No.613948

魔法先生ネギま!~鬼神の爆進!!

義弘さん

こんにちはです!
今回は少し読みにくいかもしれません。
ご了承下さい!
では幼稚で駄文劇場の始まりですよ♪

2013-08-30 13:35:50 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1842   閲覧ユーザー数:1732

光り輝く流星が流れた日、

 

緑が生い茂る森の中、しかし所々に巨大な裂け目が、まるで化け物の口の様に幾つも開いている。そんな、凶暴な生き物しか住んでいそうな

 

場所に、一人の男が倒れていた。

 

「ぅ、ぅ、……こ、こは……?

 

小さく呻き声を上げながら、男は倒れた体を持ち上げる。年齢は十代前半と言ったところか。限りなく赤に近い紫色の髪に、黒と白の二色刷

 

のシャツ、模様も飾り気も一切無い、純粋に白一色の革ズボンに靴も黒一色で、首には髪の色と同じ太股まである長いスカーフがまかれてお

 

り、所々端が擦れた黒く大きな布が腰にベルトで止めてあり、違うと言えば肌の見える所には背中に向けて雷を模した刺繍が彫られている。

 

少々薄い褐色肌と真紅の瞳の二色のみ。普通に見るには怪しい、いっそ不審者と言った方がしっくりくるような男だった。

 

彼の名はレン・R・奉先。

 

新たな生を与えられ異世界へと送られた男だ。上半身を持ち上げた彼の視界に、雑草一本すら見当らない紅い、荒れ果てた岩と砂ばかりの大

 

地が映る。

 

「……‥‥ここ何処?……」

 

立ち上がり、僅かに痛む頭を抑えて一人呟く。見渡す限り深い森の中。吹きゆく風が、緑の匂いが鼻をかする。

 

「‥‥何時もより体が軽い……気がする?」

 

生前、と言って良いのかどうなのか。とにかく此処とは違う、自分が生まれた世界と比較してそう言う。

 

色々と混乱しながら辺りを見渡していると、足元から動物の泣き声が聞こえそこに目をやると其処には一匹の犬がレンの顔を嬉しそうに見て

 

いた。

 

「セキト!?」

 

そう、以前生きていた世界で死ぬ瞬間まで一緒にいた犬

 

「‥良かった‥セキト、また一緒‥‥」

 

レンはそう言うと涙を流しながら優しくセキトを抱き上げた、

 

そのセキトももう二度と会う事のご主人に会えたのだから、その喜びはものすごいものだった、

 

そう、セキトはあの世界でレンが死んだ後は元君主に引き取られたのだが、もう誰の手からもエサを食べずにレンの墓石の前に座り続けその

 

まま衰弱して死んでしまったのだ。

 

そして神の好意により再びご主人に会えたのだった。

 

レンとセキトが再開を十分に堪能したときセキトが何かを思い出したのか突如レンの腕から飛び下り森の中に向けて歩き出した、

 

レンはどうしたのかと首をコテンと倒しセキトの後を付いて行く。

 

そして30分位歩いて行くと突如開けた場所に出たのだ。

 

そこは今まで歩いていた場所とはちがい、木が一本もなく森に囲まれた草原のような場所、

 

そしてその草原の真ん中には1㍍位の石がポツンとあった。

 

その石にレンとセキトは歩みよるとそこには、

 

魔方陣が敷かれており、その上には黒い弓と矢が詰まった弓筒があった。

 

それを見たレンはその弓を手に取った、

 

するとどういう事か、自然と手に馴染むのがわかる、それは今まで使っていたクセのある弓とは違い、それを全て取り除いた弓、そして竹で

 

もなくかといって鉄でもない、しかしレンになんの材質で出来ているのか分からないが分かる、

 

この弓は羽根のように軽く、そして鉄より硬く、そしてなにより自分の気と弓の波長が合うのか、レンの中に眠る気を呼び覚まし弓がレンの

 

気を纏い、弓の両端に槍の先のような気が目に見えた、

 

それを見てレンは分かったのだ、これはただの弓ではなく、

 

弓で遠距離、気を纏わせれば槍のように近距離も出来る、

 

今までいた世界にはなかった武器、

 

もしこの武器があの世界であったらと思ったが直ぐに止めた。

 

そして再び弓を見ていると、突如レンの前にある石が光り輝き出した、

 

それと同時に石に文字が浮かび上がったのだった。

 

その文字を読もうと石を見ると所々削られていたが読んでいった。

 

『ーーー此処に眠る。この弓の銘は飛ー。妖を滅し、魔を滅し、竜をも滅す。

 

再びこの弓を扱えし者がーー時、その者に願いたい、ーー弓でー墓ーを破壊ー願いたい。』

 

それをレンはセキトに墓石から距離を取らした、

 

そして墓石に手を合わし黙祷をした、

 

それが終わると弓に気を送り構えた、

 

すると一瞬の内に轟音と共に墓石が砕かれた!

 

それは一瞬で暴力的に荒々しく、墓石を砕いて行く、

 

そして最後に拳位の大きさの石が1つになった時、その石を空に向けて投げた、

 

その後、直ぐ様弓を構え力を込めて矢を放った!

 

その矢はレンの気を纏い金色に輝きながら石に向かって行く。

 

そして矢が石に刺さった瞬間、石が自ら爆発した‥‥‥

 

それを見ていたレンは再び手を合わし黙祷をした。

 

黙祷を終たレンは離れていたセキトに近付き、

 

「‥‥セキト行くよ‥‥‥新しい世界を見に‥‥‥」

 

そう言うと墓石の地を後にした‥‥‥‥‥

 

この時、大戦の一年前だった‥‥‥‥‥‥


 
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