No.597904

魔法少女リリカルなのは Extreme(エクストリーム)  第二十七話

Blazさん

突然の事故で死んでしまった岡本零人。
彼は神の力によってなのはの世界に転生する。
それが果てしない戦いの旅路だとは誰も知らずに・・・・・。

A,s編イメージテーマソング

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2013-07-15 13:40:46 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:2860   閲覧ユーザー数:2639

A,s編 第二十七話 「夜の遭遇」

 

零人side

 

さて、時は流れて12月。俺達はやっとこさで200ページ後半に差し掛かっていた。

今日も無人世界を俺とヴィータの二人で探索していた。

そして現在・・・・・

 

零人「・・・・・・・・・・・・・・。」ズーン

 

ヴィータ「・・・・・・・・・・・・・・。」ゴーン

 

絶賛絶望中だった。それもその筈で現在埋まっているページはようやく300超えるか否か

であった。

 

零人「はぁ・・・・・一旦帰るか。」

 

ヴィータ「そうだな・・・向こうはもう夜明けだし・・・。」

 

結果俺達は蒐集を切り上げ地球に戻っていった。

 

 

 

岡本家自宅・・・・・

 

零人「んじゃ三人とも行って来るな。」

 

ソルナ「行ってらっしゃーい!」

 

ラン「いってらっしゃーい!」

 

クリス「らっしゃーい。」

 

俺は三人に見送られ学校に向かって行った。

こうして見るとマジでロリコンに間違われそう・・・・・

 

 

八神家自宅・・・・・

 

八神家ではヴィータとはやてが留守番をしていた・・・・・。

 

ヴィータ「なぁはやて・・・・。」

 

はやて「どうしたんやヴィータ?」

 

ヴィータ「アタシさ・・・ちょっとやって見たい事があってさ・・・・・。」

 

はやて「何を?「実は・・・・・・・・・・」・・・・・ふーんへぇそぉ・(ニヤニヤ)

 

ヴィータ「・・・駄目かな?」

 

はやて「ヴィータがその覚悟かあるんなら・・・・ええで?」

 

ヴィータ「っ!!!ありがとな、はやて!!」

 

ヴィータからの突然の頼みを聞きはやては半ば面白そうに思い、その準備に取り掛かったのだった・・・。

後日、学校にて・・・・・

 

零人「ういーっす。」

 

なのは「零人君おはよーう。」

 

フェイト「おはよう零人。」

 

零人「おいっす。」

 

「・・・くっ・・・なんでアイツばっかり・・!」

「殺す!いつか殺す!」

「僕以外男なんて・・・・・・グヒヒヒヒヒヒヒ!」

 

零人「・・・・あいも変わらずのカオスだよな・・・・。」

 

なのは「にゃはははは・・・・あ、そうそう二人とも聞いた?」

 

フェイト「え、何を?」

 

すずか「実はねこのクラスに転入生が来るって!それも二人も!」

 

アリサ「これは職員室を通った時に聞いたから間違いないわ!」

 

零人「転入生ね・・・・アイツ等みたいなのが来たら速攻何かが起こるな。」

 

なのは「だよねー・・・・・。」

 

って言っても転入生かー・・・・一人は知っているがもう一人は誰だ?

そう思っていると山田先生と北村先生が入ってきた

 

「起立!礼!」

 

=おはようございまーす!=

 

山田「はい!皆さんおはようございまーす!さて、今日は・・・・」

 

北村「どこかの馬鹿が漏らしたとおり転入生が二人来る。」

 

すると月村とバニングスの二人がギクッとした。北村先生、恐るべし・・・・。

 

「先生!二人って男の子二人ですか!?」

「いや!どちらも女ですよね!」

 

北村「そうではないな、男子女子一人ずつだ。「「「「「ええーー!!」」」」」静かにせんか。」

 

山田「えっとそれでは二人とも入って来て下さい!」

 

ガラッ

 

零人(っ!?)

 

俺は転入生の一人を見て驚いた。何故なら・・・・

 

 

 

ヴィータ「八神紅子(きょうこ)だ!よろしくな!」

 

ヴィータがそこに居たのだ。

 

零人(ヴィータ!?どうして・・・・・・ってまさか・・・・・・)

 

こんな事ができる策士は一人・・・・はやてだな・・。

でも唐突だなアイツも。学校に来るだなんて。

 

「おお!今までに無い性格の女の子!」

「しかもかわいい!」

「男勝りとはこの事だな・・・。」

「抱きしめたいなぁ!」

 

どうやら男の反応はすさまじい事になっている特に最後、何処のハムだ。

フラッグか?マスラオか?ブレイブか!?

