No.613404 『ソレ』は、絶望から始まる物語。シリーズ 第一弾 プロローグ:その後の「北郷一刀」劉邦柾棟さん 2013-08-28 18:14:51 投稿 / 全4ページ 総閲覧数:6236 閲覧ユーザー数:5944 |
『ソレ』は、絶望から始まる物語。
第一弾:「真・恋姫†無双×Dead Space×Crisis」
プロローグ:その後の「北郷一刀」
一刀side
一刀「アレ?」
城の中を全力で走っていた筈が・・・・・・
気が付けば、俺は何も無い空間に居た。
一刀「……? 何で、俺は此処に居るんだ?」
俺は、辺りを見回し首を傾げながら考える。
一刀「確か・・・・・・」
――――ッ!
「どうして、自分が此処に居るのか?」という事を考えた所で、俺は思い出した。
『アイツら』の事を・・・・・・・
一刀「……ッチ! 胸糞悪い事を思い出したぜ」
『アイツら』の顔を思い出した俺は……顔をしかめながら、舌打ちをした。
一刀「……もう関係無い。 俺はもう『天の御遣い』何かじゃなく、只の「北郷一刀」何だから」
俺は、腹正しさが込み上げるのを抑えながら自分を落ち着かせる。
一刀「・・・・・・・・」
其処で俺は、あの世界に残して来てしまった『アイツら』以外の愛した人達の事を思い出した。
一刀「みんなには申し訳無いけど……もう俺は『アイツら』が居る所にはもう戻る気は何て無い。 どうか、幸せになってくれ……俺以外にも良い男は沢山いるから」
俺は、届いているかどうかは判らないが……愛しい人達に向けて「届いて欲しい」という想い込めながら祈るように言葉を呟いた。
両目から涙を流しながら・・・・・・・・
しばし、涙を流して泣いた俺は……多少、落ち着きを取り戻していた。
一刀「さて、これからどうしたものかな」
俺は腕を組んで考える。
一刀「……取り敢えず、歩いて見るかな」
ただ突っ立ていても仕方が無いと思い、俺は歩き出す事にした。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
一刀「ん? 何だ、「アレ」」
あれから宛もなく歩いていた俺は、『ある物』が落ちているのを見つけた。
俺は近づいて『ソレ』を拾った。
一刀「『コレ』って……「プラズマカッター」と「プラズマカッターの弾」に「聖フランチェスカ」の制服を着た俺の写真が貼られた「IDカード」だと?」
俺が拾った物……それは、俺が現代でハマっていた「海外洋ゲー」の「Dead Space」で「『戦闘民族エンジニア』・『最強戦士エンジニア』・『エンジニア=異能生存体』等々……etc」と呼ばれている。
主人公「アイザック・クラーク」が使う……お馴染みの「武器」というか『工具』の「プラズマカッター」と、自分でも作った覚えのない「聖フランチェスカ学園」の制服を着た俺の写真が貼られた「IDカード」だった。
一刀「まあ、身に覚えのない「IDカード」は置いて於いて・・・・・だ」
そう言って「IDカード」を上着のポケットに入れる。
そして、次に・・・・・・・
一刀「何で、こんな所に「プラズマカッター」が落ちているんだ?」
拾った「プラズマカッター」を弄って「クルクル」回転させたする俺。
一刀「まあ、あって困る物じゃないし……持ってくか」
『北郷一刀』は「プラズマカッター」と「プラズマカッターの弾(25発分×4=100発分)」と「謎のIDカード」を入手した。
一刀「出来れば、本当に使えるかどうか試してみたいけど……流石に使う気にはなれないな」
心の中で、「ゲームを知っているが故に」っと思う俺だった。
――――ヤバイ位、威力があるから「プラズマカッター」は・・・・・。
何故か落ちていた「プラズマカッター」を入手した一刀は更に歩き続けた。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
特に何が起こる事もなく、俺は歩き続けた。
そして、俺は……また『ある物』を見つけた。
一刀「おいおい、何で『コレ』まであるんだよ!」
つい、大声で叫んでしまった。
俺が、見つけたのは「Dead Space」シリーズでお馴染みの「STORE」だった。
※3の「スーツキオスク」ではなく、1~2で登場した「STORE」です。
一刀「本物なのか? 『コレ』?」
俺は本物なのかどうかを確かめる為、「STORE」に近づく。
一刀「何だ……動いて無いじゃないか。 電源が落ちてるのか?」
すると、その時・・・・・
――――ブオン!
