No.610994

真・恋姫†無双 ~孫呉千年の大計~ 第2章 15話

雪月さん

常連の皆様&お初の方もこんばんは いつもお世話になっております

この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております
主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております
※猶、一刀君はチート仕様の為、嫌いな方はご注意を! ※オリキャラ紹介は本文下記参照のこと

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2013-08-21 20:13:25 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:4719   閲覧ユーザー数:3624

第2章 反董卓連合編 15話 『 反董卓連合・虎牢関決戦 別離 』

 

 

 

 

虎牢関での戦いの緒戦が終って、普段と何も変わらぬ2日目がやってきたハズと思いたかった霞であったのだが

やはり緒戦において、恋が一刀に負けたのが予想以上に痛かったようである

 

何が緒戦と違って痛く尾を引いていたというのだろうか? 

 

恋の木乃伊(ミイラ)話は、笑いや気晴らしで済まされる範疇の話であったのだが

董卓軍の常勝無敗を誇った飛将軍・呂 奉先が、連合軍に所属する天の御遣い 北郷 一刀に敗北を喫した事によって

董卓軍内での恋への依存度及び洛陽へと残してきた家族、愛する者達の安否を気遣う兵達の不安に、拍車をかける格好となってしまった

 

結果、董卓軍の兵の士気低下と脱走兵という最悪の形で

より顕著に、霞や恋、ねねといった虎牢関を守備する代表者の肩に、責任が重くのしかかっていた

 

今、虎牢関内で霞だけしか最前線に出て切り込める者はいない 

少数精鋭といえた董卓軍が誇る2枚恋と華雄の離脱をどう穴埋めするのかが緊急課題といえた

 

二人の猛将と同じように、軍師であるねねに前線に出て指揮を執り、同様に食い破れというのも酷というものであった

兵の士気の低下、脱走 恋、華雄の離脱と、もう連合軍に勝ち目など見えない状態で、董卓軍の兵士達の意気など上がるはずもなく

ただ一部に、恋の木乃伊(ミイラ)姿に萌えている者だけ意気軒昂という奇妙な図式が浮かび上がっていた

 

ただ幸いにも堅牢さを誇る虎牢関に拠って戦えば

将の少なさはカバー出来るとふんだ、霞、ねね、二人の必死の指揮が功を奏し、なんとか瓦解せず踏ん張りをみせていたが

脱走兵による自軍の自壊が先か、連合軍の熾烈な攻撃に屈するのが先か、というそんな先の見えない深き闇に囚われ皆不安を隠せないでいた

 

連合軍もまた虎牢関に篭って中々出てこない事態に、さすがに麗羽及び華琳も焦れてきた

麗羽は、あともう少しで洛陽というのにお預けをくらっていた事

華琳は汜水関一番乗りを果たしたものの、優秀な人材を獲得出来ていなかった事

初期に目をつけていたのは呂布であったが、今では霞の方に標的を変更してきていた

 

連合軍の会議は、虎牢関を放置して遷都を阻止すべく洛陽へと進軍するべきと主張する麗羽、美羽を主とする派閥と

虎牢関を落して後顧の憂いを断ってから進軍するべきという派閥とで議論が紛糾した

 

旗頭である麗羽と華琳の主張は、共に平行線を辿り続け、ここに至り両者もはや引くに引けず、連合軍は分裂寸前まで追い込まれていた

この会議で麗羽と華琳の亀裂が決定的なモノになったともいえる

 

 

思惑も、互いに目指すべき”道”も違えていることに・・・

 

 

そこで華琳は妥協案として虎牢関攻略に期限を設けて見せた もしこの期限までに落せないなら洛陽を目指せばいいわ・・・と

そしてそれからの曹操陣営は、華琳の命に呼応し各個で迅速に動いた

 

 

この華琳の執念、いや狂気とも呼べる妄執が、霞を捉え遂に結実することになるのだから・・・なんとも まぁ 皮肉なものだ

 

 

虎牢関に篭ってちょうど6日目を迎えようとしていたその頃

ズゥシィィィィーーーーーーーーンという突然起こった轟音と地響きが黎明を切り裂き辺りに轟かせ

関に篭り眠っていた霞達の頭を強制的に醒まさせるのであった

 

