No.596185 魔法少女リリカルなのはStrikers ダメ人間の覚悟makeさん 2013-07-09 23:40:58 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:10867 閲覧ユーザー数:9545 |
第三者 Side
なのは達がマダラと戦闘を繰り広げてから数日が経った今日、ここは地球・・・海鳴市藤見町。
そして当の本人たちがいるのは、なのはの実家にして経営している喫茶店『翠屋』である。扉には『貸切』のプレートが掛けられており、中には十数人の人物がいた。
しかし、店内の空気は・・・・・・・一言で言えば、『最悪』、『暗い』といった感じの空気が流れていた。
店内には高町家、中村家、テスタロッサ家、八神家、月村家、バニングス家、緋村家(母親のみ)、ユーノ・スクライア、ハラオウン家、ギル・グレアムとその使い魔双子、ナカジマ家、アルビーノ家、元ゼスト隊、レジアスとその娘オーリス、聖王教会のカリム・グラシアとシャッハ・ヌエラ、機動六課とヴィヴィオ、そしてミッドで活躍している大会社・B.Dカンパニーの社長のアリサ・バニングス、副社長のシャルル・デュノア、秘書の森島 はるかと七咲 逢、そして医者の卵・塚原 響が揃っていた。
管理局に在籍している者達は皆揃って休暇と言う形をとっていた、今はマダラなどの騒ぎでごたついていた為、組織としての機能を取り戻す為一部の局員はこうして休暇を与えられている。
機動六課に至っては前回のマダラとの抗争の折に健闘し見事撃退したとされて、その時の傷を癒やすことも含めて長期の休暇を全体に与えられた。
これだけの人数で何も話さず、ただ沈黙をしている・・・・・当人たちだけじゃなくともこの空間には居たくない。
高町家では・・・・。
美由希「お父さぁ~ん・・・なのはが無視するよぉ・・・・」ヒソヒソ・・・
士郎「・・・・父さんもだよ」
テスタロッサ家では・・・・・・・。
プレシア「シクシク・・・・・」
桃子「プレシアさん・・・・どうなさったの?」ヒソヒソ・・・
リニス「あぁ・・・・いえそれが・・・昨日アリシアとフェイトを励まそうとして話し掛けても無視されたり、「うるさい・・・」と言われて昨晩からあぁなのです」ヒソヒソ・・・
リンディ「あー・・・・・・」
八神家に所縁のある人物は・・・・。
グレアム「むぅ・・・・・・」
ロッテ「うへぇ・・・・・何だこの空気・・・」ヒソヒソ・・・
アリア「とてつもなく居づらいな・・・・・・」ヒソヒソ・・・
と、こんな感じで、各家庭・・・・主に地球組は実家に帰っても落ち込み続けて家族にすらその影響が出てしまう始末。
ゲンヤ「い・・・いやぁ、今日はお呼びしてもらって・・・・しかも俺達家族も呼んでもらえるたぁ、ホントすいませんなぁ」
この空気をなんとか打開しようとゲンヤ・ナカジマが士郎に話題を振った。
士郎「・・・いえ、私達の子供がお世話になっている方々をお呼びするのは当然の事ですよ」
ゲンヤ「しっかし、地球という所もいい所ですなぁ!のどかで住みやすい土地もあってねぇ」
士郎「そうでしょう、一度観光なさるのも良いかと思いますよ?」
ゲンヤ「そうですな・・・・・・・・それに驚きましたよ、まさか元提督のハラオウンさんとグレアムの旦那がこの地球にいるなんてなぁ」
リンディ「わ、私はこの地球に馴染みがありますので・・・・」
グレアム「わ、私は故郷がこの地球なので・・・・・・」
ゲンヤ「あー・・・・・そう・・・だったのかぃ・・・」
そして再び沈黙・・・・・ゲンヤ・ナカジマの奮闘?空しく・・・・と思ったが。
