少女が見ているのは、、腕の勢い、自分の腕の勢いと力が全てにつながるから
スケイルハブレット!!!「蛇道は闇の中に」
裾を下に向けた、
ソレは攻撃への絶対契約、理論、全てに基づくルール
コレは生き物にやると、必ず死んでしまう様な事だ、
だが、、アレには例外でしょ、、、!!
集中し、そして計算する、
あの角度、あいつのあの位置まで
裾から瞬時に鋼が飛び出す
手を振り上げ位置の調整、
鋼のスピードは速い、
ぬいぐるみの動きに合わせ鋼は蛇の様に動いてる
ジャリリリリ!!
鎖が擦れる様な音がする、
鋼は蛇の様なスピードで迫り、
ぬいぐるみの身体を貫いた、
実際ならこの様な素材ではあの強靭な身体を貫く事はなかった、
あの最初の傷、ナイフで付いた傷の位置にピタリと命中し、貫く結果となる、
あいつがいなければ成立しない事だ
そ鋼の装飾が施された鎖は身体を貫き、そして巻きつく、
鎖はあの巨大な体を覆う様に包んでいく
「、、、最終手段だったんだから、、まだ終わらないわよぉ!!」
身体にはもう完全に鎖は食い込み、身体を変化させている、
動きは止まり、その鎖に力を込めて引き千切ろうとするそぶりを見せる
そして、遠思は深呼吸をし、全身に力を込めた、!
「行くわよぉ~!、、、、、、、、ハァァァァアアア!!!帯電!!!」
鎖は彼女の裾から手の平に移っていた
そしてその一言が発せられた瞬間に鎖に力が込められ、ジャリッと音を立て大きく光を放つ、!
光はバチバチ音を立てながら鎖を伝う、
鎖に光が灯り、冷たい銀色が、明るい白色に変化する、!
白色に変化するほどの帯電は彼女から伝ってきている、
まぶしい、とてもじゃないが目など開けることなどできない閃光は
鎖を伝いながらぬいぐるみに流れ込んだ、
バチバチバチッ、!!
、、、グッ、ギッ、、!!
貫通した傷口に電流が注がれる
電流が身体を覆っていく、 貫通した所だけではなかった、
巻きついた鋼は全て発光し全ての景色を白く染め上げる
普通では見る事が出来ない光をオレの眼は見る事が出来る、ソレはオレが眼を持っているから、
今あいつの状態まで細かく知る事が出来る
痙攣を起こし、身体をガクガクさせている、身体が黒く焦げ始めた、光はまるでプロミネンスの様にうねる。電流が目に見えるほどの高圧電流ならあいつにも影響はあるはず、
レールガン「超電弾丸、磁砲」
は磁力などの電力を用いる。だがココレは純粋な高圧だ
あの様に一瞬の超高圧ではなく、高圧であるが持続する物とはまた違う
だがコレは遠思にも負担がかかる。脳の伝達電気を大きく身体が変換し帯電、発光する能力を
エレクトリッカー、その他では「電力増強能力者」と言われる事もある
ソレでも最大発電で450kwh以下だ
彼女はきっとそれ以上の電力を、、
、、、やばいかもしれないなぁ、、
「、、、くぅ、、、まだまだぁ!!!」
息を詰まれる声が聞こえた
電流の音が邪魔してよく聞こえなかったが
表情はとんでもない疲労が見られる
発光はやまない、
やまない発光に身体がくらむ、力が失せる様な感覚
どんどんと目の前が曇る様だ
このまま発電し続ける、、無理。
後は持って30秒ないかも、
今は電気を止む事は出来ない、手に力を込め、頭に集中力を高めた
この行動が止めば私は倒れる
私がまだ出せるのに倒れるのと、出し切って倒れるのとは同じ。、、、ではない。
力を使いきる事は私の脳波が止まる、
つまりは仮死と言う事だが、長い間その状態が続けば確実にこの世から去る事になるけれど、
今は、、、後者を私は選ぶ、、!!
「はぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!」
力は込められた
光を込めた
全身全霊をかけて力を、私の電力を、、!!
