No.606584 真・リリカルなのは 第八章 時空管理局入隊編 第十八話 幻想の世界ohatiyoさん 2013-08-08 12:52:38 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:573 閲覧ユーザー数:569 |
不覚にも敵に破れた フェイト
しかし救援に来た はやてに全てを話した
はやては無限書庫を襲った2人を追う
一方、ジュエルゼロを手に入れたキバとガブリは、ミッドから脱出しようとする
キバ「流石はミッドチルダ、脱出するのに時間が掛かりそうだ」
既に管理局員達が町中を包囲している
ガブリ「へっ!! あんな雑魚共、一瞬で殺してやるよ!」
キバ「やむを得ない、クイとアブチは敗北したようだしな」
ガブリ「あんなゴミを味方にするからだぜ!」
キバ「そう言うな、能力は中々のものだった」
ガブリ「んじゃ、さっさと殺るか!!」
ガブリは大剣を構え、局員に向かって走って行く
局員A「ん? 何者だ!?」
ザシュッ
局員Aは殺害される
局員B「何!?」
いきなり現れ、味方が殺された事に驚きを隠せない隊員達
ガブリ「いちいち動揺してんじゃねぇよ!! タコが!!!」
ガブリは、自身よりも大きい大剣を片手で軽々と振り回し、近くにいた局員を5人も殺害する
局員C「コイツの武器は質量兵器か!!!」
ガブリ「はぁ? デバイスなんか使う訳ないだろ!!!!!」
グサッ
大剣で局員Cの腹を貫く
シグナム「そこまでだ!!!!」
ヴィータ「てめぇ!!! よくもアタシらの部下を!!!!」
シグナムとヴィータが遅れてやって来る
ガブリ「ああん? お前らがリーダか? 弱そうだな!!! オイ!!!!!」
ヴィータ「ブッ飛ばしてやる!!!」
ヴィータは、ガブリに仕掛ける
シグナム「貴様は奴の仲間だな?」
一方、シグナムはキバの前に立つ
キバ「……………………………………………………………………………………」
シグナム「拘束させてもらおう!!!!」
レヴァンティンを構える
キバ「……………………10秒で終る」
シグナム「ほざけ!!!」
シグナムは、キバに切り掛かる……………………………しかし
キバ「
シグナム「!!?」
な、何だ!?
場所が変わった?
景色が一変し、カラフルだった町並みは、全て赤で統一されている
そう、これは幻術魔法である
相手に幻覚を見せるレアスキル
それがキバの
キバ「お前の味方はみんな死んだぞ?」
シグナム「何を言って!?」
シグナムは驚愕した
キバの足下には、バリアジャケットが引き裂かれ、大量の血を流し、死んでいる なのは・フェイト・カイトが居た
さらに自分の近くには、シャマル・ザフィーラ・ヴィータが倒れていた
キバ「そして、今から一番大切な者が死ぬ……………………貴様は、そこで見ているしかない」
パチンッ
キバが指を鳴らすと、十字架に張り付けられている はやでがシグナムの目の前に現れた
はやて「う、う……………………………………………………」
キバ「公開処刑だ」
キバがそう言うと、執行人らしき人が2人、槍を持って、はやての前に立った
どうやら、はやてを槍で突き殺すようだ
はやて「い、嫌や!!! 助けて!!!! シグナム!!!!」
はやてが泣きながら、シグナムに助けを請う
これでシグナムは冷静さを失ってしまう
シグナム「主はやて!!!!!!」
シグナムは急いで、はやてを助けようとする………………………しかし
シグナム(何故だ!!!! 何故近づけないのだ!!!!)
どれだけシグナムが走ろうとも、はやての元まで行けないでいた
はやて「シグナム!!! シグナム!!! はよ、助けてや!!!!」
シグナム「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」
シグナムは、走るのを止めて、飛び出した………………しかし、それでも一向に近づけない
執行人A「これより、八神はやてに断罪を下す!!」
執行人B「罪は命を以って償うべし!」
2人は槍を構え、
グサァ
はやての胸を貫く
はやてから出た返り血を、シグナムは浴びる
シグナム「あ、あ……………………………………………………」
何故だ?
何故救えなかった?