「なっ!! なんやどうしたんや! 見張りのもんおらんか! 誰か早く報告しぃ!」

「ハッ 張将軍 報告が遅れ大変申し訳ありません!」

 

「謝るのは後や! で? 何が起っとるんや?」

 

「巨大兵器によって次々と大岩を飛ばして参りまして・・・大岩が関に当たりこのような慌しい事態になってしまいました」

 

「霞 朝早くからうるさいのですぞ? 恋殿が起きてしまうではないですか・・・」

 

「ぐっ! また一刀かいな・・・ やってくれる! すぐ櫓へ見に行くで!

 ねね! 寝ぼけてないで さっさとついてきぃ! あんたもいくで」

 

「ハッ」

 

関に設置されている物見櫓で霞とねねは・・・信じられない光景を目の当たりにし

かすかに残っていた眠りさえ、軽くふっとばす衝撃に襲われていた

 

「それ! 今や! 放ち!」

真桜の容赦ない指示が部下に飛ぶ

ブゥゥゥーーーーーーーーーーーン、ズゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーン、

 

「大岩装填! ちゃっちゃと急ぎ! ・・・放ちぃ!」

ブォォォォォォォーーーーーーーーーーーン、ズゥゥゥシィィィィーーーーーーーーン

 

「まだコレ使いとうなかったんやけど、大将がそうもいうとれん事態らしいから・・・かんにんやで!

 準備が整った処から どんどん放ちぃ!」

払暁の空に、真桜の指示で投石機からの大岩が容赦なく宙を舞い、次々に虎牢関の方角へと吸い込まれていく

 

前日夜遅くに訪れた華琳直々の要請を受けた雪蓮は、この投石器の近くに陣を張っていた

 

「雪蓮 おはよう 遂に始まったか」

投石機の大岩の行方を眺めていた雪蓮の背に、そっと問いかけてきた一刀の声に

 

「ええ 一刀 おはよう 凄い音と地響きね」

と一刀が隣に並んでくるのを感じながら、今も尚眺めたままの姿勢を崩すことなく、一刀に自身の感想を述べていた

 

「アレのお陰ですっかり目が覚めたよ あれが投石機か 初めて見るが見事なモノだな だが・・・」

と少し言い及んだ一刀であったが

 

「ええ・・・ 見事なまでに外すわねぇ・・・」

と一刀の気持ちを見事なまでに雪蓮の言葉が代弁していた

 

「アハハ だなぁ まぁ華琳も前日の会議で言っていたが、あくまでもこの膠着した状況を打開する為の代物だっていうことだからな

 試験もせずに実戦投入したって処だろう 今、霞が曹操軍へと襲い掛かってきてるんだから、狙いは一応成功だろう あとは・・・」

 

「虎牢関という穴倉から追い出すだけってところよね」

腕を組んだまま虎牢関を凝視しつつ、雪蓮は一刀の後の言葉を代弁する

 

「そういうことだな 俺は華陀に戦闘止められてる身の上だから もう少し寝かせてもらうとしよう 後はよろしく~」

と普段なら雪蓮が言いそうな捨て台詞を吐いた

 

「いいけど 一刀・・・あんなに五月蝿くて頭に響いてくるのに良く寝れるわねぇ~

 張遼が突撃してきてるんだから、私も過日の休戦の続きがしたいものだわ」

と冗談なのか本気なのか・・・雪蓮の言に判断のつかない一刀は困惑の表情をみせる

 

「こんな大岩の音より、未来の建設現場の方が五月蝿かったくらいさ・・・それこそ耳栓しなきゃ寝れないくらいさ

 それに雪蓮 止めとけ・・・ 今、戦ったら華琳達、曹操軍の皆に後々まで恨まれるだけだぞ?

