No.614362 【獣機特警K-9ⅡG】口は災いのなんとやら【交流】2013-08-31 11:31:50 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:899 閲覧ユーザー数:843 |
ラミナ市内某所の喫茶店…。
「それにしても、あのアイヴィーさんも今や刑事局の長官とはね」
と、コーヒーを飲みながら一息つくのはイシス・ミツザワ、K-9隊の3号機である。
「ああ。あの人なら上り詰めるとこまで上り詰めるだろうとは思ったが、まさかあそこまでとは」
と、同じくコーヒーを飲みながら、片手でリボルバーを回して遊んでいるのは7号機、ジョナサン・ボーイングだ。
「まあ、判断力も行動力もピカイチだったものね」
と、ミウ・カワグチ。
「せやせや。思えばあの人がいてたから今のウチらがあるんねやもんなァ」
と、テムナ・ツルハシ。
「ええ、強いし優しいし、もともとが機動部隊出身だったからね」
と、イシスは手元のシュガーラスクをほおばる。
「でも、それってご隠居ってことじゃないスか?」
と、割って入ったのは筑波未来。
「お、おいミライ!!」
「現場での仕事を退いたのも、ようは耐用年数的に限界が来てたってことでしょ?」
「ちょっとミライ、何てこと言うのよ!」
「いくらなんでも言うたアカン冗談ちゅうもんがあるで!?」
ジョニー・イシス・テムナが必死に制止するが、ミライはなおもしゃべり続ける!
「だってもうロールアウトから18年ですよ18年。15年以上も動いてるんですもの、旧式化もいいとこ…」
と、その時、しゃべっていたミライの背後に一人の影が…。
「へえ…じゃああなたの中では稼動年数15年以上は旧式ってわけ…?」
なんとそこにいたのはファンガルド司法省刑事局長官、アイヴィー・ヒルトンだった!
「あ、アイヴィー長官!」
「いらしたんですか?」
と、イシスとミウが敬礼する。その横ではミライが冷や汗をだらだら垂らして硬直する。
「え、え、え…!?」
「あーぁー、墓穴掘ってもうたなァミライちゃん?」
「いやいやこれは、その、べ、ベテランにはかなわないなと、あは、あははははは」
「あわててごまかしても無駄よ…なんだったら本当に私の
「あ、あ…あう…あうあうあうあう…」
この瞬間、ミライの敗北が決定した…。
「あーあ…だから言ったのに」
「まったく、あれさえなければミライちゃんも優秀な隊員なのだけれどね」
と、呆れてため息をつくミウとイシス。
その近くではアイヴィーによる『指導』がミライに対して執行されていた…。
「痛い痛い痛い痛いっ!許して!もう許して!!」
「どう?これでも私は内部のメカもしっかり交換してるんだから。まだまだバリバリで戦えるのよ?」
「ごめんなさいごめんなさいいだだだだだ…ぐえーっ!!」
その様子を見ていたジョニーが一言。
「…やっぱアイヴィーさんかっこいいなぁ…マジで惚れちゃうぜ」
「いや、あの人もう結婚してはるからな?」
と、テムナはやんわりとツッコミを入れたのであった。
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世の中言っていいことと言っちゃいけないことってあると思うんですハイ。
◆出演
イシス:http://www.tinami.com/view/609970
ジョニー:http://www.tinami.com/view/552054
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