リニス「はぁ・・・・・で、そろそろ話してもらえないでしょうか?私達が呼ばれた理由を」
プレシアの使い魔・リニスが痺れを切らし、本題へと入る事を提案した。
リニス「それに、ここには半分以上が管理局の方々ですし」
はやて「・・・・・それは今から話すわ」
今まで沈黙をしていた、機動六課部隊長である八神 はやてがリニスに申し出た。
リニス「・・・・・それは子供が居る事も関係しているのですか?・・・・」
はやて「・・・・・せや」
リニスが言っているのは管理局員でないヴィヴィオとルーテシアの事を言っていた。
はやて「今日は皆さんに集まってもろぉたのは、今管理局・・・・・というよりミッドチルダを騒がしとる、ある人物についてなんです」
恭也「ある人物?」
高町家長男の恭也、彼は妻である月村 忍と晴れて結婚し子供を4人を授かった、ちなみに子供は上から男子、女子、女子、男子となっている。
はやて「そうです、その人物は色んな施設を破壊して回って尚且つ大量に殺人を犯しとる大罪人です」
中村父「そんな危険な奴がいるのか・・・・・・・」
緋村母「ですが、それなら私達には関係無いのでは・・・・・・」
はやて「それが・・・一概にそうでもない・・・・・というか・・・・・・・・」
緋村母「??」
はやて「・・・・・とりあえず皆さん、コレをご覧ください」
はやてはすずかに頼み一つの空いたテーブルを店の中心に置き、その上に球型の・・・・まるで地球儀のようなモノをセットした。
桃子「コレは何なの?」
はやて「これはウチら機動六課の専属技師・・・・特別派遣技師のすずかちゃんが開発してくれた物で、映写機というかプロジェクターみたいなモンです」
忍「へぇ~、すずかがねぇ・・・・」
セットし終わるとさっそく起動させた、辺りはマダラと対峙している機動六課の面々だった。
グレアム「コレは・・・・・」
はやて「これは私等の前の任務での記録、そして私等のデバイスとサーチャーでの情報を読み込ませた映像です・・・・・・」
はやては以前の戦いの記録を見てもらおうという事だった。そして、マダラと機動六課の戦いが始まった、その映像を真剣に見ている機動六課以外の人達に対し、機動六課の表情は様々だった・・・・・悲しそうだったり、泣きそうだったり。
映像が終わるとほとんどの者は言葉を失っていた、それはある人物を知る者達とマダラを初めて見てその力を確認した為・・・・・・・。
はやて「・・・・・以上が、前の私達の戦闘結果です・・・・・小さいお子さんがいらっしゃるのに・・・・すみませんでした」
ゲンヤ「アレが・・・『暁』のリーダーのマダラか・・・・こりゃ嬢ちゃん達でも勝てねぇわけだわなぁ」
クイント「素手の状態であの4人を同時に相手にして無傷、それにアームドデバイスに対してもあれだけ戦えるんだし・・・・・」
シャッハ「更に言えば未だ力を隠している節があります・・・・正直戦力を増やしたところでマダラに勝てる保証はまず無いでしょう」
ゼスト「・・・・奴の力がここまでとは・・・・・・侮っていたわけではなかったが・・・・・」
メガーヌ「はい・・・・特にあの手に高密度の魔力で出来た雷の手や、魔力の球体・・・・更に極めつけはアノ『すり抜ける』奴ですね、アレ程厄介な能力はありませんし・・・」
カリム「そうですね・・・・それに最後の辺りのアノ剣が変化するのは不可思議で・・・・・それでいて厄介ね・・・・一体どんなデバイスを使用しているのかしら・・・・・それではやて、これが・・・・・って皆さんどうされたんですか?」
カリムがはやてに話を振ろうとしたら、地球組の全員とハラオウン家が驚愕の顔になっていた。
アリサ「・・・・・う・・・・・嘘・・・・」