 

 ここで投石機という”奥の手”まで見せてきた背景は、おそらくうちと同じだろう 

 

 実戦にての試射と兵器の威力、飛距離といった情報収集

 投石機を諸侯にバラしてしまった

 兵器の対処をされる可能性も加味した、損失をも補填できると計算しているからこそ、出来た芸当なのだろう

 

 そうまでして欲っする”目標”とはおそらく、曹操軍は是が非でも恋か霞のどちらかを捕らえ、自軍へ引き込みたいたいのだろうよ」

一刀は華琳が抱いていた思惑を正確に射抜いて見せたのだった

 

「ふ~ん 私は別にどちらでも構わないけどね~ 曹操軍にもしかして属するのならさぁ~ 何れ戦う機会もあるかしら?

 それより一刀は・・・・・・あの・・・その・・・二人の事、それでいいのかしら?」

今度は雪蓮が一刀の揺れ動く心の内を射抜いてみせたのだ

 

「・・・・・雪蓮、珍しく歯切れの悪い物言いだな 今更俺に出来る事などないよ 華琳のお手並み拝見といくさ

 こればかりは神のみぞ知るって処だろう? それじゃあな」

と身体を翻し、陣中へと帰っていく一刀

 

「ばぁ・・・か・・・ 嘘ばっかり ホント強がり言っちゃって・・・

 ホント不器用なんだから 心の中で今・・・一杯”謝ってる ”でしょ?・・・」

 

消えゆく一刀の背に向かって小さく呟き、大岩が虎牢関へと飛来していく様を、暫しの間視線で追い眺める雪蓮であった 

 

出来れば董卓軍に所属している将は、皆救いたいと思うのが本音であろう

真名をお互い交換し合う程深く信頼しあい、狂おしいほど命の灯火を激しく掻き鳴らし、時に死闘を繰り広げたのだ

今の一刀には、全ての将を救う権力など持ち合わせていない、今のこの状況がさぞ歯がゆいことだろう

 

 

一刀と雪蓮の会話の遣り取りの間にも、状況は刻一刻と董卓軍の士気を挫き貶めていく・・・

 

 

簡単な状況把握は出来たものの・・・投石機による攻撃は董卓軍内部を混乱に陥れていた

 

一刀やなかったんかいな・・・ てっきり一刀の仕業かと思ったんやけど孫呉軍は兵器には何の手出しもしとらんな・・・

兵器中心部にいるあの軍装・・・曹操軍ってことかいな それにしても次から次へと、こんな厄介なもん用意しよってからに・・・

虎牢関に篭ってさえ、楽に時間稼ぎすらさせてくれへんのかいな!と苦々しく思考し眉を顰めたまま、霞はねねへ向かって言葉を放った

 

「ねね!」

「はいなのです! 関は任されました!」

霞が言いたい事をねねは先読みして了承してみせた

 

「フッ よう言うた 頼んだでぇ~~~~~~~~ 張遼隊! はよ用意し! アレを叩くで!」

「オオォーーー!」

 

霞は関から飛び出す時には、堅牢を誇る虎牢関の関壁に何個かの大岩が食い込み穴ぼこが出来上がっていた

ただ向こうも急ぎだったのか 兵器も二台しかなく練度も低かったのであろう

命中率もそんなに高くなかったのが、せめてもの幸いといえた

 

張遼隊が関を飛び出している間も大岩を派手に飛ばしてくる真桜率いる投石隊

 

 

ブォォォォォォォーーーーーーーーーーーン、ズゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーン、

 

ブォォォォォォォーーーーーーーーーーーン、ズゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーン、

 

ブォォォォォォォーーーーーーーーーーーン、ズゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーン、

 

ブゥゥゥーーーーーーーーーーーン、ズゥゥゥシィィィィーーーーーーーーン

 

 

大体、4回に1回かいな・・・ 汜水関の時・・・ほどの怖さは、この兵器にはないなと素早く判断し思考を打ち切り、愛馬を駆る霞

 

比較対照にしたのは人馬毎貫いたあの孫呉の兵器、矢の数といい威力といいアレに比べたらとは思うものの・・・

対人兵器と攻城(対物)兵器の差と言えるのだが、虎牢関に篭る霞達にとっては看過できない兵器なのは間違いない

 