どっちでもいいよ!!?

 

山田「はいはい!静かに!それではアナタも自己紹介を。」

 

霊太「あいよ!俺は霊太、不知火 霊太(しらぬい りょうた)だ!よろしくな!」

 

もう一人は整った顔つきでややボサボサの頭の男だった。性格はかなり陽気でチャラい笑顔を出していた。

 

「かっこいい!」

「岡本君とは打って変わっての男の子だね!」

「ふ・・ふふふぺろぺろぺろぺろぺろ・・・・・・・」

「チャラいけどそこがまたいい!」

 

こちらも反応はすさまじいが三つ目、しばくぞ。それに俺とは打って変わってって・・・いい意味なのか?

 

 

昼休み、屋上・・・・・

 

零人「よう、リョウ。元気にしてっか?」

 

霊太「零人こそ元気そうだな。」

 

零人(-表立ってはだけどな。-)

 

霊太(-? どうかしたのかよ?-)

 

零人(-実は・・・・・-)

 

零人説明中・・・・・

 

霊太(-・・・ああ・・・なるほどね・・・。-)

 

と俺達は念話越しで会話を交わしていた。そう、霊太も俺と同じ・・・・・

つまりは転生者だ。だが霊太は親が元々管理局の役員だかなんだかなのでそれが理由で引っ越したのだ。俺は偶然にも彼と遭遇し互いに転生者と勘付いていたのでなんだかんだで意気投合した。

 

霊太「しっかしよ・・・ココはカワイイ子が多いな?目移りしそうだぜ。」

 

零人「お前よ・・・いい加減その性格直せよな・・・・。」

 

ちなみにリョウはかなりの女好きで転生前はかなりモテてたらしい。女好きでモテるって・・・

どう言う性格だよ・・・・。

 

霊太「それよりよぉ・・・アレは?」(ニヤニヤ)

 

零人「はぁ・・・・・ホレよ。」

 

霊太「サンキューな。やっぱコイツだよなぁ。」

 

俺は腰からベレッタ90-Twoを二丁リョウに渡した。

実は俺が銃を持っているって言ったらこいつが通信画面から飛び出しそうな勢いでせがまれたかな・・・・。

 

ヴィータ「おーい、零人ー。飯一緒に食べよ・・・・お前は確か・・・」

 

霊太「ん?零人、ご指名だぜ。んじゃ俺はコレにて・・・・・・二人で楽しめや」(ニヤニヤ)

 

そう言ってリョウは階段の方に向かって歩いていった。タラシに言われたくねぇっつーの・・・。

 

ヴィータ「零人・・・今のって・・・。」

 

零人「ああ。アイツとは知り合いでな。(-アイツは管理局に入っているけどコッチの味方だよ-)」

 

ヴィータ「ふーん・・・じゃあ一緒に飯食おうぜ!」

 

ヴィータがそう言うと階段の方から今度はなのは達がやってきたのだ。

 

なのは「あれ、零人君今からご飯?」

 

アリサ「それにアナタは確か・・八神紅子さんだったわね。」

 

なのは「私、高町なのはだよ。よろしくね。」

 

ヴィータ「ん・・・おう、よろしく。」

 

と、あっちはあっちで仲良くしていたが・・・

 

フェイト「・・・・・・・・・(むぅ)。」

 

テスタロッサ嬢はすこし嫌そうな顔をしていた。・・・・なのはが盗られたのがそんなに悔しいのよ・・・。

 

 

零人「・・・・ふぅ。ごっそーさん。」

 

なのは「は・・早い・・・・。」

 

すずか「結構黙々と食べてたもんね。」

 

ヴィータ「だな。話しかけても顔を動かすだけだし・・・・。」

 

フェイト「あ、零人ご飯粒付いてる。」

 

「「「「!!!!!!!!!!!!!!」」」」

 

零人「ん・・サンキュー・・・・・どうした皆。」

 

なのは「・・・フェイトちゃん・・・・」ガジッ!

