No.61702

愛する者を守る剣-3-

祭りが終わっても俺の小説は終わらないぜ。
入賞はできななかったがこの小説は必ず完成させて見せる。キーボードを叩く手はとめません。
小説を書いていると『あれ?なんかハーレムルートにいってないか?』まさかの一刀が三国統一しちゃうのかな?とかおもいながら書いている自分。
しかし支援をしてくれた読者の皆様のために頑張っていきたいとおもいます

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2009-03-05 18:55:38 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:20102   閲覧ユーザー数:10521

玉座の間(午後二時くらい)

 

 サプライズから少したってみんなで一刀のいなかった一年間について話しがむいた

 

一刀「ここも久しぶりだな」

 

華琳「そうね」

 

霞「そういえば・・どこにおったん?」

 

一刀「んーーー。分かんない」

 

真桜「・・・・わかんないって」

 

沙和「でも、隊長らしいの」

 

凪「・・確かに」

 

一刀「うーーん。しいて言うなら・・・・・暗闇?」

 

風「愕然として、わからないのです」

 

一刀「そんなこと言われても、たぶん死んでたのかもね」

 

 ケロッと爆弾発言

 

春蘭「死んでたって・・・・」

 

秋蘭「もう、人の域を超えている」

 

華琳「ここに、いるからいいじゃない」

 

一刀「そうだな。あそこは思い出すのもいやだね」

 

沙和「じゃあ、隊長の怖い話は終了なの」

 

一刀「そうだなって・・・・・もう俺はお前達の隊長じゃないはずだぞ」

 

沙和「・・・・・そうなの?」

 

凪「私に聞かれても」

 

真桜「そこは・・・どうなんです?華琳様」

 

華琳「もう三人は、わが魏が誇る武将だから、その上に一刀を立たせるのはちょっと無理があるかしら?」

 

稟「はい。凪、沙和、真桜は立派な武将。その上の地位は春蘭様、秋蘭様、華琳様しかおりませ ん。かと言って一刀をその地位に持っていくには・・・・」

 

桂花「無理ね。華琳様や秋蘭のように頭がキレる訳でもないし、春蘭にようにも強くはないの  よ!!」

 

稟「頭はたしかに華琳様たちよりはな。しかし我らにはない柔軟な思考がある。」

 

桂花「ぐ・・・しかし、頭だけなら私や稟、風もいけるわ!!上に立つには武も強くなけば!!」

 

稟「そうだ。問題はそこ・・・・」

 

華琳「なら、大丈夫ね」

 

 「「「!!!!!!!!!!」」」

 一刀が春蘭達との戦いを見ていないもの達はびっくりしている

 

霞「どういうことや?華琳」

 

 霞が皆が聞きたいと思っている質問を聞いてきた

 

華琳「だって、春蘭と秋蘭の2人掛りでも良い勝負をしたのよ」

 

 「「「!!!!!!!!!!」」」

 本日三度目のサプライズ!!

 

季衣「春蘭様、本当??」

 

 春蘭の隣にいあた季衣がきいてきた

 

春蘭「本当だ」

 

流々「手加減をしていたんですか?」

 

 今度は流々が秋蘭に聞いてきた

 

秋蘭「あいにく、一刀の偽者に手加減などする必要がない」

 

春蘭「まっ二つにしてやろうとしたんだが、すべて防がれるは、かわすはで正直あせったな」

 

秋蘭「ああ、しかも我ノ化身の攻撃も避けられるし・・・ちゃんと頭を狙ったのだが」

 

 おいおい

 

一刀「・・・・よく生きてたな俺」

 

流々「兄様もしかして、このほほの傷は・・」

 

一刀「そう、春蘭の刀の傷」

 

霞「どあほ!!なんで確かめてからやらんのかったんや」

 

春蘭「だって・・・・・つい頭に血が昇って・・・」

 

秋蘭「そう言うな。霞でもあの場所にいたら我慢などできないだろう・・・・・私もだったがな」

 

凪「秋蘭様ですら・・・・」

 

霞「むむむ・・・確かに我慢できないかもしれんが」

 

華琳「いいじゃない・・・こうして生きてるんだから」

 

一刀「そうだよ。別に怒ってないし、きちんと説明しなかった俺もわるいんだし」

 

霞「一刀がそう言うなら」

 

季衣「ところで・・・お兄ちゃんってそんなに強かったっけ??」

 

流々「そうですね。なんででしょう??」

 

 おっと!!!それは聞いてはいけないよ。

 

華琳「そうね・・・・・・一刀!」

 

 どうしよう?どうしよう?話をそらさないと・・・・・・そうだ!!

 

一刀「華琳・・・・約束おぼえてるか?」

 

華琳「ええ、ちゃんと覚えているわ」

 

 よし。逃げ道ゲット!!

 でも、なんでそんなに笑顔??

 

華琳「胸の大きな女の子を呼ぶんだったわね・・・名を確か曹子孝」

 

 オーマイガッ!!逃げ道が一気に茨の道に

 

凪「曹子孝・・・・瑠拿(るな)のことですな・・・・・帰ってきてそうそう・・・・最低です」

 

一刀「ち、違う!!曹子孝を呼ぶのは・・・・・」

 

春蘭「季衣や流々みたいに小さく可愛いから」

 

秋蘭「背が小さいわりに、胸が大きい」

 

 おっと夏侯姉妹のコンビネーションアタック!!

