No.611233

魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム) 第四十一話

Blazさん

イレギュラー"アインスト"の存在を知った零人達。
彼等はアインストを倒すために新たな戦いに入っていくのだった・・・・・!
そして、少年少女達は一つの答えに向かっていく・・・・・。

A,s 2nd編イメージソング

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2013-08-22 12:56:27 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2227   閲覧ユーザー数:2073

A.s 2nd編 第四十一話 「極めて近く 限りなく遠い世界へ」

 

零人side

 

零人「・・・っと・・。ここが平行世界か・・・・・」

 

俺が降り立った場所は海鳴の街の何処かの道路。しかし周りには誰もいない。

つまりはココには結界が張られているって事だ。

 

零人「イクス。アインストの位置取りは?」

 

イクス『探索は完了。ここから数キロ離れた海の上です。』

 

零人「よしっじゃ行くか「にゃあああああああ!?」・・・・・・・は?」

 

俺が声のするゲートがある方を向くと・・・・・

 

 

ゴチン!!

 

 

零人「ぶっ!?」

 

誰かと頭を打った。

 

 

 

 

零人「おおおおおお・・・・・誰だよいった・・・い・・・・・・」

 

俺が見る方には何と・・・・・・なのは・・しかも俺たち側の方のなのはが居たのだ。

 

なのは「いたたたた・・・・・・・」

 

何故なのはが俺達の世界の方のだと分かったか。それは右腕にアルを付けていたからだ。しかもご丁寧にBJをつけてやがる・・・・

 

零人「・・・・・・・なのは。どうしてお前がココに居るんだ。」

 

なのは「いや・・・だって・・・零人君がトイレに行ったのを私もトイレに行ってたから見かけてそれで何処かに入ったと思ったら黒い何かに入って行ったから・・・・・」

 

黒い何かって・・・アリエッティじゃないんだぞ・・ってか石扉だし・・・・ったく・・・参ったな・・ゲートは神様の野郎が閉めたし戻るにはアインストを殺らないといけないし・・・・・・・仕方ない・・なのはを連れて行くか・・・・・・。

 

零人「・・・なのは。仕方ないから俺の側から離れるなよ、今は。」

 

なのは「ふえっ!?//・・・・う・・うん・・わかったの!」

 

取り合えず俺達はビルの一つの屋上に上がり現在位置を確認していた。するとなのはが俺に質問を投げかけてきた。

 

なのは「零人君・・・ココって海鳴町だよね・・・・・」

 

零人「ああ・・・だがココは俺達が知っている海鳴の街じゃない。」

 

なのは「えっ!?それってどう言う事なの!?」

 

零人「・・・・・ここは・・・・・極めて近く・・・・限りなく遠い世界・・・・・・・つまりは・・・平行世界・・パラレルワールドだ。」

 

なのは「パラレルワールド・・・・・・って何?」

 

イクス『それについては私達がご説明します。』

 

アル『パラレルワールド。つまり平行世界とはMs.高町達が住んでいる世界とは似て非なる世界。つまりはMs.高町が居る世界をAとしここをBとします。』

 

イクス『Aの世界とBの世界は似てはいますがどこかは違った世界。

例えで言えば私達の世界のなのは嬢は和菓子が作れるが平行世界のなのは嬢は和菓子が作れない。』

 

なのは「・・・うーん・・って事は何処かしら違いがあるって事なの?」

 

アル『肯定。つまり恐らくココにはココの世界のMs.高町が居ると言う事です。』

 

なのは「えっ・・・・そうなの!?」

 

イクス『はい、恐らくは。』

 

なのは「ふええええ・・・・・」

 

零人「まぁそんなのは極力接触しなけりゃ良いって事だ。・・・・・・取り合えずなのは。」

 

なのは「何?」

 

零人「髪をポニーテールにしてこれ付けろ。」

 

なのは「・・・眼鏡?」

 

零人「さっきイクス達が説明した通り、ここにはもう一人のなのはが居る。だからその見分けって事だ。」

 

なのは「なるほど・・・・・分かったの!・・・・所でさ「(零)ん?」零人君って・・・・ポニーテール好きなの?」

 

零人「・・・・悪いか?」

 

なのは「・・・うんうん。別にいいの(冬休み明けたらポニーテールなの!)。」

 

なのははそう言って手際よく髪をポニーテールにし眼鏡を掛けた。

 