アルフ「・・・・なぁ・・・・・アレって・・・冗談・・・・・・だよな?」
逢「まさか・・・・・」
エイミィ「もしかして・・・・・・・」
ロッテ「嘘だろ・・・オイ」
グレアム「・・・・・・・・」
リンディ「・・・・・・・・」
士郎「・・・・・・・・」
忍「恭也・・・・・・」
恭也「・・・・・・・・・」
カリム「あ・・・・あの、皆さんどうされたんです?まさかマダラの事をご存じなんですか?」
カリムの質問にはやてが皆を代表して答えた。
はやて「カリム・・・・・・実はな・・・・・マダラの正体なんやけど・・・・・私等に心当たりがある人物なんよ・・・・・」
カリム「っ!!」
スバル「えっ?!」
シャッハ「そ、それは本当ですか?!騎士はやて!」
ゲンヤ「おいおい・・・マジかいそらぁ・・・・」
フェイト「はい・・・・・・・」
カリム「・・・・・それが・・・・あなた達が落ち込んでる理由ね・・・・・それで、誰なの?・・・・っ?!まさか・・・その人って・・・・」
はやて「そやカリム・・・・その予想は当たっとるで、その人物っちゅーんが・・・私等が5年前から探しとる・・・・・・」
はやて「井上 透や」
カリム「っ!!」
シャッハ「そ、それは本当ですか?!」
ゲンヤ「こらまた・・・・・・どえらい事だな・・・」
スバル「マダラさんが・・・・・・なのはさん達が話してた人だったの?」
はるか「・・・ねぇ響ちゃん・・・・・・・どういうことなの・・・・・」
響「はるか・・・・・・」
はやて「・・・・でも、この人がホンマに・・・透君・・・・ちゅー可能性があるだけで、まだ本人かどうかも・・・・・・」
そう言っているはやても透かもしれない・・・・・という先入観のようなものに囚われ、透では無いかもしれないという考えは出来ないでいた。
すると突然『翠屋』の扉が開く音が聴こえた、中に入って来たのは二人の女性だった・・・一人は桃色の髪が腰の所まであり、もう一人は肩まである黒髪をポニーテールにし、そして両方の人物ともに私服であった。
???「ナニナニ?何なのよこの空気の悪さ・・・・・久しぶりに来てみればコレって・・・・・」
???「ある意味入って来てのサプライズですね」
なのは「ハルカちゃん!?」
アリシア「それに響子も!?どうしたのさぁ!」
店の中に入って来たハルカと響子に驚き、なのは達は何人かが”ガタッ!”と席を立っていた。
Side Out
ハルカ Side
私は5年ぶりの地球、そして『翠屋』に足を踏み入れた・・・・・のはいいんだけど、入る前から思ってたけどかなり暗ぁ~い空気が漂てたのよね・・・・・。
まぁ私と響子が入ってから少しはマシになったけどね、っとそれよりも・・・・。
ハルカ「ヨッス♪ひっさしぶり!皆」
響子「お久しぶりです皆さん」
私は片手を上げて軽く挨拶して、響子は礼儀正しくお辞儀での挨拶だった。中にいる皆は驚いている人、嬉しそうな人、誰?みたいな人、色んな反応を見せていた。
まぁ後半の人等の気持ちは分かるわぁ、だって入って来たのがなのは達の知っている人物でも、自分達にとっては赤の他人でまったく知らない人・・・だから。
フェイト「ハルカ!いつこっちに?それにもう遠征隊から戻って来たの?」
ハルカ「ん~遠征隊は2日前に戻って来て、こっちにはついさっき戻って来たのよ・・・・っとごめんフェイト、その前に形だけでもやらないといけない事があるの、響子」
響子「はい」
私と響子は皆の目の前だけどはやての前に行って、二人並んで敬礼し口上を述べた。
ハルカ「八神部隊長!第19遠征隊隊長、中村 ハルカ少将!本日より3日後、こちらの『古代遺物管理部機動六課』に配属になりました!よろしくお願いします!」ビッ!