 

一刀「ぐ、なんでそんなにくわしいの」

 

春蘭「我らの従姉妹にになるからな」

 

 はい?・・・・・・春蘭は夏侯惇、曹子孝は曹仁・・・・・・しまったーーーーー。そうだ従兄弟いや従姉妹なのかーー

 

秋蘭「しかし、瑠拿を選ぶとは一刀も目利きが上達したな」

 

一刀「いやいや、ただ・・・・」

 

凪「ただ?」

 

 こえーー。凪の目が一層釣り目になってる。

 

一刀「誰かを守りたいって気持ち。痛いほど分かるからさ・・・」

 

沙和「隊長ってなんにもかわってないの」

 

真桜「そやな・・・・私らがしってる隊長そのまんまや」

 

風「はいはーい。そんな甘い言葉には武官は騙せても」

 

稟「文官たる軍師が騙せると思ったら」

 

桂花「大きな間違いよ。このバカ」

 

一刀「・・・・・・なにがかな?我が魏が誇る軍師諸君」

 

風「いったい、お兄さんはどのくらい強いのか確かめたいと思います」

 

稟「いい考えがある。武官達は最近戦闘をしていないからな」

 

桂花「腕試しと言う名義で一刀をころしましょう!」

 

 おいこら。俺は見世物か

 

華琳「いいわね。それ」

 

一刀「俺に・・死ねと。華琳」

 

華琳「大丈夫よ。死にそうになったら助けてあげるから」

 

一刀「やるのは、やるのかよ」

 

魏兵士「曹操様、仰せの通りにつれてきました」

 

華琳「いい時に着たわ。つれてきて」

 

魏兵士「はっ!!・・・・一刀様!!帰ってきてこれたのですね!!」

 

一刀「お前は・・・・・どうだ?告白できたか?」

 

魏兵士「はい!おかげで子ももう少しで生まれるとこです」

 

一刀「そうか。良かったな」

 

魏兵士「はい!・・・・では今連れて行きます」

 

 魏兵士と知り合いだったらしく少し話をして魏兵士は下がっていった

 

沙和「いいなーー。沙和も子供が欲しいの!!」

 

真桜「アホぬかせ!それはここにおる全員がおもってることや。口にしたらあかんで!!」

 

凪「そうだ沙和。いずれみな子供ができる。今のうちに名でも考えておけ」

 

季衣「ねぇ兄ちゃんの子供私も欲しい」

 

流々「私も・・・・・欲しいよ」

 

風「お兄さんの子供・・・・・楽しみですね」

 

華琳「いや、まだ無駄でしょう貴方達は」

 

春蘭「では、大丈夫なのは7人だな」

 

秋蘭「さて、大変になるぞ」

 

 もういや。この人たち怖いよ

 

曹仁「私の入る場所がないな」

 

一刀「曹子孝か。どうしたらいいかな」

 

曹仁「そうですね。放置で・・・・・・・と言うかなんで貴方がここにいるの?」

 

 曹仁はふと疑問に思ったことを質問する

 

一刀「あーー。そう言えば言ってなかったな。はじめまして北郷一刀だ。世間では天の御使いなんて呼ばれてる」

 

曹仁「・・・・・・・」

 

 ピーピー。ただ今フリーズ中

 

一刀「なあ。秋蘭どうしたらいい?」

 

秋蘭「ん?・・・久しいな瑠拿」

 

 秋蘭に助けを求め、曹仁に声をかけた

 

曹仁「秋蘭姉さま・・・・・・・・・・・」

 

 まだ、頭が固まっている

 

春蘭「なんだ?瑠拿、どうした?」

 

曹仁「春蘭姉さま・・・・・・」

 

華琳「あら、この子が曹子孝ね」

 

 しだいに周りの者が正気に戻っていく

 

曹仁「そそそそそ曹操様!!」

 

一刀「そんなに噛まなくても」

 

曹仁「ううううううるさい!それよりなんで貴方が!!!」

 

 曹仁は手をプルプルさせながら一刀を指差す

 

一刀「なんでってねぇ。ここが俺の居場所だしなぁ華琳」

 

曹仁「曹操様を・・・真名で、なんて命知らず」

 

 すぐに首が飛ぶと重い、目をつぶっていたが

 

一刀「なんで、目を瞑ってるの」

 

曹仁「だって、貴方の首が飛ぶかとおもって」

 

桂花「本当は飛んで欲しいのだけど、あいにくここにいるいかにもアホそうなのが天の御使いよ」

 

風「こんな人がまさか御使いとは思わないですからねーー」

 

一刀「なにげにひどっ」

 

 軽く凹む一刀

 

曹仁「は・・い」

 

華琳「ほとんどが知らないと思うから自己紹介を」

 

曹仁「は、はい!曹仁と申します。新平訓練では楽進様のところで訓練をしました。」

 

華琳「そう、ここに呼んだのは一刀のお願いなのだけど・・・・・気に入ったわ」

 

一刀「だろ?こいつは・・・」

 

霞「いい女になる」

 

一刀「そうそういい女にって、誤解を招くだろ」

 

真桜「招くの何も常日頃、誤解がたえたことがないで」

 

凪「甲斐性なし」

 

一刀「今日はやけにきついな」

 

華琳「一刀をいじめるのはあとにして・・」

 

一刀「あとでまたやられるの」

 

霞「やる。のと違うん。なあ一刀」

 

一刀「こら、含みのある言葉を言うな!!」

 

華琳「あっちはほっといて。曹仁!」

 

曹仁「はい!」

 

華琳「知っているとは思うけど私が曹操。これから華琳と呼びなさい。あとここにいる者達の真名で読んでいいわよ」

 