バチバチバチ、、バチバチバチバチ、、!!!
音は大きくなっていく、時折見せる辛そうな表情が痛い、
速く、、、速く倒さなきゃあいつが、、!
オレは冷静になろうとする、だが無理だ!あいつがあんなに辛そうなのは久しぶりに見たから
初めて出会った時と同じ顔を、同じ事をしようとしてる!
止めなければいけない!
オレは発光する鎖の先にある化物を見る、!
いまだ動こうとする、鎖を切ろうと抵抗をし、爪でギリギリ鎖を削ろうとする
まだなのか、、くそ、!
動く、電流を帯びる化物に少し距離をおき、眼を閉じる
眼はいまだ残り力をつけて手の平から光を放つ
こちらの光は黄色い、いや、黄金色と言うのだろうか?
美しく光は輝いた
「カウロランドアイ№1」カリベスの眼
眼は赤から黄金に色を変える、
眼は閉じたまま、ただ光は大きく強くなる
そして、地面、コンクリートに手を置いた、
光った手はまだ置かぬまま上がり続け、眼もまだ閉じたままだ
、、、カッッ!!
眼を見開いた、!そして手を地面に勢い良く叩きつける
そうすると空白の時間が1,2秒経った頃に、、
「、、、罠、、発動、!」
校舎が変形した、!入れ替わったと言えば良いのか
上にはギロチン、左右に振り子式ギロチン、背後には大きなアイアンメイデン、斜めからはバンジースティークがある。ソレは発光する相手に降りかかった、
全てが降りかかった時、信じられない程の砂煙と光だけが残った、
尚は動く、速く止めなきゃあいつが、、!
尚は深く身をかがめ、スピードを高めながら走る、
「やめろ!遠思!ストップだ!」
その言葉を発しながら走る、
それでも光は止まない、かわりに激しい息遣いが聞こえてくる、
早くしないとヤバイ、、、!!
「理奈!止めろぉ!理奈!!」
声を溜め精一杯声を張り出す、!
そして遠思の姿が見える、砂煙の中で信じにくい程の汗を流しながら
意識が朦朧としていのが眼に見える、
「おい!遠、、痛っつ!」
触れようとすると電流が流れた、身体からは少しの電流が流れていた。身体にまで電流が流れるのは異常だ!
「く、、、そがぁ!」
そういうと尚は遠思をつかむ、!
電流は瞬時に尚まで侵食した、
「が!、、ぐ、、ううぅ!」
電流はいくら微量でも元が元だ、
あの高圧電流を生んで出来た物ならばそれでも量は少なくないはず、
身体には激しい痛みが伴った。
うめき声は一瞬あげて、その一瞬でうめき声は止まる
「ぐぁ!、、、くそ、!遠、、思、、目ぇ、、覚ませ、」
力はほとんどない声だった、
それでも深く力を込めて一言とつぶやく
「、、起きろ!!バカ野郎がああああああああ!!!!!!!!」
大声で耳元に怒鳴る、、
キーーーーーーーーーン、、、、、、
耳鳴り、、
そして光は止まり、、足が崩れた、「お、、おうっと!」
尚の身体に身を任せる様に遠思は背を任せ倒れこ込んだ
「、、、あ、、あんた今、あたしになんていったか、、覚えてる、、?」
意識を取り戻した、
それにほっとした、胸を撫で下ろし質問の答えに言葉を漏らす、
「え、、あ、、い、いやぁ、なんていったかなぁ?、、」
「、、、後で殺す、、」
「ゴメンなさい勘弁してください」
「ふう、、、で、?あいつは、、?」
オレは頭を上げて質問に答える、
「倒した、、よ、」
「そう、、よかった、、ほん、、と、、に、」
「、、おい」
寝てしまった
オレに背中を任せたまま汚れた顔のまま深い眠りに落ちた、
「、、、たく。」
オレもほんとは今すぐ寝たい、やばい位疲れた、
オレは眼を目に戻そうとし、、
ボシュン、!
「、、、は?」
オレの背中にとんでもない痛みが走った
眠気は吹き飛んだ、!
