No.612265 真・リリカルなのは 第九章 第二次ジュエルシード争奪編 第二十二話 抗う天使ohatiyoさん 2013-08-25 11:31:53 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:640 閲覧ユーザー数:639 |
自らの意思を示し、ハルクの誘いを断った フェイト
管理局を変える……………………………戦いはここまでにしたい
フェイトの想いはハルクに届くか?
ハルク「…………………………………………………………………」
フェイト「これ以上の戦いは無益だ、あなた達が残忍な犯罪者じゃないことはわかった」
フェイトは必死にハルクを説得しようとする
管理局を快く思わないもの同士、分かり合えるはずと思っているのだ
フェイト「私がもっとも許せないのは、命を蔑ろにし、弄ぶ輩だ」
そう、そして私には捕まえなければならない男がいる…………………………
ジェイル・スカリエッティ……………………………母さんにFを伝えた男
フェイト「これ以上、戦っても徳は無い。私にもあなたにも」
今度はフェイトが、ハルクに手を伸ばす
フェイト「だから「降伏しろと?」そうしてもらえれば、ありがたい」
ハルク「何を今更…………………………私は今まで多くの管理局員を殺してきた」
フェイト「…………………………………………………………」
ハルク「今更、止まれるものか……………………それに私はアイバーンと約束したんだ。必ず管理局を潰そうと」
フェイト「止まれないの?」
ハルク「ああ…………確かに、管理局を潰した後のことは考えていなかった。その非は認めよう…………………だが、今なら先の事を考えられそうだ」
フェイト「先の事?」
ハルク「言う必要ない。お前は敵なのだから」
フェイトに殺気を向ける ハルク
フェイト「……………………………分かり合えないの?」
ハルク「当たり前だ」
フェイト「そうか………………………………」
バルディッシュ(クレッセントフォーム!)
ハルクの目を見て、説得は不可能と悟る フェイト
ならば、自分のするべき事はハルクを止める事
これ以上、罪を重ねさせない事である
その為にもハルクを倒さねばならない
ハルク「エンジェルウィンガー!!」
紙の羽根が舞い落ち、フェイトに向かって飛んでいく
フェイト「はぁぁぁ!!!!!」
バルディッシュで紙を薙ぎ払う
ハルク(最強の切断力を持つ電気の所持者だったな)
あまり、いい相性とは言えないが………………………………
ハルク(いや、炎熱や流水に比べればマシだな)
フェイト「ハーケンセイバー!!」
ハルク「……………………………………」
フェイトの斬撃が、ハルクに当たる
するとハルクの右腕が切断される
フェイト「!?」
どういうこと!?
フェイト「バルディッシュ!!」
バルディッシュ(非殺傷です)
焦るフェイト
殺傷になっているのではと、バルディッシュを疑ってしまう……………しかし
ハルク「これが私の能力だ」
ハルクが真相を話す
フェイト「え?」
ハルク「紙を自在に操る能力…………………………私の体も紙で出来ている」
フェイト「そんなことが…………………………」
ハルク「流石に紙は、非殺傷でも斬れる……………………………そういう原理だ」
ハルクは説明を追えると、紙を集めて、自身の腕を創る
ハルク「紙が在る限り、何度でも創り直す事が出来る」
フェイト「………………………………………………………」
おかしい…………………………それじゃあ実態が無いみたいだ
ハルク「実態が無いと思ったか?」
フェイト「!?」
思っていることを言い当てられて驚く フェイト
ハルク「そうだな、無いに等しいかもな。だが、あることにはあるさ。私は偽物でも分身でもない、本人なのだから」
フェイト「……………………………………………………」
見た所、斬撃・打撃などは通用しなさそうだ
ならば!!
フェイト「火力で攻める!!!」
バルディッシュ(ザンバーフォーム!!)
