「聞きたいことがある」
その男は、こちらの言葉に驚き、慌ててこちらへと向き直ってきました。
部屋にはその男しか居なかったのだから、突如としてかけられた声に驚くのも無理はなかったかもしれない。
用件を聞ければこちらとしてはどうでもよかったので、関係なく尋ねます。
「数週間前に、東海の一部で大規模な賊が出たと聞いたが、その件ついて何処まで知ってる?」
出来る限りの優しく訊ねたが、男は全く答えようとしませんでした。
「もう一度だけ聞こう・・・数週間ま「お前は誰だ!」・・・あんたは、聞かれたことに答えるだけでいい」
穏便に済まそうとしたが、相手が悪かったようで、軽く混乱しているようです。
折角正面から会話をしようとしましたが、時間の無駄でした。
ゆっくりと気配を消して、男の後ろへと回ります。
「次はない・・・知ってるか知らないかどちら?」
このようにして、他の高官にも確認し、その間の記憶を消しました。
なかなかに、贅沢な暮らしをしている者には、ほぼ常に満腹感を与えてあげました。
自己保身を図る者にも、それなりに・・・。
それ以外が、かなり少ないですが、周りが何とかするでしょう。
集まった情報では、大まかに賊は西へと流れていっているようです。
一通りの町や村を廻りましたが、残念ながら葵の情報はありませんでした。
こんなことになるのであれば、葵を鍛えておけばよかった・・・。
賊を見付け次第、確実に殲滅しながら西へと向かっています。
途中にある町はまだ、防衛に成功していたようですが、村では被害が酷いため、賊を追いたいのはやまやまですが、治療を行った後にしています。
ただ、賊はかなりの広範囲に拡がっているようです。
そのせいで、人数が少なくて済んでいますが、如何せん全体の数が多いので、いくらやっても現状では、切りがありません。
人を拐うような賊であれば、拠点があることが多く、闇夜に紛れて確実に殺ります。
拐われた人達については、拐われたところの人に任せます。
流石にそこまで面倒を見てられません。
取り敢えずは、一番規模の大きい集団を追っている現状です。
官軍は、全く役に立たないこともよく分かりました。
ほぼ、自衛ばかりです。
襲われた村には、物資を渡して終わりならまだいいほうで、賊のせいにして襲っているところもありました。
あれは賊です。
賊は殲滅しなければ・・・。
賊の本体に大分近付いたようです。
やはり、規模が大きい分、移動に時間がかなり掛かっているのでしょう。
それも、もう少しです・・・。
・・・。
多いですね。
数百人は居るでしょう。
よくもこれだけ集まったものです。
だからこそ、ひとところに居られず、移動しないと行けないのかもしれませんが・・・。
少しずつ間引きしていきます。
・・・・・・・・・。
あと半分位でしょうか?
日中に殺ってしまっては、散り散りに逃げるかもしれないので、夜間のみにしています。
あいつらは、勝手に離れていったと思っているようで、ほぼ騒ぎにはなっていません。
一部で、知り合いのような奴が騒いだりしていますが、その様な奴から削ります。
いま賊は、村を襲っているようです。
今日は、何時もより削れそうです。
確かに華陀メインだけど、恋姫出したくなった(個人的になんか話が嫌だった)ので、次強制的に出てきてもらうことにしました。
実は個人的には、とが好きなんです・・・。
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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