曹仁「めめめめめ滅相にありません。真名で呼ぶなど」

 

一刀「華琳は、ああ見えて頑固でね。折れたほうがいいよ」

 

曹仁「・・・・・・はい。私の真名は瑠拿です。よろしくお願いします。」

 

華琳「あら、もう瑠拿を手なずけたのね。さすがね」

 

一刀「はいはい。そんなに怒るなって」

 

華琳「べべべべ別におこってないわよ」

 

一刀「へいへい」

 

華琳「(怒)さて、霞たちは武器をとってらっしゃい」

 

霞「はいよーーいくで真桜」

 

真桜「はい姉さん」

 

沙和「凪ちゃん、私達も」

 

季衣「ねえ、春蘭様・・・」

 

春蘭「いいぞ。お前達もとってこい」

 

季衣「はーい。いこう流々」

 

流々「うん!」

 

 おのおのが自分の部屋にはしっていく

 

一刀「じゃあ、俺も・・・・」

 

 スッ

 

華琳「あら、どこにいくのかしら?あ・な・た」

 

錆びた鉄同士が「ギギギ」と音を鳴らすように華琳のほうを向く

 

一刀「いや、なに・・・・麒麟が俺を呼んでいる」

 

春蘭「麒麟なら、ちょうど中庭にいるぞ」

 

 麒麟ーーーー!!!。主の逃げ道はそっちじゃない

 

華琳「じゃあ、逝きましょうか」

 

 ベタな変換ミス!!

 

一刀(秋蘭たすけて!!)

 

秋蘭「ん?安心しろ」

 

一刀(さすが秋蘭)

 

秋蘭「ちゃんと相手はしてやる」

 

 もういいや。あきらめよう

 

中庭

 

一刀「本当にやるの?」

 

華琳「ええ、もちろんよ」

 

 華琳、春蘭、秋蘭、瑠拿とみんなの到着をまっている

 

瑠拿「一刀様が強いのは知っていますがかてるのでしょうか?」

 

一刀「やってみないと分かんない。曹子孝は俺の応援をしてくれよ」

 

瑠拿「・・・瑠拿と呼んでください」

 

春蘭「さっそく気に入られたな。一刀」

 

秋蘭「また賑やかになるな。一刀がらみで」

 

一刀「俺かよ」

 

 そんなこんなでみんながやってきた

 

稟「全員、きました」

 

華琳「わかったわ。今回は稟、風、桂花達は審判を。私そして春蘭、秋蘭、瑠拿は見学ね」

 

季衣「じゃあ、最初は僕から!!」

 

一刀「はいはい」

 

 季衣が鉄球を振り回しながらやってきた

 

風「では、はじめ!」

 

季衣「でや!!」

 

 合図とともに鉄球をなげる。

 

一刀「まじかでみると怖え」

 

 愚痴をいいながら背中の斬艦刀を取り出し地面に刺し、鉄球を防ぐ

 

一刀「急がなくても、逃げないから」

 

 マントを外し、いつもの格好にもどる

 

季衣「いっぱいの武器をもっているね。でもつかいきれなきゃ意味ないよ」

 

 会話を交わしながら、鉄球を手繰り寄せ、投げ込む。

 

一刀「ご忠告・・・・どうも!」

 

季衣「え・・」

 

 篭手を鉄球の下から入れ少し軌道を上にずらし、避ける。

 

季衣「わっとと」

 

 自分が投げた鉄球の力に少し引っ張られ、体勢をくずした

 

一刀「もらった」

 

 一刀の拳が季衣の顎を捉えた

 

風「・・・・・・・・おお!この勝負。お兄さんの勝ちです」

 

桂花「う・・・そ」

 

 まわりはびっくりしているようだ。

 

華琳「当然としては当然ね。」

 

春蘭「はい。季衣もこれで自分の反省すべき点が見つかるでしょう」

 

秋蘭「姉者がまともなことをいっている。」

 

瑠拿「はじめて見ました。春蘭姉さまがこんな」

 

春蘭「お、お前達は」

 

 春蘭は顔を真っ赤にして言い返したいのだが言い返せない自分に腹が立っているようだ

 

季衣「ま、負けちゃった」

 

一刀「季衣は、鎖付きの鉄球は真っ直ぐ投げるだけじゃないぞ。いろんな方向からの攻撃を考えてごらん」

 

季衣「・・・うん!次は負けない!!」

 

一刀「さて、次は誰かな?」

 

沙和「華琳様ーー。隊長に一人では勝てないと思います」

 

真桜「そやな。秒殺させちゃ学ぶもんも学べんわ」

 

凪「・・・私は一人がいい。どこまでやれるか試したい」

 

霞「こたえるまでもあれへん!!一人で行くで」

 

華琳「なら、真桜、沙和、流々の三人で行きなさい」

 

一刀「俺の意見は?」

 

春蘭「前から、一刀の意見が通ったことがあるか?」

 

一刀「・・・・ないです」

 

秋蘭「しかたのないことだ」

 

稟「では一刀とには三人一緒にということで」

 

一刀「はーい」

 

流々「季衣の分まで頑張ってみせる」

 

沙和「この一年間、お洋服買ったり、美味しいものばかり食べてたわけじゃないの」

 

真桜「半分墓穴掘ってるよう気がする・・・・だが!ただではやられへんで!」

 

一刀「まあ、沙和らしいな」

 

稟「では・・・・はじめ!」

 

流々「では、いきます!」

 

 流々はドでかいヨーヨー?を投げてきた

 

