『恋との日々』
<恋の家の前>
恋と家族になってから3か月くらい経っていた。
最初こそ子供2人での生活は大変だろうと思っていたが、意外にも、充実しているものだった。
普段はおもに
朝食(狩り)
↓
修行(恋と一緒に)
↓
昼飯(狩り・山菜摘み)
↓
自由(恋と一緒に)
↓
夕食(朝・昼の残りの食材から)
↓
自由(風呂など。―――恋と一緒に)
↓
就寝(恋とry)
という感じに日々は過ぎていっている。まぁ、分かっているとは思うが、恋との日々は楽しい。特に修行にいたっては、毎日が楽しくて仕方がない。なぜなら、今までやっていた技が昇華していくのが分かるからだ。簡単に言うとゲームのキャラの能力値を一気に割り振っている感覚だと思う。それも割り振っている数が一向に減らないという感じだ。だが、他にも理由はある。恋も俺が強くなるのに応じて強くなっていっているからだ。恋と一緒に強くなっている・・・その事実は俺をさらに楽しませる。俺たちは切磋琢磨しているのだ。
一刀「―――――シィ!」
恋「!・・・んッ!」
ガキィーーンッ!
武器と武器とが激しくぶつかり合い凄まじい金属音を生み出す。
今、一刀と恋は修行の真っ最中であった。
一刀「やるな、恋。今のかなり本気だったんだが・・・。」
恋「・・・ぎりぎりだった。」
・・・やっぱり恋は強いな。今のとこ俺がまだ強いけどいつか恋に負ける時が来るかもな・・・。
事実、今の恋と一刀は、ほぼ互角と言っても過言ではなかった。一刀にとって恋と互角というのは嬉しいと考えていた。三国志最強(予定)と互角なのだ。それは満足だと言えるだろう。しかし、一刀は少しだけ不満があった。それは、意地だとかプライドとかの何ともつまらないものである。だが、譲れないものであった。
・・・負けたくねぇな。
一刀「―――よし、いくぞ!恋!!」
恋「・・・(コクッ)」
再び刀を構え恋へと一刀は駆け出す。
一刀「(もぐもぐもぐもぐもぐ)」
恋「(もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ)」
一刀と恋は修行が終わった後昼食を食べていた。
一刀「(ゴクンッ)、なぁ恋。この後何する?」
恋「(もぐもぐもぐ・・ゴクンッ)、・・・一刀と一緒にならなんでもいい。」
―――まったく、照れること言っちゃってくれて・・・。とりあえずハグして頭なでなでは速攻でしたね。うん。
一刀は恋の頭を撫で何をしようかと考える。
一刀「(なでなで)何でもって言われてもな・・・。何をするか・・。」
恋「(~♪)・・・じゃあ、水浴び・・する?」
一刀「お!水浴びか確かに今日は暑いしいいかもな!」
本当に水浴びなんて久しぶりだ。小学校くらいに家の近くの川で遊んだ以来かな?
一刀「それで、川はどこにあるんだ?」
恋「・・・ん、こっち。」
一刀と恋は川へと迎うことにした。
・
・
・
・(移動中)
・
・
・
<川>
一刀「おお!これは綺麗なとこだな。」
恋「・・・ん、綺麗。」
歩いてだいたい10分のところに綺麗な川があった。
一刀は早速足の襟を捲り浅瀬へと入る。
一刀「おお、つめてぇー!!」
一刀「いや~、やっぱりこんな暑い日にはこうゆうのが最高だよな~。」
恋「・・・ん(ぬぎぬぎ)」
一刀「でも、どうせなら全部脱いで入りたいよな~。」
恋「・・・一刀はしないの?(ぬぎぬぎ)」
一刀「ははは、さすがに全裸で川はいろいろ駄目な気がするからね。あ、でも、恋はやってもいいよ♪」
恋の裸には興味が尽きないからね。まぁ、風呂のときに見れるけど・・・でも、それとこれとは別だ。川に裸の美少女がいる。・・・個人的には最高だ!!
一刀は本気半分、冗談半分で言ったつもりであったが、
恋「・・・わかった。行ってくる。」
一刀「へ?」
ドボーーーーーン!
