--------黒天を切り裂いて天より飛来する一筋の流星
その流星は天の御使いを乗せ乱世を沈静す----------------
トントン、ドサッ
「はぁ、今日も遅くなるわね」
キィ
「詠ちゃん、ご苦労様」
「月!こんなに遅くまで起きてちゃダメだよ」
「うん、でも詠ちゃんも一緒だよ」
「ボクは仕事があるから良いの。月はもう寝なきゃ」
「いつも私の為に、ごめんね詠ちゃん」
「いいのよ、月、謝らないで。こんな政争に巻き込まれたのは元はと言えばボクの責任」
「ちがうよ、詠ちゃん。長譲さんに進駐を頼まれた時、我侭を言ったのは私・・・」
「でも、その時私が奴等の思惑に気付いていたら・・・。長譲しかり、何進しかり。そうすれば、もっと確実な説明が出来ていたら、月も解ってくれたでしょ?だからあの時しっかりとした情報が掴めていなかったボクの所為なのよ・・・。」
「・・・。あまり気に病まないで詠ちゃん」
「ありがとう月。さぁ、もう月は寝なくちゃ」
「うん。おやすみなさい」
ぱたん
一刻後(二時間後)
「ふぅ。ボクもそろそろ眠ろうかしら・・・」
カッ(ここで、本編の呉の一刀が現れる時の光るシーンをご覧頂くか、ご想像下さい)
「えっっ!・・・・
な、何が起こったの・・・?」
「・・・誰かある!!」
「はっ!!賈駆様、如何なされました?」
「さっきの貴方もみたの?」
「先のとは?」
「そう、貴方は不寝番の者?」
「はい」
「他に警備の者は?」
「自分の他に二十名の不寝番の者が各所待機しております」
「そう、では貴方、ボクはこれから外出します。供をして頂戴」
「わかりました」
邙山中腹
「この辺りだと思うんだけど」
「その、光の発行点がですか?」
「ええ、ボクの部屋が北向きなのは知ってるでしょ?でも北にはこの邙山があるから、
これより向こうからの光は届かない。なら、この邙山からのものだと思うのが常道よ」
四半刻後
「賈駆様!」
「どうしたの?・・・誰?この人」
「う~~ん」
「わかりません。ただ、このまま放置すると野党の類や獣に襲われるやもしれません。ここは
我々で保護しては・・・・?」
「そうね。では連れ帰って頂戴」
「はっ!!」
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急に書きたくなった董卓ルートです。
三番煎じ位かな・・・。
主人公は一刀ですが、本編ではあんまり剣道の修行とか真剣にやってなかったとの描写の一刀を真剣にやっていて尚且つ頭も切れる文武両道のチート戦士の予定。だって一刀格好良くしたいんだもん。