一刀「ふっ!」

 

 季衣の時のように下から軌道をずらそうとした

 

流々「同じのは食らいません!」

 

 触れた瞬間、ヨーヨーが回転し始め拳を弾いた。それのより体勢を後ろにくずしてしまった

 

一刀「熱っ!」

 

真桜「隊長・・・油断・・」

 

沙和「大敵なの・・・・・」

 

一刀「しまった!!・・・」

 

 沙和と真桜による挟撃。

 

一刀「と言うとでも思ったか!!」

 

 後ろに倒れるはずだったが腰に挿してある刀の鞘を使い倒れるのを防ぎ、すかさず刀を逆手で抜く

 

真桜「!!。でもなもう間に合わんで!」

 

沙和「もらったの!!」

 

 左から真桜、右から沙和。今からどこに来るか分からない攻撃を防御するのは至難の業。無論できるはずがない。

 一刀は、左は普通に持ち替え2人の武器の先に剣先を合わせ、タイミングを合わせながら体を軸に半時計回転。

 すると、2人の攻撃は何かに吸い込まれるように静かに目標をはずした

 

沙和「え・・」

 

 回転の力を殺さず、右の逆手で持っている刀の峰で沙和を叩く

 

一刀「はっ!!」

 

沙和「かはっ」

 

 モロにくらった沙和は二メートルはど吹っ飛んだ

 

一刀「やり・・・すぎた?」

 

 気にしても後の祭り

 

稟「大丈夫だ。あれほどで弱音を吐くほどの武将ではない」

 

沙和「・・・・・いたい」

 

 静かに立ち上がり

 

沙和「痛いのーー。隊長の意地悪なのーーー」

 

 めっちゃ元気ですがな

 

一刀「沙和は、ほっといて・・・どうする続ける?」

 

真桜「どうする?流々ちゃん・・・」

 

流々「悔しいですが・・・・・お2人の技をかわしたあの行動の意味がわかりません」

 

真桜「同感や・・・・お手上げやわ。」

 

一刀「それじゃあ・・・」

 

流々「この勝負、兄様の勝ちです」

 

一刀「それでいい。このまま続けるならボコボコしてやろうとおもってた」

 

 一刀の後ろには鬼を思わせるオーラが漂っている

 この時、誰もが『一刀を怒らせてはならない』と思った。いつも温厚な人が怒ったら怖いと言うが本当のようだ

 

一刀「戦いに勝っても死んだらどうにもならない。生きることを考えろ。」

 

 一刀は鞘に戻しながら言葉を続ける

 

一刀「生きるほうが辛いに決まっている。死んだら何もない・・・・・・生きるほうが戦いだ」

 

 一刀は言い終わると沙和の所へ行き、なにやらあやまっているようだ

 

真桜「・・・あんなに隊長かっこよかった?」

 

流々「兄様にも考えがあるのでは?」

 

 沙和に誤っていた一刀は沙和の右ストレートをくらった

 

真桜「訂正・・・・かっこわる」

 

流々「兄様って。本能で生きてるのかもしれませんね」

 

稟「この勝負は一刀の勝ちで・・次は誰が・・・」

 

凪「私が・・・行きます」

 

 静かに立ち上がり体を伸ばしている

 

凪「・・・霞様」

 

霞「なんや?凪」

 

凪「残念ですが・・・隊長を初めに倒すのは私です」

 

霞「!!・・・いうねぇ凪。」

 

凪「この一年間の成果。見せてあげます」

 

 軽く確認をし、一刀のところまで歩いていく

 

一刀「次は・・凪か」

 

 一刀はあれほどの戦いをしていたにもかかわらず息ひとつ乱していない

 

秋蘭「稟、審判は私がやろう。合図が遅れ怪我でもおったら大変だ」

 

一刀「・・・・もしかして凪って強くなった?」

 

秋蘭「凪だけではない。皆悲しみをバネに武や学に一層力を入れたよ・・・・ただ凪が人一倍頑張った。ただそれだけだ」

 

一刀「・・・・そうか」

 

秋蘭「では・・はじめ!!」

 

凪「はーー」

 

 合図と同時に距離を詰めてきた

 

一刀「・・・」

 

 一刀はその場から動かず右足をだして拳を前にだし構えた

 

凪「はっ!」

 

 大降りの回し蹴り

 

一刀「ふん!」

 

 それを右手で受け止める

 

凪「まだまだ!」

 

 左足を捕まれたまま、体をひねり足が開放されたら間髪いれずパンチの嵐が一刀めがけて振ってくる

 

一刀「うおっ!!」

 

 体をひねり、時には腕で拳の嵐をいなしていく

 

凪「く・・・そ」

 

 これでららちがあかないと思い後ろに大きく跳ぶ

 

凪「さすがです。隊長ここまでやるとは」

 

一刀「・・・・・」

 

 一刀は黙っている

 

華琳(なんで、一刀は反撃しないのかしら?)

 

春蘭(たぶん、体術同士では部が悪いのでしょう)

 

桂花(なら、なんで武器を使わないのよ)

 

華琳(それは・・・・一刀だから?)

 

春蘭(???)

