No.598157 魔法少女リリカルなのは—守る者の為に—FalSigさん 2013-07-16 00:09:18 投稿 / 全5ページ 総閲覧数:1483 閲覧ユーザー数:1396 |
第10話
「さあ、タイラント。殺りなさい。」
竜神丸と呼ばれる男はそう言った。タイラントは動き始めた。
「なんだ、貴様等。我々の死合の邪魔をするのか?」
シグナムがかなりキレている。まあ、さっきからキレてはいるんだが・・・。
「シグナム、でしたね。あなたに用はありませんので、引っ込んでいてください。私は奏霧柊二に用があるのです。」
シグナムにそう告げた男は四角い眼鏡を直した。シグナムは怒りに顔を真っ赤にしていた。タイラントが自分の左側面に接近していることに気付かずに。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!」
「なっ!?」
タイラントが殴りかかった。とっさにシグナムはレヴァンティンを構え、防御した。しかし物凄い勢いで転がっていった。
「しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
タイラントはこちらを向いてくる。その腐った顔をこちらに向けるのはやめていただきたい。先ほどのシグナムの飛び具合から一撃でも喰らったら致命傷だな。
「オレは、あんたたちを知らないんだが。なぜ、オレが襲われる?」
「そうですね、名くらいは名乗りましょう。私はアルファ・リバインズ。普段は竜神丸と呼ばれています。そして、あなたを襲う理由は、依頼があったからです。」
淡々と冷たい声音でそう告げた。隣にいた記憶の片隅にある容姿の男は面倒臭そうに
「あー、オレはシイラギ・ユカナっつうんだ。めんどいな・・・。」
そのシイラギとかいう男は、FN P90とコンバットナイフを取り出しつぶやいた。
「ちなみに、このデカい生き物は?」
オレが聞くと、口の端をゆがめながら、竜神丸が言った。
「それは、タイラントです。さあ、戦いを始めますか。タイラント、殺しなさい。」
「■■■■■■■■!!」
そう叫んで、タイラントと呼ばれる生き物は襲い掛かってきた。
「ちっ、なんて日だ!」
なのは視点
いきなり、変な人がやってきたの。結構離れていてよく見えないけど、いきなりシグナムさんが吹っ飛んできたの!
「主はやて、申し訳ありません。いきなり、っつ。」
痛みに顔をゆがめるシグナム。フェイトちゃんは無言で柊二さんの方を見ている。
「フェイトちゃん、柊二さんのところに行かないと!」
フェイトちゃんにそう言うも、首を横に振った。
「アリサたちをここに残すわけにはいかない。それに柊二さんがどれだけできるのか、この際に見ておきたい。」
そう言いながら、戦いから目を離さなかった。
柊二視点
「でやぁ!一体目!」
一体目の頭部を斬り飛ばした。ついでに下半身に斬撃を数十回おこなう。倒れて、動かなくなったようだ。
「竜神丸、オレはやっぱり戦いたくないな。相手、見たところ結構できるし。」
「ダメです。この調子だとタイラント3体はすぐにやられるでしょう。そこであなたも戦ってもらいます。」
「え~、めんどいなぁ。」
なんて会話を二人がしているうちに、もう一体の上半身と下半身を分断し頭にシェルンを突き刺す。
「よし、2体目。」
もう一体の腕が襲い掛かる。紙一重で回避して、切り払うが避けられる。結構俊敏な動きのようだ。少し離れたため、魔力刃を形成して放つ。
「ブリッツシュナイデン!」
その、黒い魔力刃が当たる体に瞬間はじけた。左手から魔力弾を数発放つ。それもはじかれた。
・・・まずいな。あんなに俊敏でそのうえ腕力がある奴にはなるべく近づきたくないな。
「仕方ない、接近するか!」
オレは地面を蹴った。3歩で50mを跳び、回し蹴りを首元に喰らわせる。少し体が傾いたぐらいで大したダメージではない。すぐさま空中に足場を形成し、下がる。
「■■■■■■■■!」
「うわっ!」
いきなり腕をつかまれ放り投げられる。デカい爪で串刺しにされかけたが体をひねり何とか脇腹にかする程度ですんだ。
「いってぇ。ああ、もうムカつくな。」
両目が深紅に染まる。視界がクリアになる。無性に笑いが込み上げてきた。
「ははははははは!思い出した、それはAMFだな?道理で魔力刃が通らないわけだ。」
「雰囲気が変わりましたね。シイラギ用意を。」
「了解。」
タイラントは棒立ちのオレに襲い掛かった、しかしその瞬間17分割されていた。
「オレの出番かな・・・。」
シイラギがオレの目の前に立つ、右手にP90を持ちこちらに構える。
「さあ、そういう事だ。死んでくれ。」
今度は休む暇もなくシイラギとの戦いになった。
あとがき
第十話のうp頑張りました!
タイラントつえ~っすよ。一撃で、ほとんど死んじまう、というよりシグナムさんwww
次はシイラギさんとの戦いです。つたない戦闘シーンですがお楽しみに
ではでは
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第10話です。
主に戦闘シーンです、つたないですが宜しくお願いします