兵器を扱っていたのは真桜率いる曹操軍の者達で、孫呉、桃香、白蓮の軍がその外側を円陣を組んで護り

その大外に曹操軍が再度展開されるという異色とも呼べる陣形だったのだ

 

何故こんな特殊な陣形となったのかは、先に述べたように麗羽陣営との亀裂による影響である

麗羽陣営の者達は随分後方に控える事となっており、守備にすら参画していないように

攻撃している者達を、完全に置き去りにして放置状態である

 

霞はこれ幸いと大外に展開している曹操軍へと牙を剥くのであった

 

 

 

 

「・・・・・・そろそろ潮時かもしれんなぁ~」

 

 

天井をぼぉ~っと見つめながら、元気なく吐いた霞のこんな声は、あまり劣勢を挽回すべく戦っている部下達に聞かせたくはないものだ

 

とはいえ、虎牢関に備蓄されている食糧、董卓軍の総兵数を勘案してみても、逆転の目が残されているとは思えなかった

恋の第二陣が来た時点で、詠は洛陽も含めて、出せる兵は全て出しただろうからだ

 

 

ここ二日、昼夜を問わずブゥゥゥーーーーーーーーーーーン、ズゥゥゥシィィィィーーーーーーーーンと虎牢関の外壁に穴を開け続ける

相変わらずミスも多いが、外壁、扉も今ではズタボロで、初期の堅さを維持しているとは到底思えない有様であった

 

こうなれば、総兵数の差を利用して虎牢関へと押し寄せてくるのか?と思いきや

未だに投石機による大岩が、こうして飛来してくるだけなのである

 

洛陽へと先を急ぎたい麗羽であったが、虎牢関まで進軍していた為に、洛陽へのルートは汜水関まで後退し北の水路を使うか

又は南から虎牢関後方へと抜けるルートのどちらかを選択せざる負えないのだが

 

前者は大軍を擁している連合軍規模では、さらに数日かかってしまう点、

後者は汜水関まで戻り南へ移動、虎牢関後方へと抜けるルートでは

虎牢関の守備陣が邪魔をし、簡単に抜けれないといった難点を抱えていたのだ

 

両者時間がかかるのは言うに及ばず、後者に至ってはさらに虎牢関の守備陣とまで戦わなくてはならない事態に陥るかもしれないのだ

 

そして崖から大岩を掘り出し補給して投石器を停止している間に、虎牢関から再三再四横槍を入れてくる霞の軍に

麗羽が意を決し引こうとした直後の後方を扼された事もあるのだ

華琳との決裂が決定的である以上、麗羽達をすくべく兵を派遣する筈もなく、霞に縦横無尽に突き崩され悠々と退却を許してしまう

 

自身が引いている間に、虎牢関を突破され、洛陽へと先に入られては、麗羽としては面目丸潰れとなるだけに

大回りする決心が鈍ってしまい、結果、投石機で攻撃する曹操軍を護りもぜず、その後方に被害が及ばないようただ待機するという

華琳の思惑通りに事が運んでしまう事に、苦々しく曹操軍を見つめ、いつかこの屈辱を晴らすと心に誓っていた麗羽であった

 

恋か霞を是が非にでも捕まえようと、必死に虎牢関を攻撃し続ける曹操軍

動きたくても動けない袁紹軍、もはや時間稼ぎしか出来なくなった董卓軍と

こうした各者が夫々の思惑を抱え膠着状態に陥ったのも、霞の執念が招いた賜物といえるのであるが

必死さ故に、本人に全く自覚はないようである

 

 

「・・・ではどうするというのです?」

霞が吐いた絶望ともとれる言葉に、聞きたくはないが、あえてそう問い返さざるを得ないねね

 

「ねね 恋と軍の主力を連れて、虎牢関からとっとと去り!」

先程自身が言葉を吐いた時に意を決していたのだろう 霞はそう恋とねねに向かって言い放つ

 

「なっ何をいうのです!」

「こくこく・・・」

もちろん恋とねねは、霞の提案に対して異を唱えた

 

「ないない状態のうちらが、全てにおいて勝ち目なんかない! このままでは共倒れや! それでもか?」

一騎討ち、総兵数、援軍も望めない状態でありながら、兵糧さえ心もとなくなってきたのだ

 