 

華琳(不器用なのよ)

 

春蘭(ああ。なるほど)

 

 観客席ではこの試合について討論が繰り広がれている

 

凪「私が・・・築き上げた力を!!」

 

 腰を下げ、右手を引き

 

凪「この・・・・一撃に!!」

 

 右手全体が気を纏い始めた。凄まじい力を感じる

 

真桜「なあ・・・・あれ大丈夫なん?」

 

沙和「たぶん・・・モロに食らったら・・」

 

真桜「食らったら??」

 

沙和「蒸発するかもね♪」

 

真桜「あかんあかん!!はよとめな」

 

沙和「もう・・・遅いの」

 

一刀「・・・・」(いやいや!無理無理。死ぬって)

 

 内心、ギリギリ一杯な一刀

 

一刀「気には気でむかうしかない!!」

 

 一刀は右手を見つめ開いたり握ったりしてる

 

秋蘭「?何をしているのだ一刀は」

 

一刀「!!!」

 

 何かを感じたのか一刀は笑いを浮かべ右拳を地面につけ左手は手首をにぎる

 

一刀「はーーーー」

 

 一刀の右手が少しだけ気をまとった

 

凪「!!!」

 

 さすがの凪もびっくりしている

 

凪「この短時間でできるなんて・・・」

 

一刀「いや、いつも凪の戦いを見てたからね。まねならできるさ」

 

凪「まねで、これを防げれると・・・思ったら・・・・・・」

 

 集まっていた気がとまった

 

凪「大きな・・・間違いです!!」

 

 凪から元●玉みたいなのがものすごい勢いで飛んでくる

 

一刀「・・・・・今だ!」

 

 一刀は拳にまとった気を地面に付けたままはなった!

 

 ドッカーーーーーーーーーン

 

みんな「「「ポカーーーーン」」」

 

 凪の放った元●玉は塀に当たり粉々に吹っ飛んだ

 

風「塀の修理代、凪ちゃんの給料から引いとかないと」

 

稟「いや、今考えるのはそこじゃない!!」

 

 稟による突っ込み。炸裂

 

凪「ハァハァ・・・・・く」

 

 全力で放ったのか倒れかけた

 

一刀「おっと・・・大丈夫か」

 

 なんとか支えることができた一刀。一刀ももう力は残ってないようだ

 

凪「どうやって・・・・」

 

 意識が飛ぶスレスレのようだ

 

一刀「自分の気を地面にむかって打ったときの反動と爆風を使ったの。おかけで体中ボロボロ。」

 

凪「そんな・・・無茶な・・・方・・」

 

 凪は言いながら寝てしまった

 

一刀「ああでもしないと、俺死んじゃうから」

 

 泣きながら一刀は凪に一番言いたかったことをつぶやく

 

秋蘭「これは、一刀の勝ちだな」

 

一刀「・・・・・」

 

 一刀は無言で秋蘭を見つめる

 

秋蘭「・・・悪かった。止めようとはしたのだが」

 

一刀「だが?」

 

秋蘭「面白そうだったから。ついな」

 

一刀「ついじゃねえ!!」

 

華琳「まあ、生きてたんだからいいじゃない」

 

春蘭「そうだぞ。贅沢をいうな」

 

桂花「・・・・しねばよかったのに」

 

 桂花の願望、かなわず

 

一刀「それより・・・もう・・・・無理」

 

 凪を支えているのも限界なのか凪を支えたまま倒れてしまった。

 

華琳「あら、やはり皆と戦闘は無理があったかしら」

 

春蘭「そうですね・・・・・沙和!真桜!。凪を頼んだぞ」

 

華琳「一刀は・・・・霞にお願いできるかしら」

 

霞「ホンマ!」

 

華琳「ええ。戦えなくて悔しいでしょう今は霞にあげるわ」

 

霞「あんがと!華琳」

 

 霞は一刀をおこし、肩を貸して一刀の部屋へ向かった

 

春蘭「いいのですか?華琳様」

 

華琳「いいのよ。だって」

 

秋蘭「一刀をお願いしたのは今だけですから」

 

華琳「ふふふ。そう言うことよ」

 

風「みなさん。今日は汚れたり汗かきましたかねーー」

 

稟「風呂の準備をしてもよろしいですか?華琳様」

 

華琳「いいわよ」

 

春蘭「風呂のあとはご飯ですね」

 

流々「私、たくさん作ります!!」

 

秋蘭「では、私も付き合おう」

 

華琳「私も手伝うわ」

 

流々「はい!美味しいのたくさんつくります」

 

秋蘭「では、何を作るか献立と材料を買わないと」

 

春蘭「では、買出しは私と季衣でやろう。」

 

秋蘭「頼むぞ。姉者」

 

稟「では、我らは今日片付ける書類を」

 

風「三人で分けて、やりましょう」

 

桂花「な、なんで私もやらないといけないのよ」

 

風「華琳様の手料理・・・・食べたくないのですか?」

 

桂花「なにをやっているの!!早く終わらせるわよ」

 

風「はーい。でわでわ」

 

稟「桂花の扱い、なれたな」

 

風「単純ですからね」

 

 

 おのおのが今日の晩餐の準備をはじめた

 

???「・・・つとよ」

 

???「一刀よ・・・貴方の戦いは・・・・・・これからです」

 

一刀「!!!・・・・・・夢か」

 

 変な夢を見たせいか汗びっしょりかいている

 

一刀「戦いはこれから・・・・・また始まるのか」

 

 一刀は予感はしていた。俺の思いだけで帰って来れるはずはない。何かしらの理由があるはず

 

一刀「その理由が戦争とは・・・・・まあ考えても仕方がない。ところでここは?」

 

 辺りを見渡すとそこには・・・

 

一刀「懐かしいな・・・・俺の部屋」

 

 一刀が寝ていた部屋は自分の部屋であった。

 

一刀「みんなは、何をしてるかな」

 

