No.612454

恋姫 華陀紀行50

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

続きを表示

2013-08-25 20:57:36 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2005   閲覧ユーザー数:1869

 

 

 取り敢えず、華家を継ぐものが居ることには安堵しました。

 

 

 もし、あの華雄だったとしても、この家を継ぎさえすれば戦に加担することもないでしょう。

 

 

 どうやって、家を出るための説得をしようかと悩んでいたのが、これで解決です。

 

 

 ・・・先ずは、母上を何とかしましょうか。

 

 

「それで!?それで!?」

 

 

 今までどこにいって、何をしていたかなどを事細かに聞いてきます。

 

 

 昼食を挟みつつ、ずっとこの調子です。

 

 

 いい加減周りは暗くなりはじめました。

 

 

 横目に窓の方を見ると、夕刻になっているのがうかがえます。

 

 

 何度も話を終わらせようとしても止まりません・・・。

 

 

 自分の思いに一直線ですね。

 

 

 もしや、この考え方が遺伝したんじゃないでしょうね・・・?

 

 

 猪突猛進は勘弁ですよ?

 

 

 その辺りを華雄にも少し教育する必要がありそうですね。

 

 

 家督を継いでもらうためにも!

 

 

 

 

 結局、母上とのお話し合いは深夜まで続きました。

 

 

 蝋で火まで灯してそんなに話聞きたいのですかね?

 

 

 わざわざ灯をともしてなんて・・・少なからずそれにもお金かかってるんですよ?

 

 

 俺ここに戻ってくるまで自給自足だったんで、贅沢してるのみるとなんか悲しくなるんですよ・・・。

 

 

 そう言えば、部屋に置いていったお金どうなってるかな~祭の酒代に消えてる気が物凄くするな・・・。

 

 

 結構あったはず・・・戻ったときに回収・・・は諦めるしかないか・・・。

 

 

 それにしても、母上は終始ご機嫌です。

 

 

 話に合わせてリアクションが多彩ですが、すぐに笑顔に変わります。

 

 

 そんなにこちらの話は面白いですか?ただ起こったことを話してるだけなんですが・・・。

 

 

 ふーむ・・・これが、親の心、子知らずってやつでしょうか?

 

 

 取り敢えず、明日も話すことになりましたが、こちらも早く情報を手に入れたいのです。

 

 

 明日は余計なことを話さずに割愛割愛でいきましょう!そうしましょう!

 

 

 そう言えば、華雄の真名ってなんだろ?

 

 

 兄妹なんだし別に聞いても問題ないはず・・・でも、既に自我あるし、母上に聞くよりも本人に聞いた方がいいかな・・・。

 

 

 多分俺のことは、母上に聞いて育てられてるはずだし、ちゃんと兄上って言ってくれたから大丈夫・・・なはず。

 

 

 

 

 深夜遅くまで付き合った翌日。

 

 

 実家ということで安心して気配察知を忘れていました。

 

 

 扉の「バンッ!」という音で覚醒し、何かに肩を掴まれて揺さぶられます。

 

 

 強烈な揺さぶりの正体・・・起こしに来てくれたのは妹の華雄でした。

 

 

 髪の色は母上に似たのか、朝日に当てられ銀色に染まって輝いています。

 

 

 よく観察すれば、確かにあの華雄に面影があるような?気がします。

 

 

「起きろーーー!」

 

 

 既に起きてるのに、身体をさらに揺すってきます・・・今日も絶好調のようですね。

 

 

「起きてるよ」

 

 

「布団に入ってる!」

 

 

 指差す方を見ると、確かに脚がまだ布団に入っています。

 

 

 寝台から出るまでが起きるという認識なんですね・・・。

 

 

「わかった、わかった」

 

 

 こちらが立ち上がったのを確認すると満足したのか、手を掴み引っ張ってきます。

 

 

「ごはん!」

 

 

 元気なのはいいことですが、せめて起こし方くらいは注意をしておきましょう。

 

 

「華雄・・・さっきのような起こし方では駄目ですよ」

 

 

 優しく諭すように語りかけます。

 

 

「?・・・ごはん要らないの?」

 

 

「いや・・・ごはんは要るんですがね」

 

 

「早くいこ!」

 

 

 駄目だ・・・話が通じてない・・・。

 

 

 しかし、妹が起こしに来るシチュエーションというのも・・・妹というのもいいものだな・・・幼馴染みならさらに言うことは無かったが・・・。

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
12
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択