 

フェイト「な・・・・何かななのは・・・」ブルブルブルブル・・・

 

なのは「少しO☆HA☆NA☆SHIしようか・・・」ズルズルズルズル

 

フェイト「えっちょっまっ零人ー!みんなー!助けてー!!!」

 

とフェイトが助けを求めていたが・・・・

 

零人「すまん。俺には無理だ・・・。」

 

すずか「えっと・・・・骨は拾うから?」

 

アリサ「私も巻き添えは・・・・」

 

ヴィータ「・・・・・じゃ。」

 

全力で拒否したのだった・・・・。てか月村、えげつない事言うな・・・。

 

フェイト「いぃやぁーーーーー!!!!」

 

その日フェイトと俺の断末魔が聞こえたのだった・・・・・

(フェイトの後に喰らった)

 

 

ヴィータ(アイツ等・・魔力がかなりあるな・・・・・でもはやてから駄目って言われてるし・・・・仕方ねぇ・・・よな・・。)

 

そしてヴィータは心にある決意をしたのだった・・・・

 

P.M10:05 八神家・・・・・

 

さて、時間は進み俺はまたヴィータと二人で蒐集に行こうとしたのだが・・・・

 

零人「・・・ヴィータのヤツ・・・何処行った・・・?」

 

シグナム「むっ岡本、ヴィータを見なかったか?」

 

すると階段からシグナムが降りてきた。どうやら俺同様ヴィータを探していたらしい。

 

零人「シグナムもか?」

 

シグナム「ああ、今日は蒐集は私とザフィーラが行おうと思っていたのだが・・・・。」

 

零人「・・・・・・・・・・・・。」

 

シグナム「・・・・・・・・・まさか・・・・!!」

 

俺達は急いで闇の書を保管している部屋に向かった。だがその部屋には闇の書は無かったのだった・・・・。

 

シグナム「っ!やられた!」

 

零人「ヴィータのヤツまさか局員を・・・・・!!これじゃあさらに面倒な事になるぞ!!」

 

シグナム「止むえん!私はザフィーラを起こしてシャマルに留守を頼む!」

 

零人「ああ!ヴィータの事は任せな!」

 

俺は慌てて家を飛び出しヴィータを探しに行ったのだった・・・

 

 

 

ヴィータside

 

ヴィータ「・・・これで20ページか・・・。」

 

一方アタシはこの世界にいる管理局の連中を倒し蒐集していた。

するとアタシのデバイス、アイゼンが話しかけてきた。

 

アイゼン『いいのですか?主との約束を破って・・・』

 

ヴィータ「・・・しゃーねーだろ。まだ300ぐらいしか蒐集できてねぇんだし・・それに・・・・・・

何でもねぇ・・。」

 

アイゼン『・・・・・・。』

 

アタシは次の場所に向かおうとした。すると・・・

 

ビュッ!!

 

ヴィータ「っ!!」

 

突然横から魔力の攻撃が飛んできた。アタシはとっさの判断で避け、その方向を見ると黒い服の魔導師が居た。ランクはざっとAAAってとこかな・・・。

 

クロノ「お前!こちらの局員に何をした!?返答によっては・・・・!」

 

ヴィータ「ちっ!!」

 

アタシはアイゼンを構え黒いヤツに向かって突撃した。黒いヤツはそれを回避したがアタシはそのままアイゼンで腹を叩いた。

 

クロノ「ぶっ!!!くぅ・・・!はぁっ!!」

 

だがヤツはその攻撃に耐えアタシに攻撃をした。

 

クロノ「流石に零距離なら・・・・!!!」

 

でもな。それじゃあアタシ達は倒せねぇ。そう思いアタシは黒いヤツに止めをかました。

 

クロノ「っ!!!!!」

 

ヴィータ「・・・・前の奴らよりかは楽しめたぜ。」

 

アタシはそう言い気絶したこいつの魔力を蒐集した。ページはざっと15ページ。

顔は・・・・アタシはマフラーで隠しているからいっか。だがその時・・・・・

 

なのは「クロノ君!!」

 

ヴィータ(っ!!!!)

 

ビルの屋上で魔道師姿のなのはが居た・・・・

 

なのは「アナタが・・・クロノ君を・・・!」

 

ヴィータ(違っ!!くっ・・・・こうなったらある程度まで・・・・・!)