なのは「・・どう・・かな?」

 

零人「ああ・・・似合うぜ?」

 

なのは「っ!!ありがとう!!」

 

なのはが喜んだようで俺達は目的地に向かって飛翔した。

岡本零人、目標に飛翔します!!・・・・・まぁ電池にはならないんだがな(By作者)

 

 

 

三人称side

 

零人達は海の方に向かい飛行していた。すると零人が何かを見つけなのはを引き止めた。

 

なのは「零人君・・どうしたの?」

 

零人「・・・見つけたぜ・・アインスト・・・」

 

なのは「えっ・・・アインストって・・・アレ!?」

 

なのはが見た方にはアインストの下位種アインストゲミュートがスパロボのサイズで海の上に立っておりなのはは驚いていた。

 

零人「ああ。一口にアインストって言ったって種類は沢山あるからな・・・・」

 

なのは「ほええええ・・・・・・・」

 

イクス『マスター。アインストの近くに魔力反応。どうやらこちら側のなのは嬢、フェイト嬢、クロノ氏が戦闘を行っているそうです。』

 

零人「・・よし。さっさと片付けるぞ。」

 

なのは「了解なの!カートリッジロード!「(零)えっ!?」ディバイーン・・・バスター!!」

 

刹那、なのはは全力全壊のディバインバスターをぶっ放すのだった・・・・・

 

 

ドオン!!

 

 

ディバインバスターはアインストに直撃しゲミュートは体勢を崩しそれを見た零人は内心「コイツ、前より恐ろしくなってないか・・・・」と思いアルを渡したのを後悔するのだった。

 

 

クロノ「おい!お前等は一体何者・・・ってなのはがもう一人!?」

 

するとクロノが零人達に気づき問い詰めたがまず最初になのはが二人居るのに驚いていた。

 

なのは(こちら側)「えっ!?あ、ホントなの!!」

 

 

零人「あーあ・・・」

 

なのは「にゃははは・・ごめんなの・・・・・」

 

なのはが苦笑し零人が呆れているとゲミュートが起き上がり攻撃を始めた。

 

零人「っ!!散れっ!!」

 

フェイト「えっ!?うわっ!!」

 

なのは「くっ・・・・アル!ラムダドライバ起動!」

 

アル『了解(ラージャ)。』

 

なのははラムダドライバを起動させレイジングハートにはラムダドライバを受け取った時に装備されていた廃熱版が解放されていた。

 

なのは「これなら・・・・!!」

 

零人「もう使いこなしているのかよ・・・・ったく・・なのは!俺が引き付けるから仕留めろよ!!」

 

なのは「わかったの!!」

 

クロノ「なっ・・・・・おいお前等!いきなり来て、こちらの話を無視するな!!」

 

零人「ギャーギャー喧しいんじゃ。発情期ですかコノヤロー。」

 

イクス『第一今のアナタ達では魔力が不足しています。アイツを倒すのは私達が請け負います。』

 

なのは(こちら側)「えっ!?でも倒せるの、あんなに大きいの!?」

 

零人「黙って見とけ。・・・・・行くぜ!」

 

なのは「了解!」

 

 

刹那、零人は大剣を腰から抜きゲミュートに向かい接近した。

そして一気に足元に接近し・・・・!

 

零人「Ded spike!!かーらーのー!!Carnage Scissor!!」

 

連続攻撃で再びアインストの足元をすくった。

そしてなのははアインストに照準を合わせ・・・・・

 

なのは「いっくよー!!ディバインバスター・・・・プラスL!!」

 

ラムダドライバを用いたディバインバスターを放ったが・・・・・

 

なのは「っ!!」

 

なのはの頭に頭痛が走りそしてその一撃はゲミュートに直撃した。

 

 

 

フェイト「す・・・凄い・・・・・」

 

クロノ「ああ・・・威力が凄い・・・・・」

 

 

零人「・・・・・・やったか?」

 

イクス『マスターその言葉は・・・・・・』

 

 

 

 

 

そう、零人の言葉のせいかアインストは耐えて立っていたのだ。

 

 

 

零人「くっ・・・硬すぎんだろアイツ・・・・・」

 

なのは「ちがうの・・・・・私がちょっとイメージしきれなくて・・・・・」

 

フェイト「・・・イメージ?」

 

