この作品は、作者の妄想があふれ出して固まったという不純な動機から生まれています。
原作?なにそれおいしいの?なんてレベルは超越しております。
主人公もげろなんてしょっちゅうです。
それでも良いという方はどうぞお進みくださいませ。
北郷家
「やっぱ、うまいな。母さんの飯は」
「当たり前だろう、誰が作ったとおもっとる」
「「コクコク」」
現在、オレ達は夕食の時間である。
余程のことがない限り、4人でそろって食べるようにしてるんだ。
オレ自身は別に気にしないけど、妹二人が家族を恋しがるからってことでね。
そんなところも可愛いなあ。
今シスコンって言ったやつ、後でかかり稽古に付き合わせるからな。
「「「ごちそうさま!!」」」
「はいよ、おそまつさん」
そして仲良く終了っと。
この二人は食べる量はやっぱり見た目どおり少ないけど、ゆっくりだからね。
なんだかんだでオレと同じタイミングで食べ終わるんだよな。
「さてと、この後はのんびr「あ、あの!」ん?どした?」
何するか悩んでたら、朱里に声をかけられたぞ。
「こ、この後勉強をおしえてくれませんか?」
「ん、わかった。雛里もか?」
朱里の頼みを断るはずもない。
雛里に聞くと、恥ずかしそうにコクコクと頷いてた。可愛いなあ。
今すぐはつらいってことで、ちょっと休憩することにしたんだが、
「なあ、暑くないのか?」
「ぜ、全然へいきでしゅ!」
「(コクコク)」
テレビを見ようとするおれの左腕に朱里、右腕に雛里がくっついて座ってる。
春先とはいえ、流石に暑いと思うんだがなあ。
二人からは、風呂に入った後って事もあって良いにおいがしてる。
珍しく二人に見たいといわれたテレビはよくある心霊スポット特集みたいなやつだった。
そのせいか、二人が時折ぴくんと震えてぎゅっと腕を締め付けるのがこっちとしてはなかなかにどきどきものなんだよな…。
何せ、中学1年にしてはかなり小さいと思うけど、それでもやっぱり女の子特有の柔らかい感じがこう、二つもねえ、くっついてるわけですよ。え、なにこの生殺し。
いや、手は出しませんよ?
朱里Side
今、私はお兄様、一刀さんの腕に掴まっています。
もちろん、その際に体を押し付けるようにするのは忘れずに。
反対側では妹の雛里も同じようにしているのがわかります。
たまに、お兄様がこちらをちらりと見ては身を硬くしてしまっているのが分かるとちょっと嬉しいです。
それは、私たちに女である事を感じてくださっているということですから。
今日やっているテレビ番組が心霊スポット特集なのはあらかじめ二人で調べてます。
二人でお願いすればお兄様は絶対に断らないことも。
だって、そうすればいつもよりもぎゅっとしても言い訳ができるから。
ふふ、お兄様がいつもよりもぎこちなくなってます。
いまどきの中学生でもこの位はやるのですよ?
それに、今日からお兄様は共学化を目指すうちの学校に転校したし、お兄様のことだから無自覚に女の人を落としかねません。
だから、今のうちにアピールしておかないと!
朱里Side 終
雛里Side
あ、あわわ。お姉ちゃんがいつもより積極的だよう。
お姉ちゃんといっても、二卵性双生児だから年の差があるわけではないけれど。
今は、私たちの部屋で勉強を教えてもらってます。
とはいえ、私たちがやっているのは中学3年の内容です。
お兄様ほどではないですが、私たちもそれなりに勉強しているので成績はいいほうなのです。
そこで、担任の先生が私たちのためにわざわざ問題集を下さったのです。
流石に、勉強のときまでイチャつこうとは思っていなかったのですが、お姉ちゃんはなぜか今日はやけに積極的です。
「お、雛里も解けてるじゃないか。すごいな」
あ、あわわ!頭をなでられてしまいました!
やっぱりお兄様の手は暖かくて気持ち良いです。
…私も、もう少しお兄様にくっつこうかな?
雛里Side 終
ふう、ようやく終わったか。
今日はなんだか朱里がよくくっついてきたし、途中から雛里までくっつきはじめたし色々と大変だったな。そんなにあの番組が怖かったのかね?
ま、あんまり年頃の女の子の部屋に用もなく長居するのも悪いし、そろそろ…
「お、お兄様」
「ん?」
お、珍しく雛里から声をかけてきたぞ。
「あ、あの。もしよかったら今日一緒に寝ていただけませんか?」
「………え?」
なんですと?
「あわわ!い、嫌なら良いんです!ただ、今日のあれがちょっと印象に残ってまして…」
「い、いや別に嫌じゃないけど。そっちこそオレなんかでいいn「お、お兄様がいいのです!」そ、そうか…」
すっごく力説されたぞ。
「まあ、可愛い妹の頼みだしね。そっちが良いなら一緒に寝ようかな」
「ほ、ホントですか!?」
ぱあっと表情を明るくしてこちらを見上げる雛里。うん、可愛い。
「朱里も、寝るか?」
「は、はい!」
おそらく、朱里もだろうなと声をかけたらやはり間髪いれずに返事が来た。
まあ、予想通りだな。
うちは、基本布団を引くから、部屋から持ってきてっと。
形は川の字で良いだろう。
「二人とも、良いか?」
「「(コクコク)」」
「んじゃ、お休みなさい」
そういって部屋の電気をけして横になったら、二人が腕に抱きついてきた。
暖かいな。
じゃあ、オレも寝ますかね。
あとがき
どうも、作者のmorikyouです。
今回は、いかがでしたか?
妹大活躍回でしたね。
そして、妹の心、兄知らずと。爆ぜればいいのにw
二人については、いずれキャラ紹介でも触れますが、簡単に説明すると。
朱里と雛里は双子です。二卵性なので、外見は原作どおりですが。
時間が朱里が先だったので姉となってます。
二人の好感度がMAXだと前回言いましたが、彼女たちは彼のことを尊敬もしています。
そのため、少しでも彼にちかづこうとした結果、学年での成績2トップになっております。
成績いいってレベルじゃねえw
一応、現代日本であるため、飛び級制度はありませんが担任などの支援もあってすでに中学3年中盤程度の学力はあります。
また、精神年齢が見かけ以上に大人であるため、彼を落とすために色々と考えております(
特に朱里が)
ただ、鉄壁の朴念仁たる一刀君は少々過激な妹の甘えと考えています。
さて、次回は今回の続きから入っていきたいと思います。
それでは、お楽しみに!
キャラ紹介
名:桃井 明命
Grade:中学3年
武術部内の剣道部に所属する女子。
雪連とは家族が知り合いのため特に仲がよい。
この話における一刀の最初の犠牲者。
性格は控えめで、一途。学力は中の上程度。
名:芹園 華雄
Grade:高校3年
武術部内に総合武道に所属しているが、剣道部の副部長も兼任している一刀の先輩。
まともに仕切ろうとしない部長のせいで日々頭を痛めている。
性格は、雪連と同じく手が先に出るタイプ。後腐れなくさっぱりとしている。
学力は中の下~真ん中程度。
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一刀と恋姫たちが現代の学校で繰り広げる物語。
笑いといちゃこらと(視聴者と私の)嫉妬からできています!