この作品は、作者の妄想があふれ出して固まったという不順な動機から生まれています。
原作?なにそれおいしいの?なんてレベルは超越しております。
主人公もげろなんてしょっちゅうです。
それでも良いという方はどうぞお進みくださいませ。
「いや、わかってたけどさ…」
校門前で、俺は思わず言ってしまった。
「でかすぎだろ!なんだよここ!ホントに学校か!?」
道行く生徒達がこちらを見てくるが、そんなことは気にしちゃいけない。
ああ、言ってなかったな。
オレは北郷一刀。元は、ある男子校にかようフツーの高校生だったんだが、何でも交流のある女子高が今度から共学にするためのモデルとして、うちから生徒を貸してほしいなんていわれて、ほいほいと承諾した校長に指名されてきたのは良いんだが…。
「聖フランチェスカ女学園…。ああ、今は学園だったか」
さっき叫んでたとおり、ここはホントに敷地からスケールから何もかもがでかい。
何でうちと交流があるのかはわからんけど、ここはほんっとにお嬢様が通う学校らしい。
オレが選ばれた理由のひとつに家柄があるって言われたけど…。
「正直、場違いだよなあ…」
わざわざ今日から通うオレのために学校が作ってくれた制服もこんな生地の服着たことねぇぜ!ってものみたいだしなぁ。なんか、そっこーではぶられる未来が見えるんだが…。
なんて、考えてた15分前のオレをシバキ倒したいぜ…。
「え~、それでは皆さんも知ってのとおり、今日から我が学園の新たな取り組みの一環として、○○学園より転校生がいらっしゃいます。北郷君、こちらへ」
今日は、始業式兼入学式ということで、この学校のほぼ全員が集められた講堂。
その壇上にオレは呼ばれていた。
「何か、挨拶をいただきたいと思います。その後、質問等ありましたら時間を設けさせてもらいます」
「あ、わかりました」
まあ、転校生の洗礼ってやつだな。
「え~、北郷一刀といいます。まだ、何にもわかっていない若輩者ですがどうぞよろしく」
まあ、当たり障りのない挨拶ってのができたんじゃなかろうか。
しかし、こっからが本番だったんだ…。
「では、何か質問のある生徒は…」
そう、先生が言った瞬間。
ばっと、その場のほぼ全員が手を挙げたのだ!って待て!
「え~っと、先生。これは自分どうしたら…」
まだマイクを持っていたが気にせず話しかけてしまった。
「なら、せっかくですから、今日の午前の授業は取りやめにして、北郷君の質問タイムにしましょうか」
それでいいのか!?
「では、北郷君。適当に当ててあげてください」
しかも、選択権まで与えられた!?
ああ~、もう皆目がきらきらしちゃってるよ…。
「えっと、じゃあそこの貴女で」
とりあえず、最前列に座っていた緑がかった髪の女の子に当ててみた。
「えっと、倉田 流琉(くらた るる)といいます!あの、北郷さんは向こうの学校で生徒会長をやっていたって本当ですか?」
ちなみに、この学園は小、中、高、大学と全部揃っており今日の始業式は小学生は参加してないらしいので、前は中等部ってことらしい。
「ええ、一応やってました」
たしかに、オレは高1でなぜか先生と部活の先輩に薦められて選挙にでて、何の間違いか当選しちゃって半年だけど会長はやってたけど…。
「はい!倉田 季衣(くらた きい)っていいます!生徒会長になるってことは、運動と勉強に優れてるって事だって聞きましたけどそうなんですか?」
いつのまにやら、隣のピンクっぽい髪の子に移ってたな、苗字一緒ってことは姉妹か?
それより、今の質問は自分で言うのはちょっと恥ずかしいものが…。
そう思っていると、そばにいたさっきの先生が
「ええ、彼は入学当初から全国模試で常に一桁を維持し、陸上、水泳、武道どれをとっても全国トップクラスの成績を誇っています」
と、言ってくれた。会場の生徒達がそれを聞いてざわめいている。恥ずかしいなあ。
一応、前の学校も進学校ってことで、その生徒を引っ張る模範になるべき生徒像として、生徒会の中でも会長職だけは条件を満たした上での、他薦のみとなっていたんだ。
「奈良野 蒲公英(ならの たんぽぽ)っていいます!彼女とかっていますか!?」
また変わってる…。快活そうな女の子だなって!いきなりプライベートすぎね!?