 みんなが気になりベットから出ようと手をつく。

 

 プ二。何か柔らかい感触が

 

霞「・・・・まだ夜はきてへんで」

 

 そこには霞がいた

 

一刀「!!・・・・なにを?」

 

霞「凪との戦いのあと倒れた一刀をここまで運んだんよ。」

 

一刀「それと一緒にねる理由は?」

 

霞「んふ。なんやと思う?」

 

 霞は、微笑みながら近づいてくる

 

一刀「・・・・・分かりません」

 

 うそです。実際わかってます。でもそうしないと理性が飛んじゃいます

 

霞「それはな・・・・・」

 

一刀「それは・・・・」

 

霞「な・い・しょ」

 

一刀「なんじゃそりゃ」

 

霞「まあまあ・・・・・そや風呂。準備できたって」

 

一刀「いいね。じゃあ入ってくるよ」

 

霞「いってらっしゃい」

 

 一刀は武器などをとり風呂に向かった

 

霞「・・・・いったな。よしうちも行動開始や」

 

一刀「そういえば、風呂も久しぶりだな」

 

???「そっか。うちは二日前にはいったで」

 

一刀「へー。なんか入る日が増えたの?」

 

???「そうや。平和になったからその分こんなことに余ったお金をつかえるんや」

 

一刀「そうなんだ・・・・・・・ところで」

 

???「なんや?一刀」

 

一刀「なんで霞がいるの?」

 

霞「そりゃ、風呂にはいるためや」

 

 そこにはもう着ているものを脱いだ霞がいた

 

一刀「ななな、なんで霞がここに」

 

霞「だって。この風呂は武将専用で、女しかおらん。だから更衣室は1つしかあらへん」

 

一刀「あー。なるほど納得・・・・・・するかーーー!!」

 

霞「え・・・なんで?」

 

一刀「だからって、同じ時間に入る必要ないだろ!!」

 

霞「今まで、一刀のめんどう見てたのに?」

 

一刀「・・・ぐ」

 

霞「重たい一刀を背負ってきてクタクタになったのに?」

 

一刀「・・・・く」

 

霞「うち、一刀と・・・・」

 

 霞は子犬のようにしゅんとなり目をウルウルさせている

 

一刀「だーーーーわかったよ。入るぞ霞」

 

 折れた

 

霞「わーい。一刀大好き!!」

 

 霞は一刀に抱きつこうとした

 

一刀「うおーー。抱きつくなぁ」

 

霞「なんで?・・・・・ははーん。一刀も好きやな」

 

一刀「う、うるさい。とにかく行くぞ」

 

霞「おーーーー。」

 

 ガラガラ

 

一刀「おーーやっぱしおおきいな」

 

???「なんや。やっぱ大きいほうがいいんかい?」

 

一刀「そりゃ、大きいほうが気持ちいに決まって・・・・・」

 

???「きゃーーー。隊長って変態なの」

 

一刀「お前ら・・・なんでいるんだ?真桜。沙和」

 

真桜「いやなに、凪がちょうど起きたから」

 

沙和「一緒にお風呂入ってるの!」

 

一刀「その凪は?」

 

真桜「装備を外すのにてこずってた」

 

一刀「そうか・・・まあいいか。早速はいるか」

 

 ゆっくりと湯船につかる

 

一刀「いててて。しみるな」

 

 体の至る所の傷にお湯がしみる

 

真桜「隊長の体ってそんなに傷あった?」

 

一刀「いろいろあったんだよ」

 

霞「そうか?前に入った時もこんなんやったで。」

 

沙和「え・・・隊長、霞さまとお風呂はいったの!!」

 

霞「うん。はいったで!んでそん時にな傷の数だけ・・・・・」

 

凪「力ない者を守って負った傷だ。でしょ霞さま」

 

 後ろから凪が霞の言おうとしたことの続きを言いながら湯船につかる

 

凪「隊長・・・」

 

一刀「・・なんだ凪?」

 

凪「まだ・・・私は強くなれるでしょうか?」

 

 凪は顔を下に向け気持ちが沈んでいるみたいだ

 

一刀「なれるさ・・・・誰かを守りたい気持ちを忘れなければ」

 

凪「・・・はい!!」

 

 凪の顔にはもう迷いはないようだ

 

一刀「一回ぐらいでへこたれるなよ。俺はやれることをやるだけだ」

 

真桜「なんか、いいムードなんやけど・・・・疑問がいくつか」

 

一刀「なんだ?」

 

真桜「隊長って凪や姉さんと風呂入ったことあります」

 

霞「うん。あるで」

 

凪「ある」

 

 即答。

 

真桜「なーーぎ。あんたいつの間に」

 

沙和「抜けがけは許さないの」

 

凪「あの時は。仕方がなかったんだ」

 

あの時は霞の圧力に負けたな

 

霞「そんな、ゆうてもみんな一刀と風呂ぐらいはいってると思うで」

 

凪「そうなんですか?隊長」

 

一刀「・・・・・・・・・」

 

 答えていいのか分からない

 

霞「春蘭と秋蘭入ったって聞いたし、流々や季衣もあるって・・・・・」

 

沙和「風ちゃんや稟ちゃんもあるっていってたの!」

 

凪「じゃああとは・・・・華琳様だけ!?!?」

 

霞「かーーーー。一番最初の入らんといけない人とはいってないんかい」

 

一刀「いや・・・・外の川で水浴びくらいはした」

 

真桜「ある意味、風呂よりすごかない?」

 

