No.610669

恋姫 華陀紀行8

Peruさん

本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。

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2013-08-20 20:34:09 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2203   閲覧ユーザー数:2071

 

 あくせくと働いている今日この頃。

 

 

 とても平和です。

 

 

「華陀!勘定だ!」

 

 

「はい!」

 

 

 絶賛定食屋で働いてます。

 

 

 着いてから色々と回っていたのですが、やはり八歳の子供ではなかなか雇ってくれるところはありませんでした。

 

 

 また山狩りでもするかな~と思いつつも、細々と就活?をしていました。

 

 

 そこで、計算もできます!と勢い込んで言ったところ、物は試しと問題を出されて答えてからは、びっくりしながらも雇ってもらえることになりました。

 

 

 ぶっちゃけ只の足し算引き算くらい余裕過ぎます。

 

 

 最初の頃は皿洗いと勘定がメインでしたが、今では注文もとったりしてます。

 

 

 まあ、やること増えたけど、御給金が少し増えたのは嬉しいです。

 

 

 雇われ直後は「金をもって店には来るなよ」と言われて理由をたずねると、金勘定を任せてみたいが、現状信用が無いので、持っていた場合は疑わないとならないからだそうです。

 

 

 まあ雇ってくれるわけですし、軽く賄いも食わせてくれるそうなのでこちらに不満があるはずもありません。

 

 

 肝心のあの人については・・・。

 

 

 

 

「むう・・・」

 

 

 今日も空振りだったようです。

 

 

 酒瓶片手に、自分で酌をしつつ不機嫌そうに飲んだくれてます。

 

 

 ほんと路銀大丈夫なんだろうか・・・。

 

 

 ここに来るまでの賊退治で、それなりにあるのは知っていますが、あれだけ毎日飲んでいるのを見ると、既に使いきっているような気がしてなりません。

 

 

 しかしこのまま放っておくわけにはいきません。

 

 

 一応師匠なわけですし、朝にはキチンと鍛練をつけてくれます。

 

 

 気での診察でも、悪いところは見当たりません。

 

 

 愚痴を聞くつもりで声をかけます。

 

 

「今日は何かありましたか?」

 

 

 祭は、よくぞ聞いてくれたと言わんばかりに、こっちを見てきます。

 

 

「今日こそはと店に入ったのだ!それを・・・あやつらめ!」

 

 

 思い返して怒りのボルテージが上がってるみたいですね。

 

 

「あからさまに私を狙いおったのは間違いない!」

 

 

 正直何があったのか、聞きたくなくなってきました。

 

 

「まさかとは思いますが、賭場などには行かれてませんよね?」

 

 

 祭の身体が『ギクリ!』と、一瞬反応します。

 

 

 勿論一瞬だろうと見逃しません。

 

 

「それで?いくら負けたのですか?」

 

 

 取り敢えず愚痴を聞くつもりだったのです、その辺は後でいうことにして聞くことにします。

 

 

「(ボソボソ)・・・だ」

 

 

「小さくて聞こえません」

 

 

「宿代・・・○○分だ・・・」

 

 

 オーケー、オーケー、宿代は確か今のお給金でギリギリ払えるから踏み倒しはしなくてよさそうだ。

 

 

 いつやめるのか不明なため、日払いなので問題はない。

 

 

「それで?今後どうするんですか?」

 

 

 自分でも分かるくらい、こめかみがひくひく動いているのがわかる。

 

 

「どうするかな・・・」

 

 

 まさかなにも考えてなかったとは・・・軽くショック状態に陥ってしまいました。

 

 

 

 

「先ずは今まで・・・いえ、この町に着いてから何をしてきたのかを教えてください」

 

 

 今までまともに確認していなかったが、まさか賭場に行っているとは夢にも思っていませんでした。

 

 

 と言うよりも、そんなに使えるほどの路銀を持っているとは思わなかったのですが、理由が判明しました。

 

 

 どうやら路銀といっても金属の方ではなく、塩を貰っていたみたいです。

 

 

 確かに塩ならあんなごつごつした通貨よりも、余程価値があるといっていいでしょう。

 

 

「まさか私が稼いでいる分には手をつけてはいませんよね?」

 

 

「流石にそこまではせんわ!」

 

 

 今までこつこつと貯めた分が博打に、しかも自分で掛けたわけでもなく、無くなっていたら人間不信になりそうです。

 

 

「そうですよね。いや、よかったです。てっきり弟子のものは師のものだとか言い出すかと一瞬ヒヤリとしました・・・よ」

 

 

「ふむ・・・」

 

 

 なにやら真剣に考え込んでいます。

 

 

 流石に懲りて今後のことを考え始めたのでしょう。

 

 

「そうだな!弟子と師は一心同体!弟子の物は師のものだな!」

 

 

 有り得ない思考に言っていたようです。

 

 

 と言うか・・・

 

 

「そんなわけあるかーーー!」

 

 

 


 
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