響子「同じく、緋村 響子三等陸佐!よろしくお願いします!」ビッ!
はやて「こちらこそ、よろしく!・・・・・・・って、ちょぉ待って!?」
ハルカ「何よはやて、何かおかしな所でもあった?」
私は社交辞令というか、軍人っぽい口調を止めいつもの通りに喋った、だってさぁ・・・あんなの10分とももたないわよぉ。
私はその間にも店内を簡単ではあるけど見渡した。
ふぅ~ん・・・・・ヴィヴィオにカリムとシャッハが来てるんだ・・・・ってアレってゼスト?!生きてたんだ・・・・・・・・よく見れば部下の人もいるし、ルーテシアもいるじゃない、それに・・・・・・何でかレジアス親娘もいるけど・・・・・・・何このカオス?
それにルーテシアもいるじゃない・・・・・アニメ通り可愛いわね・・・・・・・。
シグナム「いや・・・・・おかしいな所は無いと言うか・・・・・・別にあるというか・・・・・・」
ハルカ「じゃぁ何よ?」
シャマル「い・・・・今ハルカちゃん、聞き間違いじゃ無ければ・・・・階級が『少将』って・・・・・・それに響子ちゃんも『三等陸佐』って・・・・・」
ハルカ「聞き間違いじゃないわよ、その通りよ」
響子「はいそうです」
全員「えぇぇぇーーーーーーーーっ!!!???」
リインフォース「い、いつの間にそんな階級になっているんだ?!」
ゲンヤ オーリス((俺<私>と同じ階級の奴とそれ以上・・・・・・・))
なのは アリシア ヴィータ「「「響子ちゃん(響子)よりも下・・・・・・・・・」」」orz×3
響「あなた達ね・・・・・・」
あぁ~成程ね、その事か・・・・・・。
ハルカ「待って待って!落ち着いて皆、階級の事だったら実際のとはまた別だから」
ザフィーラ「別というのは?」
ハルカ「さっき言った階級は遠征隊の中の話で、それも『強さだけの階級』だから」
なのは「『強さだけの階級』って・・・・どういうことなの?」
ハルカ「ん~遠征隊ってね、毎日が戦闘だったからその強さでその人の、その部隊での階級が決まっていくのよ・・・・だから遠征隊って早く出世するんだけど・・・・その分危険な任務ばかりだったけどね・・・だからね、『強さだけの階級』っていうか・・・・・まぁ『階級=そいつの強さ』みたいな?」
ゲンヤ「確かに・・・・遠征隊で活躍した奴ぁ、かなり出世してはいるが・・・・・ここまで出世した奴は初めて見るぜ・・・・」
響子「お恥ずかしい話です」
ハルカ「何言ってんのよ、アンタ・・・・暴走したら私以上の地位じゃないのよ」
響子「それはどうでしょう?」
エリオ「ぼ、暴走って・・・・・・何ですか?」
地球組「あぁ~~~・・・・・暴走ね・・・・」
ミッド組「納得?!」
薫子「あれ?てことは・・・・はやてちゃんに変わって、ハルカちゃんが機動六課の新部隊長ってことになるの?!」
シグナム「なっ!?ハルカ・・・・・まさかの下剋上?!」
ハルカ「いや・・・・なってないから下剋上に・・・・でも私、この機動六課の新部隊長になろうとは思ってないから、引き続きはやてに頼むわね」
はやて「・・・・・そら頼まれればやるけど、ええの?」
ハルカ「遠征隊の時も思ったけど・・・・・・・ガラじゃないのよ、私にはね」
響子「私も同意見です」
はやて「・・・・・・・・・本音は?」
ハルカ 響子「「ぶっちゃけメンドイ(です)」」
はやて「あ・・・・っそ」
私は詳しい話を後回しにして、私と響子は両親に挨拶に行った。
ハルカ「お父さん、お母さん、ただいま・・・・・・久しぶりね」
中村父「あぁおかえり、立派になったなぁ・・・・・」
ハルカ「お父さん・・・・・それセクハラよ「えぇ?!」冗談よ」
中村母「風邪とか引かなかった?」
ハルカ「まぁ多少は風邪引いちゃったけど、重い病気にはなってないから大丈夫よ」
