No.611105

君思うとき7

ここの一刀君は武将たちと打ち合えるくらい強化しています。オリキャラも出します。

2013-08-22 00:07:47 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1236   閲覧ユーザー数:1072

 

 

前回のあらすじ

華雄さんキターーーーーーー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

君思うとき7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華雄さんが来てから一週間ほどが過ぎていた。もともとそんなに被害があったわけでもないので復興も順調にすすみ俺たちは元通りの日常を贈ろうとしていた。

 

 

そんな中俺が何をしているかというと・・・・・・ニヤニヤしてます全力で。

 

 

なぜそんなことになってるか説明しなければならない...........

 

 

まぁ簡単に言ってしまえば水蓮が朝食を作っていて俺はそれを後ろから見ているだけなのだが仮にもお互いに思いを通じ合わせたわけで、そんな女性がエプロン姿で料理してるんだよ?

なんか新婚みたいじゃね?と思ったりしてニヤニヤしてました。はい。

 

だって男なら憧れるじゃんそういうの。

 

「一刀さんもう少しでできますからお皿とってくれませんか?」

 

席を立って水蓮に近づく。

 

「ありがとうございます。そこにおいておいてくます.....か....」

 

思わず振り返る水蓮を抱きしめた。

 

「ごめんなんか愛おしくなっちゃって・・・」

 

ちょっと恥ずかったがそんなキザなセリフを口にしてみる。

 

「い、いえいえいえいえいえ!!謝る必要なんてないんですけどいきなりで驚いたといいますか私はいつでも嬉しんですけどむしろ毎日でもいいかなぁーなんて思っていたりいなかったりもっとギューってしてくれると嬉しいなぁーとかむしろもっといろいろしていただけるなら私もやぶさかではないといいますか・・・・・・・」

 

早口でそこまで言い終えた水蓮は自分が口走った恥ずかしいことを今更理解したのか真っ赤になって俺の胸に顔を押し付けてきた。

 

かと思うと水蓮も俺の背中に腕を回し抱き返してきた。

 

「一刀さん......」

 

少し潤んだ瞳で上目遣いは卑怯だと思うんだ俺。

 

「水蓮.........」

 

お互いの顔の距離がゼロへと近づいていく。その時だった

 

「おやおや、いい匂いがするから朝餉ができたのかと思い来たのですが.....どうかなさいましたか?」

 

一刀たちはお互いに素早く離れ「イケナイオナベガー」「イイテンキダナー」とか棒読み感マックスでつぶやいている。

 

「はぁー、わかり易すぎますぞ主殿.......」

 

そんなこんなで朝餉を済ませる。

 

「しかしあれだな....二人もいなくなると静かになるもんだな」

 

そう程昱と郭嘉は二、三日前に出て行った。もうちょっと旅を続けて主を見つけたいんだとか。

 

「星、君は行かなくてよかったのかい?」

 

「はて?何を言っておられる?私は主.....あなたにお仕えするともうしたではありませんか。それに...」

 

「それに?」

 

「気になる殿方のそばにいたいと思うのは当然ではないですかな?」

 

ピクっ?あ、水蓮の耳がちょっと動いた。カ○ラみたいなむむむって顔してる。

 

「そうですよね瑠玲殿?」

 

あ、真っ赤になった。

 

「そういうわけですから私はここに残りますゆえ」

 

そんなやりとりをしていると「北郷はいるか?」と華雄さんが入ってきた。

 

「おはようございます華雄さん。どうかなさいましたか?」

 

「いや今日時間あるか?」

 

「はい。復興の方も手伝っていただいたおかげで問題もないようですし。」

 

「なら私の鍛錬に付き合ってはもらえないだろうか?」

 

「鍛錬?それなら星とやったほうが........」

 

「既にやってもらった。」

 

「結果?」

 

「あきた☆」

 

わぁ......いい笑顔

 

「はぁ.....分かりました。ではこのあと裏の広場でいかがですか?」

 

「承知した。では後ほど」

 

そう言うと華雄さんは出て行った。

 

「よろしかったのですか?受けてしまって?」

 

「え?なんかまずいことした?ただの鍛錬でしょ?」

 

「あれをただの鍛錬と言っていいのか・・・まぁ行けばわかりますゆえ。」

 

「なんでそこはかとなく不安にさせるかな!?」

 

「まぁまぁそれでは私も後ほど見学に伺いますゆえ、それでは後ほど。」

 

そう言うとフラフラっと星は出て行った。

 

「一刀さん、気をつけてくださいね。」

 

「大丈夫だよ水蓮ただの鍛錬だから、じゃあちょっと行ってくるよ。」

 

「はい、いってらっしゃい」

 

そう笑顔で見送ってくれる水蓮、はっ危ない危ない忘れるとこだった

 

「水蓮おいで」

 

キョトンとしてよってくる水蓮にキスをした。

 

「さっきは邪魔されちゃったからね、じゃ行ってきます。」

 

そう言うと一刀は出て行った。後に残ったのは顔を真っ赤にしながらもニヤニヤしている水蓮でしたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっとカッコつけすぎたかな」

