序章―別れ―
成都
夜空に月が輝く小川には月が揺らめき白んで体が薄くなる少年が一人、“北郷一刀”
彼の目の前には一人の少女が立っていた少女はただ小川の月を眺めている。彼女は曹操孟徳、真名を華淋。
華淋「逝かないで・・・・」
少女は呟く
一刀「ごめんよ、華淋」
一刀「愛していたよ、華淋」
少年の姿はその言葉とともに消えていった。
華淋「一刀―――、一刀―――?一刀!!」
小川のせせらぎが聞こえる中、少女の泣き声だけが響いていた―――
東京都某所歴史館前―夕方―
一刀「・・・・ここは?」
???「かずぴー!しっかりしいや!」
一刀「・・・及川?」
及川「及川?やあれへんて!こんな処で倒れておったからに、なんかあったんか?」
一刀「・・・・・あぁ、夢を・・・・見ていたんだ・・・・・」
及川「夢?やっぱどっか打ち所悪かったんやないか?」
一刀「・・・・そう、かもな」
一刀はうっすらと苦笑すると、体を起こす。
及川「かずぴー、なんか体つき、変わってへんか?」
一刀「・・・・気のせいだろ、帰ろうぜ及川」
及川「そか、気のせいか」
夕焼けを背に少年たちは帰路につく、及川は自分の家に、一刀は数年ぶりの寮の部屋に。
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何番煎じでしょうか?北郷君の外史に永住できるかどうかという作品です。完結できるといいなぁ。