 

「そっそれは・・・」

「シュン・・・・・・」

霞の指摘に言葉を失うねねと恋

 

「月と詠の命は一刀に任せてもいいと思おてる 事ここに至っては、一刀の言った言葉に縋るしかないんやけどな

 黄巾の頃の恋との約束を律儀に守る奴やさかいな  それに恋も一刀は信頼できる奴やと思おてるやろ?」

 

「こくこく」

と恋は霞の言を肯定するように数回頷く

 

「本来は恋に殿の役頼む方が、皆退ける率は高こうなるのは判ってるんやけど

 恋の怪我の程度みても、うちが殿やるしかないやろ? 消去法や

 

 うちが虎牢関を抜かれない間に、さっさと南へ抜けて何処かへ行き」

 

「・・・霞は?」

言葉少なげな恋ではあったが、その短い言葉に込められた気持ちを、霞は長年の付き合いでちゃんと汲み取っていた

 

「うちは連合軍に投降するなり、突っ込んで一花咲かせるなり、ここまで来たら好きにさせてもらうわ」

霞の表情は絶望に彩られた訳でもなく、いつもの飄々とした表情だったから・・・恋は瞬時に自身の迷いを打ち消した

 

「・・・ねね 退却準備」

恋はねねに向かって指示を飛ばす

「恋殿・・・承知したのです!」

霞と恋の覚悟を二人の会話の遣り取りから悟ったのだろう ねねは撤退の用意するべく、急いで部屋を出て行く

 

「生きてたら華雄同様、何処かで会えるやろ! 恋 達者でな!」

「霞も!」

意思の篭った瞳をぶつけ合い、これからの互いの無事を祈り、軽くお互いの武器をカチンと打ち合わせた

 

泥を啜り生きていた方が地獄なのかも、針鼠のように串刺しにされ死んだ方が楽になれるのかも

どちらが正解とは今の時点では判らない けれど、これからどうなろうとも

その一瞬が訪れる刻まで、悔いのない生き様、死に様をしようと誓い合った二人であった

 

二人が見詰め合う表情は、何か悟りを啓いたかのような、清清しさに満ち溢れた別れとなった

恋、霞二人の別離が意味するモノ・・・ 虎牢関での激闘が遂に終幕を迎えようとしていたのだった

 

 

 

 

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●『真・恋姫†無双 - 真月譚・魏志倭人伝 -』を執筆中

 

※本作品は【お気に入り登録者様限定】【きまぐれ更新】となっておりますので、ご注意を

人物設定などのサンプル、詳細を http://www.tinami.com/view/604916 にて用意致しております

 

上記を御参照になられ御納得された上で、右上部にありますお気に入り追加ボタンを押し、御登録のお手続きを完了してくださいませ

お手数をおかけ致しまして申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします<(_ _)>

 

■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 ○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン) 

 

  春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し

  『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた

  優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた

 

  容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である

  祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか

 

 ○張紘 子綱 真名は紅(コウ) 

 

  呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程昱(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる

  張昭と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  ※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。 

   呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です

 

  容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである

  髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが

  その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである

  服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている

 

 ○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)

 

  普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う

  発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する

  このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される

 

  ※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです

 

  容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている

  背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている

 

 ○張昭 子布 真名は王林(オウリン) 

 

  呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる

  張紘と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか

 

  容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである

  眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から

  姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている

 

 ○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)

 

  緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名

  祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする

  部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている

 

  真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・

 

  容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている

  均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである

 

 ○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ) 

 

  荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると

  知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる

  以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま

  呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている

 

  容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女

 (背丈は朱里や雛里と同じくらい) 真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます

 

  ○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)

 

  『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族

  槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす

 

  容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ  

  胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている  

 

  ○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)

 

  弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが、一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で

  徐々に頭角を現し、後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる 

 

  容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである 

  二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える 

 

  ○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)

 

  朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される

  その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される

 

  天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為、未熟であった一刀の補佐に転属させられる 

  初期には転属させられた事に不満であったが

  一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に(わだかま)りも消え、一刀に絶大な信頼を寄せるようになる