とまぁ私は両親と軽い挨拶をした、一方響子は・・・・・・・。
響子「お久しぶりです、お母様」
緋村母「よく戻りましたね、どうでしたか?外の世界は」
響子「はい・・・・・自分がいかに未熟か・・・・身を持って知りました、私は・・・・まだまだ強くなります!」
緋村母「・・・・・・よい顔です、これなら緋村家の当主として任せられますね」
響子「っ!よろしいんですか?・・・・あの・・・・義兄(あに)では・・・・」
緋村母「あの子では勤まるとは思えません、それに今のあなたなら充分出来る筈ですよ」
響子「・・・・・はいっ!」
そうして自分達の挨拶を簡単に済ませた私と響子は皆が話していた内容に参加することにした・・・・って言っても分かってるんだけどね。
ハルカ「それで何の話・・・・って、まぁ分かってるけどね」
はやて「・・・・せやったら、説明は必要ないね?」
ハルカ「えぇ・・・・・・・しっかし、マジでマダラが出るとはねぇ・・・・・・・それも偽物の方が」ボソッ
フェイト「え?」
ハルカ「あぁーいや、こっちの話・・・・・んで?アンタ達はどう思ってるの?」
はやて「・・・・・・・・・私等は・・・・・・・」
ハルカ「そっか・・・・・・・ねぇ、確かアンタ達アイツと前に戦ったって言ってたのよね、その記録見せてもらえる?」
すずか「あ・・・・・・・うん・・・・じゃぁもう一回映すね」
すずかがテーブルの上にあった装置を起動させた、すずかも立派に科学者になったじゃないの。
そして装置に映し出された記録を私と響子は見た、精鋭揃いの機動六課を圧倒するマダラ・・・・・アイツの言葉、力・・・・最後まで私達は見た。
映像が終わり、また店内はまたどんよりした空気になってしまった・・・・・・成程、コレが原因ね・・・・にしても超強いんだけど・・・・。
それに、いくら私がトビの『すり抜け』を知ってたからって言っても、所詮忍界大戦の時の本物のマダラが『穢土転生』された辺りしか知らないから、トビの正体は知らないしアノ術の謎も知らないのよねぇ・・・・まぁ正体に関しては色々予想は出来なくもないけど。
はやて「・・・・・・それでハルカちゃん、ハルカちゃんの意見はどうなん?」
皆・・・というか、主になのは達が私を見て来てるんだけど、私の意見を聞いて来た。
ちなみに響子はシャーリーに何かを頼み込んでいた・・・・・・何してんのかしら・・・・・・・。
ハルカ「・・・・・・・・・本人・・・と言いたいところだけど・・・ごめん、自信持って言えないのよ」
アリシア「な、何でなの?!だってあの刀は透にしか扱えないじゃんか!?」
まぁ・・・・そうでしょうね、なんせ『侘助』と『清虫』を使ってんだからねぇ・・・・・・・・あの性悪な・・・・・・・。
ハルカ「確かにあの刀を扱ってたのは透よ、でもそれだけじゃぁマダラ=透ってことにはならないわよ、もしかしたらマダラが透から奪ったものかもしれないし」
はやて「・・・・でもぉ!!」
ハルカ「気持ちは分かるわよ・・・・はやて」
実際私だってアイツが透じゃないかって思うくらいだし、でも・・・・・何事にも例外ってあるじゃないの・・・・・。
例えば・・・・無印の時の守鶴とか、A'sにも出て来たグランドフィッシャーとか・・・・・・あんなのが出て来てんだから、まぁアレは全部何かしらのモノを媒体に出て来てるからなんだけど・・・・。
でもそれだとあの透が消えた日のデモルトはどう説明するのかしら・・・・・・デモルトのことを解決しない限りアレが透かそうでないかっていうのは判断しづらいわね。
それにトビの特徴でもあるアノ時空間忍術の『すり抜け』を使ってるから余計に分からないしなぁ・・・・・はぁ、ややこしくなって来たわねぇ。
