知り合いなんて凄い自慢話だからね♪」

 

一刀「まったく、ええっと。この辺の筈だけど」

 

なのは「あそこだよ一刀君」

 

一刀「うん、本屋?」

 

すずか「はやてちゃーん♪」

 

はやて「はーい。ああ、すずかちゃん、皆も如何したん?」

 

フェイト「お客さん連れてきたの」

 

はやて「お客さん?」

 

一刀「三盟の者ですが、あなたは店員さんですか?」

 

はやて「私?私が店長の八神はやてです」

 

一刀「あなたが、・・・うん、八神?」

 

なのは「ヴィータちゃんのお家だよ、一刀君」

 

一刀「ああ、あの子の」

 

はやて「もしかして、夏目君?」

 

一刀「はい、夏目一刀です」

 

はやて「わぁー♪ホンモンや、ヴィータ!ヴィータ!」

 

ヴィータ「何だ、はやて?」

 

一刀「こんにちは」

 

ヴィータ「・・・ああ、てめえ!」

 

一刀「ああ、デュエルじゃないよ、今日は仕事できたんだ」

 

ヴィータ「何だ仕事か」

 

一刀「ああ、じゃあ早速打ち合わせしたいんだけど」

 

はやて「はい、どうぞ中に♪」

 

一刀の仕事の様子を一通り見たなのは達は、一刀の仕事の終わりを待って解散した


 
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