恋「・・・ん♪気持ちいい。」
そこには川で涼んでいる恋がいた。・・・裸で。
一刀「れ、恋!?ま、まさか、俺のことを考えてこんなことを!?嗚呼、なんて俺は幸せなのだろう!恋!お前は最高の妹だよ!!」
恋「・・・?ありがとう?」
実際、恋自身そんなこと考えていなかった。だが、一刀にとってはそう思えたのだろう。
一刀「――――こうなったら、俺も全裸となり恋と一緒にキャッキャ♪ウフフ♪をすべきかッ!」
一刀は悩む。恋と一緒になって裸で遊びたいが精神年齢が20代となっている一刀が全裸になって川で遊ぶなんて普通に無理だと一刀の理性が抑えるのだ。だが、
恋「・・・遊んでくれないの?(うるうる)」
一刀「―――――――。」
理性は弾け飛んだ。そこからどうなったかは容易に想像できるだろう。
<恋の家>
一刀と恋が川遊びを終え家へと帰宅した後、夕食を食べ終え、風呂へと迎うとこであった。
一刀「恋、風呂入ろうか。」
恋「・・・ん(こくっ)」
一刀と恋は外へと出て風呂に入ろうとする。風呂は一刀が作った五右衛門風呂である。正確に言うと五右衛門風呂の亜種なんだがそこは割愛。
一刀「じゃあ、いつも通りするか。」
恋「・・・ん。」
そう言い、一刀と恋は互いに洗い合いをする。もともとは、一刀が恋に対して「恋、洗ってあげるよ。」といったら恋も、「・・・恋も一刀、洗う。」と言ってしまい、お互いを洗いっこすることになった。・・・これが始まりだった。
一刀「・・・・・・ぅ。」
恋「・・・ん。」
まず、互いの髪を洗い合う。そして、背面の肩、背中、お尻、足へと洗う。洗う最中、一刀と恋は身体と身体をくっ付けながら行っていた。それで風呂に入っているため体温がすぐに上がり頬も赤く染まっていく。その後、正面の肩から胸、お腹、足に掛けて洗う。正面を洗う際はさすがに少し離れないと洗われないため少し離れ洗いだす。
一刀「んっ・・ぁ・・・・。」
恋「・・・ぁ・・んん・・あっ!」
洗っている間、敏感なところを触れられ息が荒くなっていく。そして、いつの間にか一刀の額と恋の額がくっ付いていることに2人は気付く。一刀と恋の口はあと数センチというところである。火照った身体のせいかそれとも、この状況がそうさせるのか、一刀と恋は徐々に口を近づけていく。そして・・・・
一刀・恋「―――んっ。」
―――お互いの頬にキスをした。
一刀「・・・出ようか、恋。」
恋「・・・ん♪」
一刀と恋の風呂は毎日こうして終わる。
一刀「ん~風呂に入ってさっぱりしたし・・寝るか。」
恋「・・・ん、寝る。」
風呂を終えた一刀と恋は特に何もすることがなかったため明日に備えて早く寝ることにした。といっても明日はそんな重要なことがあるわけでなくいつも通りの日常を過ごすだけであるが・・・。
一刀「じゃあ、恋。明かり消すよ?」
恋「・・・(こくっ)。」
一刀は明かりを消し恋と一緒の寝床に入る。恋は一刀を待っていたのか一刀が入ってきた瞬間、一刀に抱きつく。
恋「~♪」
一刀「そ、そんなに抱きついてると暑くない?恋?」
一刀は抱擁に少し驚きながらも照れ隠しとして質問を言う。
恋「・・・暑くても一刀とくっ付いてるほうが幸せ。」
―――そう言われてたら男は何も言えなくなるよ・・・。
一刀はそう思いながら、恋の抱擁を受け入れた。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
一刀「・・・・・・・。」
一刀は深夜ふと目を覚ました。そのまま寝ようとするがどうも寝つけず仕方なく窓から夜空を見上げていた。
一刀「・・・きれいだな。」
一刀「そういえば、こんな遅くまで起きたのはあの日以来だな・・・。」
あの日・・一刀がこの世界に来て最初の夜の日。恋を守ると決めた日。そして、泣いた日。
一刀はそれを思い出していた。
一刀「・・・まったく、こんな可愛い子があの呂布だなんてな。ふふっ、今でも信じられないよ。」
一刀は恋の寝顔を見ながら呟いていた。
一刀「・・・・?そういえば・・。」
一刀はある疑問が浮かんだ。
一刀「恋が呂布ってことはいつかは董卓のとこにいくんだよな・・・。」
それは、当たり前だが忘れていた未来の事実。
一刀「この世界の董卓がどんな奴かは分からないけど、まぁ、いざとなったら恋を助けれるくらいには成っとかないとな・・・。」
一刀はさらに修行をキツくしようと考えていた。そうすれば、大丈夫だろうと。
・・だが、それだけで本当に良いのだろうか?何か他にできることがあるのではないのか?
一刀「・・・俺は、何ができるんだろう。」
一刀は夜空を見上げ考え始める。
―――そして、5年の月日は流れる。
あとがき!
みなさま、いかがでしたでしょうか?
前回もコメントありがとうございました!
楽しく見させてもらってます。
今回かなり悩みながら書いたんでいろいろと文がおかしいところとか誤字があると思います。本当に・・・。
今回は恋の日常編でしたね。
恋との楽しい生活を書いてみました。(・・・書けてるかな?)
あと、風呂のシーンは書いてて楽しかった。
・・・想像しながら書くといろいろとやばいです。はい。
さて、次回は5年後ですね。今回が少なかったので早めにあげたいですね。
さて、今回もコメントについて話しますね。
・白蓮さん・・・( ´・ω・)
これからもよければ、いろいろコメントで教えてください。
質問もおkです。
それでは、またいつか会いましょう。
Tweet |
|
|
25
|
2
|
追加するフォルダを選択
どうも!
今回は恋との日常編です。今回は、これを簡単にまとめた感じですね。
しかし、投稿間隔が長い割に短いです。なるべく早く次をあげれるようにしたいですね。
(まぁ、次も短いんだけどね・・・。)
さて、恋との日常はどんなものかな?