フェイト「行くよ!! バルディッシュ!!」
ハルクに向かって走る出す フェイト
ハルク「紙手利剣!!!」
フェイト「当たらない!!」
ハルクの技を自慢のスピードで躱し、ハルクの背後を取る
フェイト「トライデントスマッシャー!!!」
ハルク「クハッ!!」
フェイトの技を食らい、吹き飛ぶ ハルク
フェイト「良し!!」
魔力による攻撃なら行ける!!
ハルク「クッ!!」
久方ぶりにダメージを負った
ハルク(魔力変換持ちは苦手だ…………………………)
フェイト「フォトンランサー!!!」
ハルク「舐めるな!!」
バサッ
ハルクの体が全てが紙となって散らばる
フェイトの技が通り過ぎた後に、体を元に戻す…………………………しかし
フェイト「戻る時が隙!!!」
ハルク「仕舞った!」
フェイト「ライトニング・サプレッション!!!」
電気に変換した魔力を固めて打ち出す
ハルク「グワァ!!!」
ハルクは倒れる
フェイト「もういいでしょ? 降伏して」
ハルク「……………………………………………………」
フェイト「あなたは十分に戦った。負けを認めても、アイバーンだっけ? あなたに失望することはないだろう」
再び説得を試みるが、
ハルク「断る……………………まだ、私は戦える」
答えは否だった
フラフラの状態だが、立ち上がる ハルク
フェイト「何故、そこまで…………………………………………」
ハルク「
折り紙で鶴を折る
ハルク「これが……………………私の最後の技だ」
鶴は、どんどん巨大化していく
フェイト「これは……………………………………………」
ハルク「セイランカ・クレーン………………………………これで終りだ!!!」
フェイト「何!?」
終りとはどういうことだろうか?
ハルク「この鶴は私の魔力を全て吸収し、私の代わりに戦う」
フェイト「全て……………………………じゃあ!!!」
フェイトは気づく
ハルク「ああ、私は死ぬ」
ハルクが命を捨てようとしている事を
フェイト「何て愚かな真似を………………………………」
ハルク「さぁ!!! 私の命と引き換えに、奴を倒してくれ!!!! 私の、私達の!!! アイバーンの敵を!!!!」
鶴「…………………………………………………………………」
しかし、鶴は何の反応もない
ハルク「どうしたというのだ? 何故、私から魔力を吸収しない!!!」
今度は縮小し、元の大きさに戻る鶴
フェイト「どういうこと?」
フェイトも訳がわからず困惑する
ハルク「ああ、そうか………………………最早、最大の技を使うほど魔力が残っていないのか……………………」
ハルクは落胆してしまう
最強の技が発動しないからだ
ハルク「結局、何の役にも立たなかったな……………………………ごめんなさい アイバーン」
ハルクは紙で、シャマルを貫いた棒を創る
ハルク「せめて、この女だけは………………………………………」
フェイトに向かって走り出す
フェイト「ッ!!」
ガキィィィィン
バルディッシュでハルクの持つ武器を叩き落とす
ハルク「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
自身の体を紙に変え、フェイトに突撃する
フェイト「クッ」
当たっただけで斬り裂かれる
ハルク「倒すまでは行かなくとも、負傷してもらう!! アイバーンが倒しやすいように!!!!」
フェイト「バルディッシュ!!!」
バルディッシュ(カートリッジロード)
フェイト「ライト・ストラクション!!!」
電気の斬撃を飛ばす
斬撃自体は効かないだろうが、この技は掠れでもしたら感電し、痺れて動けなくなる
ハルク「クッ」
ハルクは当たってしまい、動けなくなった
フェイト「少しの間、眠って貰うよ……………………雷光一閃!!!!」
バルディッシュ(プラズマザンバー)
フェイト「ブレイカァァァァァァ!!!!!!!!」
ハルク(アイバーン、やはり仕掛けるのは早かったみたいだ……………………恐らく、あなたでも……………………)
黄色い閃光に飲まれ、同士の身を案じる ハルク
残りの
倒すことが出来るのか?
次回、カイトVSマイン決着の時!
お楽しみに!
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ハルクの出す答え………………それは