No.611531

恋姫 華陀紀行31

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-08-23 11:22:11 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1987   閲覧ユーザー数:1873

 

 プレゼント作戦は大成功でした。

 

 

 今まで振っていた棒とは違い、少し長い上に重いのですが、気に入ったのか、気にした素振りもありません。

 

 

 一通り振って満足したのか、こちらにやって来ました。

 

 

「ありがとう!」

 

 

 関係が改善されて嬉しい限りです!微笑んでくる姿は愛らしいですね。

 

 

 微笑みながら「どういたしまして」と、返したまではよかったんです。

 

 

「勝負~!」

 

 

 ん?何故そうなる?

 

 

 困って侍女さんの方を見やると、何時ものようににこやかにこちらを見ているだけです。

 

 

 きっと、つきあってあげてくださいってことですね。

 

 

 母親も太守で忙しいでしょうし、こちらとしては全く構いませんよ。

 

 

「わかったよ。ちょっと棒を持ってくるから待っててね」

 

 

「わかったー!」

 

 

 また、元気よく棍を振り始めました。

 

 

 子供は元気なのが一番ですね。

 

 

 武器庫のものは流石にまずいので、庭の端に立て掛けてある竹を取ります。

 

 

 結構軽いし丈夫そうです、これでいいかな?

 

 

 竹を持って馬超の元に向かいます。

 

 

「さあ、準備出来たよ。どこからでもおいで」

 

 

 

 

 子供と思って超油断してました。

 

 

 速さはそれほどでもなかったんで、軽く受けようと思ったら、竹がメシリ!・・・といい音を出してきます。

 

 

 そして、受けられたと見るや、嬉しそうに次々に振り回してきました。

 

 

 受け流さないと、竹がもたないです・・・流石馬超でしょうか・・・。

 

 

 しかし、疲れるということを知らないんですかね?見た感じかなり消耗してるのが分かるだけに、これ以上続けられても困ります。

 

 

 ドクターストップってやつです。

 

 

「さあ、そろそろ止めようか」

 

 

「まだまだー!」

 

 

 なんか当たるまでやりそうな感じです。

 

 

 しかし、そんな振り回してるだけの攻撃に当たってやることはしません。

 

 

 意外と痛そうですし・・・。

 

 

 ここはさくっと終わらせるに限りますね。

 

 

 と言うことで、えいやっと。

 

 

「あっ」

 

 

 棍を絡め取ってやりました。

 

 

 これで終わりでいいでしょう。

 

 

「さあ、終わりだよ」

 

 

 終了宣言すると、泣きそうな顔をし始めました。

 

 

「う~!う~!」

 

 

 落とした棍を拾って持つと、そのまま走り去っていきました。

 

 

 いや・・・あの・・・嫌いにならないでね・・・。

 

 

 

 

 結果として嫌われてはないようです。

 

 

 どうも、文官という紹介を最初にされたせいで、強いとは思ってなかったようです。

 

 

 つまり・・・やっつけてやるとかを少なからず思ってたわけですね?・・・お仕置きです。

 

 

「勝負!勝負!」

 

 

 こうやって仕事場にまで現れ始めました。

 

 

 文官の皆さんは慣れているのか、気にした素振りもありません。

 

 

 逆にこちらに対していい気味だ!と言っているような気さえしてきます・・・被害妄想ですかね?

 

 

 その代わり、手持ちの仕事を終わらせた時の追加の仕事は無くなりました。

 

 

 その時間を使って、相手をしてあげろってことですね。

 

 

 身体を動かす方が楽なので構いませんとも!

 

 

 さて、お仕置き!・・・ゴホンゴホン・・・ではなくお相手をしてあげましょうかね。

 

 

 負けたときの罰は勉強ですがね。

 

 

 この頃から勉強が嫌いな上に物覚えも悪いとは・・・頭の良くなるツボってないのかなあ・・・。

 

 

 


 
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