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今年は忙しく、家でゆっくり模型を作れる時間がありませんでしたが、なんとか完成にこぎつけました、ボーイング B-17G 『フライング・フォートレス』です。
本機体は型番からも想像できる通り、二次大戦米軍での主力戦略爆撃機でした。時流的にはあの東京大空襲や原爆投下に使用されたB-29の先輩にあたります。
20mm機関砲も易々と通さない堅牢な設計と尋常ならざる防禦力、二基のエンジンが停止しても航行が可能なタフさと、ハリネズミのように全身にわたって配置された13門の12.7mm機関銃という異常な防御火器等、あらゆる面で生存性を追求され「護衛なしの爆撃完遂」を目標に設計された爆撃機で、ともかく頑丈なことで有名でした。ドイツ側の戦線では迎撃するメッサーやフォッケウルフが歴戦のパイロットの手によって機関部を狙わないとまるで墜ちる気配がなく、日本軍機も「体当たりや練達の士による一撃でなければ尋常一様の攻撃では墜ちない」と評価しています。
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