No.596848

真・恋姫無双~白き牙を持つ者~ #89・後編

tokkeyさん

この物語はオリ主メインの外史です
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2013-07-12 08:50:26 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:4737   閲覧ユーザー数:4173

~ 第89話 †道化となる花は黄金色:後編† ~

 

 

━━━━━劉備(りゅうび)の場合━━━━━

 

 

「白蓮(ぱいれん:公孫賛真名)ちゃ~ん入るよ~?」

 

 

私は公孫賛(こうそんさん)に頼まれた書類が終わったので

彼女の執務室に入ると彼女が頭を抱えていた。なんだろう?

 

 

「あー・・・桃香(とうか:劉備真名)良い所にきたな」

 

 

手に持った書簡から、こちらに視線を向けて苦笑いを浮かべる彼女

こっちこいと手招きするから彼女の近くに行った

 

 

「なになに?何かあったの?」

 

「これを見れば分かるさ」

 

 

そういって私に手に持った書簡を渡してきた。なになに・・・

 

 

 

【董白という田舎者から劉協様を取り戻しますわよ!】 という内容だ

 

 

え?なにこれ?

 

 

「え~っとね白蓮ちゃん・・・どういうこと?」

 

「だよな!そうなるよな!」

 

「と、とりあえず洛陽で劉協(りゅうきょう)様が軟禁されてるから

 それを助けましょう!ってことでいいの・・・かな?」

 

「そういう事になってるな、本当にそうなのか私は怪しいんだけどな」

 

「そうなんだよね~うちの子達も頑張ってるみたいだけど全然分からないって言ってた」

 

「桃香の所でも分からないってなるとかなり厳しいよな・・・」

 

 

その時扉を軽く叩く音がした

こんなことをするのは一人しか私は知らない

 

 

「白蓮、ちょっといいか?」

 

 

やっぱり、私のご主人様だ!

 

 

「ほ、北郷(ほんごう)か?いいぞ!入って来い!!」

 

「それじゃお邪魔するよっと・・・桃香も一緒にいたんだなよかった」

 

 

扉を開けて、ご主人様が入ってくる

私も一緒にいるのに気づき笑顔を浮かべてる・・・うん、やっぱり卑怯だね

 

 

「ど、どうしたんだ北郷?」

 

 

公孫賛が焦っている、彼女は私と同じでご主人様に気があるからね

ご主人様は誰一人の者でもない、【皆のご主人様】だ我慢我慢

 

 

「そうそう、檄文が届いたって聞いたからさどんなのかなと思って」

 

「誰から聞いたんだ?」

 

「え?星(せい:趙雲真名)からだけど?」

 

「はぁ~・・・まぁいいけど今桃香に見せてたとこなんだよ」

 

「うん、ご主人様これだよ~」

 

 

そういってご主人様に書簡を渡す

もらったご主人様が書簡を見てぽつりともらす

 

 

「この袁紹、オツムあれなのか・・・」

 

 

その言葉に私達二人は苦笑いするだけである

一通り読んで、ご主人様が書簡を公孫賛に返す

 

 

「とりあえず参加はするんだろう?」

 

 

その言葉に公孫賛と私はキョトンとしてしまう

だけど、すぐに戻って

 

 

「ああ、噂が本当か知らないが見極める為にも参加しないとな」

 

「白蓮ちゃんの言うとおり、嘘ならいいけど本当なら大変だよ!」

 

「そうか、二人ならそういってくれると思ったよ

(俺としては噂の真相云々より名声を得て、安定の地が欲しいんだけどな)」

 

「あ、そうだ遠征で思い出した」

 

「どうしたの白蓮ちゃん?」

 

「桃香と北郷には悪いが、今回は私達は別々の軍でいくぞ」

 

「ほえ?どういうこと??」

 

「なるほど・・・白蓮、気を使ってくれてありがとう」

 

「気にするな、お前達の今後の為には必要な事だからな」

 

「え?え?ご主人様どういうことなの??」

 

「白蓮が俺達に気を使って、今後俺達が独立する時の為に頑張れってことだよ」

 

 

難しい・・・だけどなんとなく分かる

だから私は彼女に抱きつき

 

 

「白蓮ちゃんありがとう!!」

 

「わっぷ!ったく桃香は・・・」

 

 

苦笑いしながらも抱きとめて頭を撫でてくれる

そんな光景を笑顔で見守ってくれるご主人様

今私は精一杯できる事を頑張っています、貴方は今何をしていますか?

