No.613639

恋姫 華陀紀行71

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-08-29 10:59:11 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2072   閲覧ユーザー数:1901

 

 

 えーっと桂花さん?

 

 

 抱っこちゃんはおわりですよ?

 

 

 こちらが手を離しても、桂花は両手両足でしがみついてきます。

 

 

 ため息しか出ません・・・。

 

 

 警備の者が、遠くから窺っているのはわかりますが、あれくらい離れていれば問題ないでしょう。

 

 

 下がらせた後にすぐ侍女が来てくれました。

 

 

 槍を持ってですが・・・。

 

 

 仕方ないのでこちらから動きます。

 

 

 このままでは、先になかなか進みません。

 

 

 ツボを押して離そうとしたら、こちらを睨んできます。

 

 

 気配を察知するとは・・・なかなかやりますね。

 

 

「いつまでも、そうしていては仕方ないぞ」

 

 

 身体が一瞬固まりましたが、その後にこわばりが緩んだところで、身体を持ち上げ、顔が相手に見えるようにします。

 

 

 今度は手を首に巻き付けてきました。

 

 

 まあ、これならこっちが反対側を向けば相手にも見えるでしょう。

 

 

「ーーーー」

 

 

 どうやら女性は、桂花の顔を見て泣き崩れているようです。

 

 

 感動ものでしょうね。

 

 

 こちらからは見えませんが・・・。

 

 

 

 

 感動の御対面を果たし、先程の女性は俺に抱きついています。

 

 

 ・・・語弊がありました。

 

 

 俺にくっついてる桂花に抱きついています・・・俺ごと・・・。

 

 

 客観的に見たら、これって家族の風景っぽくないですかね?

 

 

 周りの侍女の方も泣いております。

 

 

 多分俺なんて視界に入ってないんだろうなぁ。

 

 

 しばらく抱き締めて満足したのか、侍女の方へと目配せと何か手を動かしているようですが、意味がわかりません。

 

 

 どうやら指示を出し終えたのか、こちらへと振り返ります。

 

 

「まだ、肌寒いでしょう。中へお入りください」

 

 

 桂花が離れないため、その女性に案内されるまま屋敷の中へと入っていきました。

 

 

 そういえば、あの固まったままの人たちが、明らかに景色の一部になってますね・・・。

 

 

 誰もしないし、言わないから個のままでいいでしょう。

 

 

 さて、久し振りに御馳走でもいただけるかな?楽しみです。

 

 

 

 

 広間に案内されました。

 

 

 食事をするところのようですね。

 

 

 色々と紹介したりして、なんとか桂花は抱きつくのをやめました。

 

 

 今は俺の膝の上に乗って、母親と話をしています。

 

 

 途中から俺空気です。

 

 

 仕方ないので、運ばれてきていた料理に手を出しています。

 

 

 いやぁ、やはり濃い目の味というのはいいものですね。

 

 

 ここまで濃いのは、とんとお目にかかる事はありません。

 

 

 かなりバクバク食べてます。

 

 

 桂花の母親が、途中から心配そうな顔をし始めました。

 

 

 安心してください、あなたたちの分くらい残しますって。

 

 

 でも、これっていうに十人前は軽く食べてしまったかもしれませんね。

 

 

 二人は、お話ばかりしてるから食いそびれるんですよ。

 

 

 まあ、まだ残ってるんです、いいじゃないですか。

 

 

 しかし、さすがに腹一杯です。

 

 

 あれ・・・何やら急に・・・眠気が・・・。

 

 


 
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