今、俺は何故、このような状況に陥っているのだろう・・・。
これではまるで、夫婦のような・・・。
人肌が恋しいとか?なのかな?
俺の腕を枕にして黄忠が寝ているんですが・・・。
取り敢えず、俺に害意があるものや、外に気配は無い・・・。
しかし、昨日の戦闘で少し気力を使いすぎたのか、軽い疲労感に付き纏われている。
昨日は・・・確か・・・何があったかな・・・。
・・・・・・・・・。
賊を追い、離れそうな者を削っていたのは間違いない。
そこに、恐らくは協力者?が加わったことは覚えている・・・。
なかなかの弓の使い手のようで、ひとりで二~三人を一度に射ぬいていた。
この暗がりのなかで、よくもそれだけ精確に出来るものかと感心していた。
俺には、弓の才能が無いことは確かだから・・・。
ただし、賊どもにバレたのはいただけない。
矢の飛んできた方へと、賊どもが向かっている。
素早く移動しつつ、矢を放っているようだが、矢は消耗品・・・その内にきれるのは間違い無い・・・。
しかし、賊を削る機会なので、弓使いには囮となってもらい削ることにした。
残りはもう百人を下回っている。
ここまでが長かった・・・。
数十人を引き付けてくれた人には、生きていれば治療を施そうと残りを狩ることにする。
これが、この賊らで追っていた分は最後になるので、もう我慢は必要無いだろう・・・。
野営をしていた賊の殲滅を終えて、弓使いの方へと移動する。
かなりの範囲を移動しており、既に賊たちも十数名にまで減っていた。
しかし、ほぼ囲まれており、そこから人数が減っていない・・・。
恐らくは、矢が尽きて追い込まれているのだろう。
囮としては、十分な成果なのは言うまでもない。
残りの賊を狩るべく、その場所へと移動する。
そこには、弓にて相対している者がいた・・・。
通りでここまでもつはずだ・・・。
貴女がいるなら納得するよ・・・。
賊が、彼女に気をとられている間に、賊を減らしていく。
音を立てぬように、確実に・・・。
彼女の調子が、段々と落ちてきているが、動けているので、まだ大丈夫だろう。
・・・。
残りは、彼女が相手にしている者のみ。
これで終わりと、三人を一気にひと突きして終わらせた。
やっと終わった、というちょっとした充実感に浸っていると、彼女の方から声がかかった。
「どなたか、存じませんが、助かりました」
それは、こちらにも言えること・・・。
「こちらこそ助かったよ」
そう言って、彼女・・・黄忠に歩み寄ると、こちらに向けて倒れてきました。
余程疲れていたのでしょう。
一旦、賊どもが野営をしていた場所へと、黄忠を連れていきます。
持たれ掛かってきた時には、気を失っていましたが、野営用の幕に着くと気がついたようです。
「ここは?」
「賊どもの野営後かな」
「・・・ここには、百人近くいたはずですが・・・?」
その百人近くをあなたは相手取ろうとしてたんですよ?
夜間なら逃げ切れると思うのは、少し自信過剰ですね。
「先程も言いましたが、こちらも助かりましたよ、貴女が引き付けてくれたお陰です」
「そう言うことでしたか・・・」
どうやら、納得してもらったようです。
その後に、簡易な自己紹介を行いました。
後は、黄忠の傷の具合だけですね。
「俺はこれでも医者なのですが・・・黄忠殿は先程の戦闘で傷が少々あるようですが、治療しましょうか?すぐにどうこうと言うわけではありませんが、治療は早い方がいいと思いますので」
「よろしくお願いしますわ」
「では、失礼しますね」
どうやら、状態の方には特に目立ったものはありませんが、脚の方に怪我・・・内容的には、移動時の植物等によるものでしょう。
こらならば、鍼と消毒で済みそうです。
「少し消毒するので、しみるかもしれません」
脚全体へと満遍なく振り掛けます。
振り掛け終わった後、そこで俺の意識がなくなりました。
これで通常運行に戻そう、そうしよう。
恋姫キャラを無理矢理登場させてみることに・・・確かどこかでご要望を拝見したような・・・。
プロットないし、本来居る場所改変しまくりだから出来ること・・・言うことにしておこう。
ご都合者義とはなんて良い言葉なんだ・・・。
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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