零人「ラムダドライバは使用者のイメージを具現化する。つまりはさっきのはイメージ不足って訳だが・・・・原因は何だ?」

 

なのは「多分・・・なんか少しだけ記憶が無い所があるから其処で何かが・・・・」

 

その言葉に零人は直ぐに原因(酒)を思い出し。「あー・・・」と納得するのだった。

 

なのは(こちら側)「えっ!?原因って何なの?」

 

零人「・・・・・・お酒は二十歳になってから。」

 

クロノ「・・・・・・・・・おいおい・・・・・・・。」

 

イクス『っ!マスター!!』

 

刹那、零人達はイクスの声に反応しゲミュートの攻撃を回避した。

しかしなのはは未だに頭痛が治らず動きがぎこちなかった。

 

そしてゲミュートのビーム攻撃がなのはに向かい発射された。

 

クロノ「っ!しまった!」

 

零人「なのは、避けろ!!」

 

なのは「っ!・・・頭が!!」

 

だがなのははまだ頭痛が治らず立ち止まってしまった。

それを見た零人は一目散になのはに向かって行った。

 

零人「うおおおおおお!」

 

クロノ「っ!まさか自分を盾に!?」

 

なのは(こちら側)「そんな!」

 

フェイト「間に合わない!!」

 

 

 

そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビームが二人に向かい直撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは「嘘・・・・・・・・・・」

 

フェイト「そんな・・・・・・・」

 

クロノ「・・・・・・・・・」

 

 

 

それを見ていた三人は唖然とし直撃の場には煙が舞っていた。

そしてゲミュートは再びビームをチャージした。

 

なのは(こちら側)「・・・・・・・・・っ!許さない!!」

 

なのは(こちら側)はレイジングハートをアインストに向けた。もう、魔力は残ってない。

しかし彼女は無理矢理魔力を捻り出そうとしていたのだ。

 

フェイト「っ・・・なのは無茶だよ!!」

 

なのは「無茶でも何でも・・・・・・・!」

 

そしてゲミュートがなのはより先にビームを発射しようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、それは一言で掻き消され引っくり返った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『まぁまぁ。後はお姉さんに任せなさい♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして三人の後ろから一閃がゲミュートに放たれ、直撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『不屈の心を纏いし天使は・・・・・・・・白銀の堕天使だったりね!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(BGM"白銀の堕天使")

 

 

 

 

 

 

そして零人達の居た場所には・・・・ヴァイスリッターが飛翔していたのだ。

 

 

 

 

 

零人(-ギリギリ間に合ったか・・・・・-)

 

なのは『えっ!?零人君これって!?』

 

零人(-闇の書事件の時にヴィータとやったヤツでなのはとユニゾンしたって事。-)

 

なのは『ふぇぇ・・・・・・・』

 

零人(-・・にしても堕天使ことヴァイスリッターとは・・流石未来の悪魔・・・(ボソッ)-)

 

なのは『? 何か言ったの?』

 

零人(-いや何も・・・・-)

 

 

刹那、ゲミュートは ヴァイスに向かいビーム攻撃を乱射。しかし、機動性が高いヴァイスには一発も当たらず零人はオクスタンランチャーをBモードで構えた。

 

零人「あんま飛ばないけど威力はあるぜ!」

 

エクセレン『ああ、それとおつりは入らないからね♪』

 

零人はヴァイスのオクスタンランチャーを使いゲミュートに攻撃した。攻撃は実弾系なのでゲミュートの頭部を貫いた。

 

クロノ「っ!?さっきより貫通力が高い!」

 

零人「あんまコイツを舐めたらいけないって事だよ。」

 

零人が話しをしているとなのはにエクセレンが話しかけた。

 

エクセレン『さてと。次はなのはちゃんの番よ。』

 

なのは『えっ?』

 

エクセレン『このままだと零人君がかっこ良く決めて終了になるのよ?それじゃあアプローチが出来ないんじゃないの?』

 

なのは『ッ!!//』

 

エクセレン『大丈夫よ。今のアナタは自分に依存していない。だから、思いっきりやってらっしゃい。』

 

なのは『・・・・・・・・・・・はい!』

 

 

 

零人「・・・話は決まったか。」

 

フェイト「えっ?」

 

 

零人「ホストチェンジ・・・・・!」

 

すると零人の体は光り、零人の姿はなのはに変わった。

 

