あの紙については、即燃やしました。
俺には、もうあれは不要です。
俺はなにも見なかった・・・。
と言うことで、目的地はしっかりと定まりました。
最初から、家にあったとは盲点でした。
家の中の本は読んだけど、流石に倉は調べてません。
食糧庫、武器庫、雑貨庫があるという認識だけです。
書があるとすれば、雑貨庫でしょう。
大分、気分的にも楽になり、ゆっくりと帰っている次第です。
徐州に入ったときに懐かしい顔に会いました。
覚えているかな?
もし、覚えてなくて、真名を言ったら大変なので、普通に声をかけましょう。
「久し振りだな」
覚えていなかったらショックなので、気軽に声を掛けます。
なんですか・・・その不審そうな眼差しは・・・。
俺ですよ?おれおれ。
「(頭巾を取られては如何かな)」
星の言葉で、自分の状況を思い出しました。
それは、黒頭巾なんて被っていたら、それは分からないですね。
素晴らしいアドバイスです!
これで、わかるはず!
「改めまして、久し振り」
何故そこで首を傾げるんだ!
・・・。
よく考えたら、かなり幼少期の頃でしたね・・・子守りしたの・・・。
仙人擬きの修行で、見た目はあまり変わっていないはずなんですが・・・。
「見たことあるような・・・気はする・・・何か大事なことだったような・・・」
その調子で思い出すんだ!
「白蓮ちゃん!久し振り~元気してた~?」
「ん?おお、桃香久し振りだな」
・・・。
何故、思い出してるところを邪魔するんだよ!
可愛いからって、何していいと思うなよ!
二人は再会した途端、お話に夢中になってしまいました。
二人の世界というやつですね。
今の状況では、入り込む余地がありません・・・。
ガックリと肩を落とすと、星が優しく肩を叩き、首を左右へと振ります。
ですよね、今なにしても駄目ですよね。
まあ、会えたからいいです。
なんか目にゴミが・・・。
星・・・飯でも食べに行きましょう・・・。
そうですね、俺のことをわかってくれるのは星ですね。
えぇえぇ、もちろん好きなだけ注文していいですよ。
取り敢えず、幼少期に交換した真名は、相手が思い出すまでは危険・・・と判断します・・・。
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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