No.613613

なんか神の不手際で転生するらしい

さん

第八十三話:カネハナゲステルモノ

2013-08-29 07:30:51 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:10710   閲覧ユーザー数:9503

あのギャンブル後、社長になったけど岡崎に全部投げた。いや、当然だろ。なんで中学生になってそんなことせねばならん。俺は学校生活をしたいんだ。まあ、一応新しい企画のヒントくらいは出すけどな。で、そこで今!学校は――――

 

 

 

「これより文化祭における出し物をきめたいのだが」

 

「無難に麻雀でいいんじゃないのか?」

 

「ヤメローシニタクナーイ」

 

「あぁ、平山君が発作を!」

 

「咲、いつものことでしょう。」

 

「ククク、死ねば助かるのに」

 

 

 

そう言って提案したのは哲。因みのこの中学校の文化祭はクラスごとに別れるのではなく、部活(・・・)ごとに分かれて行うのだ。因みに帰宅部の場合は契約書にサインさえすればその日限りの部員として雇うことができる。当然、逆も然り。さらにこの文化祭に出ていれば評価が上がりなおかつ部活に入っていれば成績が悪くても及第点をくれるのだから有り難いモノである。

 

 

 

「麻雀はダメだ。そんなことをしたら勝負にならなくなる。そしたら客も来なくなるだろう。」

 

「それでは意味が無いな」

 

「そう、なんとしてでも効率よくあれを稼ぐために。客も楽しめる感じにしていかにも公平であるような出し物を出さねばならない!」

 

 

 

アレとは何かって?実はこの文化祭は部費を稼ぐための行事でもあるのだ。当然学校からある程度支給は来るのだが、どこもそれは一定値だけ。たとえ部員が100人いようと1人しかいなくても一人頭の平均値で渡される。まあ実際、部活を設立するには最低でも10人は必要であり部員募集終了時で10人未満の部活は強制的に廃部になるのが通例だから一人はありえないけど。なので、足りない場合は部員が親と交渉して出してもらうかバイトして自給自足で稼がなければならない。教頭曰く「金は命よりも重い」つまり働けと言う意味である。運動部の場合は当然そのためのスポーツ用具も自分で調達せねばならないのだから鬼畜である。

話が逸れたがこの文化祭は鴨葱が大量発生する一大イベントのため皆躍起になるのだ。最初は糞高いたこ焼きやら焼き鳥やらフランクフルトやらを売出し、ライバル店が値下げをしたら下げる価格競争が始まり、たこ焼きがこの学校中自分の店しか売っていなければ高値で売るなど悪質極まりないことしかしないのだが。この部活ではそれはしない。なぜなら自分たちはもっと効率の良い稼ぎ方法があるのだから。

 

 

 

「部長!私にいい考えがある」

 

「嫌な予感しかしないがなんだ?麻井?」

 

 

 

転生者説明中

 

 

 

「なるほど・・・いいな」

 

「で、でもそんなことしたらお客さんがかわいそうなんじゃ・・・・」

 

「ククク・・・眼が曇ってるぜ・・・宮永さん」

 

「さて、となると次は雇う人間を・・・・」

 

 

 

そして文化祭当日―――

 

 

 

うちの部活は思いのほか儲かっていた。まず、雇用できたのはシュテル、ディアーチェ、ユーリ、アルトリア、乱素玄人。他はすでにとられていた。主に刃とバニングスによって。

まず、アルトリアと乱素玄人は客寄せ。アイツ等あの手のゲームは話にならないくらい駄目だからな。ただし、鴨を狩る技量において奴らの右に出る者はいないカリスマ的な意味で。因みにタマモとメリアはお留守番。アイツら何しでかすかわからないからな。特にタマモ。

 

 

 

そして中では

 

 

 

「いらっしゃいませ・・・はじめてきたかたですね?では入場料として20ペリカいただきます。なおこのバッチを見せればタダで入ることができます。」

 

 

 

この学校の文化祭では円は使わずペリカを使用する。理由は単純。(主に愉悦部のせいで)金を抑止するためである。この学校には文化祭当日ペリカ両替機があり10円=1ペリカというレートになっている。こうでもしないと歯止めが聞かないからだ。なぜなら―――