なのは「・・・・ふぇ?『(零)大丈夫か?』あ・・うん。少しびっくりしたっ!!」

 

なのはが驚いていたらゲミュートが四人に攻撃を再開した。四人はそれを回避し続け

なのはは攻撃の用意をした。

 

なのは「・・・・・・・すぅ・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

深く深呼吸し・・・・・・・そして

 

 

 

 

 

なのは「願いましては・・・・こんなのでどう!」

 

 

 

 

なのははゲミュートに向かい攻撃をしながら接近した。

もちろんゲミュートはなのはを叩き落そうとしたがなのはは速くまるで人が蚊を叩くのに苦戦しているようだった。

 

 

なのは(こちら側)「す・・・凄い・・・・・・!」

 

 

そしてなのははゲミュートの上に付きバック中をしゲミュートはそのなのはを見た。

 

なのは「これでラスト・・・・・・!新必殺!オクスタン・・・・・バスター!」

 

なのははオクスタンランチャーのEモードで攻撃をしたのだがその弾がディバインバスターの応用で、その一閃はゲミュートを貫いた。そしてゲミュートは砂の様になり朽ちて逝った。

 

エクセレン『わおっ!一撃必中じゃなーい!?』

 

なのは「えへへ//」

 

零人『・・・・・一撃必殺の間違いじゃねーのかよ・・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零人『さて・・・なのは。今の状況分かるよな?』

 

なのは「う・・・うん・・・・・」

 

 

クロノ「さて・・・此方の指示に従ってもらおうか。さもないと・・・・・」

 

なのは達は戦闘後、こう着状態となってしまった。その理由は突然なのはが二人現れ、

援護しそしてアインストを倒したからだ。結果、黒スケもといクロノからは睨まれる事となりなのはと零人はどうするべきかと考えていた。・・・と言っても大半はなのはのせいではあるが・・・・・。

 

エクセレン『あらら・・・・最近の子供は物騒ねぇ・・・ゆとり世代の影響かしら?』

 

零人『バリバリ関係ないと思うが・・・・』

 

なのは(-そんな事言ってないで何か考えてー!!-)

 

すると・・・・・

 

 

リンディ『クロノ執務官。それ以上はいけませんよ。』

 

クロノ「っ!艦長!?」

 

リンディ『そちらに岡本零人君は居るかしら?』

 

そう。リンディが通信越しに現れ仲介に入ったのだ。その結果、両者の緊張は解れなのはは安心の顔をした。

 

零人『・・・・居ますけど。』

 

リンディ『結構です。では彼と共にアースラに帰還して下さい。詳細は其処で話します。』

 

 

 

なのは(-こ・・・怖かったのぉ・・・・・-)

 

エクセレン(-はいはい。お姉さんがしばらく居てあげるから。-)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら側・アースラ、ミーティングルーム・・・・・

 

 

リンディ「さて。まずは状況の整理と彼等の素性の事ですが。」

 

クロノ「絶対に信じられませんね。平行世界から来た魔導師だなんて。」

 

ミーティングルームでは零人達とリンディ達アースラ組みと集まり状況確認をしていたがクロノは未だに信じられていなかった。

 

リンディ「ですがアポトル元帥からの極秘情報で信じられます。それに実際この子達は私達の前に居る。それでも信じられないのですか?」

 

クロノ「そうだとしてもフェイトのようにクローンと言う事も・・・・!」

 

零人「・・・あのさぁ・・親子喧嘩は後にしてくんね?」

 

イクス『そうですね。それにこのままでは一向に話が進まないですし。』

 

クロノ「うぐっ・・・・・」

 

リンディ「・・・はぁ・・そうですね・・・・ではまずアナタ達の自己紹介を・・お願いできるかしら?」

 

零人「・・・だとさ。」

 

なのは「・・・じゃあ先に零人君から。私は本来来る筈じゃなかったし・・・・・」

 

零人「あんましょげんなよ・・・・はぁ・・・・岡本零人。あちら側ではその元帥直属の嘱託魔導師だ。今回のアインスト出現の報告を受けて此方にやって来た。」

 

 

クロノ「っ!?元帥直属の嘱託だって!?一体どうしてだ!?」

 

零人「答える気はねぇよ。」

 

リンディ「そしてもう一人は・・・なのはさんね。向こう側の。」

 

なのは「はい・・・・」

 