 

そのつぶやきに若干の照れが隠されていたのは言うまでもない。先ほどのことを思い出しながら裏の広場に歩いていく。

 

「あれ?なんか騒がしいな・・・」

 

広場は誰も使っていないから鍛錬の場所に選んだんだが・・・

 

「なんじゃこりゃ!?」

 

広場についての一声はこれだった。村の人たちそして華雄隊の兵たちまでが集まっていた。

 

「遅かったな北郷、待ちくたびれたぞ」

 

「すみません水蓮と愛を育んでいたもので」

 

と冗談?を返しておいたが

 

「これは一体どういう状況なので?」

 

「それが星が私たちが手合わせをすると言いふらしたらしくてな」

 

「なるほど、では鍛錬ではなくお手合せ願えますか華雄将軍?」

 

「面白い星の企みに乗るのは癪だがやろうではないか」

 

さすが武人、癪と言いつつ口元が笑っている・・・俺自身自分の力がどこまで通用するか確かめるいい機会だ。まぁ負けることはないんだがな・・・

 

「ではお客様方を待たせるのはアレなのでさっさと始めますかな華雄将軍?」

 

「すぐにその将軍呼びをやめさせてやるぞ?北郷・・・」

 

二人が広場の中央に来ると歓声が上がる。

 

「北郷さんがんばってーーーー!!」と応援する村人(女性)

 

 

「もがれてしまえー!!!」と応援?する村人(男性)

 

「将軍様ーーー!!いつもみたいにやっちゃってくださーーーい!!」と声援を贈る兵

 

「さぁかけたかけた!我が主北郷が勝つか将軍華雄が勝つかもう締め切りますぞー」

 

星O☆SHI☆O☆KI確定だb

 

「星胴元なんてやってないで立会い人やれ」

 

「はい・・・さて両人用意はよろしいですかな?」

 

金剛爆砕を担ぎ上げる華雄さん、対して腰に剣を差したままの俺。ただ両腕を前に突き出し構えを取る。

 

「見たことのない構えだな・・・剣も抜かずか。」

 

「けして馬鹿にしてるわけじゃないですよ。」

 

やがて両者ともに無言になっていく・・・星が手を掲げる

 

「・・・始め!!」

 

星の声と同時に動いたのは華雄だった。挨拶がわりとばかりに金剛爆砕を振りかぶり一刀に向かって叩きつけた。

 

だが一刀は動かなかった。誰もが叩き潰されたと目を瞑る・・・。

 

「な!?」

 

そんな声を出したのは華雄だった。まっすぐ叩きつけたはずの自分の得物が勝手に逸れたのだ。もちろん一刀は無傷である。

 

しかしここで何もしないわけにはいかない。彼女は何度も切りつけるが一向に当たらない。

 

「なぜ当たらんのだ!!そのかまえは一体何のだ!?」

 

もう何度切りつけただろうか決着がつきそうになさそうだったがそんな時一刀が口を開いた

 

「すごい馬鹿力ですね・・・これ以上続けたら私が負けてしまいますね。」

 

「なんだと?攻撃が当たらないのに負けるだと?」

 

「ええ、だから今度はこっちが攻める番ですよ?」

 

そう言うと差してあった剣を抜き彼女に攻撃を仕掛ける。

 

「速い!?」

 

一刀は華麗な剣撃を繰り出していく。

 

「このッ・・・!」

 

華雄は負けじと金剛爆砕を振り抜いた、それが運のつきだった。また彼女の攻撃は当たらず金剛爆砕は地面に突き刺さり体勢を崩す。そこに一刀の剣が突きつけられるのだった。

 

「勝負あり、勝者北郷!!」

 

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーー

 

大きな歓声の中華雄を立ち上がらせる。

 

「私の完敗だよ。しかしなぜ攻撃が当たらなかったのだ?」

 

「簡単なことですよ、そうですね・・・この石を少し離れたところから私に向かって投げてくれませんか?」

 

「?わかった。」疑問に思いながらも言われたとおりにする。

 

すると先ほどと同じように石は一刀に当たらず後ろへそれていった。

 

「おわかりいただけましたか?」

 

「なんとなくな。秘密はその腕だな?」

 

「はい。さすがですね。これは円の動きという太極拳の流れを汲む動きです。言ってしまえばただの受け流しを極めた形です。」

 

「なるほど。最大の防御術というわけか・・・ハハハハハハ」

 

感心しきった後にすごく楽しそうに笑い始めた。

 

「いやー流石に大陸は広いなまだまだ私は未熟だ。また鍛え直しだ。」

 

「いや華雄さんもお強かった。受け流せるといっても限度がありますからな。なかなかの馬鹿力でしたよ」

 

「また手合わせ願おう」

 

「こちらこそよろしくお願いします。」

 

二人は固く手を握り合った。こうして手合わせ騒動も終わったかと思いきや・・・

 

「そうだ北郷、董卓様に仕えてみないか?」

 

「え?」

 

この一言でまたひと騒動起きるのは次のお話。

 

 
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