 

そうしてなのはとアタシの一戦が幕を開けた・・・・

 

 

零人side

 

零人「ちっ!!なんかマズイ気がする・・・・!」

 

一方で俺はBJで空を飛んでいた。どうやら当たり一帯は巨大な結界に守られていた。

すると。突然俺に向かって攻撃が飛んできた。

 

零人「うおっ!」

 

「ちっ!」

 

攻撃が来た方を見るとそこには仮面の男が一人立っていた。

 

零人「何者だテメェ・・・。」

 

「・・・・・悪いが・・・ココで闇の書の糧になってもらう・・・!」

 

零人「ちっ・・・・・・・テメェがなれや!!」

 

俺はベレッタとコルトを持ち仮面野郎に向かって行った。

刹那、仮面野郎は魔力弾を大量に発射したが弾幕で慣れていたので難なく突破した。

 

「何っ!?」

 

零人「残念だかその程度は余裕で避けれるんだよっ!!」

 

俺は二丁を構え仮面野郎に向かって発砲した。仮面野郎はシールドで防ごうとしたが

実弾なのでシールドを貫き仮面野郎に何発か当たった。

 

「っ!?貴様、それは質量兵器か!?」

 

零人「だったらどうした。それくらい解んねぇのかよ。」

 

俺はリロードし再び構えた。が・・・・

 

「ちっ・・・・・!」

 

仮面野郎はそのまま逃げてしまった。

 

零人「あっ・・・・・ちっ仕方ねぇ・・・・か。」

 

仮面野郎が逃げるとイクスが話しかけてきた

 

イクス『マスター。報告が。』

 

零人「どうした?」

 

イクス『どうやらヴィータは局員の魔力を蒐集。その後マスターが以前戦った黒い魔導師とも一戦交えたらしく現在・・・・』

 

零人「・・・・誰と戦っている。」

 

イクス『・・・・・なのは嬢です・・・。』

 

零人「・・・・・こりゃ大変だな・・・・「岡本!」っ!シグナム!ザッフィー!「誰がザッフィーだ!」」

 

シグナム「状況は?一体どうなっている?」

 

零人「どうやらヴィータが魔導師を襲って蒐集しているらしい。このままじゃ色々と厄介な事になりかねんぜ・・・。」

 

シグナム「・・・・・兎に角今はヴィータの回収が優先だ。」

 

零人「だな。その前に・・シグナムコレ付けておいてくれ。」

 

そう言って俺はシグナムにバイザーを渡した。

 

シグナム「? コレは?」

 

零人「コイツは俺が作った特殊なバイザーでな暗視や色々な機能が付いている。」

 

その他ソリトンレーダーとかサーモグラフィとか・・・いわばサポートアイテムってところだな。

 

零人「それに素顔を少しでも隠してた方が連中にバレにくいだろ?」

 

シグナム「・・・・そうか、そうだな。感謝する。」

 

 

 

ザフィーラ「・・・・・・。」

 

零人「・・・・・犬で我慢しろ。」

 

ワオォォォォォォォォォォォォォォン!!!!(泣)

 

その日、一匹の狼の鳴き声が街全体に響いたと言う・・・・・・・

 

 

 

三人称side

 

ヴィータ「っ!!」

 

なのは「はぁ・・・はぁ・・・・なんで・・・当たらないの・・?」

 

ヴィータとなのはが戦闘を開始して早十数分。なのはのディバインバスターが火を噴いたが易々とヴィータに回避された。こんな戦いが十数分も行われていたのだった。

 

ヴィータ(諦めが悪いって言ってたけど・・・マジで諦めが悪いな・・・・)

 

このままではラチが開かない。そう思いヴィータはアイゼンを構えなのはに向かって行った。対するなのはもそれに対抗するべく攻撃に移った。

 

なのは「ディバインシューター!!」

 

一点攻撃が駄目ならミッド魔法特有の一対多に特化した広範囲攻撃と思いなのははディバインシューターを発射する。だがそれもヴィータは難なく通り抜けついにはなのはの元にたどり着いたのだった。

 

なのは「しまっ!!」

 

ヴィータ(・・・・・すまん!!)