リンディ「まぁその辺の理由も入れて説明をしてくれますか?」

 

零人「・・いいですよ。」

 

少年説明中・・・・・

 

リンディ「って事は今は大切な休養中の真夜中だったって事ね・・・」

 

零人「まぁそう言う事です。」

 

フェイト「でそっちのなのははそれを偶々見て付いて来たと・・・・。」

 

なのは「あははははは・・・・・はいぃ・・・・・・」

 

リンディ「・・・兎に角二人とも先程はありがとう。お陰でアインストを一体倒すことが出来たわ。」

 

なのは「えっ・・一体・・・って事はまだ居るのですか?」

 

クロノ「アインストは確認しただけでも二体。内一体はさっきのヤツだ。」

 

零人「と言う事はあと一体この街に居るって事か・・・・・現在の此方の戦力は?」

 

リンディ「今ココに居るクロノ達とはやてちゃん達騎士だけど今は調査に出ているわ。」

 

零人「つまりは結果待ちと・・・・・」

 

リンディ「そう言う事になるわね。『艦長。はやてちゃん達から報告がありました。』それで内容は?」

 

エイミィ『反応は無し。コレより帰還するとの事です。』

 

 

その後、はやて達も合流しなのはが二人になっているのに反応しそれについて再び説明をするなのはと零人だった・・・・・・。そして、リンディの計らいで二人はアースラの一室を借りそこで次のアインストが出現するまで待機していた。

 

なのは「・・・・・暇なの・・・・」

 

零人「辛抱しろ。アインストが来たらそれを倒してさっさと帰ればいい。」

 

なのは「でもそれまで暇なの・・・・・」

 

零人「・・・・・はぁ・・・・・。」

 

なのは「・・・そういえば零人君。」

 

零人「何だ?」

 

なのは「私、さっき頭が痛くて記憶も曖昧な所が在ったんだけど・・・・・どうしてなの?」

 

零人はその言葉にギクッとし内心焦っていた。素直に酒を飲まされていたからと言うべきか誤魔化すべきかと。そしてなのはがそれをどう反応するかと・・・・・

 

零人「えっと・・・・その・・・・・俺でも分からん・・・・・」

 

取り合えず零人はシラを切りなのはに答えた。なのははそれを聞いて「ふーん・・・」と

少し残念そうにしていた。

 

するとドアが開き誰かが入ってきた。

 

高町(こちら側のなのは)「二人共居ますか?」

 

零人「ん?どうした。」

 

高町「実はリンディさんが二人とも部屋に籠もってちゃ暇で仕方ないだろうって外出許可を貰ったの。だから・・・・コッチの私の店に来ないかな?って」

 

すると零人となのはは顔を見合わせた。そして。

 

零人「・・・・・いいぜ。どうせ暇だし。」

 

なのは「それに外の空気とかも吸いたいし・・・・それにね?」

 

高町「・・・・・・・うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翠屋・・・・・

 

P.M 2:48

 

翠屋は昼のラッシュを終えたのか店内はすっきりしており其処には桃子と美由紀の二人が

店の掃除や皿洗いをしていた。すると高町が店に入った。

 

高町「ただいまー。」

 

美由紀「あ、なのはおかえりー」

 

桃子「なのは、何か嬉しそうね?何かあったの?」

 

高町「うん!実は新しいお友達が出来てその子達を呼んだの!」

 

桃子「あら!いい事じゃない!それでその子達は?」

 

高町「今から呼ぶね!岡本君・なのはちゃん!入ってきて良いよ!」

 

「「えっ、なのは!?」」

 

 

 

 

高町が二人を呼ぶと零人と少し恥ずかしそうになのはが入ってきた。

 

なのは「にゃはははは・・・・・」

 

零人「どうもっす。」

 

美由紀「嘘・・・・なのはが二人?」

 

零人「実はコレにはちと長い訳が・・・・・・・」

 

 

ダダダダダダダダダダダダ!

