時は2月の初めにさかのぼる・・・
定期的に三国の王とそれに仕える武将たちがが集まっては、
料理を食べ、酒を飲み、自分の武を見せるため大暴れしては怒られる・・・
と、いった平和を祝うための祭りのときのことだった。
風「お兄さん、風は天界の事が知りたいのですよ~」
穏「私も一刀さんの世界の事が知りたいですよぉ。」
一刀「そうだな~、たとえばみんなはどんな事が知りたいんだ?」
鈴々「鈴々はご飯のこと知りたいのだ!!」
朱里「そうですね、どのようなお祭りがあったのですか?」
一刀「そうだな、春節はもちろんあったが、2月には節分があったかな」
雛里「節分とはどういったもので?」
一刀「簡単に言うと、家の中で豆をまいて邪気を祓って1年間無病息災でいられるようにする行事だよ」
祭「ほう、それはおもしろいの。他にはないのか?」
一刀「そうだな・・・、あとは節分の後すぐにバレンタインデーってのがあったよ」
星「ばれん・・・主、それはなんですか?」
一刀「あぁ、バレンタインデーは女の子が意中の男の子に「チョコ」っていうお菓子をあげる日だよ」
流琉「ちょこですか・・・聞いたことないですね。兄様、それはどんなお菓子なのですか?」
一刀「チョコは黒くて甘いお菓子だよ」
鈴々「鈴々、ちょこ食べてみたいのだ!!」
一刀「でも、チョコの原料はだいぶ南の方でないと採れなかったような・・・」
朱里「では、ばれん・・たいんでーっていうのはできないのですか、ご主人様?」
一刀「いやまぁ、チョコがなくても他のお菓子をあげれば大丈夫だったよ」
冥琳「それは、いつあるのだ北郷?」
一刀「満月がだいたい15日だから、次のの満月の日かな?」
秋蘭「うむ、あと少しだな。」
朱里「はわわ、では、ご主人様わたしたちはこれで。行くよ、雛里ちゃん」
雛里「あわわ、それではご主人様。朱里ちゃん待ってよ~」
祭「北郷、儂もちょっと用事を思い出したので失礼する。」
星「主、私たちも用ができたので失礼する。行くぞ、鈴々」
鈴々「鈴々はお兄ちゃんと話しているのだ!!」
星「鈴々は腹がすいてはおらんか? おいしい点心をおごるぞ?」
鈴々「鈴々お腹すいてるのだ!! だから星についていくのだ!!」
星「では、主、失礼する。」
一刀「急にみんなどうしたのかな?」
風「お兄さんは気にしなくていいのですよ~」
冥琳「そうだ、北郷は気にしなくていい。 穏、私たちもそろそろ行くぞ」
穏「待ってください~、冥琳さまぁ」
風「では、風たちも失礼するのですよぉ」
一刀「風たちも用事か?」
宝譿「おうおう兄ちゃん、女の用事を聞き出すのは野暮ってもんだろ?」
風「そうですよ、お兄さん。 ということで風たちは失礼します。」
・・・
・・・・・・
嵐が去ったように誰もいなくなり静かになった・・・
その日を境に一刀の周りは急に静かになった。
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初めての作品なのでいろいろな方の作品を見て書いてるので同じようなこと書いてあるかもしれないのでそこはスルーしてくれる方向で・・・
バレンタインと言ってもだいぶ過ぎていますがそこもスルーでお願いします。