 

ヴィータは内心で謝りなのはにアイゼンで直接攻撃を加えた。いくら魔法に自信があっても体は子供なのでアイゼンの攻撃はなのはにとって痛恨だった。

 

なのは「・・・・・・・・・・かはっ!!」

 

なのははその場でうずくまりレイジングハートを手放した。ヴィータはコレ位でいいかと思いその場を立ち去ろうとしたが・・・・

 

ズドドドドドドド!!

 

ヴィータ「っ!!」

 

突然黄色い魔力攻撃がヴィータに降り注いだ。

それを回避しなのはとの距離を置くとその場には三人の人影があった。

 

フェイト「大丈夫、なのは!?」

 

そう、フェイトとアルフ、そしてユーノの三人が応援に来たのだ。

 

なのは「ふぇ・・・い・・と・・ちゃん・・・・。」

 

なのはは意識が薄れその場に倒れた。ユーノは慌ててなのはの元に駆け寄り容態を確認した。

 

ユーノ「・・・大丈夫、気絶しているだけだよ。」

 

アルフ「ふぅ・・・・よかったねフェイト。」

 

フェイト「うん!それより・・・・」

 

フェイトはなのはに向かい笑顔を見せた。そしてヴィータの方を向くと険しい顔になった。

 

ヴィータ(・・・・アイツもか・・・・・)

 

フェイト「私は時空管理局嘱託魔道師、フェイト・テスタロッサです。ただちに武装解除してこちらの指示に従ってください。」

 

フェイトはデバイスを構えヴィータに威嚇をしていた。ヴィータにとっては別に何でもないが相手が自分の知り合いでどうするべきか迷っていた。すると先程気絶していたクロノが起き上がりデバイスを構えた。

 

アルフ「クロ助、大丈夫なのかい!?」

 

クロノ「ああ・・・魔力を盗られただけだから大丈夫だ・・・・!」

 

状況的に三対一このまま全員倒すという選択肢があったがもう一人が何をするかわからない。するとフェイトとアルフがヴィータに立ち向かってきたのだ。

 

ヴィータ(っ!)

 

ヴィータはそれに反応し回避をしていたが後方でクロノが魔力を再チャージし一気に攻撃を行った。

 

クロノ「フェイト!アルフ!避けろ!スティンガーシュート!!」

 

クロノが攻撃をしその声に反応し二人は射線上から退避した。だがヴィータは二人から避けるので精一杯で

スティンガーシュートに気づけなかった。

 

ヴィータ(っ!!しまった!)

 

だが回避は出来ずそのまま直撃を覚悟した。

・・・・・しかしその攻撃はヴィータに当たらず途中で殆どが撃墜された。

 

クロノ「っ!?」

 

フェイト「えっ!?」

 

アルフ「何っ!?」

 

ユーノ「クロノの攻撃が・・・・・」

 

爆煙が晴れるとそこには・・・・・・

 

 

 

「どうやら間に合ったようだな。」

 

 

赤いロボット・・・・MSN-04"サザビー"がヴィータを守っていた。

 

零人(-大丈夫かヴィータ。-)

 

ヴィータ(-っ!零人・・・・・・・その・・・。-)

 

零人(-話しは後。今はココを切り抜けることを考えろ-)

 

 

フェイト「アナタは・・・その魔導師の仲間なのですか?」

 

零人「彼女は我々の同士の一人だ。ココでみすみす倒させるわけにもいかないのでね。」

 

アルフ「ならアンタも同罪だよ!」

 

零人「それで結構。我々にも目的がありそれが良からぬ事というのは重々承知している。」

 

クロノ「相手は二人だ。僕が援護するから彼を!」

 

零人「・・・・・やれやれ、君の目は節穴か?「何っ!?」二人ではない・・・・

   

                                        一個小隊だよ。」

 

 

すると零人とヴィータの周りにはギラ・ドーガが六機とMSN-03"ヤクト・ドーガ"、そして

シグナムとザフィーラが居たのだ。

 

クロノ「いつの間に!」

 

ユーノ「コレだけの数・・・どうやって・・・・。」

 

零人「心配は要らない。今回はほんの挨拶代わりだ。」

 

クロノ「挨拶だと?」

 

零人「そう。我々の名は・・・・・"ネオ・ジオン"。」

 

ユーノ「ネオ・・・・・ジオン・・。」

 