 

恭也「なのはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

高町・なのは「「あ、お兄ちゃん。」」

 

恭也「ブボッ!!(鼻血大量出血)」バタッ・・・・

 

すると恭也が流星の如く現れ、なのはが二人に増えた事で鼻血を大量に出しその場に倒れた。

 

零人「あーあ・・・・・流石シスコン・・・・・」

 

 

少年説明中・・・・・

 

 

桃子「なるほどね・・・・・それでなのはが二人・・・・」

 

美由紀「でもこの髪型も結構似合ってるね。」

 

なのは「えへへ・・・・・//」

 

 

恭也「ポニテ・眼鏡ハァハァ・・・・・・・」

 

零人「・・・・射殺していいか?」

 

高町「そ・・それは勘弁なの・・・・・・・・・そう言えば・・お父さんは?」

 

桃子「父さんは銀行にお金を崩しに行くって。」

 

高町「ふーん・・・・・」

 

桃子「さて・・・・三人ともお腹減ってないかしら?よかったらご馳走するわよ。」

 

『っ!!』

 

零人「おっ。マジっすか。」

 

なのは「ありがとう!お母さん!」

 

桃子「ふふ・・・なのはが二人か・・・嬉しい事この上ないわね。」

 

 

 

 

 

 

 

零人side

 

さて俺となのははこちら側の高町の店にお邪魔し昼食を三人で食べている。桃子さんや美由紀さんは嬉しそうに見ているが若干一名異様な人物が居る・・・・まぁ・・それは後でも良いが・・・・。すると。

 

(-零人ぉ・・・俺達も食べたいぞー・・・-)

 

(-アタイもだよ零人・・流石に見てて腹減っちまったよ・・・・-)

 

零人「・・お前等が出てくるとは珍しいな。・・・・いいぜ。」

 

なのは「っ?使い魔さんが何か言ってたの?」

 

零人「腹減ったから出せって。」

 

高町「・・可哀想だし出して上げなよ?」

 

零人「・・だな。二人共出てきな。」

 

俺は召喚の魔法陣を出し其処から二体の牙獣種のモンスター、ノノ・オルガロンとカム・オルガロンを召喚した。だがサイズはアルフの子犬形態ぐらいのサイズだ。

 

カム「腹減ったぞー!」

 

ノノ「すまないね零人。カムがずっと見てたらアタイも腹が減って・・・・」

 

零人「別に良いさ。それで・・・・・・二人共どうした。あと美由紀さんと桃子さんも。」

 

なのは×2「「か・・・・可愛いのぉぉぉぉぉ!!!」」

 

すると二人はノノとカムを子犬のように抱きスリスリと顔をすり合わせていた。

ちなみに当の二匹はカムは嫌がっては無いがノノは少し驚いていた。

 

カム「腹ー減ったー・・・」

 

ノノ「やれやれ・・・・・」

 

 

 

恭也「子犬と一緒のなのはズハァハァ・・・・・・・」

 

零人「・・・・・・・やっぱ射殺だ。」ガチャ・・(セイバー)

 

 

 

 

その後カムは美由紀さんに抱かれながら骨付き肉を元気良く食べていた。

 

カム「ウマイぜぇ・・・・・」もぐもぐ・・・・

 

美由紀「フフッ・・・・可愛いなぁ・・・・・・」

 

ノノは桃子さんの所に座っており先にご飯を食べ終え満足げに膝の上で寝ていた。

 

ノノ「ZZZ・・・・・・・・」

 

桃子「あらあら・・・・・」

 

高町「可愛いね二匹とも・・・・・」

 

零人「そだな。」

 

なのは「・・零人君、余りそうは思ってないの?」

 

零人「・・・だって実際の大きさはベンツ二台ぐらいの大きさだからな。」

 

「「えっ・・・・・・・」」

 

零人「ただ今回はサイズを小さくしただけって事だ。」

 

なのは「へぇ・・・・・・・」

 

となのは達はノノとカムを見ていた。まぁ性格は大丈夫だから。カムは食いしん坊でノノは姉さん風だからな。

 

零人「まぁ性格は心配すんな。あいつ等は人間と性格似てるから。」

 

なのは「そうなの?」

 

零人「ああ。実際、使い魔達は人間臭い性格が多いからな。」

 

高町「ふぅん・・・・・・・・・・」

 

すると再び誰かが店に入ってきた。入ってきたのはこちら側のフェイトとはやてだ。

 

フェイト「こんにちは。」

 

はやて「お邪魔しまーす!」

 

高町「あ!二人共!」

 

桃子「いらっしゃい。」

 

 

はやて「いやはや・・・まさかなのはちゃんが二人になるっているとはな・・・・」

 

フェイト「未だに信じがたいけどね・・・・」

 

零人「目の前で現実になっているんだ。諦めな。」

 

