No.613303

恋姫 華陀紀行65

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-08-28 08:04:11 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1947   閲覧ユーザー数:1805

 

 

 外は吹雪です。

 

 

 最近天候が悪いですね。

 

 

 食糧は充分あるので、困ることにはなりませんが・・・。

 

 

 なかなか外に出ることも出来ないのが退屈です。

 

 

 そこで、暇潰しの道具を作ってみました。

 

 

 オセロです。

 

 

 作るの簡単ですしね、別に円くする必要はないので、裏に傷をつけただけの簡易なものです。

 

 

 最初は井の文字の中に○〆書くやつしたんですが、初見で引き分けの千日手まで持っていかれてしまいました。

 

 

 一回は引っ掛かると思った俺が馬鹿でした・・・。

 

 

 と言うことでオセロをしているんですが・・・飲み込み早いよ!

 

 

 余裕で勝てたのは、ルールを理解してない最初だけで、後は激戦です。

 

 

 かなり強い自信があったんですが・・・。

 

 

 盤が小さいから、大体相手の打つ場所も限定されて読みやすいんですよね。

 

 

 相手が強いと、こちらも強くなってきている気がするのは、気のせいではない!

 

 

 このまま成長すれば俺がオセロの世界王者に近付くのも間違いないだろう。

 

 

 

 

 更に遊戯盤が増えました。

 

 

 碁盤が欲しいと言ったときにはちょっと時間がかかりすぎると言ったら板に線を引けばいいと楽に返されました。

 

 

 碁石については、簡易なものを作るしか無さそうです・・・。

 

 

 しかし、かなりの数を造らないといけないので、徐々に作っていくことを約束して今はすごろくを作っています。

 

 

 これならオセロで使った盤を使って遊べますし、変則ルールで伏せ札を設置し、そこを通過する際には、任意で止まれるようにしたりしました。

 

 

 内容は一回休みだったり、もう一度振ったりなどですが、結局モノを言うのはサイコロ運なだけですね・・・。

 

 

 囲碁が出来たときには喜んでくれたんですが、あまりの俺の弱さにちょっと不機嫌になりました。

 

 

「わざとやってるんじゃないでしょうね!?」

 

 

 つり目で威嚇してきますが、その被り物のせいか、怒っても可愛いです。

 

 

 もちろん将棋も作りました。

 

 

 きちんと形まで再現するこだわりの逸品です。

 

 

 字が下手なのと、形が少し不揃いなのはご愛敬です。

 

 

 まあ、結局・・・。

 

 

 ガシャン!

 

 

「いっただき~」

 

 

「きぃーーー!なんであそこで崩れるのよ!あんた息吹き掛けたんじゃないでしょうね!?」

 

 

「いやぁ。崩れるべくして崩れるものなんだよ。さて、ここまで来ればこっちの勝ちかな?飯にしようか」

 

 

「終わったらもう一度よ!」

 

 

「はいはい」

 

 

 将棋崩しやってます。

 

 

 無理です、無茶です、無謀です。

 

 

 勝てる気がしません。

 

 

 棋力なんて素人に毛が生えた程度ですよ?読めて三手くらい先までです。

 

 

 頑張ればもう少し行けるかもしれませんが、ああいうのってなんかノリで打ってしまうんですよね。

 

 

 オセロみたいに陣地塗り潰しなら分かりやすいんだけどなあ・・・。

 

 

 家においてる食材が、ほとんど無くなってきたな・・・。

 

 

 外のを掘り出すか・・・。

 

 

「ちょっとここの食い物無くなってきたから外の食い物持ってくる」

 

 

「早く戻って来なさいよ」

 

 

「はいよ~」

 

 

 気軽に外へ向かうべく、剣を手に取り歩きます。

 

 

 掘り出す道具でマトモなのって剣くらいしか無いんですよね。

 

 

 軽い運動にやりますか~。

 

 

 

 

 なかなか開かない戸を開けると真っ白な空間が現れた。

 

 

 その白く輝く方へと手を伸ばすも、途中から抵抗にあう。

 

 

 その抵抗を無視して更に手をつき出すと、手はその白い空間に消えていってしまう。

 

 

 このままどこまで行けるのかと更に手をつき出すと、固い壁に突き当たった。

 

 

 そこを指先で触っていると、手に痛みが走り始める。

 

 

 慌てて手を戻すと、手は真っ赤になっており、ジンジンと刺激を頭に送ってきていた。

 

 

「桂花・・・聞いてくれ」

 

 

 桂花は盤上からこちらへと目を向けて見つめてくる。

 

 

「閉じ込められた」

 

 

「・・・」

 

 

「いやぁ、。吹雪が続くなあとは思ったんだよ。まさかここまで来るなんてなあ。はっはっは」

 

 

 明るい感じで話しかけます。

 

 

 こんなときこそ、明るくしなくては!

 

 

「あんたねぇ!食糧管理くらいしときなさいよ!・・・で?どれくらい残ってるのよ?」

 

 

「ん~見てもらった方が早いかも?」

 

 

 取り敢えず、残りの食糧を見せてみました。

 

 

「・・・」

 

 

「大丈夫だ!外の近い所に食糧を埋めてある!この雪なら保存もバッチリだ!」

 

 

 桂花がこちらを振り向きます。

 

 

 つり目の狐さんですね。

 

 

「他に足りないものは!?」

 

 

「この家の中の物で全てかな?そういえば、薪もそろそろ補充が必要かも?」

 

 

 その言葉を聞いたとたん、まだ燃えそうな火を消してしまいました。

 

 

「あんたは先ず近くの食糧を掘り出しなさい!」

 

 

「了解!」

 

 

 敬礼して剣で雪掻きです・・・。

 

 


 
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