「STORE」の操作画面が起動した。
<現在、当「STORE」は『セキュリティーロック』が掛かっています。 ご利用の方は「IDカード」を挿入し、ID確認をして『セキュリティーロック』を解除して下さい。>
……っと、日本語の音声で説明された。
一刀「『IDカード』って言われt……あっ! もしかして、さっきの『アレ』か?」
俺は上着のポッケからさっき拾った俺の顔写真が貼られた「IDカード」を挿入口に挿入した。
<IDカードを確認>
<IDスキャン中・・・・>
≪スキャン完了≫
≪ようこそ、『聖フランチェスカ学園』二年「北郷一刀」様。 当「STORE」の各種「システムセキリュティ」を『アンロック』しました。≫
≪「工具・武器・スーツ・回復・弾薬」等の購入は左の「ショップ」画面から……お持ちの所持品等の整理は真ん中の「インベントリ」から……「倉庫」にある「工具・武器・スーツ・回復・弾薬」等の移動や整理は……右の「倉庫」の画面をタッチ操作してご利用下さい。≫
っと、日本語の音声ガイドに「STORE」の「チュートリアル」説明が終わった。
一刀「うわ~、本当にゲームの「Dead Space」みたいだな♪」
一刀は自身がプレイしたゲームと全く同じ「STORE」に興奮していた。
一刀「えーっと、まずは「ショップ」を見てみるかな?」
一刀は「STORE」のメニュー画面に表示された「ショップ」の画面をタッチする。
メニュー画面から「ショップ」の画面に切り替わる。
しかし、其処に表示された品数は余り多くは無かった。
一刀「ふーむ、今のところ……工具は「プラズマカッター(「Dead Space2」使用で購入金額は無料)」と「リベットガン(「Dead Space2」使用で購入金額は無料)」だけで……「武器」と「回復系」はまだ無くて、弾薬は「プラズマカッター」と「リベットガン」の弾だけ……「スーツ」の方は「エンジニアスーツ(「Dead Space」シリーズでお馴染みの「スーツ」で『無料』)」だけか」
一刀「特に、目星い物は無いか~。 次は「インベントリ」を見てみるかな」
今度は「インベントリ」の画面をタッチして、画面を切り替える。
一刀「現在の俺の所持品は・・・・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――
「インベントリ」最大所持数4/15
「プラズマカッターの弾25発」×4
※「プラズマカッターの弾」は1スロットに付き25発までなので、100発=4スロット分消費になります。
「装備武器」最大所持数1/5
「プラズマカッター」
「素材アイテム」
無し
「Power Node(ノード)」
無し
「所持金額」
無し
「キーアイテム」
IDカード・聖フランチェスカ学園の制服
――――――――――――――――――――――――――――――
一刀「武器は「プラズマカッター」のみか・・・・。 まあ、そうだろうな。 てか、俺が着ている制服って……「キーアイテム」扱いなのか? 」
自分が着ている「聖フランチェスカの制服」が「キーアイテム」扱いだった事に驚く一刀。
一刀「じゃあ、最後は「倉庫」を見てみるか」
右にある「倉庫」の画面をタッチして、「インベントリ」から「倉庫」に画面が切り替わる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「倉庫」
無し
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
一刀「何も無いよな~。 流石に……(苦笑)」
――――――分かってた事だ。
一刀「よし、大体の事は確かめたし……そろそろ着替えるか」
そう言って俺は、もう一度「ショップ」の画面に切り替える。
一刀「じゃあ、「エンジニアスーツ」を購入するか」
俺は、「エンジニアスーツ」を選択して購入した。
≪お買い上げありがとうございます。 それでは、奥の「スーツキオスク」にお入り下さい。≫
そう、ガイド音声が告げると……操作画面が上に動き、シャッターが開いて奥に進める様になった。
一刀「よし、行くか」
一刀は奥に入り、「STORE」の「シャッター」が閉まる。
上から眩い光りが下に向かって降りて行く。
≪蒸着!?≫
♪~~~♫~~~♬~~~♪
※「Dead Space2と3」で、スーツ着用時に流れる『あの』BGMを脳内で流して下さい。
再び、「STORE」の「シャッター」が開いて「エンジニアスーツ」を着た一刀が出て来る。
※動作は「Dead Space2」の「エンジニアスーツ」着用時の『アイザックさん』と同じ動作です。
最後に「ヘルメット」を装着して、完全に「Dead Space」シリーズの「アイザックさん(外見だけ)」になりました。
( 三)「おおwww! すげぇwwwwww! 感動したぜ!」
「エンジニアスーツ」を着た一刀は両手を握り締めたり、「ヘルメット」を触ったり、自分の容姿を確認したりして、嬉しそうに興奮するのだった。
そして、後ろを振り返り……奥のシャッターが締まり、購入画面が降りてくる。
( 三)「よし! 次は……「リベットガン」を買うか」
一刀は追加の武器として「リベットガン」購入し、装備する。
( 三)「良いねえ~♪ ゲームで使ってたヤツと全く同じだ。 カッコイイ!?」
実物で、しかも本物の「リベットガン」を手にした一刀はテンションが上がる。
( 三)「う~ん、出来れば「リベットガンの弾」も購入したい所だけど……所持金が無いから今は無理だな」
そう言って俺は買い物を終了し、「STORE」を離れた。
それでは、今回は此処まで・・・・・・
次回に続く・・・・・・・。
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どうも、今晩は皆さん。
劉邦柾棟です。
前回の投稿の際に、沢山のコメントをして頂きまして誠に有難うございました。 m(_ _)m
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