こんなにも近くに居たのに…………………………
キバ「貴様の所為だ。貴様が俺に戦いを挑まなければ、こんなことにはならなかった」
シグナム「き、貴様ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
シグナムはガラムシャに剣を振るう
しかし、その程度の刃がキバに当たる筈も無かった
はやて「シグナム」
突如として、はやてがシグナムに話しかける
シグナム「ッ!! あ、主!!!! 無事だったのですね!!!!」
シグナムは、はやての無事を喜ぶが………………………
はやて「いいや、ウチは死んだよ。シグナムが助けてくれんかったから」
シグナム「え?」
はやては全身が血まみれで、とても生きているとは思えない姿だった
はやて「シグナムは、ウチら全員を裏切ったんやで?」
シグナム「そんなことは!!!!」
フェイト「酷いよ、シグナム…………………仲間だと思っていたのに」
シグナム「テスタロッサ!」
後ろにはフェイトが、
シャマル「あなたは家族すら平気で裏切れるのですね」
ヴィータ「血も涙もねぇ奴だぜ」
ザフィーラ「信頼していた我らが馬鹿みたいだな」
はやての後ろには家族が、
カイト「貴様は騎士の誇りすら持っていなかったか」
なのは「所詮はプログラムだね、人の心なんて持ち合わせていないよ」
そして、目の前に なのはとカイトが立っている
みな、少しずつ距離を縮めて来る
シグナム「や、やめろ…………………」
全員「「「「「「シグナムの所為…………シグナムの所為…………シグナムの所為…………シグナムの所為」
シグナム「やめてくれぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」
バタッ
シグナムは叫ぶと、その場に倒れる
キバ「5秒も持たなかったな」
ヴィータ「!!!」
どうなってるんだ?
何でシグナムが倒れたんだ?
状況がわからない ヴィータは困惑する
ガブリ「ククククク、キバのレアスキルをまともに受けたな…………………あの女は精神崩壊を起こしたかもな」
ヴィータ「何!?」
ガブリ「お前は切り刻んで殺してやるよ!!!」
ブンッ
大剣がヴィータを狙う
ガキィィィィィィィィン
アイゼンで、受け止める………………………………しかし
ヴィータ(コイツ!! なんて馬鹿力だよ!!! 受け止めきれねぇ!!)
ガブリ「オラァァァァァァ!!!!!!!!!!」
ヴィータは吹き飛ばされる
ヴィータ「うわぁ!!!」
ガブリ「コイツはおまけだ!!! 取っときな!!!」
大剣を縦に振るうと、水の斬撃が放たれ、ヴィータを切り裂く
ヴィータ「グガァ!!!」
ヴィータは意識を失う
ガブリ「やっぱり弱いじゃねぇかよ!!」
ガブリは近づいて、ヴィータの首を切り落とそうとする
はやて「ブラディダガー!!!」
ガブリ「ッ!!」
ガブリは後ろに飛んで、はやての攻撃を躱す
ガブリ「今度は誰だよ?」
キバ「そいつは有名だろ、歩くロストロギアだ」
ガブリ「コイツがね……………………」
はやて「よくもウチの家族を!!!!」
はやては怒りを露わにしている
ガブリ「はぁ? 喧嘩を売ってきたのは、そいつらだぜ? 俺は返り討ちにしただけだ!」
はやて「この犯罪者野郎!! 一体何が目的で無限書庫を襲ったんや!!」
ガブリ「別に。石ころを取っただけだ」
はやて「石ころ?」
キバ「…………………………………………………………………………………」
あの馬鹿……………………
はやて「まさか……………ジュエルゼロか!!」
ガブリ「さぁな!! どの道、死ぬ奴が知っても無意味だ!!」
はやて「さっさとお縄につかんかい!! 抵抗は無駄や!!」
キバ「貴様は何秒持つかな?」
はやて「何!?」
何時の間にか、はやての間合いに入っていた キバ
キバは、はやてと視線を合わせる
キバ「
はやて「あ、あ………………嘘や………………ウチはまた、1人ぼっちや……………」
はやては その場に座り込み、涙を流す
何らかの幻覚を見せられたのだろう
ガブリ「オイ!! 折角、切り刻んで楽しもうと思ったのによ!!」
獲物を取られて怒る ガブリ
キバ「無駄な時間を過ごす暇は無い…………………行くぞ」
ガブリ「チッ……………………俺はお前が嫌いだ!」
キバ「珍しく、意見が合ったな。俺もだ」
次回、奪われたジュエルゼロに何かが起きる
次回で最終話ですね
大体20話で終わるので、今回は1話だけ短いですね
というわけで次回は、ジュエルゼロが敵のリーダーの手に渡ってしまいます
果てさてどうなるのやら?
次回もお楽しみに~
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次の話で八章は終ります