はやて「せやな・・・・所で岡本君って・・・・・あっちのなのはちゃんの・・・恋人?」

 

なのは×2「「ぶぶっ!!!!?」」

 

零人「・・・・二人共。ジュース顔に掛かったんだけど。」

 

突然なのは達がジュースを噴出しそのジュースは俺の顔に飛び散った。そして二人は顔を真っ赤にしワタワタと焦り始めた。

 

なのは「ちちちちちちち違うの!!ぜんっぜんっ違うの!!」

 

高町「そそそそうだよ絶対そうなの!!」

 

はやて「・・・でその本人は?」

 

零人「・・・・・・・・友達だが?」

 

 

「「あ・・・・・・そうですか・・・・・・。」」

 

零人「・・・・・・俺何かマズイ事言ったか?」

 

フェイト「さ・・・さぁ・・・・・・・」

 

すると美由紀さんが俺の元によりカムを渡してきた。カムは腹が一杯になったのかスヤスヤと寝ていた。

 

美由紀「はい。ありがとう。」

 

零人「ああ。此方こそありがとうございます、コイツの世話をしてもらって。」

 

美由紀「いいのいいの。この子結構人懐っこいし満足したよ。」

 

 

 

カム「zz・・・・・・ムニャムニャ・・・・・・・・・」

 

フェイト「・・・・・・・・・・・・」

 

すると俺の隣にはフェイトがいつの間にか居てカムを見ていた。・・・・明らかに抱きたいって顔だ。

 

零人「・・・・・抱いて見るか?」

 

フェイト「っ!!いいの!?」

 

零人「ああ。ホレッ。」

 

フェイト「うわっと・・・・・・・・暖かい・・・・・//」

 

零人「・・・・・・・・よかったな、カム。」

 

カム「・・・・・・ウーン・・・肉食いてぇ・・・・・・・」

 

 

ノノ「・・全く・・食いしん坊だね、アイツは。」

 

桃子「あら。お目覚め?」

 

ノノ「余りに気持ちよかったからねぇ。つい長く寝ちまったよ。」

 

 

零人「・・・そういえばテスタロッサはアルフ連れてねぇのかよ?」

 

フェイト「アルフ?ああ・・さっきまで一緒に・・・・ってアルフ?」

 

 

 

 

 

アルフ「グルルルルルルルルルルルルル・・・・」(相当の睨みを効かせている)

 

 

 

敵対心丸出しだなオイ。しかも大型犬モードだよオイ。明らかにカムに嫉妬しているよオイ。

 

 

 

 

はやて「ええなぁ・・・・・内も犬さん抱きたいわ・・・・」

 

高町「私もなの・・・・」

 

なのは「実は私も・・・・・・」

 

零人「・・・・・・ならアイツ出すか。イクス、アイツ起きてるか?」

 

イクス『はい。先程。』

 

零人「よし。ならば・・・・・・」

 

俺はそう言って召喚陣を出し再びモンスターを召喚した。今度召喚したのはミドガロンといいノノとカムの兄さんだ。性格は一匹狼ではなく普段はヤル気無しの問題児だがな・・・・・

 

ミド「・・・んー・・呼んだか零人。」

 

零人「ああ。すまんな、起きたてなのに。」

 

ミド「いや、別にい「可愛いいい!!!」・・・・・・・・。」

 

と疾風(しっぷう)と言うより疾風(はやて)の如くはやてがミドに抱きかかった。

それには流石のミドも驚きを隠せず、どうすればいいかと迷っている顔だった。

 

ミド「・・・・・どう言う事だコレ・・・・・」

 

零人「・・・しばらく頑張れ。」

 

なのは「あははは・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

すると。俺達に対し一本の通信が入った。

 

 

 

 

 

そして俺達は驚きを隠せずに居たのだった。何故なら・・・・・

 

クロノ『皆!アインストが現れた!場所は・・・・・アースラ艦内だ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告っ!!

 

零人「平行世界最後のアインストはアースラに!?」

 

なのは「混乱するアースラ艦内!捕まっていく仲間たち!」

 

イクス『果たして二人は無事アインストを倒せるのか!?』

 

レイジング『・・・・最近、私の出番が少ないですね・・・・』

 

零人「次回!「戦慄の箱舟」!」

 

 

 

 

 

シグナム「おい・・・待て、そこはっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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