零人「我等の目的は腐りきった君達への粛清だよ。」

 

クロノ「それは・・・・・・まるで宣戦布告だな。」

 

零人「何ならそう受け取っても構わない。私らはいつでも相手になろう。」

 

フェイト「なら・・・・アナタを拘束します!!」

 

刹那、フェイトは零人に向かい攻撃をした。一瞬、シグナムが応戦しようとしたが零人はそれを止め腕部からビームサーベルを抜刀、フェイトとつば競り合いになった。

だが零人はもう一本ビームサーベルを出しバルティッシュを弾いた。

 

零人(-シグナム!今のうちにヴィータを!-)

 

シグナム(-だがお前はどうする!?-)

 

零人(-へっ心配ねぇよ。この後こいつらをまくから問題ねぇ。-)

 

シグナム(-一人では無茶だ!せめて私も・・・!-)

 

零人(-そんな事して見ろ・・・はやてが心配するぜ?-)

 

シグナム「っ・・・・・・。」

 

ザフィーラ「・・・シグナム・・・。」

 

シグナム「ココのあいつに任せるぞ。総員撤退だ!」

 

ヴィータ「ちょっ!シグナム待って「異論は・・・認めん。」・・・・・・。」

 

そう言いヴィータは黙り、シグナム達は撤退し始めた。

 

アルフ「なっ!逃がすか!」

 

それをアルフが追おうとするがギラ・ドーガ達がマシンガンを発砲し足止めを喰らった。

 

アルフ「くっ・・・どけぇ!!」

 

アルフは無理やりにでも押し通ろうとしたがヤクト・ドーガに食い止められてしまった。

 

アルフ「このぉ!」

 

ヤクト(ギュネイ)「ただ突撃するだけでは!」

 

ヤクトはシールドで攻撃を防ぎメガ粒子砲で反撃をした。

 

アルフ「くそっ!負けるかぁ!」

 

ギュネイ「今だ!総員撤退しろ!」

 

ヤクトがそう言うとギラ・ドーガ達もゆっくりと撤退していった

その向こうでヴィータは戦っている零人とフェイトを見ていた。

 

ヴィータ(-零人・・・・必ず帰って来いよ。-)

 

零人はその言葉にフッと笑っていた。

 

零人(-大丈夫だ。俺を誰だと思っている?-)

 

その言葉に少し心配しながらもヴィータ達は撤退していった。

 

ヴィータ(-・・・・・待ってるからさ。-)

 

フェイト「っ!待て!」

 

零人「むん!」

 

フェイトはヴィータ達を追おうとしたが零人に阻まれ再びつば競り合いとなった。

刹那、零人が再びつば競り合いに勝つと距離を置き腹部に魔力を集中した。

 

ユーノ「っ!フェイト!砲撃魔法だ!!」

 

フェイト「っ!!」

 

零人がメガ粒子砲を放つとフェイトはそれを回避した。

フェイトは反撃とばかりに自分も砲撃魔法を使用した。

 

フェイト「フォトンランサー!シュート!!」

 

零人「っ!」

 

零人はそれを回避とビームショットライフルで撃墜していった。

 

零人「当たらなければどうと言う事は無い!」

 

フェイト「・・・・どうかな?」

 

零人「何・・・・・っ!!」

 

フェイトの後ろを見るとそこには再び攻撃の準備をしたクロノと

 

なのは「ユーノ君、しっかり支えてね!」

 

ユーノ「わかったよなのは!」

 

特大の砲撃魔法を用意したなのはが居たのだ。つまりはフェイトが囮となりその間になのはが意識を取り戻し魔法の準備をしていたのだ。

 

なのは「行くよ・・・・ディバインバスターのバリエーション・・・・その名も・・・!」

 

零人(っ!マズイ!!!)