 

 

 

「はいでは次の桃鉄挑戦者三名。ペリカを賭けてください。一位を取った人のペリカ分を残りの三名が支払わなければなりません。」

 

 

 

そう、愉悦部の出し物は単にフェアプレイをモットーに行う賭博場だ。ただし麻雀だけでなく桃鉄やボンバーマンやマリオカート、パーティ、人生ゲーム等もある。そしてなんとレストランまで完備という。徹底ぶり。そして俺こと麻井伸は―――

 

 

 

「ハイ桃鉄は俺が一位ということで150ペリカ徴収します。」

 

「クソ!」

 

「なんであんなにも簡単にプリンが空気読んで増資するんだ!」

 

「ランド増資とか聞いたことねぇぞ!!」

 

「あれさえなければアイツはよくて三位だったのに・・・・」

 

「「「もう一度だ」」」

 

「はいコレ残念賞だよ!つ(ポケットティッシュ)」

 

 

絶賛鴨から金を巻き上げ中です。いやぁ~儲かるね~。今ので、4500円儲けたよ。

そう俺達は主に賭け事をして儲けを出す。しかも相手をほどほどに負けさせることで何度でも挑戦させるというもの。最も主催者側のレートは一番低くしないといけないのがネックなんだけどね。因みにアイツ等は今までの負け分を取り戻そうと一気にかけてきてああなった。因みにレートが低すぎると負けたりするけどな。高くても偶に負けるけど。因みに桃鉄は2年間だけしかやらないぞ。あまりやりすぎると長くなるからな。同じように全自動(ここ重要)麻雀も一局のみ。だが――――

 

 

 

「ツモ!メンタンピンイーペーコドラドラ。満貫で俺の勝ちです。では遠慮なく」

 

「………(ぐにゃあ~)」

 

「さぁ次の挑戦者よ。さっさとコヤツの前に現れるがよい!」

 

 

 

茂が無難に勝って遠慮なく2000ペリカ徴収していた。因みに客は来る。主に一攫千金狙いで、しかもペリカが払えなくてもいいというのだから有情ものである。……まあソレが相まって金の亡者が金をずるずる落としてくれるもんだからこっちの収入シャレにならなくなっているけどな。因みに食堂はシュテル特製麻婆(顧問公認済み)である。一皿80ペリカ(食材調達は修練の門の中なので原価0)。ぼったくりにもほどがある。しかも食材が良すぎるせいで並の中華料理店の麻婆より美味いから性質が悪い。ただし顧問公認の麻婆である。そしてこの麻婆を10皿1時間以内に完食すれば料金タダの上1000ペリカ渡されるというイベントまである。当然食えなかった場合は、こちらが挑戦者のテーブルに出した数の分、作った分を払わなければならないが・・・重ねて言うが顧問公認の麻婆である。

 

 

 

「おい、麻井」

 

「なんすか?」

 

「お前今から自由時間だ。三時に戻ってこいよ!」

 

 

 

「ウィース」

 

 

 

と言って俺は店内の東斗の拳のBGMに少し後ろ髪をひかれながら現場を離れた。(ジョインジョインキジィデデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニーナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーンテンショーヒャクレツナギッカクゴォナギッナギッナギッフゥハァナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーントウトウジョウダンジンケンK.O. イノチハナゲステルモノバトートゥーデッサイダデステニー セッカッコーハアアアアキィーン テーレッテートウトウジョーハガンケンハァーンFATAL K.O.セメテイタミヲシラズニヤスラカニシヌガヨイ ウィーンキジィ (パーフェクト))※()の部分は店内BGMです

 

 

 

とりあえずいろいろとトコトコ歩いてみて回ると・・・・・・・

 

 

 

「思ったよりいろいろあるんだなぁ~」

 

「それをよこせ。それも一つや二つではない・・・・全部だ。」

 

「規律を乱したお前達には罰を与える。令呪を以って命ずる。愉悦部の麻婆を30皿一分で完食して来い。」

 

 

 

それよりも小腹がすいたな(スルー)。なにか……

 

 

 