「な、、、、に、?!」
後ろから何かがぶつかったようだった
、、、、コンクリの塊、、
ソレはオレのすぐ後ろに転がっていた、
後ろを見る、痛みに目が開けずらい、
砂煙はまだ上がり、1m向こうは見えなかった
目でダメなら、、
オレは眼を使い見開いた、
向こうを見る、、
うそ、、
トラップが動いている、鎖はジャリジャリと動いている
その奥からあのボタンがいやらしく輝いた、
紫の空間でも月は美しい、
その光がボタンに反射し不気味な光を残す
ギイイイイイイイイイイイイイイイイイオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!
全てが吹き飛んだ、
トラップも、鎖も塵となった
煙は一気に晴れた
そこにはまだ姿があった
体中に血を滲ませたぬいぐるみは健在している
爪に少しばかり荒っぽさが含まれている
く、鎖を削って、、
グロテスクな口が開き大きく咆哮をまた一つ上げた
ギイイイイイイイイイイイイオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!
瞬時によだれが飛び、大きな風が来た、
髪が乱れる
臭い、
口からの口臭は今まで嗅いだ事のないひどい匂いだった
ズシリ、、ズシ、、、
進んでくる、殺気を飛ばしながら、、、
一歩近づくだけで殺気は一気に跳ね上がる、
だ、、、、ダメだ、、、速くこの場を去らなきゃ、
オレは立とうとする、遠思を抱えようと手を伸ばしながら立つ、
「、、うぅ!、、な、、?!」
足に、、コンクリが、、乗っかっている、
オレの細い足より遥かにでかいコンクリがのしかかっている、
どうも折れてはいない様だが、動くなんて不可能だ、
斬ったってこの足じゃあ遠思を抱えるなんて、、
絶望が圧し掛かる、
うそだ、、やっと、やっとオレは自由な身体を手に入れたんだ、!
変な叔父は叔母に、親戚、親類にビビらずに生きてけるのに、
こ、、こんなのって、、
走馬灯だ、
頭に絶望が込めてくる、
こんな、、こんなのって、、、
いつの間にか距離はもう詰まっていた、
あいつはオレの5mにいた、
あいつがあと一歩と、手を振り上げたら、、
俺達は、、、
ぬいぐるみはニタニタ笑っている気がした
もう、、、無理か、、
(お前は、、その眼を持って不幸か?ならば、、オレはお前に謝らなければいけない、)
__________、、、、、
思い出した、あの日の事を
なんでだろう、覚えてた、
あんな、、、昔の、、、、、
ギンッッ!!!
眼が力を持つ、
ソレを見てぬいぐるみは以外そうな顔をした、、、気がした
それでも、動きを止めない、
一歩踏み込んだ、
後は手を振り上げて、、落とすだけ。
ソレなのに尚は睨んでいる、
強い正義感を持った眼で、、
手が挙がる、、
少しずつ上に、、上に、、
あがりきった、
後は振り落とすだけ、、
それでも眼を強くした、正義感の眼で、
、、、ブン、、、
その手が、、降りかかって、、
ドンッッッ!!!!!!
ガ、ギ!
オレは見ていた眼を一度も閉じなかったからわかる
吹き飛んだ、
後ろに大きく身体をのけぞって、
腹に何か、、ドッジボールが思い切り当たったみたいに、、
「バトルシュルキンB級、バーサーカードール」
声がした。
「破壊の限りを尽くす、「魂」ソウル」
どこかで
「なぜこの学園にいるのかは知りませんが私はあなたに一飯の恩があります」
オレは後ろを見る
「破壊と再生の神に我、破壊の誓を解く」
「あ、、あんた、、」
「北アメリカ地方ロンドン州3241番教会付属、コード№0412345243、アサシン、ハウドンアウト部隊指揮長」
戦士が降りてくる
「レイゼン、マグナス。半滅せし魂をブレイクします、」
華麗な女戦士が、、
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今回は長い話に挑戦です!
さあ!テストが近いのに勉強しない理由は聞かないでください!てか聞かないで!!