「あの~これは…」
「そういうことに興味を持つ年頃ですし、初めての異性ってこともありますから…」
「そ、そうですか」
先生も特にとめないようなので
「え~っと、残念ながら今までそういう人はいないです。そもそも、あまりそういうことに縁がなかったものですから」
と事実を答えておいた。すると、
「きゃ~~~~!!!」
という黄色い悲鳴が上がって少し驚いたぞ?
流石に騒ぎすぎたのか、先生らしき人たちが止めに行ってるな。
…とまあ、ホントにその後もず~っと質問されて午前が終わったんだ…。
あー長かったなあ。
で、所変わってここはとある教室。
まあ、今日からオレの入るクラスなんだがな。
「ここで、ちょっと待っててください」
そういって、担任の飯田 紫苑先生に止められて外で待ってるところだ。
「…じゃあ、入ってもらいましょうか。北郷君、入ってください」
お、いいのかな?
「失礼します」
そう言ってはいると、中には30人前後の女生徒がいた。
さっきよりも人数は少ないけど、距離が近くなったし場所が狭いからなんか圧迫感が…。
それに、教室からなんともいえぬ良い匂いがするような。
「さっきも名乗ったけど、北郷一刀です。よろしくお願いします」
そういって頭を下げると、なぜか拍手が沸いた。
「じゃあ、席なんだけれど…。ああ、遠野さんと春乃さんの間が空いてるからそこにしましょう」
そういって指されたのは最後列真ん中といういいのか悪いのかちょっと判断に困る位置だった。
まあ、言われたところに座ると、左側の女の子が身を乗り出して
「ワタシ、遠乃 天和(えんの てんほう)っていうの!天和でいいよ!よろしくね!」
と声をかけてくれた。
「ああ、こちらこそよろしく。こっちも一刀って呼び捨ててくれてかまわないよ」
そう答えると、天和はうれしそうに頷いてくれた。と、
「あ~天和ちゃん、抜け駆けなの~!沙和は春日 沙和(かすが さわ)っていうの!ワタシも沙和でいいの!」
と右側の子が天和に対抗するかのように前かがみになって声をかけてくれた。
というか、二人とも、制服の上からはっきりわかるほど胸がでかい…。
特に、天和は胸元から見える谷間が…(ゴクリ
こんな感じで今日は顔合わせといった感じで授業もなく一日が終わろうとしていた。どうやら、今日は授業自体がなかったらしい。あのときの午前の授業うんぬんはなんだったのだろうか…。
あとがき
どうも、作者のmorikyouです。
やっちゃいました。
どこからか、「一刀君を中心にした学園ものを作れ!」との電波(友人)を受信しちゃいまして…。
どうせなら、とことんフラグ乱立して見てくださる方々に恨まれてしまえ!という無茶なコンセプトの元作成してみました。
正直、もうひとつのほうよりも行き当たりばったり感が半端ないです。
ちなみに、今回出てきたキャラの苗字なんですが原作からあるところを引用させていただきました。
わかった方はおそらく仕込んだネタに気づかれるかと思います。
そのくらい、何も考えてないため、この先もどんどんわけわからんことになるかと思います。
大方の想像通り、重い話なんて全くといっていいほど出ませんので、見てくださる方がもしいたら、力を抜いてみてくれたら幸いです。
あと、タイトルがぜんぜん浮かばないので、いい案あったらコメください。
参考、もしくは採用させていただくかも知れません。
それでは、次回もお楽しみに!
人物紹介
名:北郷 一刀
Grade:高校2年
ある男子校から校長の氏名により、聖フランチェスカ学園に転校した。
北郷流武術の免許皆伝にして師範代。
成績は極めて優秀。スポーツも万能。家事能力も主婦顔負けの能力を持つ完璧超人。
他人からの感情、特に好意に関しては鈍感。
それゆえ、自分には浮ついた話は無縁のものと思っている。
容姿は、かなり整っているほうに入るが特に気にしていないため、少々崩れた感じになっている。ちなみに彼の笑顔は対女子、女性最終兵器と高校のO川は言っていた。
性格は温厚、お人よし。人たらしの才能がある。
ただし、怒らせるとかなりコワいらしい。
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一刀と恋姫たちが現代の学校で繰り広げる物語。
笑いといちゃこらと(視聴者の)嫉妬からできています!