私を道を示してくれたあの人を、自由に草原を駆ける真っ白な馬を見ながら思い出した

 

 

 

━━━━董白(とうはく)の場合━━━━

 

 

「さてと、皆集まったな?」

 

 

檄文がようやく大陸中に回ったので、俺は皆を集めた

 

 

「やっと袁紹が私利私欲に負けて檄文を出したから

 今後やるべきことを話し合うぞ」

 

 

俺は皆の顔を見ながら話し出すが・・・誰一人として俺の顔を見ない

おかしいな?何かおかしなことあったか?

そんなことを思ってると呂布(りょふ)が突然獲物を俺に向ける

何!?もうすでに裏切りなの?!

 

 

「おまえ、白(はく)の匂いがするけど・・・誰?」

 

 

あ、そうだった俺は董白という人物になる為に妖術で姿偽装してたんだった

 

 

「ああ!?すまん、一応董白という架空の人物になる為に

 変装してたんだった今姿を戻すよ」

 

 

俺が術を解くと、皆明らかに安堵したようだ

そんなに厳つい容姿になってたかな・・・

 

 

「そっちが・・・いい」

 

 

呂布の言葉に皆頷いてる、そういってくれるのは嬉しいけど

 

 

「この戦いの為に必要な事だから慣れてくれ・・・」

 

 

話が進まないので、とりあえず元の姿のままで進行する事にした

それから1時間ほど話し合いをした

まず『汜水関』(しすいかん)には

張遼(ちょうりょう)華雄(かゆう)太史慈(たいしじ)孫堅(そんけん)

『虎牢関』(ころうかん)の方には

呂布・陳宮(ちんきゅう)高順(こうじゅん)司馬懿(しばい)を配置

洛陽には

董卓(とうたく)賈駆(かく)とう艾(がい)を配置

まぁ俺がどこにいるかは誰にも言ってない

聞かれたが、臨機応変に動くとしか言ってない

洛陽にとう艾を置いたのは一番身軽だし、何より俺らが居ない間に動く阿呆を捕らえる為だ

念の為に劉協様の禁軍も動かせる様にお願いはしてあるが

あの兵隊が動く前にやるのが一番の理想だな

 

話し合いが終わり、景気づけの宴会や!と張遼が言ったので宴会が始まってる

皆の顔を見ながら、誰一人死ぬことなくこの戦いを終わらせないとなと

酒に浮かぶ月を見ながら、一人ため息をついた

 

 

 

━━━━━おまけ━━━━━

 

 

「翠(すい)、行って来い」

 

「え?なんで私が?!」

 

「あっちまで行くの面倒だろう?」

 

「だからって娘に押し付けんなよ!」

 

「今なら蒲公英(たんぽぽ)もついてるぞ」

 

「うぇ~?!私もなの!?」

 

「蒲公英・・・私の代わりにお願いするよ」

 

「っもう・・・お父さんにそう言われたんじゃ断れないじゃん~

 お姉様・・・諦めよう?」

 

「くっそ~!娘二人に面倒だからっておしつけやがって!!

 あ、菫(すみれ)さんはどうしたんだよ!」

 

「あいつなら別件ですでにいないぞ」

 

「なんだよ別件って・・・まぁいいやんじゃいってくるよ

 ほら、蒲公英いくぞ」

 

「はぁ~い・・・お父様達しっかりとここ護っててよね!」

 

「いってらっしゃい」

 

「ちゃんと手柄と諸侯の情報持って帰ってこいよ」

 

 

「さてと・・・俺らもボチボチ動くとするか?金剛(こんごう)よ」

 

「そうだね、皇牙(こうが)」

 

「娘達には悪いが・・・息子の言うとおりなら問題ねぇだろう」

 

「老い先短い命・・・若い子達の為に使わないとね」

 

 

荒野に今日も馬が駆ける・・・

 

 

 

 

あとがきっぽいもの

 

前回言ったとおり今回は後編です

会話ばっかりでわかりにくいかもorz

いよいよ、連合話も大詰めです。気になる配置を書きました

書いてて思ったのが本当にこれ抜けるんでしょうかね?w

おまけはあの陣営?陣営っていうほどじゃないですが忘れない為にですw

駄文の部屋にエアコンないのでこの時期にPCを扱ってると

1時間もしないうちに熱の為のピーっ!という音が鳴るので非常に困りものです

 

暑さに負けてる駄文ですが、次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

熱中症などには気をつけてください!!


 
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