No.601413

ALO~聖魔の剣~ 第0剣 プロローグ

本郷 刃さん

第0剣になります。
ついに続編のスタートです・・・GGO編の直後からになりますよ。

どうぞ・・・。

2013-07-25 11:33:12 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:12906   閲覧ユーザー数:11892

 

 

 

 

 

 

 

 

第0剣 プロローグ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリトSide

 

『死銃事件』が解決し、GGOから去った俺達はALOへとコンバートした(帰ってきた)

後始末や景一達の事で動いていた為に、今日の景一達と大澤さん親子との面会後、

景一よりも先に自宅に帰り、ALOへとダイブした。

 

実は俺には2つのアバターがあり、今回帰ってきたのはSAOから引き継いだデータの『キリト』である。

ちなみにもう1つはALOからの初期アバター(原作のキャリバー編から髪を下ろしているキリトの姿)である。

 

そしてイグシティに現れた俺は辺りを見回し、アスナの姿を見つけ、彼女もまた俺の姿を見つけて微笑みを浮かべた。

俺は左手を、アスナは右手を重ね、このイグシティに借りている自宅へと向かった。

2人で歩を進め、自宅のドアの前へと辿り着く。

 

「ただいま、ユイ」

「ただいま、ユイちゃん」

「あ…おかえりなさい! パパ、ママっ!」

 

ドアを開いて中に入り、声を掛けると愛娘であるユイが子供の姿で俺達へと飛び込んできた。

 

「ごめんね。寂しい思いをさせちゃって…」

「いえ、ママとパパが無事に帰ってきてくれて、それだけで凄く嬉しいです!」

「ユイ…ありがとう」

 

この娘には寂しい思いをさせてしまったし、心配も掛けさせてしまった。

それにハクヤ達から聞いたところによると、クリスハイトを相手に情報戦で押し勝ち、

さらに聞けば俺とアスナの片鱗を見せたという。

娘の成長を見られなかったのが俺とアスナの心残りだったり……と、それは置いておこう。

 

「折角だし、何かお願いごととかあるか? ユイは今回頑張ったみたいだからな」

「ほしいものとか、してほしいこととか、ある?」

「えっと、その、それなら…///」

 

俺とアスナの問いかけにユイは照れるような表情になってから、愛らしい表情で…。

 

「3人で川の字になって寝たいです///」

「…ユイちゃ~んっ///!」

 

愛娘の可愛らしい表情とお願いにアスナは一発でノックアウトされたからかユイを抱き締め、

正直に言うと俺もクラッときた。なんとか耐え凌いだ俺は言葉を紡いだ。

 

「他にもしてほしいこととか、欲しいものとかあったら、言うんだぞ(絶対に叶えてやる!)」

「はいです♪」

 

このあと、俺達は夕食を取ったり、3人で買い物に出かけたり、一緒に風呂に入ったりして過ごし、

一度ログアウトして本当の食事と長時間ダイブの為の準備を整えて再びダイブし、

ゲーム内で『寝落ち』しない設定に変更、ALO内での睡眠と起床を行えるようにした。

 

「さてと……おやすみ。アスナ、ユイ」

「おやすみなさい。キリトくん、ユイちゃん」

「おやすみなさいです。パパ、ママ」

 

俺達は寝間着用の服を着て、真ん中にユイ、右に俺、左にアスナという川の字で眠りについた。

再び、このALOでの時間を楽しみにしながら…。

 

キリトSide Out

 

 

 

No Side

 

とあるネットコミュニティVRワールド、『セリーンガーデン』。

それを利用している者達がVRMMOから帰還して会話をしていた。

その人数にして6人であるようだ。

 

「いや~、今日も面白かった!」

「アタシ的にはジュンがこけて地面に顔を突っ込んだところが良かったけど」

「ノリの言う通りかも。確かに面白かった」

「一応、写真に収めていたり…」

「さすがはタルケン! あとでデータ頂戴!」

「ふふ、みんなで見てみましょうか」

 

様々なVRMMOにダイブしては大きな記録や功績を残し、それからまた次のゲームへと移動して姿を消す、

彼らはそんな毎日を過ごしている。自分達の存在した証を遺していく為に…。

 

「次はどんな世界(ゲーム)に行こっか?」

「ボクね、アルヴヘイム・オンラインに行ってみたい!」

「アルヴヘイム……ALOって呼ばれてるやつか」

 

新たな世界にて足跡を残す為に、今度の舞台にとその世界を進めたのは1人の少女。

 

「そうだよ! 少し調べてみたんだけど、アインクラッドっていう特別な巨大ダンジョンがあって、

 そこのボスを1つのパーティーで倒すと全員の名前が石碑に刻まれるんだよ!」

「へぇ~、それ丁度いいじゃない」

「確か空も飛べるんだっけ? ならいままでの経験が生きて来るな…」

「そうね…なら折角だし、行ってみましょう」

 

少女の提案に他のメンバーも乗り気のようである。

 

「なんかまた楽しくなってきたぁ!」

「今日みたいなドジはしないようにね」

「うぐっ、それは言わないでよ、タルケン」

「「「「あははははっ」」」」

 

明るくなる彼らの空気、それを打ち切るように1人の女性が声を掛ける。

 

「それでは、今日はこの辺にしておきましょ」

「「「「「うん(はい)」」」」」

 

その言葉を皮切りに、彼らはコミュニティから移動した。

 

No Side Out

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 

 

 

 

 

後書きです。

 

ついに続編である『ALO~聖魔の剣~』を開始しました。

 

物語としてはGGO編直後からの始まりで、キャリバー編とマザロザ編を主体に進めます。

 

その間にも、本編で展開されなかった話やオリジナルの話を織り込むつもりです。

 

今回もお付き合いいただければ、幸いと思います。

 

ついでにもう1つ、バカテスの方は更新停止とさせていただきます。

 

まずはSAOに集中しようと思いますので。

 

それでは次回で・・・。

 

 

 

 

 


 
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