ハルカ「ごめんね、もっと確証のある物が欲しいのよ・・・・・・・こんな状況証拠だけだったら、まぁ透って可能性が強くなっただけでもかなりの進展なんじゃないの?」
なのは「・・・・・・・」
ハルカ「・・・・・大丈夫だって、今度からは私と響子も手伝えるんだし、でしょ?」
フェイト「うん・・・・・・・」
はやて「・・・・・せやなぁ」
あぁーダメだこりゃ、転生してきた私ならって希望が見事に打ち砕かれたから、若干皆の気力が無くなってる・・・・・・・。
ハルカ「・・・・あーもぉ、響子!アンタからも何か言って・・・ってアンタ何してんのよ?」
私は響子にも答えさせようと振ると、響子はさっき見た映像をまた見ていた、ただしさっきは部屋を覆うようなものだったけど、響子がやっているのは圧縮したような感じで・・・・・・・まぁ例えるならスマホで見る『YauTyubu』みたいな感じかしら?
響子はそれをニヘェ~っとだらしない顔で見てた、時々”ジュル”っと涎を出したり、「えへえへ」と言いながら見てた・・・せっかくカッコよく登場したのが台無しじゃない。
響子「ハァ・・・ハァ・・・うへへへぇ~・・・・・はい?何って・・・・待ちに待ったあの人の勇姿の映像をもう一度見てたり、メモリに記録してるんですけど・・・・何か?」
ハルカ「何か?じゃないわよ、アンタこんな時に何・・・・・って、アンタ今何て言った?」
私は響子に聞き返した・・・・・・・・今響子、すごい事言ったような・・・・・・・。
あそー言えば、一番に確認を取らないといけない奴が痛んだ・・・・・・・間違った、いたんだ・・・・。
響子「だから、あの人の戦うカッコいいシーンをダビングしながら、もう一回見てたんじゃないですか、何言ってるんですか?」
アリシア「あの人って・・・・・・・・え?・・・・・まさか・・・・・・・・」
響子「透さんに決まってるじゃないですか」シレッ
響子以外「えぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!??!!??」
あとがき
というわけでマダラこと、透との戦いの後の話になりました。
いやぁ・・・初めの方ではマダラ=透?という疑念がありつつも、ほぼ確定していたのでなのは達地球組は落ち込みモードですね、まぁ自分達が探していた人物が敵対して、しまったのですからね・・・・。
そしてなんと!!久々のハルカと変態響子の帰還ですよ・・・・・・まぁ二人ともここ5年で一気に昇格し過ぎですがね・・・・・『少将』って・・・・機動六課内ではトップですね。
さて、皆さんの中ではハルカが居ればマダラ=透というのが分かってしまうと思われたでしょうが・・・・、ココで無印やA'sに出て来た守鶴等が出て来るわけですよ!
このせいでハルカは透だというのに確証が持てないでいるのですよ・・・・・・ですがまぁ、変態・・・・・あぁ!違った・・・響子にはまったくの無意味でしたね、何故か!?・・・・・そんなものは決まっていますね・・・・。
さてさて次回は、何故響子はマダラが透だと確信を持って言ったのでしょうか?!そしてなのは達の今後の方針は・・・・・・・・。
えぇ~それからですね、愛読してくださっていらっしゃる皆様のお陰で、お気に入りユーザーが280人に到達しました!!!
これからも変わらぬご声援をよろしくお願いします。
私も皆様にご満足いただけれるような作品にしていこうと思っています。
まだまだ、至らぬ点が多々あると思いますが、これからもユーザーの方々にお気に入りに入れてもらえるようにします!!
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第17話 落胆と転属と階級