凪「さすがか華琳様というとこか」

 

一刀「まあ・・・風呂の話より」

 

霞「話より??」

 

一刀「真桜、沙和、凪、もうお前らが俺を隊長と呼ぶな」

 

沙和「なんでなの?隊長はいつまでも隊長なの!」

 

真桜「あったりしゃりきや。まさか捨てるなんて言わんよな」

 

凪「そうです・・・・・いらないんですか?」

 

 三人は納得できないようだ。しかも少しお怒りのようだ。

 

霞「・・・・・ははーーん。一刀もやりおる。」

 

 霞は一刀の意図が読めたのかニヤニヤしている

 

一刀「今だから言うんだよ。もう俺は君達の隊長じゃなんだ・・・・・・・ちゃんと名前でよんでくれ」

 

三人「「「・・・・へ?」」」

 

 一刀の答えについていけていない三人

 

一刀「意味分かるか?今日からは一刀と呼べ」

 

沙和「うん・・・・なの!」

 

真桜「了解や・・・・一刀」

 

凪「一刀・・・貴方とならどこまでも」

 

霞「こんなことを素でやるから一刀か怖いんや」

 

 霞はにやけながら此方を見ている

 

一刀「ん?なんのことだ。とりあえずもうあがる」

 

霞「うちらはもう少ししたらあがるわ」

 

一刀「わかった。俺は部屋にいるから」

 

霞「はいはーい」

 

 一刀はあがり脱衣所に入っていった

 

霞「さて、話は一刀のことやけど・・・・なんであんな鈍感なん?」

 

 霞は三人を見ながら疑問をぶつける

 

真桜「姉さん・・・それ言うたらおしまいや。たい・・じゃなくて一刀はそんな人間や」

 

沙和「もう割り切るしかないの。」

 

凪「だから、我らは一刀についていく」

 

霞「んなもん分かってるで。うちが心配してるのは一刀のあの態度はどんな女でもあの態度ということや!これじゃ敵が増える一方や」

 

凪「しかも今はもう平和。蜀や呉との交流もあります。」

 

真桜「そっか。天界の血を魏だけが独占なんてしてみてば」

 

沙和「一大事なの!」

 

凪「しかもあの一刀だ。昔の我らのように種馬としか見ていなくとも・・・・・」

 

霞「いつのまにか好きな人になるな・・・・・」

 

四人「「「「はーーーーーー」」」」

 

 風呂のなかでは大きなため息が木霊した。

 

 蜀の主な将軍たちが集まって兵士のをにらんでいる

 

蜀兵士「ご報告いたします。劉備様」

 

劉備「うん!確か魏のほうで何かあったんだよね?」

 

蜀兵士「はい。孔明様に命令を受け情報を持ってまいりました」

 

魏延「桃香様!魏はやはり戦乱の世にもどすのでは!」

 

劉備「大丈夫だよ。華琳ちゃんがそんなことしないよ」

 

諸葛亮「いえ。相手は覇道を歩む者実際わかりません」

 

鳳統「しかも兵の士気がものすごい勢いであがっています」

 

厳顔「ほほう。兵どもの士気があがる理由のなどそうそうないわ。あるとすれば・・・・戦かのう」

 

黄忠「ええ。桔梗の言う通りよ・・・・まさかとはおもうけど」

 

馬超「私は・・・・違うとおもうぜ」

 

趙雲「うぬ。翠と同意見だ」

 

関羽「・・・・・根拠は?」

 

馬超「・・・・・勘かな?」

 

趙雲「おや気が合うな。私もだ」

 

 バン!!!!

 

関羽「なにが勘だ!!これは一国を争う問題だぞ」

 

趙雲「愛紗。よく考えてもみろあの華琳がそんな賊のようなことはせん。」

 

関羽「しかし・・・・あいつの元々の考えは天下統一。今からでも・・・・・・」

 

趙雲「ないな」

 

関羽「なぜ言い切れる!」

 

趙雲「華琳のそばにはあやつがおり華琳の考えを変えさせた。普通できることではない」

 

 少しきつい口調で関羽にいう。

 

関羽「だから!それでも・・・・・」

 

趙雲「くどい!」

 

 机を叩き、趙雲は自分の槍を関羽に突きつけた

 

関羽「!!!!」

 

趙雲「関羽よ。華琳のそばにいたのは天の御使いその御使いが華琳の考えを変えさた。・・・・・その御使いが前の戦いで死んだのは知っているだろう!華琳はな御使いを愛していたのだ!愛した者が死んだ出来事を・・・・・・・・自分の辛いことを・・・・・くだらない理由で民に味合わせるというのか!」

 

関羽「・・・・・・」

 

趙雲「・・・・いや。すまない・・・・・すこし出すぎた」

 

関羽「星・・・・・」

 

趙雲「なにかな愛紗」

 

 先ほどとはまるで違う雰囲気になった。穏やかだ

 

関羽「なぜ、そこまで御使いを・・・・・・華琳を信用する?」

 

趙雲「・・・・なぜだろうな。しかしこれだけは言えるぞ。天の御使いは信じられる。華琳が心を許した唯一の異性だ。華琳を手懐ける男はそうはおらんよ」

 

関羽「ふん、戯言を」

 

 関羽は最初は真面目に聞いていたが後半は否定した

 

蜀兵士「その、天の御使いのことなのですが」

 

趙雲「・・・・・・もしや」

 

蜀兵士「はい。今日より二日前、天の御使いの生存が確認されました」

 

全員「「「「!!!!!!!!!!」」」

 