「出し物で結構斬新な奴もあるのな・・・・・ケバブってしかもちゃんと漫画肉みたいなアレあるし・・・これはインパクト大きいな」

 

「あれ?伸君?」

 

「なんだ高町か・・・・ってそう言えばお前等はサッカー部に雇用されたんだったな」

 

 

 

そう高町達残りのメンバーは今回、刃がサッカー部の手伝いをするということで刃の人脈で彼女たちを軒並みかっさらたのだ。故に運動部では「刃を雇用できればいろんな意味で勝てる」という暗黙の了解があるほどだ。まあ、踰越部なんて「伸がこの部活にいる限り、人材確保に困ることは無い」とか言われているけどな。そしてここも酷いぼったくりをしている。ケバブ一皿150ペリカ(原価は(ry)) だがケバブなんて早々食えるものではないことも確かなので売れ行きはかなりいいらしい。しかも、客寄せたちが彼女達なのも相まって行列がヤバイ。今、俺は店のわきの隅で会計している高町と話している。

 

 

 

「そっちもすごいらしいね」

 

「まぁな・・・こういうのはお得意どころだからな俺。それにしてもアリシア達が的確に誘導しているから行列がそこまで迷惑じゃないな」

 

「アリサちゃんが提案したんだけどね。」

 

 

 

するとサッカー部の一人が慌ててこっちにやってきた。

 

 

 

『おい!奴らが来たぞ!伸!済まないがちょっと向こうに行っていてくれ!お前がいるとさらにややこしくなる!』

 

「ケバブおごれ」

 

『分かった』

 

『コンディションレッド発令!繰り返す!!コンディションレッド発令!!』

 

 

 

なんだ一体?少し離れると高町達が奥の方に隠れて行った。すると―――

 

 

 

「オイ!サッカー部!!俺の嫁たちは」

 

「オイ!皇魔!!なのは達は俺の女だと何回言えば・・・・」

 

 

 

あ~そう言えば居たね・・・・すっかり忘れていたよ~まあ、俺達の部活も残りのシュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリ、アルトリア辺りは客寄せや司会進行にしていた理由が分かったよ。

と、そんな呑気なことを思いながらサッカー部とバカ男の二人のやり取りを聞いていた。

 

 

 

「オイ!それよりなのは達をさっさと出しやがれ!!これから俺とデートに行くんだからよ!」

 

「あぁ!!?何言ってやがる聖火!それは俺のセリフだ!!」

 

「だから今彼女たちは自由時間だからいないんだ!」

 

「「チッ!だったら今どこに居やがる!!」」

 

 

 

このままだと客に対する評価下がりそうだな・・・仕方ない

 

 

 

「高町達ならさっき見たぞ」

 

「「何ィ!!?」」

 

『ちょ・・・』

 

「「何処だ?どこに居るんだ!俺の嫁たちは!」」

 

 

 

ハモルなし・・・後煩い

 

 

 

「ちょうどさっきそこの喫茶店で・・・・」

 

 

 

そう言って指差すと―――

 

 

 

「「ウオオオオオ!今いく!待っていろよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!俺の嫁ぇぇぇぇぇぇ!!!」」

 

 

 

そう言ってバカ男たちは去った。因みに指差した店の名は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やらないcafé』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・・・・・gj!!』

 

 

 

礼には及ばない。とサムズアップしてケバブをもらい俺はその場を離れた。

いやしかし本当にいろいろあるな・・・たとえばこの学園シアターなんか・・・・

 

 

 

「AUOキャストオフ!無垢な乙女たちにAUOが一肌脱ぐ?『もそっと近くによってもよいぞ?』」

 

 

 

とか

 

 

 

「ダーマ特別編!倒せ!妖怪、拳魔邪神!」

 

 

 

とか

 

 

 

「オリジナルアニメ!チャケモン『驚愕!!6Vボルガ博士爆誕!!』」

 

 

 

とかいろいろである。偶には思いっきり羽を伸ばすのもいいかな・・・

 

 

 

 

 

 

後書き:ヤバイ・・・・思いつくのにそこへつなげるまでが全く思いつかない。そこさえつなげられれば、少しは楽になるのに・・・・


 
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