  後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している

 

  容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである

  服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・

  と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)  

 

  ○太史慈 子義 真名を桜

 

  能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者  桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し

  騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)

  本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という

  両者の良い処をとった万能型である

 

  武器:弓 不惜身命

  特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く

  隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった

   

  容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子

  眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める

  一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる

 

 ○青(アオ)

  白蓮から譲り受けた青鹿毛の牝馬の名前

 

 ○馬騰 寿成 真名を翡翠(ヒスイ)

 

  緋蓮と因縁浅からぬ仲 それもその筈で過去に韓遂の乱で応援に駆けつけた呉公に一目惚れし

  緋蓮から奪おうと迫り殺りあった経緯がある

 

  この時、緋蓮は韓遂の傭兵だった華雄にも、何度と絡まれる因縁もオマケで洩れなくついて回ることとなるのだが・・・  

  正直な処、緋蓮としては馬騰との事が気がかりで、ムシャクシャした気持ちを華雄を散々に打ちのめして

  気分を晴らしていた経緯もあったのだが・・・当の本人は、当時の気持ちをすっかり忘れてしまっている 華雄さん お気の毒に・・・

 

  当の本人(緋蓮)が華雄さんと再戦した際、もうこのやつあたりの事を覚えておらず、真相は闇の中へと葬られることとなったが

  この事情を孫呉の皆が仮に知っていたのならば、きっと華雄に絡まれる緋蓮の事を自業自得と言いきったことだろう・・・

 

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【あとがき】

 

 

常連の読者の皆様、お初の皆様 こんばんは 雪月でございます

いつも大変お世話になっております

 

真・恋姫†無双 ~孫呉千年の大計~ 第2章 14話が先月の最終日である31日に掲載しまして”21日”ぶりとなります

魏志倭人伝からは16日ぶりとなる訳ですが、随分お待たせしてしまいました感が否めません

 

この間、コミケ遠征・大分~宮崎などを旅行しており、十分リフレッシュさせて戴きました

皆様の度重なるご協力、誠にありがとうございます<(_ _)>

 

クリスマス、お正月が控える年末まで、いつものペースを維持しつつ

孫呉千年の大計の第2章完結まで突き進んで参りたいと思っております

 

この度の話で魏志倭人伝も含めましてですが、ちょうど『50話目』となる模様で

注意書き&人物設定を1話と数えるのも、何だか心苦しくはあります・・・

また、話数的にまだまだひよっこの部類ではありますが、皆様今後ともよろしくお願いいたします<(_ _)>

 

この話に関しましては、来週への繋ぎ的なお話ではありますが、霞と恋、ねねの董卓軍での別離をメインとしております

董卓軍の崩壊をより良き形で閉じたいと独り奮闘する霞

 

次回更新は霞の今後の運命は如何に!?といった処が焦点かと思いますが、まぁ先は読めちゃってる感じがありますががが

 

そしてこの話の掲載文最後に『真・恋姫†無双 - 真月譚・魏志倭人伝 -』の宣伝告知をさせて戴いております

 

すでに注意書きにもありますように、お気に入り登録者限定作品として、今後とも制作して参りますが

本格的な進行は、以前からも申しております通り、孫呉千年の大計を軸に重点をおいて、今後とも進めて参ります

 

魏志倭人伝は休題閑話としてのニュアンスが高くなり、ご期待下さっている皆様には大変申し訳ありませんが

ご了承くださいますよう、何卒よろしくお願い致します<(_ _)>

 

 

今九条さんと共に制作しております『夏モノ』作品ですが、今週の土曜日か日曜日辺りの夜にUP予定で調整中であります

こちらの方も是非是非ご期待くださいませ~

 

 

これからも皆様の忌憚のない御意見・御感想を、制作の糧にすべくお聞かせ下さいませ

作品の完結まで皆様のご支援、何卒よろしくお願い致します<(_ _)>

 

まだまだ残暑厳しく、体調管理には皆様十分お気をつけくださいませ

それでは次回更新まで(*´∇`)ノシ マタネ~♪


 
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