厳顔「兵どもがはしゃぐのも無理はないか」

 

黄忠「御使いの葬式の時兵士のほとんどが泣いていたもの。まるでついて行く君主を失ったように」

 

魏延「それなら!御使いの力を使って侵攻を・・・・」

 

趙雲「ないな」

 

馬超「ない」

 

諸葛亮「ないです。むしろ・・・」

 

鳳統「もっと仲良くなるきっかけになります」

 

魏延「なぜそうと言い切れる!」

 

諸葛亮「星さんの言ったとおり華琳さんの覇道を三國統一と形にしてくれたのが御使いさんです。元々争いが嫌いな人ですからまた戦いが起こることはないです」

 

鳳統「あと、私達がやっている行政や国の基礎は魏つまり御使いさまの考えなのです。少ない人 数でやりくりできるのはこの考えのおかげなんです。」

 

劉備「そうなんだよね。だから一回お礼言いにいこっか」

 

関羽「桃香様がそうおっしゃるなら・・・私も」

 

劉備「だーーめ。私がいない間城でお留守番」

 

関羽「しかし・・・・」

 

趙雲「考えてもみろ。桃香だけならともかく愛紗までいくと事が大きくなる」

 

関羽「わかった・・・・なら、星と・・・・」

 

呂布「恋が・・・・行く」

 

陳宮「なななななんとーーーーーなぜです」

 

呂布「あの人・・・・良い匂いがする・・・・きっといい人・・・・・・会ってみたい」

 

陳宮「あーーー呂布様が御使いの毒牙に犯させてしまったーーーーーーーーー」

 

趙雲「いや・・・・・話が早くて助かる。恋が行くなら音々音もくるだろうから・・・・・」

 

陳宮「当たり前なのです!!呂布様の行くとこに陳宮ありです」

 

趙雲「なら、あとは朱里か雛里だな」

 

諸葛亮「なら雛里ちゃんお願いできる?私は呉に連絡を入れてみるね」

 

鳳統「分かった・・・・・まかせて」

 

劉備「じゃあ、御使いさんに会いに出発!」

 

 

 

 

 

陸遜「冥琳様ーーーーー。大変ですーーーー」

 

 大変なのかわからないようなのんびりした口調だ

 

周瑜「どうした。穏?まさか魏が攻めてきたか?」

 

 冗談だとは思うがとつき足してはいる

 

孫策「やめてよ。冗談なんて冥琳らしくない」

 

陸遜「そんな穏やかじゃないんですよ。ある意味もっとこわいんですから」

 

孫策「・・・・聞かせて」

 

陸遜「なんと・・・・・・・」

 

周瑜「なんと?」

 

陸遜「魏に・・・・・」

 

孫策「あーーーもったいぶらず言いなさい!」

 

陸遜「天の御使いが帰ってきましたーーーーーー」

 

黄蓋「おー。それはそれは良いことじゃ」

 

全員「「「!!!!!!!」」」

 

孫策「際。二重にびっくりさせないで」

 

陸遜「で、なんで良いことなんです?際さま」

 

黄蓋「なに、死に掛けた理由が魏の軍師だげではない気がしてのう」

 

周瑜「どういう意味ですか?」

 

黄蓋「いやな、あの男。最後までわしを見る目が悲しそうだったんでな。最初からわしが死ぬのを知っているように」

 

孫策「じゃあなに?際と冥琳が考えた策をあの変な御使いのせいで敗れたというの?」

 

 すこしおこっているようだ。それもそのはずどこの馬の骨か分からないやつに2人の奇策をやすやすとやられたと黄蓋はいうのだから

 

黄蓋「これこれ。そんな噛みつかんでもただわしは思ったことをいったまでで」

 

周瑜「うむ。際様が言うのだ確かめるとしよう」

 

陸遜「確かめるって・・・・・まさか」

 

黄蓋「おもいっきたことをする」

 

周瑜「魏に赴くのは、雪連と際様と・・・・・・・」

 

孫尚香「私も行くーーーーーーー。」

 

 ぴょこんと効果音がつくかと思うぐらいいきおいで少女がでてきた

 

周瑜「では小蓮と・・・・私の代わりの・・」

 

陸遜「じーーーーーーーーーーー」

 

 陸遜は周瑜に目で何かを訴えているようだ

 

周瑜「わかったわかった。穏いってきなさい」

 

陸遜「わーーーい。」

 

孫策「冥琳。良いの?私が行って」

 

 孫策は申し訳なさそうに周瑜にはなしかける

 

周瑜「直にあって御使いを見定めてきて。人を見る目は確かな雪連が」

 

孫策「わかったわ。あと際もいいの?冥琳さびしくない?」

 

 一瞬。ほんの一瞬。長年の付き合いの孫策でも分からないほどの間に顔がくずれた

 

周瑜「たまには運動もさせないと。城に残したら寂しさで死んでしまうかもしれないから」

 

孫策「うわ。ひど」

 

黄蓋「そうじゃ。年寄りはいたわらわんと・・・・・・・・・・・なあ冥琳よ死にかけて以来少しきつくわないか」

 

孫策「あ、それは私も思う」

 

周瑜「まだまだ長生きして呉のためにつくしてもらわないと。私の泪・・・・・安くはない」

 

孫策「黒い・・・・冥琳が黒い」

 

黄蓋「素直に川を渡っておればよかったわ」

 

周瑜「冗談はこれぐらいにして・・・・・・はやく準備をしなさい」

 

孫尚香「はーーーーい」

 

 


 
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