 

なのは「スターライト・・・・・・・・ブレイカァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

なのはは特大の砲撃魔法を零人に向かい発射した。そして零人が居た場所は大爆発に

包まれたのだった・・・・・・。

 

アルフ「・・・・・・・・。」

 

クロノ「相変わらず・・・・恐ろしい・・・・。」

 

フェイト「・・・・・・・うん・・。」

 

ユーノ「そ・・・それより仕留めたのかな・・・?」

 

なのは「大丈夫!SLBは私の中では最高の魔法なの!それに非殺傷設定だし倒れてるだけだよ!」

 

クロノ「それで済むと良いんだけどな・・・エイミィ、反応は?」

 

エイミィ『はいはーい!えっと・・・・アレッ・・・・まさか・・・・・・』

 

アルフ「まさかまだ生きてるとか言うんじゃ・・・・・」

 

エイミィ『それは流石に・・・・・・「でどうなんだ?」・・・・反応・・ロストしました・・。』

 

フェイト「っ!?ロストって・・・・」

 

なのは「アレを回避したの!?」

 

クロノ「だがそれでも多少ダメージは負っているだろう。僕達は捜索を続けるが君とフェイトはアースラに戻ってくれ。」

 

なのは「そんな!クロノ君私まだ「駄目だ。」・・・・・・・。」

 

フェイト「なのは・・・それにその傷じゃ・・・・。」

 

フェイトはそう言ってなのはの腹に目をやった。なのはの腹には痛々しいアザが残っていた。それを見たなのは自身も何も言えなかったのだった・・・・

 

なのは「・・・・・わかったの・・ごめんね我が侭言って・・・。」

 

クロノ「いや。気持ちは分かる。だが今はコンディションを整えるべきだ。」

 

フェイト「えっと・・・私は?」

 

クロノ「戦力温存だ。」

 

フェイト「あ・・・そうですか・・・・・。」

零人side

 

零人「はぁ・・・・はぁ・・・・・」

 

イクス『マスター・・・大丈夫ですか?』

 

零人「ああ・・・しっかしなのはの奴・・・恐ろしいモン使ってくるぜ・・・・。」

 

一方で俺はどこかの道路の電柱にもたれ掛かっていた。

 

零人「あの時・・・・ダミーっつーかアレを外していなかったら確実にやられてたぜ・・・。」

 

俺はあの時、腰部に着けられているプロペラントタンクを外し撃墜されたかのように見せかけていた。だがそのせいで爆発が強くなり俺は爆風で飛ばされたのだった。

その代わり体は多少の怪我で済んだけどな・・・・。

 

零人「さてと・・・なんとかはやての家に帰りますか・・・痛つつ・・・・」

 

イクス『・・・本当に大丈夫ですか?』

 

零人「歩くのには大丈夫・・・イクス、はやての家まで案内頼む・・・。」

 

イクス『・・・了解。最短ルートで案内します。』

 

 

A,M 1:00 八神家自宅・・・・・

 

俺ははやての家にたどり着きそっとドアを開けた。

 

零人「ただいまー・・・・って言っても誰もいないか・・・。」

 

俺はそう思いリビングへと向かった。するとそこには・・・・

 

 

ヴィータ「・・・・・遅かったな。」

 

 

ヴィータがまだ起きていたのだった。それにそばにははやてが寝ておりどうやら俺が帰って来るまで待っていたらしい・・・それもなんかキレ掛かってますが・・・・

 

零人「えっと・・・・その・・・・道に迷って・・・「零人。」・・・・・。」

 

するとヴィータが俺にもたれ掛かってきたのだ。それも目には涙をこぼしながら・・・

 

ヴィータ「・・・・心配・・・したんだぞ・・・・はやても・・・アタシも・・・・・」

 

零人「・・・・マジでスマン・・連中の追跡をまくのに手間取ってさ。」

 

ヴィータ「・・・・・馬鹿っ・・・・・。」

 

そう言いヴィータが抱きついてきたがこぼれた涙で俺達は滑ってしまった。

 

零人「とととっ!」

 

ヴィータ「うっわっ!」

 

ドサッ・・・・

そしていつの間にか・・・・・

 

 

零人「・・・・・・・・・ん・・・。」

 

ヴィータ「ん・・・ん・・・・んん//」

 

俺達はキスを交わしていた。

次回予告っ!

 

零人「ヴィータとなんかまずい事をしてしまった俺!そんな次の日、ついにはやてが倒れてしまう!」

 

ソルナ「混乱する騎士達、諦めない零人ちゃん、そして新たな力を手に入れたなのはちゃん達!」

 

ラン「激戦の果てにある物とは!?」

 

クリス「次回!「生き残れ、この地獄を!」!!」

 

 

 

零人「諦めたらそこで試合終了だ。」

 

 


 
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